カテゴリー「ホウレンソウ」の記事

2023年5月 2日 (火)

令和5年5月1日の野菜セット・今春のホウレンソウ栽培を振り返る

5月1日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃがいも、ヤマイモ、カブ、大根、サヤエンドウ、玉ねぎの葉、玉レタス、ケール、ホウレンソウ、みぶ菜

今後の野菜セットの内容・・・ネギ、ヤマイモ、ジャガイモの出荷は休止へ。ホウレンソウなどの葉物野菜やレタス類やカブなどを出荷。サヤエンドウの出荷を開始。大根も出荷へ。

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ホウレンソウは人気の高い野菜なので、小林農場ではホウレンソウをたくさん栽培しています。以下に今春のホウレンソウ栽培について振り返ってみました。

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・他の野菜が収穫しにくくなる3月下旬から4月中の端境期(はざかいき)にホウレンソウを収穫できるように栽培してみた。本当はホウレンソウも3月下旬には花を咲かせ始めて収穫できなくなるのだが、最近は3月下旬以降も花を咲かさずに収穫できる品種が開発されたり、ビニール資材を使用して温度調整することができるようになったため、3月下旬から4月中にもホウレンソウが出荷できるようになった。

・前年の10月末から11月に上旬にかけて露地に種を播いて育てたホウレンソウが3月下旬から4月上旬にかけて収穫された。使用した品種は「ステイシー(渡辺採種場交配)」で、秋播き春採りのホウレンソウの品種としてステイシーはとても良いと思った。次回の秋作のホウレンソウ栽培はもっとステイシーの種を播きたいと思う。ステイシーと同じくらいに秋播き春採りの最適な品種を他にも見つけられればよいと思う。

・2月の寒い時期に、畑にビニール資材をかけて保温しながらホウレンソウの種を播き、4月上旬より収穫時期を迎えた。しかし、除草作業や間引き作業が遅れたためホウレンソウはもやしのようにヒョロヒョロと伸びてしまっていた。ヒョロヒョロのホウレンソウは収穫後の日持ちが悪くて、商品として出荷しにくい。ヒョロヒョロとなると早く花を咲かせやすくなるので、食用としての寿命も縮まる。早めに除草や間引きを行って、茎が太くて葉が広々としたがっしりとした姿のホウレンソウを育てたい。ビニール資材をかけたままでいると除草や間引きがやりにくいので、もっと早めにビニール資材を片付けてもよいと思う。

・以上の経緯により今春は3月下旬はホウレンソウが出荷しきれなくなるほどよく収穫できたが、4月上旬は出荷しやすい良質なホウレンソウがあまり収穫できなかった。

・ヒョロヒョロの姿のホウレンソウとがっしりとした姿のホウレンソウと、収穫した後の袋に詰めてゆく出荷作業にかかる時間が違ってくる。たくさんホウレンソウを収穫できても、前者は袋詰めに時間がかかり、1日に30袋くらい出荷するのがやっとだと思う。後者はあまり時間がかからないので、1日に50袋くらいは出荷できると思う。

・もやしのようにヒョロヒョロとさせずにがっしりとした姿にホウレンソウを育てるには、生育中のホウレンソウをうっそうと茂らせてしまわぬように間引き作業を行って畑の日当たり・風通しを良くしておくことが必要。また、種を播く時にぼたぼたと密に播きすぎることを控えて、できるだけ疎らに種を播いておけば、発芽した後にうっそうと茂ることがなくなる。私には種をぼたぼたと播きすぎる癖があるが、ホウレンソウの種の発芽率はそんなに悪くはないということが分かったので、もっと疎らに種を播いてもよいと思う。

