カテゴリー「農場通信」の記事

2020年10月28日 (水)

コロナ禍を生きる   令和2年4月23日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーー

コロナ禍を生きる   令和2年4月23日

晩春の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  テレビのニュース番組と同じように、私も最近の農場通信では、新型コロナウイルスの話題ばかりを取り上げています。自分の心の中の不安と向き合いながら、新型コロナウイルスについて自分なりに情報を集めています。9年前に福島第一原発事故が発生した時も原発や放射性物質について時間を費やして勉強しましたが、あの頃を思い出します。

  今までのところ、通常の免疫力を保持している人ならばこのウイルスに感染しても重症化してしまう確率は低いようなので、私もあまり過剰に心配しないようにしています。手洗い、うがい、マスク装着、衛生管理などの通常の感染予防を行いながらも、今まで通りに野菜を栽培して皆さんにお届けし、いつも通りの生活を送ってゆくことを心掛けています。

現在は日本全国で緊急事態宣言が発令されて、多くの方々が仕事を休まざるを得なくなって収入を失っています。この自粛が長引けば食べてゆくためのお金すらなくなってしまう人も現れて、別の理由で命の危険にさらされてしまいます。電気代も水道代もガス代も支払えなくなれば、健康を維持してゆくのも難しくなります。もしも新型コロナウイルスの終息が長引くならば、「ウイルス感染による健康被害」と「自粛によってもたらされる健康被害」と、どちらのほうが病人の数を増やしてしまうのか、慎重に見極めないといけません。

高齢や持病などで免疫力が低下している人は、このウイルスに感染すると重症化する場合があることもわかってきました。このウイルスによって重症化しているのは、ほとんどが高齢者の方々です。一般的には年をとればとるほど、免疫力も次第に下がってゆきます。逆の言い方をすると、年をとっても免疫力の低下を抑えられれば、病気になりにくいです。

  東京の実家で暮らしている私の父と母も間もなく80歳を迎える高齢者です。毎月、賑やかな東京から静かな小林農場へ訪問して、きれいな空気と美しい田舎の風景を楽しんでいましたが、こんなご時世になりましたので、今月は農場訪問をやめることになりました。

しばらくは毎週、小林農場の野菜セットを実家に送ることにしました。息子の育てた野菜を食べて父と母が元気になり、免疫力の低下を抑えられればよいと願っています。毎週、実家に電話をして、野菜セットについての感想を父と母からきこうと思います。身内ですので遠慮のない率直な感想を聞けそうです。それを野菜セットの品質向上に反映させます。

あらゆるところに新型コロナウイルは拡散していますので、自分の身近な人や自分自身が感染しても不思議ではありません。「このウイルスに感染してもほとんどの人は重症化していない。高齢や持病などで免疫力が低下している人は、感染して重症化する場合がある。」ということを再度確認して、冷静に対応してゆきたいです。

日本政府は自粛要請の代償として、全ての世帯に一律に10万円の給付金を支払うことを決めましたが、小林農場は今回の自粛要請のよってあまり被害を受けていませんので、私には給付金は必要ありません。医療現場の最前線で新型コロナウイルスと対峙している医療従事者や、感染の影響を受けやすい高齢者を支援することに国費を費やしてほしいです。

ーーーーーーー

後記(10月28日記入)

新型コロナウイルスの感染によって亡くなるのは、年代別で見ると、80歳以上の高齢者が多いです。

しかし、ウイルスに感染しても回復している高齢者も多く、「高齢者ならば全て、ウイルスに感染すると重症に陥りやすい」というわけではないようです。若者よりも元気な高齢者もたくさんいますが、元気ならばどの年代でも感染によって重症に陥る可能性は低いようです。

年をとれば自然と免疫力が低下してゆき、寿命を迎えます。人は皆、いずれは必ず、寿命を迎えます。

寿命を迎えようとしている高齢者が特に新型コロナによって重症に陥りやすいですが、それは新型コロナの場合だけではなく、他の多くの病気でも同じことが言えます。最後は癌や肺炎にかかって天寿を全うする場合もありますし、インフルエンザや新型コロナなどの感染症にかかって天寿を全うする場合もあります。

寿命を迎えた高齢者が病気にかかって天寿を全うすることは自然なことですが、まだ若い子供達が病気で亡くなるのは不幸なことだと思います。新型コロナウイルスによる子供達への被害状況を確認してみると、現在まで日本国内では、20歳以下の子供達が感染によって死亡した事例はありません。新型コロナウイルスによる子供達への被害はとても小さいことが分かっています。

生まれたばかりの乳幼児がインフルエンザウイルスに感染して亡くなることは珍しくないのですが、新型コロナウイルスに感染して亡くなる乳幼児は今までのところ、いません。

2020年10月27日 (火)

