カテゴリー「カボチャ」の記事

2023年9月23日 (土)

令和5年9月22日の野菜セット・鶴首カボチャについて

9月22日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、キュウリ、オクラ、甘長トウガラシ、ゴーヤ、カボチャ、サヤインゲン、クウシンサイ、ニラ、青しそ、ニンニク

今後の野菜セットの内容・・・モロヘイヤ、ナス、ピーマンの出荷は休止。キュウリ、ジャガイモ、ニラ、クウシンサイなどの出荷を継続。サヤインゲン、カボチャの出荷を開始へ。

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Img_20230923_151809 鶴首カボチャ

今回の2000円セットには今年度初めて「鶴首カボチャ」を入れてみました。

鶴首カボチャは鶴の首のように細長い形をしたカボチャです。一般的な丸いカボチャと同じように料理できます。

カボチャは収穫されてから貯蔵されている最中に味質が変わってゆきます。まだ収穫されてから間もない今のカボチャの食味は栗のようにホクホクしています。数週間経つとさらに甘味が増しますが、今はまだ少し味がさっぱりとしているのでみりんや醤油などでしっかりと味付けしながらじっくりと煮て料理するのがおすすめです。

おすすめ料理「カボチャの煮物」(みりんとしょうゆなどでカボチャをおいしく煮る)

➀フライパンに少しだけ水を入れて(または全く水を入れない)、食べやすい大きさに切ったカボチャを入れて蓋をして、焦げないように中火や弱火でコトコトと時間をかけて煮る。(水をたっぷりと入れながらカボチャを煮ると、カボチャが水っぽくなって煮崩れしやすくなる)②みりんなどを加えて、カボチャがだいたい煮えてきたらしょうゆも加えて味をつける。③ほっくりとカボチャが柔らかくなれば強火にして水気をとばして、お皿に取り出す。

カボチャは収穫されてから数ヶ月が経てば甘味が増すので、その時はみりんを入れて甘味を加えなくてもよいです。

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鶴首カボチャは一般的に見慣れない形をしたカボチャですので、消費者から敬遠されることもあります。農家の私がちゃんとそのおいしさを説明してゆきたいと思います。

上記で述べているように、カボチャは収穫されてから食感や甘味などが変化してゆくので、その時に適した食べ方を提案してみたいと思います。

また、鶴首カボチャはどんな土でも旺盛に生育できる品種で、栽培するのに農薬も肥料も必要ないことも強調してお伝えしたいと思います。このような品種こそが人類を飢餓から救ってくれるかも。

 

2023年1月29日 (日)

令和5年1月27日の野菜セット・カボチャの美味しい煮方

令和5年1月27日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃがいも、人参、大根、かぶ、ゴボウ、カボチャ、白菜、長ネギ、ホウレンソウ、小松菜

今後の野菜セットの内容・・・鶴首カボチャの出荷は終了、代わって丸型のカボチャを出荷。じゃがいも、人参、大根、カブ、白菜、ゴボウ、ホウレンソウ、小松菜などを継続的に出荷。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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Cimg2304_20221123055101Cimg2305_20221123055201鶴首カボチャ。

今年は1月下旬まで鶴首カボチャを野菜セットに入れて出荷しました。まだまだたくさん鶴首カボチャが小林農場の倉庫に保管されていますが、収穫されてから月日が経ち、カボチャの表面の一部に傷みが見られるようになってきたので、出荷を終了しました。私がおやつに鶴首カボチャを煮て食べて、消費しています。

鶴首カボチャが鶴の首のように細長い形をしたカボチャで、一般的な丸くて緑色のカボチャと同じように料理できるのですが、珍しい形をしたカボチャですので、消費者から敬遠されることもあります。農家の私がちゃんと食べ方を説明しないと、食べてもらえません。

倉庫にまだまだ山積みされている鶴首カボチャを、「傷み始めているけれども、その傷んでいる部分だけ切り除けばおいしく食べられます」と説明しながら消費者の皆さんに無料でさしあげています。