・ホウレンソウは肥料(堆肥)がないと順調に育たないので、ホウレンソウを育てる畑には肥料(堆肥)を与える。ただし、気温が下がってゆく秋に肥料(堆肥)を与えても、その後に秋播きのホウレンソウを栽培してもあまりよく育たない場合が多い。気温が低くなる時期は肥料がすぐには効きにくいようだ。暖かな春くらいから早めに肥料(堆肥)を畑に与えておくと、秋播きのホウレンソウが順調に育ちやすくなる。肥料(堆肥)を一度与えておくとその後の1,2年ほどの長い期間、その畑は肥え続けて、ホウレンソウなども育てやすくなる。毎年ずっと、肥料(堆肥)を与え続けると畑が肥えすぎてしまい、かえって良くないかもしれない。

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今春は4月の始まりまで畑にホウレンソウの種を少しづつ播き続けました。現在も野菜セットにはホウレンソウを出荷していて、5月中旬頃まで出荷されると思います。

P1100331ちゃんと除草作業と間引き作業が行われたホウレンソウ畑。

2023年4月 4日 (火)

令和5年4月3日の野菜セット・ビニール資材の中の葉物野菜

4月3日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃがいも、サツマイモ、ヤマイモ、紅大根、ネギ、ホウレンソウ、小松菜、菜の花、切り干し人参

今後の野菜セットの内容・・・人参、カブ、里芋の出荷は休止へ。ネギや「菜の花」やホウレンソウなどの葉物野菜の出荷を継続。サツマイモやヤマイモの出荷を開始。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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Cimg29022月の寒い頃にホウレンソウなどの葉物野菜の種を播いて、ビニール資材をかけて保温しながら育てました。この4月に収穫時期を迎えます。

 通常は小林農場ではビニール資材を使用しないで、ビニール資材を使わなくても自然に育つ作物を栽培するようにしています。しかし4月は収穫できる野菜が極端に少なくなる端境期(はざかいき)となりますので、4月にも収穫できる作物を確保してゆくためにこの時期だけはビニール資材を活用します。ビニール資材を活用しないと4月に野菜セットに入れられる野菜がなくなってしまいます。

P1100324 4月に入ってビニール資材を片付けました。ビニール資材の中ではホウレンソウは伸びていましたが、その周りには雑草も隙間なく繁茂していました。全く間引き作業を行わなかったのでホウレンソウも隙間なくぎっしりと生えていて、ヒョロヒョロともやしのように細長く伸びていました。

ホウレンソウがヒョロヒョロとした姿になってしまうと、収穫して袋に詰めて出荷する作業に時間がかかってしまいますし、料理するのも少し手間がかかります。ちゃんと間引いたり周りの雑草を取り除いたりして隙間のあるゆったりとした空間を作れればホウレンソウの葉もどっしりと広々と伸びて、収穫・出荷がしやすくて料理もしやすくなります。

ビニール資材で畑を覆っていると作物の状態を確認しにくくて、適期に除草や間引きも行いにくくなります。早めにビニール資材を片付けて、作物の表情を見えるようにしたいです。

P1100331 左の写真のホウレンソウはまだ小さいですが、収穫時期を迎えるのを待たずに早めにビニール資材を取り除いて、除草と間引きを行いました。おそらく来週、または再来週より収穫時期を迎えると思います。

これより気温も上がってゆきます。今後の野菜セットにもホウレンソウなどの葉物野菜を入れてまいりますが、葉物野菜は日持ちしませんので、できるだけ早くお召し上がりください。または、すぐにお湯にさっと茹でて水気を絞ってラッピに包んで冷凍庫に入れておけばしばらく冷凍保存できて、料理したい時に冷凍庫から取り出して解凍して利用できます。

 

2023年3月21日 (火)

令和5年3月17日の野菜セット・春のホウレンソウの様子

3月17日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃがいも、人参、大根、かぶ、里芋、ネギ、ホウレンソウ、ビタミン菜、菜の花

今後の野菜セットの内容・・・人参、カブ、里芋の出荷は休止へ。ネギやホウレンソウなどの葉物野菜の出荷を継続。「菜の花」の出荷を開始。サツマイモやヤマイモも出荷開始へ。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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ホウレンソウは寒くなると甘味が強くなるので、冬のホウレンソウは甘味が強いです。現在は冬を越して収穫時期を迎えたホウレンソウを出荷していますが、春に入って暖かくなっても冬の名残りがあり、現在、収穫されている春のホウレンソウにも甘味が残っています。

