令和5年4月10日の野菜セット・山菜の季節
4月10日の野菜セット(2000円セット)の内容です。
じゃがいも、サツマイモ、ヤマイモ、紅大根、ネギ、ホウレンソウ、小松菜、菜の花、ミツバ
今後の野菜セットの内容・・・大根の出荷は休止へ。ホウレンソウなどの葉物野菜やネギ、サツマイモ、ヤマイモなどの出荷を継続。間もなくカブやレタスの出荷を開始予定。
「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。
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ミツバは古来より日本列島で自生してきた山菜の一種です。小林農場の畑でも春と秋になると勝手に生えてきます。
ヨモギとかスギナとかと同じように、ミツバも地下に地下茎を伸ばして繁殖して何年も生き残り、時期が来れば地上に茎葉を伸ばします。数年前に私がミツバの種を播いて育てたのですが、その後は畑に定着して、今は野生化しています。
葉が3枚づつ付くので、「三つ葉」と名付けられたそうです。
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4月は、このブログで何度もお伝えしていますが、畑から収穫できる野菜の種類が少ない「端境期(はざかいき)」となります。しかし、畑の周辺の山や野原では、山菜やキノコやタケノコなどの「山の幸」が採れます。野菜の代わりに「山の幸」を野菜セットに取り入れられればよいと考えています。
まずはミツバを小林農場の畑に取り入れてみました。他に取り入れられそうな「山の幸」を以下に表示します。
コゴミ、カンゾウ・・・野菜の端境期に生えてくる山菜。他所から苗をいただいて畑に植えて、定着すればミツバと同じようによく繁殖して、毎年収穫できる。
シイタケ・・・野菜の端境期に生えてくるキノコ。以前にもほだ木と種菌を入手して自家用にシイタケを栽培したことがある。出荷用にシイタケを栽培してもよいと思う。
タケノコ・・・野菜の端境期に竹林に生えてくる。近所の竹林を管理している方々にお願いすれば、タケノコを掘らせてもらえる。おいしいけれども下処理に手間のかかる食材であり、野菜セットにタケノコを入れると皆さんに喜んでもらえるのかどうか、考慮する必要がある。
(12年前の福島第一原発事故によって東日本全体の山林では有害な放射性物質が残留し続けているため、現在でも栃木県などでは山林で採れる山菜やキノコやタケノコの出荷には慎重な検査が行われていることを考慮しておくことが必要)
アスパラガス・・・他の作物が収穫しにくい端境期に収穫時期を迎えてくれる、とてもありがたい作物がアスパラガス。しかし小林農場では、今までアスパラガスの収穫に成功したことがない。アスパラガスを今の時期に野菜セットに入れられれば、喜んでくださる方々も多いと思うけれども。
今までもコゴミやカンゾウやアスパラガスなどの苗を畑の片隅に植えてきたけれども、他の夏野菜や秋野菜の管理が忙しくなるとすっかり苗を植えたことを忘れてしまって、苗を植えた畑が雑草だらけになってしまって苗をダメにしてしまっていました。これらの苗を植えてから収穫時期を迎えるのに数年間かかるので、それまで辛抱強く面倒をみることが大切です。