10月26日の旬野菜詰め合わせ(野菜セット)・お試しセットについて

今回の内容です。

玉ねぎ、人参、大根、カブ、サヤインゲン、キャベツ、サンチュ、ホウレン草、シュンギク、ニラ、ショウガ、甘柿、ブロッコリーまたはキュウリ

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、

野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

ーーーーーーーーー

小林農場では随時、「お試しセット」のご注文を受け付けております。今までも「小林農場の野菜セットを試しに一度、食べてみたい」とご注文してくださった方々に、お試しセットをお届けしてまいりました。

お試しセットをご注文してくださった方々より、いろいろとご質問をいただいてきましたので、ここではそれらのご質問をまとめてお答えさせていただきたいと思います。もしもこのページをご覧になりながら小林農場のお試しセットのご購入を検討されている方がいましたら、どうぞ参考にしていただきたいと思います。

(「野菜セットについての詳細」のページも、どうぞご覧ください。)

ーーーーー

質問1 お試しセットの内容は?その価格は?

 通常の野菜セットの内容と全く同じです。小林農場の野菜セットには、価格が2000円の「2000円セット」と、価格が1000円の「1000円セット」の2種類ありますので、どちらかを選んでご購入していただいております。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

質問2 セットの中に入っている野菜の量はどれくらい?

 2000円セットにはだいたい2000円分の野菜が入り、1000円セットにはだいたい1000円分の野菜が入っています。

 2000円セットにはだいたい12種類前後の品目が入り、1000円セットにはだいたい6種類前後の野菜が入ることが多いです。

「お試しセットに入っていた野菜の量が思っていたよりも多くて、使い切れなかった」という声をいただくこともあります。

野菜セットには、野菜の食べ方・保存方法などを説明した「農場通信」もいっしょにお届けしております。例えば、葉物野菜はすぐにさっと茹でてから冷凍保存すれば長く保存できるのですが、お届けした野菜を長く保存しながら無駄なく食べていただける保存法なども農場通信を通してお伝えしてゆけるように、心掛けてまいりたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーー

質問3 お試しセットの配送方法は?

遠方にお住いの方々には運送会社の宅急便を利用してお届けし、小林農場の周辺にお住まいの皆さんには私が直接、皆さんのお宅に配送しております。

・宅急便でのお届けの場合

 主に東京、神奈川、千葉などの首都圏にお住まいの方々からお試しセットのご注文をいただいてきました。関東地方にお住まい皆さんには、野菜代の他に、送料を700円、負担していただいています。

 稀に関東地方以外の場所からもお試しセットのご注文をいただくこともあります。関東地方以外にお住いの場合、ご負担していただく送料が少しだけ高くなります。

 最近は宅急便の送料が上がり続けて困っていましたが、理由はよく分かりませんが、今年に入ってから運送会社がサービスをしてくれるようになって送料が少し下がり、宅急便を利用しやすくなってきています。もっと運送会社が送料を下げてくれれば、皆さんにご負担してくださっている送料も下げることができます。

・小林が直接、配送する場合

 小林農場周辺にお住いの皆さんのお宅には、私が直接、お届けするようにしています。皆さんにご負担していただく送料はありません。

 今まで私が配送してきた主な地域は、JR宇都宮駅東口周辺と、宇都宮市清原エリア周辺の2か所に集中していますが、他方では東は茂木町まで、北はさくら市氏家まで、西は作新学園高校周辺まで、南は宇都宮市インターパーク周辺まで、配送したことがあります。

 どうしても直接配送が難しい地域にお住まいの方々には宅急便を利用してお届けさせていただきますが、できるだけ栃木県芳賀郡や宇都宮市にお住いの方々には私が直接配送するように心掛けています。

(配送しながら車の中でラジオ放送を聴いて楽しむ時間が好きなんです。配送のついでにいろいろと買い物もすませられます。)

ーーーーーーーーーーーーーーー

質問4 お試しセットが配送される時間帯は?

 ・運送会社の宅急便でお届けする場合は時間指定ができますので、お試しセットを受け取るのにご都合の良い時間があればお知らせください。通常は午前中に皆さんのお宅にお届けします。

 ・小林が直接配送する場合は、午後に皆さんのお宅にお届けする場合が多いです。その日の状況によって、お届けする時間帯が変わります。

複数のご家庭より「もう少し早い時間帯に野菜セットを届けてほしい」というご意見をいただいております。少しずつ配送の時間帯を早くできるように心掛けてまいりたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーー

質問5 お試しセットの代金のお支払い方法は?