暖かくなり、ホウレンソウもどんどん大きくなっています。袋には詰め切れないほどお化けみたいに大きく伸びているホウレンソウも続出しています。お化けみたいに大きくなってしまうと出荷しにくいので、できればお化けに化ける前に出荷したいです。

昨年の10月中に種を播いて育てたホウレンソウは間もなく全部、お化けになりそうです。昨年の11月の上旬に種を播いて育てたホウレンソウも今は収穫時期を迎えていて、4月に入る頃にはお化けになりそうです。

昨年の11月下旬に種を播いて育てたホウレンソウも順調に育って、これより収穫時期を迎えようとしています。おそらく4月上旬は主にこのホウレンソウを出荷してゆくことになると思いますが、今後も暖かくて雨も多く降るらしいので、どんどん大きくなって、予想以上に早くお化けになってしまうかもしれません。

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昔ながらのホウレンソウの品種は、冬を越した後、3月には花を咲かせ始めるので、3月下旬以降は収穫できなくなます。しかし最近は花を咲かす時期が遅くなるように改良されたホウレンソウの品種も開発されて、3月下旬以降もホウレンソウを収穫できるようになっています。ホウレンソウは多くの消費者に好まれる野菜なので、品種改良が進んでいるみたいです。

小林農場では3月下旬以降に「ステイシー」というホウレンソウの品種がよく収穫できています。昨年の11月下旬には初めて「ショータイム」という品種のホウレンソウの種を播いて育ててみましたが、寒い冬も順調に育って、3月下旬になっても花を咲かせる様子もなく、これより収穫できそうです。

最近はショータイムという言葉が流行っていて、流行語大賞にも選ばれたりしていましたが、どんな味のするホウレンソウなのか、皆さんにも食べていただきたいと思います。

P1100124 これより収穫時期を迎えようとしている「ショータイム」の様子。

昨年の11月下旬に種を播いて育てました。ホウレンソウは寒さに強いので、防寒作業は必要ありません。冬の間は雑草が生えないので、除草作業もほとんど必要ありません。土が肥えていれば、種を播いた後はあまり世話をしなくても収穫時期を迎えてくれます。

 

 

2023年3月14日 (火)

令和5年3月13日の野菜セット・3月の葉物野菜の状態について

3月13日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃがいも、人参、大根、かぶ、里芋、ネギ、ホウレンソウ、ビタミン菜、菜の花

今後の野菜セットの内容・・・ゴボウの出荷が休止。人参の出荷も休止へ。カブの出荷も3月中に休止。里芋、ネギ、ホウレンソウなどの葉物野菜を出荷。菜の花の出荷を開始。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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「最近の野菜セットに入っている小松菜の外葉が、わずか数日間で黄色に変色して食べられなくなってしまう」というご指摘をいただいております。

昨年の秋に種を播いて冬越しさせた小松菜をお届けしておりますが、春に入って暖かくなり、小松菜も花茎や蕾を伸ばして花を咲かせる準備に入りました。このような動きが活発になっている状態で収穫すると、外葉はすぐに傷んでしまうのかもしれません。この春の小松菜の出荷を休止したいと思います。

P1100085 「菜の花」。

小松菜から伸びてきた花茎や蕾もおいしく食べられて、この部分のみを摘んで集めて、「菜の花」と称して出荷します。もう外葉は食べにくいですが、代わって花茎と蕾が食べ頃を迎えて、小松菜が菜の花に化けて出荷されてゆくでしょう。

P1100088 ビタミン菜。葉が少し厚く、腰が低くてどっしりとした姿。

小松菜と同じように冬越しさせたビタミン菜ですが、小松菜よりも花茎を伸ばすのが遅くて、まだ外葉も良い状態で食べられると思います。今後は小松菜に代わってビタミン菜を出荷してみたいと思います。

