カテゴリー「ゴボウ」の記事

2023年3月 4日 (土)

令和5年3月3日の野菜セット・端境期(はざかいき)に突入

3月3日の野菜セットの内容です。

じゃがいも、人参、大根、かぶ、里芋、ゴボウ、ネギ、ホウレンソウ、小松菜

今後の野菜セットの内容・・・白菜、カボチャの出荷は終了。ゴボウの出荷も終了へ。じゃがいも、人参、大根、カブ、里芋、ホウレンソウ、小松菜などを継続的に出荷。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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冬の間、出荷し続けてきた白菜やカボチャの出荷が終了しました。ゴボウの出荷も間もなく終了します。その後も3月中に人参やカブ、4月に入る頃にはジャガイモや大根なども次々と食べ頃を過ぎて出荷が終了してゆきます。

倉庫に貯蔵していたカボチャが2月下旬頃から傷みが目立ち始めて、全てが傷んでしまう前に急いでできるだけたくさんの在庫を野菜セットに入れて出荷してみましたが、野菜セットを定期購入してくださっているご家庭より、「届けられたカボチャがすぐに傷んでしまって料理できなかった」というご指摘をいただきました。2月下旬に傷みが目立ち始めた時点でカボチャの出荷を停止するべきでした。「せっかく収穫したのだから、出荷しないともったいない」と思って、無理してカボチャを出荷してしまいましたが、このような傷みやすい野菜を出荷すれば購入してくださった皆さんをがっかりとさせてしまい、野菜セットの印象も悪くしてしまいます。

低温で長く作物を保存できた冬から気温が上がって保存が効かなくなる春に移り、カボチャの他にも様々な作物が寿命を迎えて傷んでゆきます。3月と4月は、1年で最も出荷できる野菜が少なくなる「端境期(はざかいき)」となります。カボチャが傷んだのを合図にして、端境期に突入したようです。

今年に入ってもおかげさまで複数のご家庭が新規に小林農場の野菜セットの定期購入を始めてくださっています。小林農場はどの季節でも新規に野菜セットの定期購入を始めてくださるご家庭を歓迎いたします。ただ、出荷できる野菜の種類が少なくなる端境期に定期購入を始めるよりも、端境期を乗り越えてタマネギなどの作物が新たに出荷される5月頃から定期購入を始めたほうが、本領を発揮した野菜セットをお楽しみできるかと思います。

3月と4月の端境期は野菜セットに入れる野菜を確保するのに苦心する時期ですが、それでも皆さんに満足していただける野菜セットをお届けしてゆけるよう、専業農家の腕の見せ所です。

P1050957P1050968ゴボウ畑の様子(左の写真)と掘り出されたゴボウ(右の写真)の様子。

冬の頃は地上部の葉を枯らしていたゴボウですが、2月下中頃より春を感じて地上部に新芽を伸ばしてきました。3月中には茎や葉が伸びて、食用部の根は茎や葉に養分を吸い取られてスカスカと筋っぽくなっておいしく食べられなくなります。間もなく食用としてのゴボウは寿命を迎えます。

2023年2月 6日 (月)

令和5年2月3日の野菜セット・ゴボウについて

2月3日の野菜セットの内容です。

じゃがいも、人参、大根、かぶ、ゴボウ、白カボチャ、白菜、ホウレンソウ、小松菜

今後の野菜セットの内容・・・じゃがいも、人参、大根、カブ、カボチャ、白菜、ゴボウ、小松菜などを継続的に出荷。特にホウレンソウは少しだけ増量しながら出荷する予定。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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Cimg2786 収穫されたゴボウ。

小林農場の畑は粘土質で固いので、ゴボウも根を深く伸ばしにくく、長いゴボウは作りにくいです。それで、短いけれどもおいしく食べられる短形の品種のゴボウを育てています。

ゴボウはあまりに細すぎると料理しにくいですが、太くなりすぎると「す」が入って筋っぽくなります。上の写真のようなゴボウがちょうど良い大きさで料理しやすいです。現在の小林農場のゴボウ畑では、こんなちょうど良いゴボウがたくさん収穫できています。

小林農場が育てているこの短形のゴボウの品種は、「うまいゴボウ」や「サラダゴボウ」で、種苗会社「トーホク」が開発している品種です。本来のゴボウは長いのですが、その中で短いゴボウを選抜しながら育成して開発された品種のようです。最近ではゴボウに放射線を照射して突然変異を引き起こすことによって長かったゴボウから短いゴボウの品種を開発している種苗会社もあるようですが、小林農場で育てているゴボウの品種は放射線照射ではなくて、昔ながらの方法で品種改良されているようです。

ゴボウの外皮の周辺にも香りや栄養があり、私は皮を切り除かず、たわしでよく泥を落として、そのまま料理します(水洗いする前に数分間ほどボールに溜めた水にゴボウを浸しておくと、泥が水に馴染んで、泥をきれいに洗い落としやすくなります)。

中身はあまり筋っぽくないので、漬物などの生食にしてもおいしいです。

Cimg2775 土を掘ってゴボウを収穫している様子。

短いゴボウですので、スコップで30~40cmほど掘れば収穫できます。

2020年3月30日 (月)