 基本的には小林農場がゆうちょ銀行に開設している普通口座にお振込みしていただいております。野菜といっしょに請求書と振込み用紙もいっしょにお届けしております。

 小林が直接、お試しセットを配送する場合は、私に直接、代金をお支払いすることを希望される方も多いです。

 野菜セットを定期購入されている方々からは、「なかなか銀行に寄る時間が作れない」「振り込む度に手数料がかかるのが気になる」というご意見もいただいております。私に直接、代金を支払うことをご希望される方もいますし、数か月分の代金をまとめて支払うことをご希望される方もいますし、皆さんのお支払いしやすい方法を個別に臨機応変に対応させていただいております。

 代金のお支払い方法についてご要望のある方は、遠慮なくご相談ください。

ーーーーーーーー

他にもご質問がある場合は、どうぞ電話やメールにて、いつでも小林までご質問ください。

  電話;090-4915-1418   メール:kobayashi7kazahiko@yahoo.co.jp

2020年10月17日 (土)

ウイルスと戦うための武器   令和2年4月16日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウイルスと戦うための武器   令和2年4月16日

花冷えの候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  以前に私の師匠の鶏舎で養鶏について学ばせていただきました。風通しと日当たりの良い野外に鶏舎が建てられ、広々とした床で鶏がのびのびと健全に暮らしていました。

  近代の多くの養鶏場では、室内の部屋に鶏をたくさん詰め込みながら飼育しています。そうしたほうが鶏を自分に都合良く管理できて、卵や肉を効率的に大量生産できます。しかし、菌やウイルスなどの病原体は密集・密接・密閉の環境に繁殖しやすいので、もしも病原体が室内に侵入してきたらたちまち全部の鶏に病気が広まってしまうため、室内に殺菌剤を散布する必要があります。そして、たくさんのワクチンを鶏に投与する必要もあります。

  ワクチンによる予防接種では、少量の病原ウイルスをわざわざ体に注入させて、体を軽くウイルスに感染させます。そうすると体の中にそのウイルスに対する免疫が築かれて、その後は体にウイルスがたくさん侵入してきても免疫によって発症しにくくなります。そのウイルスに対する免疫は、そのウイルスに軽く感染することによって築かれます。

野外で健全に育てられている師匠の鶏は、ほとんどワクチンに頼らなくても病気にかかりませんでした。野外にはさまざまな病原体が浮遊していて、常に鶏に軽く感染していますが、健康な鶏ならばそれで病気になることは少ないです。軽く感染することによって、まるでワクチンを注入したように、鶏の体に病原体に対する免疫が自然と出来上がります。

  数年前に「鳥インフエンザウイルス」という新型の病原ウイルスが現れて、複数の養鶏場で大量の鶏が次々に感染・発症して、命を落としました。新型のウイルスに対するワクチンはなく、その毒性が強ければ、鶏は新たに免疫を獲得するより先に、死に至ります。

  新たに登場した病原体・新型コロナウイルスは、ヨーロッパやアメリカなどの地域で猛威をふるって多くの犠牲者を出しましたが、日本列島の環境ではその実力を発揮できていないようで、今までのところ、日本国内でこのウイルスに感染して重症化する人の数は少ないです。このウイルスに感染しても症状が出ない人が多いことも分かってきました。

現時点に国内で確認されている感染者の累積数は約7000人ですが、おそらく未確認の感染者の数はその何倍もいるのではないかと言われています。このウイルスに対するワクチンはまだ開発されていませんが、すでに感染している人は、ワクチンを打たなくてもこのウイルスに対する免疫を獲得できている可能性があります。もしかしたら私も皆さんもすでにウイルスに感染していて、知らないうちに免疫を獲得しているかもしれません。  

やがて大勢の人々が新型コロナウイルスをやっつけることのできる免疫を獲得すれば「免疫の防壁」が社会全体に築かれて、持病や高齢などで免疫力が弱っている人々もウイルスに感染しにくくなり、「終息」が宣言されます。発症して重症化してしまう感染を「悪い感染」、重症化せずに免疫を獲得できる感染を「良い感染」とするのならば、現在の日本では、新型コロナウイルスから「悪い感染」よりも「良い感染」を受けている人のほうがかなり多いのではないかと、自分の願望をたっぷりと盛り込みながら、期待したいです。

ーーーーーーーーーーーー

後記(10月17日記入)

新型コロナウイルスの発生以降、世界中の国々が感染拡大防止のため、国民に厳しい外出自粛を課してゆき、人々ができるだけ接触しないようにしてきました。

そんな世界情勢の中で唯一、北欧の国・スウェーデンは厳しい外出自粛を課さず、人々はできるだけ普段通りに外出して、自国の経済や文化を維持しながら、人々の交流も維持してきました。