P1100087 ホウレンソウ畑の様子。

ホウレンソウの葉はこの時期でも比較的に良い状態を保っていますが、油断はできません。どんどん気温が高くなってゆく今の時期は、収穫適期に収穫しないと、葉が傷みやすくなります。収穫適期を迎えてからずいぶん時間が経過した後に収穫したホウレンソウは、出荷後にすぐに黄色に変色して傷んでしまう場合もあります。

2023年2月16日 (木)

令和5年2月13日の野菜セット・秋から冬、そして春にかけてのホウレンソウ

2月13日の野菜セットの内容です。

じゃがいも、人参、大根、かぶ、ゴボウ、白カボチャ、白菜、ホウレンソウ、小松菜

今後の野菜セットの内容・・・じゃがいも、人参、大根、カブ、カボチャ、白菜、ゴボウ、小松菜などを継続的に出荷。特にホウレンソウは増量しながら出荷する予定。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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複数のご家庭より「ホウレンソウをもっとたくさん野菜セットに入れてほしい」というご要望をいただいております。作物は寒い時期になって寒さに当たると味が濃くなって甘味も増しますが、特にホウレンソウはその味の変化が分かりやすいです。冬のホウレンソウは毎年、人気のある野菜です(春に入って暖かくなると、ホウレンソウの味もさっぱりとした味わいに変わってゆきます)。

この冬はホウレンソウが順調に育って収穫されているので、2月に入ってからは1月の頃よりも多めにホウレンソウを野菜セットにいれるようにしています。

Cimg2720_20230216081301 10月中旬に種まきをして、現在、収穫中のホウレンソウ。

Cimg2812_20230216081601 10月下旬頃に種を播いて、3月下旬頃より収穫される予定のホウレンソウ。

Cimg2878 11月中旬頃に種を播いて、4月上旬頃より収穫される予定のホウレンソウ。

以上のように、昨年の秋に何回かに分けて種を播いて、昨年の12月から今年の4月まで絶え間なくホウレンソウを収穫できるようにしてみました。現在も、できれば5月にもホウレンソウを出荷できるように、ホウレンソウの種を播き続けています。

2022年10月 2日 (日)

令和4年10月2日の野菜セット・クロウリハムシについても

9月30日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

赤じゃがいも、玉ねぎ、キュウリ、青ナス、ピーマン、サヤインゲン、カボチャ、サンチュ、ニラ、三つ葉、青じそ、ニンニク

今後の野菜セットの内容・・・ナスやオクラなどの夏野菜の出荷量は減少へ。赤ジャガイモの出荷は終了し、代わりにダンシャクを出荷。カボチャも出荷開始へ。玉ねぎ、ニラを出荷。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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虫が活発に活動している秋は、害虫による作物への被害が最も目立つ時期でもあります。

試しに8月よりホウレンソウの種を播いてみましたが、やはり害虫によって穴だらけにされてしまいました。

Cimg1978

ちょっと写真がぼやけていて見にくいですが、写真の中央にいる、頭が橙色で体が黒いハムシがホウレンソウの葉を食べているようでした。名前を調べてみると、おそらく「クロウリハムシ」ではないかと思います。

10月に入って気温が下がり、害虫の活動もおさまってホウレンソウなどの葉物野菜も虫害にあわなくなります。これからが葉物野菜の本番です。

この1週間はどんどん種を播かないといけません。他にも終わらせなくてはいけない畑仕事が山積みされています。気合いを入れないと乗り越えられません。闘争心を燃やして臨まないといけません。戦うべき相手は自分自身。

こんな時に聞きたくなるテーマソングが「燃える闘魂」です。人の闘争心を掻き立てる熱い曲調。高校野球でのブラスバンド演奏による応援曲としてもお馴染みです。以下をクリックすると私が作成した「燃える闘魂」のカバー曲をお聴きになれますので、よろしかったらお聴きください。

