七十二候を追う・「麦秋至る(ばくしゅういたる)」~カラスノエンドウについても~
1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。
5月31日日から6月4日頃までの従来の七十二候は 「麦秋至る(ばくしゅういたる)」。麦が熟して収穫される頃とされています。
小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。
小林農場独自の5月31日から6月4日頃までの七十二候は 「葉はくすみ 実は固くなり 熟れる麦」。
小林農場の麦畑では、大麦が収穫時期を迎えております。
青かった麦の葉が黄金色に染まります。稲も秋になると黄金色に染まって収穫されるので、黄金色といえば秋を連想させます。
それで麦の収穫される今の時期は「麦秋(ばくしゅう)」と呼ばれてきました。
実を取り出して歯で噛んでみると、カチッと固いです。十分に熟しているようで、いつでも収穫してもよい状態です。
小林農場には田んぼがないので、稲作をしていません。だから、米の代わりに大麦を我が家の主食として食べています。
まだ葉色も青く、実を歯で噛んでみてもプニュっとつぶれて柔らかいです。まだ熟していないようです。
梅雨の真っ最中に収穫時期を迎えることになりそうです。
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麦畑の所々につる性の雑草が麦の穂に絡まっているのが見られます。カラスノエンドウです。
麦と同じ時期に、カラスノエンドウの実も熟します。よって、麦の実を収穫している最中に、どうしてもカラスノエンドウの実も混ざってしまいます。
麦の実に少しだけカラスノエンドウの実が混ざって収穫されても、特に問題はありません。そのままいっしょに、押し麦、うどん、小麦粉などに加工します。
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小林が選曲した「この季節の歌」
「てるてる坊主」作詞:浅原 鏡村 作曲:中山 晋平
右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 てるてるぼうず.wav