スウェーデン では「悪い感染」のほうが広まるのか、それとも「良い感染」のほうが広まるのか、注目して見てゆきたいです。

病原ウイルスに少しずつ感染して、無症状のままで少しずつ免疫を獲得してゆくのが理想的な展開だと思います。あまり極端に外出を自粛して少しずつ病原ウイルスに感染してゆく機会を失ってしまうと、免疫を獲得してゆくのも遅れてしまうかもしれません。大勢の人々が新型コロナウイルスに対する免疫を獲得しなければ、コロナ禍を終わらせることはできません。

「新型コロナウイルスに対するワクチンが開発されれば安心なので、ワクチンが開発されるまでは外出を我慢するべきだ」という意見もありますが、私はあまりワクチンに期待しすぎないほうがよいと思います。インフルエンザウイルスに対するワクチンはすでに開発されていますが、それでも日本国内では年間1000万人ほどの人々がインフルエンザにかかります。ワクチンの効果は限定的です。

今までインフルエンザの流行期でも人々は普段通りに外出し、そうすることによってインフルエンザウイルスに少しずつ感染して少しずつ免疫を獲得しながら暮らしてきました。

現在の外出自粛を呼びかける世界各国の政策は正しいのかどうか、スウェーデン の現状を参考にしたりしながら検討してゆきたいです。

 

2020年10月10日 (土)

皆、不安と戦っている      令和2年4月9日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

皆、不安と戦っている      令和2年4月9日

うららかな春日和、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  新型コロナウイルス禍をきっかけに、私も手を何度も丁寧に洗う習慣が身に付きました。手首、手のひら、手の甲、指の間、指を一本ずつ、指先、爪の間を順番に洗っています。

  連日の新型コロナウイルスの情勢に不安を感じている人も増えています。私も野菜セットを皆さんのご自宅にお届けする際は、マスクを装着するようにしました。マスクは店では売り切れていて買えないので、ガーゼと輪ゴムでマスクの代用品を自分で作りました。作り方はとても簡単で、30秒で作れます。インターネット上にはハンカチなどの身近にあるものでマスクの代用品を作る作り方を紹介している動画がたくさん公開されています。

  ウイルスは人の目には見えず、どこにいるのか分かりません。どんなに注意していても他人からウイルスをうつされることもありますし、他人にウイルスをうつしてしまうこともあります。それはウイルスが悪いのであって、その人が悪いわけではありません。

  地球上に新たに登場した新型コロナウイルスは、ヨーロッパなどの地域で猛威をふるまいしたが、日本列島の環境には適応しきれていないようで、今までのところ日本では爆発的な被害を与えることができていません。日本に上陸してきた新型コロナウイルスの殺傷能力については、「おそらくインフルエンザウイルスと同じくらいではないか」という見解も多いようです。現在までに確認されている新型コロナウイルスの感染者数は約4000人ですが、同じ時期に発生したインフルエンザの患者数は少なくとも数万人はいます。

インフルエンザも軽い病気ではなく、厚生労働省によると、日本国内で年間に1000人前後がインフルエンザで亡くなり、およそ1万人がインフルエンザによる合併症で亡くなります。国内でインフルエンザにかかる人数は年間でおよそ1000万人。10人につき1人がかかります。単純に計算すると、1日に平均2万人以上がインフルエンザにかかります。

そのような状況の中でも毎日、大人たちは職場で働き、子供たちは学校に通い、各地で催しが開催されていました。私達の社会はインフルエンザウイルスと共存してきました。

もしも新型コロナウイルスがこのまま日本列島に長く居残ることになるのであれば、新型コロナウイルスとも共存してゆく道を探ってゆくことになるのでしょう。現時点では新型コロナウイルスに感染した人の多くが無事に回復し、特にほとんどの子供たちは無傷です。感染によって重症化した人々のほとんどは高齢者であり、対策に力を集中すべき年齢層も絞られています。私達と全く共存できないウイルスではなさそうに思えます。

今はまだ、医療従事者もこのウイルスに対する免疫がなく、新手のウイルスに対する医療体制が整っていません。もしもウイルス感染による患者数が急増して医療従事者に過度な負担がかかれば、医療現場が崩壊します。これを恐れて社会全体が戦々恐々としています。

私は毎日、厚生労働省が公開している、その日の新型コロナウイルスの患者数の増減を確認しています。この数字を今後の自分の行動を決めてゆくための指標として、野菜を配送するために外出しても大丈夫なのかどうかなどを判断してゆこうと思います。

ーーーーーーーーーーー

後記(10月10日記入)

  新型コロナの他にも、インフルエンザや癌や肺炎など、様々な病気があります。医療従事者はこれらの全ての病気の治療をバランス良く行ってゆく必要があります。

  世間が新型コロナばかりを過剰に恐れてしまうと、医療従事者も新型コロナばかりに過剰に労力を費やさなくていけなくなり、他の病気の患者の治療に手が回らなくなり、医療現場が崩壊してしまうかもしれません。