令和2年3月27日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・ゴボウについて

今回の内容です。

じゃがいも、人参、大根、里芋、長ネギ、ゴボウ、キャベツ、サニーレタス、ほうれん草、しろ菜、菜の花

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」

「その野菜は好物なので、もっとたくさんほしい」

「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜は除いてほしい」など

旬野菜詰め合わせ(野菜セット)についての皆さまからのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は電話やメールで農場まで、または、小林に直接、お伝えください。

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Dscn2865

畑から掘り出してきたばかりのゴボウ。葉を切り落として出荷します。

ゴボウはすでに去年の暮れには土の中で収穫時期を迎えていました。

冬の間は寒さで葉が枯れてなくなるのですが、3月に入って暖かくなると、再び新芽を伸ばして葉を茂らせます。

葉に養分が徐々に吸収されてゆくので、食用部の根は次第にスカスカとなってゆき、スが入りやすくなります。

よって、ゴボウの本当の食べ頃は、冬です。小林農場の場合、3月から4月にかけて他に収穫できる野菜が少なくなるので、ゴボウを冬には出荷せず、3月まで温存しています。

今の時期でもおいしくゴボウを食べられます。ただ、スが入りやすくなってきています。

特に太く育ったゴボウは、商品にならないくらいに中身がスカスカになってしまっている場合もあるので、今後の出荷は注意しないといけません。

収穫してきたゴボウをできるだけ多く自分で料理してみて、どのくらいの太さのゴボウならスが入らずに良い状態で出荷できそうなのか、確認してゆきたいと思います。

 

2019年7月11日 (木)

梅雨の時期の種まき

梅雨の時期に、ゴボウ、秋ニンジン、ダイズなどの作物が種まきの時期を迎えます。

Img_0092 この梅雨はずっと晴れず、土が乾きません。小林農場の土は粘土質なので、耕すとゴロゴロとした塊になってしまいます。

このゴロゴロとした状態で、無理矢理、種を播きます。

Img_0089 種を播いた後、その上を一輪車を走らせて、種を土と密着させます(そうすると、発芽が良くなります)。

Img_0095 土がゴロゴロでうまく種の上に覆土できない場合は、土の代わりにもみ殻を種の上に散布します。

現代の農業では、種を播くのに「播種機」という便利な道具がよく使われているようですが、小林農場の畑のようなゴロゴロの土ではその道具もうまく機能しないと思います。だから私は自分の手で種を播いています。

種といっしょに一輪車ともみ殻も畑に持ち込みながら、種を播いています。

Img_0093 発芽したばかりのゴボウの芽。

2017年12月13日 (水)

播種期と収穫時期

平成29年12月13日記入

ゴボウを出荷してみました。

Dscf0435

小林農場が栽培しているゴボウの品種は「サラダゴボウ」と「うまいゴボウ」(どちらもトーホク育成)。短い形で収穫されるゴボウで、土が固くて地中深くにゴボウが伸びてゆきにくい小林農場の畑には都合のよい品種です。

種苗会社の説明によると、これらの品種は種まきの時期が3月から9月までの間と長く、収穫時期も7月から次の年の4月までと長いです。「いつでも種まきできていつでも収穫できる」といった感じです。種まきしてから100日くらい経てば収穫時期を迎えます。

今年は6月7日に種をまき始め、7月11日まで何回かに分けて種を播きました。

最初に種を播いて育てたゴボウはすでに10月には収穫時期を迎えていましたが、その頃は他にも出荷できる野菜がたくさんあったので、収穫せずに温存。

収穫時期を迎えてからずいぶん時間が経った12月に収穫してみましたが、収穫の遅れによる品質の劣化はさほどなく、良い状態で収穫できていると思います。

ゴボウは寒さが及ばない地中深くに伸びているので、冬の寒い時期も畑から収穫してゆくことができる作物です。去年は7月の梅雨明け直前の頃に種まきしたゴボウが冬越しして、今年の4月にちょうど良い大きさで収穫されました。

寒い冬に入ってからまた春が来るまで、出荷できる野菜は減ってゆくいっぽうです。ゴボウのような冬を乗り越えられる貴重な長期保存型作物はできるだけ温存して、先にあまり長期保存できない作物から出荷しきってゆく方針です。

どの作物ならどのくらい長く保存できるか頭に入れながら、やりくりしてゆくことになります。

2016年3月22日 (火)

平成27年7月播種のゴボウ

Dscf0435現在、出荷しているゴボウ。品種は「サラダゴボウ」(トーホク育成)と「うまいゴボウ」(トーホク育成)の2種類。品種名のとおり、サラダなどで食べても香りの良いおいしいゴボウだと思う。

どちらもあまり長く伸びない短根種で土から掘り出しやすい。粘土質で固い小林農場の畑では、短根種を選んでゴボウを栽培している。

ゴボウは、生育が進みすぎてある程度太くなりすぎると、中身に大きなスが入ってしまう。左の写真くらいの太さで収穫できればちょうど良いと思う。今年はちょうど良い太さのゴボウがよく採れている。

いつもは春にゴボウの種を播くが、この時期になるまで生育が進みすぎて太くなりすぎてしまっていた。今回は種を播く時期を遅らせて、去年の7月、梅雨明けの直前くらいに種を播いた。この播種日を、新たな播種暦に書き加えておこう。

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