燃える闘魂.wav

元気があればなんでもできる。小林農場は元気ですか。

2022年9月23日 (金)

令和4年9月19日の野菜セット・秋播き春どりのホウレンソウの栽培について

9月19日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

赤じゃがいも、玉ねぎ、キュウリ、ナス、ピーマン、オクラ、ゴーヤ、サヤインゲン、ニラ、青じそ、三つ葉、ニンニク

今後の野菜セットの内容・・・モロヘイヤの出荷は終了。ナス、キュウリ、ピーマン、オクラなどの夏野菜の出荷量は減少へ。じゃがいも、玉ねぎ、ニンニク、ニラなどを出荷。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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ホウレンソウはとても人気の高い野菜なので、小林農場ではホウレンソウの栽培に力を入れています。

特に3月、4月は出荷できる野菜が最も少なくなる「野菜の端境期(はざかいき)」を迎えますが、ホウレンソウは端境期にも出荷できる野菜であり、ホウレンソウをたくさん栽培しておくと端境期を乗り越えやすいです。

3月以降に収穫するホウレンソウは、前年の10月より種を播いて育てます。以下は「秋播き春どりホウレンソウ」の栽培方法のおさらいです。

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・種まき

10月下旬から11月上旬にかけて種を播く。昨年は10月30日に種を播いたホウレンソウがとても良く育ち、3月10日頃から収穫時期を迎え、4月1日頃には大きくなりすぎて出荷しにくかった。

・品種

最近は「ステイシー(渡辺農事交配)」がとても順調に冬を越しながら生育してくれている。他には「アウグレッド(トーホク交配)」なども栽培している。

・肥料

肥料を畑に散布する作業は大変なので、小林農場ではあまり畑に肥料を与えないが、ホウレンソウは土が肥えていないと順調に生育してくれないので肥料を散布してから種を播くようにしている。

地元の堆肥センターが地元から回収してきた残飯や家畜糞や草などを原料にして「循環堆肥」を作っているので、小林農場も「循環堆肥」を購入して散布している。小林農場が育てているホウレンソウは「循環堆肥」と相性が良いように感じる。

クンタン(もみ殻の炭)も肥料として試しに散布してみたが、クンタンを散布した畑ではホウレンソウの生育は良くなかった。小林農場の畑ではクンタンとは相性が悪いように感じる。

・栽培面積

小林農場の畑では、畝の長さは約40mくらいで、一つの畝に4条、種を播ける。2つの畝に種を播いて、順調に育って収穫時期を迎えれば、1~2週間の間に50袋以上のホウレンソウを毎日、出荷できる。

・4月以降の収穫

4月以降にも収穫する場合は11月上旬に種を播くようにしている。または、2月上旬に種を播いてビニール資材で防寒しながら育ててもよい。今年は2月9日に種を播いたホウレンソウが良く育ち、4月5日には十分に大きくなって出荷できた。

2月に種まきできる品種はたくさんあり、小林農場では「ステイシー」「改良日本ほうれん草(サカタ交配)」「ハンター、グリンホープ(どちらもカネコ交配・種子消毒なし)」などが良い成績だった。

・間引き

ホウレンソウの生育中、葉が込みあってきたら、間引きをしたほうが、間引きをしないよりは良い。四つん這いになって時間をかけて丁寧に間引く必要はないけれども、中腰になってさっと間引いておいたほうがよい。

2022年5月13日 (金)

令和4年5月9日の野菜セット・葉物野菜の出荷が終盤へ

5月9日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

カブ、ヤマイモ、新玉ねぎ、大根、サヤエンドウ、玉レタス、赤サンチュ、ホウレン草、小松菜、エシャレット、コールラビ

今後の野菜セットの内容の見通し・・・新玉ねぎを出荷。レタス類やサヤエンドウの出荷は5月末まで、カブの出荷は6月上旬まで。ホウレンソウを含む葉物野菜の出荷は減少へ。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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Dscf5148