  「医療崩壊」という最悪の事態を避けるためにも、私達は新型コロナウイルスを正しく恐れることを心掛けて、過剰に恐れることを慎むようにしたいです。

  私達はインフルエンザウイルスとは今まで共存してきて、インフルエンザの流行期でも普段通りに外出していました。

  インフルエンザウイルスなどの他の病原体と比べて、新型コロナウイルスは恐ろしい相手なのかどうか、実際の患者数や死亡者数などを比較しながら判断してゆきたいです。

2020年10月 5日 (月)

踏ん張りどころ   令和2年4月3日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

踏ん張りどころ   令和2年4月3日

春風駘蕩の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  3月と4月にほうれん草を生協に出荷させていただくことになりました。さすがは生協、その注文量の多さは私の能力を超えているかもしれません。3月にはかつて経験したことのないような大量のほうれん草を収穫して出荷しました。

収穫にも時間がかかりますが、その後にほうれん草の重さを計って袋に詰めてゆく作業がさらに時間がかかります。ようやく袋詰めが終わった時には夜の10時をまわっていて、それから遅い夕食をとるのですが、食事中に居眠りしてしまい床に茶碗を落としてしまいました。割れた茶碗と散らばった米粒を片づけて、歯を磨かずに布団に倒れ込みました。

4月はさらに、3月よりも2倍ほどのほうれん草の注文量をいただきました。いったい私の生活はどうなってしまうのだろうかと頭がクラクラしますが、せっかくいただいたご注文にはお応えしたいです。ただ、生協への出荷作業に時間をかけすぎて、小林農場の経営の柱である野菜セットの出荷が疎かになってしまうことは避けなくてはいけません。

現在は5月から6月にかけて野菜セットに入れるキャベツやレタスの苗を畑に植えています。生協出荷のため、畑仕事にかける時間を縮小せざるを得ませんが、今年は畑に植える苗の数を少なくして、野菜セットに出荷する分だけを栽培しようと思います。いつもは欲張って余分に作っておくのですが、けっきょく販売しきれない場合が多いです。他にも無駄だと思われる畑仕事を削減してゆき、「畑仕事の効率化」に取り組みたいと思います。

どんなに忙しくても、「食事中はよく噛んで、消化を良くして食べる」「洗濯は怠けず、衛生環境を良好にしておく」「一日に最低5時間は睡眠時間をとる」、そして「手洗いを怠けずに丁寧に行う」など、私の中で決まり事を作ってみました。農業で生活してゆけるだけの収入を得るため、今、無理をしていますが、そんな時こそ健康管理を忘れてはいけません。

  新型コロナウイルスの影響により、多くの職種が自粛されています。広々として喚起が良い畑で働き、多くの人と接触することが少ない農家は、自粛をすることなくいつも通りに仕事を続けることができています。しかし9年前の福島原発事故で東日本全体の農地が放射能汚染の被害を受けた時、多くの農家は自粛を余儀なくされて、収入を断たれました。

そして今、新型コロナウイルスの影響により、多くの方々が収入を失い、苦境に立たされています。常に野菜を育てて出荷するという仕事があり、常に野菜を購入してくださる方々がいて収入を得ることができる今の自分は、実はとても幸せなのだということを、もう一度胸に刻みこみたいと思います。ほうれん草をひたすら袋に詰めてゆく日々は大変ですが、「人の免疫力を高めるような元気な野菜をたくさんの方々にお届けして、自分が日本を元気にしてみせる」くらいの強い気持ちを持って、この4月を踏ん張りたいと思います。

楽しいと思える趣味をしていると脳が刺激されて免疫力が高まるらしいです。4月は忙しすぎてこの農場通信を書くのをお休みしようと思いましたが、私は文章が書くのが好きで、農場通信を書くと免疫力が上がるような気がするので、お休みするのをやめました。

---------------

後記(10月5日記入)

持病や高齢などで免疫力が低下している人々は新型コロナウイルスに感染しないように注意したほうがよいですが、通常の免疫力のある人々は感染しても重症に陥る可能性は低いようです。

ただ、感染防止のために経済活動を自粛していると経済状態が悪化して、それに伴って多くの人々の健康状態も悪化して免疫力が低下して、重たい病気にかかってしまう人が増加するかもしれません。

また、多くの人々が仕事と収入を失い、それに伴って生き甲斐も失い、自殺者が増えてしまうかもしれないと懸念されています。

新型コロナウイルスの感染によって命を失う人々もいますが、経済活動の自粛の影響によって命を失う人々もいます。

新型コロナウイルスの感染で奪われる命のほうが多いのか、それとも、経済活動の自粛の影響によって奪われる命のほうが多いのか。冷静に見極めながら、今後、経済活動や外出を自粛してゆくべきなのかどうか、検討したいです。

