今回の野菜セットの内容です。
じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、カブ、サツマイモ、下仁田ネギ、キャベツ、ブロッコリーまたはカリフラワー、サンチュ、チンゲンサイ、ショウガ
「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」
「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」
「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など
旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。
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サツマイモの出荷を始めてみました。
サツマイモは収穫されてから時間が経つにつれて、貯蔵中に糖分が増して味が濃くなってゆきます。今、お届けしているサツマイモよりも、これからお届けしてゆくサツマイモのほうが甘味が増してゆきます。
寒くなるにつれて味が変わってゆくサツマイモの様子を、どうぞお楽しみください。
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サツマイモは寒さに弱い作物で、冬に防寒しながら貯蔵するのが難しいです。小林農場でも、サツマイモを冬に貯蔵することに成功したことが今までありませんでした。
今年は新たな工夫を加えながら、サツマイモの冬越し貯蔵に挑戦してみたいと思います。

ビニールハウスの中に貯蔵穴を掘りました。地下は気温が下がりにくく、収穫したサツマイモを貯蔵穴に埋めて、長期保存します。

まず最初に、収穫されたサツマイモを新聞紙で包んでみました。
小林農場では冬になると白菜やジャガイモなどにも新聞紙で包んで長期保存してきました。すると、とても良い状態でこれらの野菜を保存できて、冬の間ずっと、これらを良い状態で出荷し続けることができました。
小林農場の中では、「新聞紙は野菜を良い状態で保存してくれる魔法の紙」という神話が生まれつつあります。
今回はサツマイモも新聞紙で包んでみることにしました。

新聞紙で包んだサツマイモを貯蔵穴に入れて積み重ねてゆきます。

その上には分厚く稲わらを乗せてフタをして防寒。
最近、早朝になると冷え込んで10℃を下回るようになってきましたが、貯蔵穴の中の温度を計ってみると、14℃くらいでした。サツマイモを貯蔵してゆくには、悪くない温度だと思います。
さらに寒くなって貯蔵穴の温度が下がるようでしたら、貯蔵穴の中に保温性の高いモミガラを入れてみたり、稲わらの上に布団をかぶせてみたりして、防寒を強化してゆきたいと思います。
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収穫されたサツマイモの中から姿の良いイモを選抜して、来年の種イモとして貯蔵します。
来年の3月に種イモを植えて苗を育てるので、それまでしっかりと防寒しながら貯蔵しないといけません。
イモを一つ一つバラバラにしないで、ツルにくっついたままの状態で株ごと貯蔵します。そうしたほうが貯蔵性が高まるらしいです。
種イモを選抜する時も、イモを見て選抜するというよりも、株を見て選抜してみました。