先日、無料でさしあげた鶴首カボチャをすぐに料理して食べてくださった消費者の方より「食べてみたらとてもおいしくてビックリした。自分の家族の菜園でも鶴首カボチャを育ててみたいから、鶴首カボチャの種を分けてほしい」とすぐに私に電話してくださり、小林農場が採種していた鶴首カボチャの種をお分けしました。商品にはならなくて廃棄する予定だった鶴首カボチャもたくさん持って帰ってくださいました。とてもこのカボチャを気に入ってくださいました。

実際に食べていただければ鶴首カボチャの美味しさに気づいてくれる人は多いと思います。多くの方々に食べていただける機会を作れればよいです。

(ただし、鶴首カボチャは時期や熟度によって風味が変わってゆきます。どの時期や熟度が最もおいしいと感じるのか、人によって違ってきます。)

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カボチャは私の大好きな野菜なのですが、「野菜セットにはカボチャを除いてほしい」というご要望を複数のご家庭からいただくこともあり、一般家庭ではカボチャはけっこう扱いづらい野菜なのかもしれないと思いました。

私も「カボチャのおいしい煮方」を皆さんにお伝えして、多くのご家庭がカボチャに親しんでいただけるようになればよいと思っています。

おすすめ料理「カボチャの煮物」(みりんとしょうゆでカボチャをおいしく煮る)

➀フライパンに少しだけ水を入れて(または全く水を入れない)、食べやすい大きさに切ったカボチャを入れて蓋をして、焦げないように中火や弱火でコトコトと時間をかけて煮る。(水をたっぷりと入れながらカボチャを煮ると、カボチャが水っぽくなって煮崩れしやすくなる)②まずみりんを加えて、カボチャがだいたい煮えてきたらしょうゆも加えて味をつける。③ほっくりとカボチャが柔らかくなれば強火にして水気をとばして、お皿に取り出す。

鶴首カボチャはもともと甘味が強いので、私は鶴首カボチャを煮る時はみりんを使わずに、代わりに料理酒で味をつけています。

2022年12月20日 (火)

令和4年12月19日の野菜セット・冬至のカボチャ

令和4年12月19日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、かぶ、カボチャ、白菜、ホウレンソウ、小松菜、ターサイ

今後の野菜セットの内容・・・玉ねぎの出荷は終了へ。じゃがいも、人参、大根、カブ、カボチャを継続して出荷。ホウレンソウなどの葉物野菜も出荷。白菜、ネギ、里芋なども登場。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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12月22日には、いよいよ「冬至」を迎えます。

だんだんと日が短くなってきていますが、冬至に最も日が短くなって、その後は再び太陽が力を取り戻してゆくように日が長くなってゆきます。冬至は、陰が極まった末に陽へと転換してゆく「一陽来復」の日です。

小林農場の独自の暦では、太陽が力を取り戻してゆく冬至の日を新年の始まりとしています。このブログでも冬至を迎えましたら、小林農場独自の暦に基づいて季節の風景をお伝えしてゆければよいと思います。

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昔から「冬至のカボチャ」と言い、「冬至の日にカボチャを食べると風邪をひきにくくなる」という言い伝えがあるようです。カボチャには体を温める作用があるらしいので、この言い伝えは科学的にも正しいようです。

他にも、冬至に「ん」がつく食べ物を食べると風邪にひきにくくなると言われています(例えば、にんじん、だいこなど)。

Cimg2400 今回の野菜セットに入れてみたカボチャ。

このカボチャの品種名は「鉄兜(タキイ交配)」。小林農場も初めてこの品種を栽培してみましたが、おそろしく強靭に生育して、たくさん実をならしてくれて豊作でした。「ほったらかしても勝手に生育してくれる」と宣伝されている品種です。

この品種は腐りにくくて貯蔵性も抜群に良いらしいです。これから冬の間、ずっと無事に貯蔵しながら出荷できるかどうか、確認してみたいと思います。

試食してみましたが、甘味もちょうど良くておいしいと思います。食感は、今まで野菜セットに入れていた「鶴首カボチャ」と比べるとしっとりとした感じです(火に通しすぎると煮崩れしやすいかもしれませんので、火加減に注意)。