2020年10月 1日 (木)

暖冬を振り返って   令和2年3月30日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

暖冬を振り返って   令和2年3月30日

桜花爛漫の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  小林農場の周辺の桜が花を咲かせ始めました。今年は早春の頃にはずいぶんと気温が暖かくなっていたので、多くの地域で桜が観測史上最も早く開花しました。通常ならば温暖な九州地方から寒冷な北海道へと「桜開花前線」が北上してゆくのですが、今年は例外で、栃木県では九州地方南部よりも早く桜が開花しています。桜が花を咲かせるには「春の暖かさ」が必要ですが、その前に花芽を形成するには「冬の寒さ」が必要です。この冬は暖かすぎて、特に九州地方では「寒さ」が足りず、桜の花芽が形成されるのが遅れたようです。

  思い返せば、暖かな冬でした。例年では雪が積もる地域も、今年は極端に雪が少なく、小林農場でもこの冬に雪が降り積もることがありませんでした。雪が畑に降り積もると、どこにホウレンソウが生育していて、どこに人参が埋めてあるのか全く分からなくなる「ホワイトアウト状態」になり、畑仕事が通常の数倍、手間がかかります。雪はけっこう重たく、小林農場のビニールハウスも何度か、降り積もった雪によってグニャグニャにつぶされてしまったこともありました。そのような苦い経験は、この冬にはいっさいありませんでした。

  私のような冷え性の人にとっては暖冬は体に優しいです。しかし、「冬が暖かくなって楽になった」と喜ぶ声よりも、「冬がこんなに暖かいなんて、なんだかおかしい」と心配する声のほうを多く耳にしたような気がします。この冬には山地に雪がたっぷりと積もらなかったので夏には水不足になるかもしれないと、さっそく懸念されています。

温暖化していることは誰もが感じていることで、この冬はまさにそれを象徴していました。温暖化によって自然災害が激甚化することが予測されて、世界中の人々が心配しています。畑では害虫がなかなか冬眠せず、以前よりも長く活動できるようになっています。

  桜が満開を迎えた3月末、まさかの名残の雪が降って畑は真っ白に染まり、菜の花や桜の花にも雪が積もりました。本当に変な天候です。でも、久しぶりに雪化粧が見られてほっとしました。1年に1回くらいは雪化粧を見ておかないと気分は落ち着かないようです。

この3月には去年の秋に畑に苗を植えて育てたキャベツやサニーレタスを少しだけ収穫できて、2000円セットに入れてみました。3月は出荷できる野菜が少なくなる時期ですので、この時期にキャベツやサニーレタスが新たに収穫できれば助かります。数年前まで冬はもっと寒く、栃木県でキャベツやレタスを露地で冬越しさせるのは難しかったですが、今は冬も温暖化していて、もう少し丁寧に防寒すればうまく冬越しできそうな気がします。気候が温暖化することによって悪いことばかりではなく、少しくらいは得することもあるでしょう。せっかくですから温暖化をうまく利用できる栽培方法も探ってみたいです。

サツマイモは低温に弱い作物で、寒い冬に長期間貯蔵することが難しく、今まで小林農場では冬にはサツマイモを出荷していませんでした。この冬はいろいろと工夫をしてみながら貯蔵穴に埋め、去年の秋から今年の3月まで、良い状態でサツマイモを出荷し続けることができました。サツマイモを無事に貯蔵できたのも、暖冬のおかげだったかもしれません。

2020年9月27日 (日)

数字を追う   令和2年3月19日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

数字を追う   令和2年3月19日

春分の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  9年前の今頃、3月11日に発生した福島第一原発事故によって有害な放射性物質が東日本全体に飛散し、広い範囲で農地も汚染されました。「東日本で採れた農産物は汚染されて、今後は安全に食べられなくなるのではないか」と、農家は大きな不安に苛まれました。

闇雲に心配ばかりしているわけにもいかず、農産物の安全性を確かめるため、各地で農産物の放射能検査が行われました。私も何度か、自分の畑で採れた作物を検査しました。

放射性物質は人の目には見えませんが、探知機で探知することができます。放射線量は「ベクレル」という単位で表されますが、日本政府は農産物の安全基準値を「100ベクレル/kg」と定め、この数値を超える農産物は出荷禁止されることになりました。「政府の定めた基準値では甘すぎる」と、さらに厳しい安全基準値を独自に定めて農産物を検査する販売店もあり、私もどの数値までを安全と考えればよいのか、自分なりに勉強してみました。