5月に出荷する予定だった小松菜やチンゲンサイなどの葉物野菜ですが、多くの葉が黄色になってしまっていました。肥料が切れてしまっているのだと思います。このような黄色の葉物野菜は、畑から収穫された後の日持ちが良くない傾向があり、商品としては出荷しにくいです。残念ながら出荷をあきらめます。

(上の写真の山東菜はもともと葉の色が薄い葉物野菜です。出荷できそうな山東菜を写真に納めてみました)

この冬も小松菜などの葉物野菜は大きくならず、ほとんど収穫できませんでした。畑の肥料が切れてきていることを葉物野菜が私に知らせてくれているようです。今年は畑に肥料を施してゆきたいと思います。

ホウレンソウは最も人気の高い葉物野菜ですので、肥沃な畑を選んで種を播いたり、肥料を与えたりしながら、特別に手間をかけて育てました。昨年の10月から半年ほど、野菜セットにホウレンソウを出荷し続けてきました。高温で多湿な環境が苦手なホウレンソウも今の時期は傷みやすくなってゆくので、収穫時期を迎えたばかりの若い状態で収穫してゆくように心掛けています。

間もなく、ホウレンソウも野菜セットから姿を消します。

2022年4月 1日 (金)

令和4年3月28日の野菜セット・ホウレンソウの状況

3月28日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

里芋、サツマイモ、キクイモ、紅大根、ネギ、ホウレン草、しろ菜、菜の花

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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3月上旬までのんびりと生育していたホウレンソウですが、3月下旬より生育が加速して、たくさんのホウレンソウが収穫時期を迎えています。

このまま畑にのこしていたらどんどん大きくなりすぎて袋に詰めきれなくなって出荷できなくなるので、どんどん出荷してゆきたいと思います。

P1050639 昨年の10月30日に種を播いて育てたホウレンソウ。品種は「ステイシー」。

現在、お化けのように大きくなりすぎているものも出現しているので、急いで収穫・出荷しています。

P1050634 昨年の11月6日に種を播いて育てたホウレンソウ。品種は「アウグレッド」。

現在、収穫時期を迎えています。

P1050636 今年の2月9日に種を播いて育てているホウレンソウ。品種名は「ハンター」など。

とても順調に育ちました。上は5日間くらい前に撮った写真ですが、この5日間で急激に生育が進み、現在、すでに収穫時期を迎えています。

ホウレンソウ祭り、開催!どんどん、出荷してまいります。

2022年3月15日 (火)

令和4年3月14日の野菜セット・春以降のホウレンソウの様子

3月14日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

大根、里芋、サツマイモ、キクイモ、ネギ、ホウレン草、小松菜、乾麺

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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ずいぶんと暖かくなり、野菜セットの配送日の昨日は暑いくらいでした。

冬の低温の頃と比べて、暖かくなるとホウレンソウなどの葉物野菜が貯蔵しにくくなります。できるだけ早く葉物野菜を冷蔵庫にしまって冷蔵保存して、なるべく早く食べきるように、皆さんにお伝えしてゆきたいと思います。

今までは配送日の前日にホウレンソウを収穫していましたが、今は早朝に霜が降りて畑が凍ることも少なくなったので、配送日の当日の早朝にホウレンソウを収穫してみました。できるだけ鮮度の良い状態で皆さんにホウレンソウをお届けできるように心掛けたいと思います。

P1050542 昨年の10月30日に種を播いて育てたホウレンソウ。品種名は「ステイシー」。

次回より、この畑からホウレンソウを収穫して出荷する予定です。

ちなみに、ホウレンソウのすぐ隣に咲いている紫色の花は、雑草のホトケノザの花です。

P1050539 昨年の11月6日に種を播いて育てたホウレンソウ。品種名は「アウグレッド」。

3月末頃から収穫時期を迎える予定です。

P1050541 今年の2月9日に種を播いて育てているホウレンソウ。品種名は「ハンター」。

4月上旬頃に収穫時期を迎える予定です。

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