私はこの品種の味を気に入りました。多くの方々にも気に入っていただける品種ではないかと思います。どうぞ「冬至のカボチャ」としてもご利用ください。

2022年11月23日 (水)

令和4年11月21日の野菜セット・鶴首カボチャをさらに収穫

11月21日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、かぶ、鶴首カボチャ、ブロッコリー、リーフレタス、小松菜、ターサイ、柿

今後の野菜セットの内容・・・カボチャ、じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、カブを継続して出荷。色々な葉物野菜も登場。ネギは断続的に出荷。間もなく白菜を出荷予定。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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Cimg2304_20221123055101 先日、カボチャ畑で実っていた鶴首カボチャを全部、収穫しました。

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ツルの首のように長い形をした品種で、緑色だった実がやがて完熟すると肌色に染まってゆきます。

通常は肌色に完熟したカボチャを出荷しますが、緑色の完熟していないカボチャもおいしく食べられます。今までは肌色に完熟したカボチャや完熟する途中の肌色と緑色の混ざったカボチャを出荷してきました。

10月上旬に最初に完熟した鶴首カボチャを畑より収穫しました。その時はそんなにたくさん収穫できませんでしたが、この品種は10月以降にたくさん実を実らせるようで、11月中旬になって再びカボチャ畑に入るとあちらこちらにゴロゴロと実が転がっていて、全部収穫するのに大変でした。

それで現在、小林農場の倉庫の中には鶴首カボチャが山積みされています。12月下旬頃には鶴首カボチャは傷み始めて出荷できなくなるので、それまでにどんどん出荷してゆきたいと思います。

11月に収穫された鶴首カボチャの多くが緑色で、完熟した肌色のカボチャは少なかったです。完熟するまで時間がかかり、小林農場の場合は鶴首カボチャの種を播く時期が遅いのかもしれません。いつも4月末に種を播いていますが、4月中旬頃に種を播けばもっとたくさん肌色の鶴首カボチャが収穫できるかもしれません。でも前述しているとおり、鶴首カボチャは緑色でも肌色でも、どちらもおいしいです。

(小林農場は毎年、鶴首カボチャの種を自分で採って増やしています。種を採る場合は、緑色の未熟な実よりも肌色の完熟した実から採ったほうがよいと思います)

 

 

2022年10月11日 (火)

令和4年10月10日の野菜セット・鶴首カボチャの出荷を開始

10月10日の野菜セットの内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、キュウリ、ピーマン、ミニトマト、オクラ、鶴首カボチャ、サヤインゲン、シュンギク、三つ葉、ニラ、ニンニク

今後の野菜セットの内容・・・ピーマンやキュウリやサヤインゲンなどの夏野菜の出荷は減少。鶴首カボチャの出荷を開始。玉ねぎやニラなどは今後も出荷して、長ネギも間もなく。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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鶴首(つるくび)カボチャ。

鶴の首のように細長い形をした、肌色の日本カボチャです。丸くて緑色の一般的なカボチャと同じように料理できます。繊維質が少なくてねっとりとした食感が特徴です。

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この鶴首カボチャは毎年、私が自分で種を採って育成してきました。とても小林農場の畑で元気に育つ品種で、小林農場の育成品種として今後も種を採って育成してゆきたいと思います。

たいていの場合、作物の種は店から購入しています。小林農場は種を自分の畑から自分で採れるように勉強中です。まだまだ種採りの技術を確立させるのには失敗を繰り返しながら長い年月がかかると思います。

しかしカボチャに関しては、店から購入してきた種で育てるカボチャよりも、我が家の鶴首カボチャの種で育てるカボチャのほうが良く育っています。

今年は種を採り始めてから3代目の鶴首カボチャを収穫しましたが、今後も5年も10年もちゃんと良質な種を採り続けられるかどうか、試してゆきたいと思います。

2022年5月30日 (月)