今では東日本で採れた農産物はあまり放射能汚染の悪影響を受けていないことが分かり、それほど心配せずに食べられます。なぜそう言えるかといえば、各地で継続されている放射能検査でほとんどの農産物の検査結果の数値が極めて低いからです。農家は「ベクレル」という単位の数値を指標にして、自分達の農産物の安全性を冷静に把握してゆきました。

今、新型コロナウイルスの登場により、福島第一原発以来の国難を迎えています。私もいろいろと情報を集めて、冷静に状況を把握できるような指標はないか、探しています。

ある専門家は科学的な根拠を示しながら、「1週間で1万2千人を超える新たな患者数が発生するようなら非常事態だと判断して、外出を控えるなど行動を制限すべき」と、具体的な数字を提示していました。現在の日本国内では1週間に増加した患者数は数百人程度で、非常事態だといえるような状況ではなく、過剰に心配して経済活動を過度に自粛すると大勢の人々の日常生活が苦しくなるので、闇雲に自粛することはないとも述べていました。

私の感覚では上記の基準は緩すぎると思うので、他に自分が納得できるような基準をみつけられればよいと思います。一日にどのくらいの患者数が増減しているのか、その数を指標にしてゆくのがよさそうです。それで感染は拡大しているのか、収束しているのか、自分はどの程度ならば外出してもよいのか、冷静に判断しやすくなると思います。毎日、新型コロナウイルスの患者数を確認しています。数字を追って頭の中を整理したいと思います。

普段の私は、数字を気にしながら暮らすことが大嫌いです。自分が食べている食べ物のカロリー量や自分の体重をいちいち気にしていたら、楽しく食事ができなくなります。

偏差値は学生の学力を表すのに便利な数値ですが、偏差値を重視しすぎると「偏差値の高い学生は人間的に優れていて、低い学生は人間的に劣っている」という間違った認識を生んでしまいます。農産物の「糖度」を計ってその数値が高い農産物が良品とされますが、その農産物の本当の価値を数値にして表すことは難しいと思います。非常時には数字が重要な指標となりますが、普段はできるだけ数字にこだわらないほうが楽しいと、私は考えます。

-----------

後記(9月27日記入)

日本国内で新型コロナウイルスの発生が確認されてから8か月が経ちました。

果たして新型コロナウイルスは、外出を控えなくてはいけないほど恐ろしいウイルスなのか?それを考えるときは、インフルエンザウイルスなどのすでに存在している病原ウイルスと私達は今までどのように接してきたのかを参考にすればよいと思います。

厚生労働省によると、過去の日本国内でインフルエンザウイルスに感染して発症する人の数が年間で約1000万人、インフルエンザウイルスに感染したことが原因で亡くなる人の数が年間で1万人と公表しています。1日に平均してみると、発症者は約2万7千人、死亡者は約27人となります。

この発症者数や死亡者数と比べて、新型コロナウイルスによる発症者・死亡者の数は多いのか少ないのかを確認してゆけば、インフルエンザウイルスと比較しながら新型コロナウイルスの実力を把握しやすくなると思います。

毎日、新型コロナウイルスによる新規の感染者数と死亡者数が公表されていますが、それならば同時にインフルエンザウイルスの新規の感染者数と死亡者数も公表して、常に新型コロナウイルスによる被害状況とインフルエンザウイルスによる被害状況を比較できるようにしてほしいです。

私達は今まで、インフルエンザウイルスとは共生してきました。インフルエンザが流行する季節でも外出を自粛することなく、普段通りに生活を営んできました。インフルエンザが流行しやすい時期にお正月を迎えますが、多くの人々は故郷に帰省して、家族が集まって新年を祝っていました。

インフルエンザウイルスと共生してきた私達ならば、新型コロナウイルスとも共生できるかもしれません。

新型コロナウイルスが流行するとき、外出を自粛する必要があるのか、それとも、必要ないのか。常にマスクを着用する必要があるのか、それとも、必要ないのか。その死亡者数などの数を追跡して、新型コロナウイルスは今までの病原ウイルスと比べて恐ろしいウイルスなのかどうかを見極めながら、検討してゆきたいです。

2020年9月22日 (火)

未知がもたらした影   令和2年3月12日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

未知がもたらした影   令和2年3月12日

春便りの嬉しい季節となりました。皆さま、いかがおすごしでしょう。

  今年の3月11日で、福島第一原発事故から9年が経ちました。有害な放射性物質が東日本全体に拡散され、今後も消えてなくなることなく自然環境を汚染し続けることが懸念されています。どれくらいの量の放射性物質が人々の健康にどのくらいの影響を与えるのか、専門家もまだはっきりと解明できていないようで、ましてや専門家でもない一般人の私達にとって放射性物質は、どう対処してよいのか、未知で不気味な物質であります。