作物生育追跡撮影・鶴首カボチャの苗の様子

Dscf5273 畑に植えられた直後の鶴首カボチャの苗。

葉に白っぽい筋が入るのが特徴。

毎年、鶴首カボチャはとても元気に生育するけれども、苗の段階で生き生きとした姿になっている。

苗の葉色は良く、双葉まで青々としていて苗が大きくなってもなかなか枯れない(他のカボチャの品種は、苗が大きくなると双葉がすぐに枯れていた)。

2022年1月16日 (日)

令和4年1月14日の野菜セット・白カボチャの外皮について

(令和4年1月11日に記入・メールに関する重要なお知らせ)

小林農場のメールのアドレスが変更します。詳しくはこちらをクリックしてご覧ください。

現在の小林農場の新たなメールのアドレスは、 kobayashikazaie@gmail.com です。

旧アドレス(kobayashi7kazahiko@yahoo.co.jp)のメールは、現在は使用できません。

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1月14日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

人参、大根、カブ、里芋、サツマイモ、白カボチャ、ゴボウ、白菜、ホウレン草、小松菜

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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現在、出荷しているカボチャ。品種名は「白爵」。皮が白いのが特徴で、冬にも貯蔵できて出荷できる品種です。甘味の強い品種でもあります。

白い皮は固くて、ハクビシンやネズミなどの獣もかじるのが大変なようで、獣害を受けにくい品種でもあります。よって、人間が調理をするときにも、皮が固いために少しだけ包丁で切るのが大変です。

私はカボチャの皮も丸ごと料理して食べていますが、外皮が固くて食べにくいと感じる人もいるかもしれません。カボチャを料理する前には電子レンジにかけて外皮を柔らかくしてから料理する人もいるようです。

電子レンジを持っていない人や、電子レンジをあまり使いたくない人に、以下の料理方法をおすすめいたします。

Img_0821白カボチャの白い皮を切り除いた後、

Img_0822食べやすくするため、みじん切りにします。

Img_0824小麦粉に混ぜて練って焼いて、「おやき」にしてみました。

カボチャの皮など、少し固くて食べにくいと思う部分は、上記のようにおやきにするとおいしく食べられます。野菜の皮の周辺にもにもたくさん栄養が詰まっていますので、栄養を無駄に捨ててしまうことなく摂取できればよいです。

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「白爵」は白色の美しい品種なのですが、今期に小林農場が出荷している白爵は、皮にシミやカサブタが少し目立っています。おそらく、カボチャの栽培中に地面の上で実ったカボチャの肌が、地面からの湿気によって荒れてしまっったのでしょう。

実ったカボチャの下に草やワラなどを座布団のように敷いておけば、きれいな肌のカボチャを収穫できると思います。次のカボチャ栽培の課題としたいと思います。

2021年12月26日 (日)

令和3年12月24日の野菜セット・鶴首カボチャで干しカボチャ

12月24日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

人参、大根、カブ、里芋、鶴首カボチャ、ネギ、白菜、キャベツ、ホウレン草、小松菜、ターサイ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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秋に収穫して、貯蔵しながら出荷してきた鶴首カボチャも、傷みやすくなり始めてきています。

通常ならばカボチャは常温で保管できますが、今の時期は、すぐに食べきれない鶴首カボチャは冷蔵庫に入れて冷蔵保存したほうがよいかもしれません。

間もなく鶴首カボチャの出荷を終了したいと思います。

P1050032

上の写真は、部分的に傷んでしまって商品として出荷できなくなった鶴首カボチャ。

P1050038

商品にはならない鶴首カボチャを、傷んだ部分を切り除きながら、サツマイモから干し芋を作るのと同じ要領で「干しカボチャ」を作ってみることにしました。
果たして上手にできるかどうか。干しカボチャ作りを勉強して、カボチャが全部、傷んで無駄にしてしまう前においしいおやつに加工できればよいです

2021年12月 7日 (火)

令和3年12月6日の野菜セット・鶴首カボチャについて

今回の内容です。

じゃが芋、人参、聖護院大根、カブ、鶴首カボチャ、ネギ、白菜、キャベツ、ホウレン草、小松菜、春菊

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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「鶴首カボチャ」です。左上の写真は、未熟で緑色をした鶴首カボチャ。これが熟すと右上の写真のように肌色に変わります。

カボチャの実が肌色に完熟してから畑より収穫するようにしましたが、鶴首カボチャは熟す時期がみんなバラバラで、熟さない実もたくさんあって、未熟で緑色のままで収穫することになった実もたくさんありました。

熟すと甘味が増します。でも、未熟な緑色の鶴首カボチャもおいしく、完熟の鶴首カボチャと比べれば甘味は控え目ですが素朴で優しい甘味が漂い、食感がねっとりとしておいしいです。

やはりカボチャは甘味が強いほうが良いだろうと思って、先週までは肌色に熟した鶴首カボチャを出荷してきました。ただ、収穫してから長く貯蔵しているうちに中実が柔らかくなりすぎたようで、、料理をしてみるとやたらと煮崩れしやすくなり、これではせっかくの強い甘味もぼやけてしまいます。

今週より未熟な緑色の鶴首カボチャを出荷してみることにしました。料理してみると食感が良く、完熟した鶴首カボチャよりも料理がしやすいと思いました。

同じ品種のカボチャでも、未熟な状態と完熟した状態で味が全然違います。収穫されて貯蔵している最中にも食味は変化してゆきます。鶴首カボチャは、なかなか出荷してゆくのに「かけひき」が必要な品種だと思います。常に試食してみてその食味を確認しながら出荷してまいりたいと思います。

おそらく鶴首カボチャが貯蔵できるのは12月末まで。その後は、白い色をした冬カボチャが野菜セットに登場します。、

2021年11月17日 (水)

令和3年11月15日の野菜セット・秋冬のカボチャについて

11月15日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃが芋、人参、大根、カブ、鶴首カボチャ、キャベツ、サンチュ、水菜、春菊、ショウガ、ブロッコリーまたはカリフラワー

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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小林農場が出荷しているカボチャの品種は「鶴首カボチャ」。鶴の首のように細長い形をしたカボチャです。

左上の写真は、まだ未熟な状態の実。肌は緑色です。

これが熟すと右上の写真のように肌色に変わります。

たいていのカボチャの品種の実はいっせいに熟して、いっせいに収穫されます。

ところが鶴首カボチャの実は熟す時期がバラバラなので、何回もカボチャ畑に入って熟した実を探し出しながら収穫しました。

P1040872 P1040875

11月に入ってからカボチャ畑では、それまで青々と茂っていた鶴首カボチャの葉が枯れました。

葉も枯れて、これ以上に実が大きく生育することはないと思い、霜に当たって実が傷んでしまう前に全ての実を畑より収穫しました。

P1040877

完熟していない緑色の未熟な実も全部、収穫しました。鶴首カボチャの実は未熟でもおいしく食べられます。熟した実と比べれば甘味は控え目ですが、栗のような素朴な甘味を楽しめます。
完熟してから収穫したほうが味は濃くて甘いので、できれば完熟させてから実を収穫したかったです。もっと早く鶴首カボチャの種を播けば、もっと早く実が熟して、もっとたくさん熟した実を収穫できるようになるのかな?

今年の10月から11月上旬まで、出荷できるカボチャが少なくて、一部のご家庭にしかカボチャをお届けできませんでした。昨日、鶴首カボチャをたくさん確保しましたので、今後は全てのご家庭に鶴首カボチャをお届けしてゆくことになるでしょう(来年は10月にも全てのご家庭にお届けできるように、カボチャの苗をもっとたくさん植えてみようと思います)。

また、10月には白い皮の「白爵カボチャ」もたくさん収穫されています。このカボチャはクリスマス以降に熟して食べ頃を迎えて、来年の2月まで貯蔵しながらおいしく食べられます。今後、来年の春まで、カボチャが野菜セットで活躍してくれることでしょう。

 

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