  放射性物質に被ばくすると病気になる場合もありますが、いつ発症するかはわかりません。原発事故で被ばくしてしまって今でも不安に感じている人も少なくないでしょう。

放射性物資はとても小さくて人の目には見えず、どこにそれらが潜んでいるのかは分かりません。放射能汚染を受けた地域の住民は放射性物質を体内に取り込まぬように外出を控え、外出をするときはマスクを装着して身を守りました。「放射性物質との接触を避けるために、行事などは自粛しよう」という意見と、「あまり放射性物質のことばかりを心配していると経済活動が停滞してしまう」という意見が地域内で対立することもありました。

  放射能汚染で揺れていた当時と似たような光景が、新型コロナウイルスで揺れる今の日本で繰り返されています。新型コロナはインフルエンザと同じ風邪の一種で、海外ではこのウイルスによって大きな被害を受けている地域もありますが、現時点の日本国内では新型コロナウイルスの感染力や致死率はインフルエンザウイルスと同じくらいのようです。

  3月12日、日本国内での新型コロナウイルスの感染者数は600人ほどで、死亡者数は15人。感染者が一人増えただけでもニュースで大きく報じられて、社会全体に動揺が広まっている状況ですが、その間にも国内では多くの人がインフルエンザウイルスに感染し、今年もインフルエンザによる死亡者は1000人を超えると推定されています。しかし新型コロナの被害ばかりが報道され、インフルエンザの被害は全く報道されていません。

  インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスに対する日本人の反応が全く違うわけですが、長く付き合ってきたインフルエンザウイルスとは違い、今回のウイルスは「新型」であり、「コロナ」という聞き慣れない名前の響きに不安が増幅させられます。私達は今までの日常になかった未知のものに対してものすごく不安を抱くものだと、改めて思います。

  秋になると樹々は大量の葉を落としますが、落ち葉は堆肥の最適な材料となります。地面に広がる落ち葉の絨毯はフカフカとしていて、私の目にはキラキラと輝いて見えました。

  しかし落ち葉は放射能汚染による影響を受けやすく、原発事故以降は、小林農場では定期的に落ち葉で作った堆肥を検査機関に提出して検査してもらっています。検査結果を見るといつも数値がかなり低くて、ほとんど心配しなくてもよい状態なのですが、それでもすっきりと心は晴れず、検査を続けています。私の目にはもう、落ち葉が輝いて見えません。

  専門家ですら分からないことの多い放射性物質は未知のままで、原発事故は未知の物質をまきちらして人々の心に暗い影を落としてゆきます。人類は原発を捨てるべきです。

2020年9月20日 (日)

免疫力を高める時   令和2年3月5日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

免疫力を高める時   令和2年3月5日

寒さもだいぶゆるんできた今日このごろです。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  今、世間を騒がせている新型コロナウイルスは風邪の一種です。私は小林農場を設立してから一度も風邪をひいて寝込んだことがありません。私は畑に一人で仕事をしている時間が長く、外出して他の人と会う時間が短くて、人から風邪をうつされる機会が少ないです。

  多くの人達は職場などで複数の人と接しながら暮らしています。だから日本政府などが国内に、「外出して自宅に帰ってきたらよく自分の手を水洗いして、手に付着しているかもしれないウイルス菌を落とすように」と、手洗いの重要性を度々呼びかけています。

  そして、「もしも咳や発熱などの新型コロナウイルスの症状が現れたら、他の人にうつしてしまわぬように外出を控えてほしい」とも呼びかけています。今まで毎週、一度も休まずに野菜セットを皆さんにお届けしてきたことが私の自慢なのですが、もしも私にも咳や発熱などの症状が現れましたら出荷をお休みさせていただき、回復するまで自宅で養生していようと思います。休まなくてもよいように、いつもよりも丁寧に手洗いをしています。

  現時点では新型コロナウイルスに感染した人の多くは軽症ですみ、特に赤ちゃんを含めた子供たちが感染後に重症化した事例はほとんどないようです。感染した高齢者が重症化することはあるようですが、高齢によって免疫力が落ちているのが原因だと思われます。免疫力が高い人の体には新型コロナウイルスは侵入しにくいことも分かってきています。

十分に睡眠をとったり、適度に運動したり、規則正しい生活を送ることにより免疫力を高めてゆけるようです。普段から規則正しい生活を心掛けてゆくべきですが、今回のウイルス騒動は不規則になりがちな自分の生活を見直して改善するのに良い機会となります。

食事の摂り方も免疫に影響を及ぼすようです。「よく噛んで食べること」「食べすぎずに腹八分を守ること」が免疫力を高めるのに良いようです。自分の命を支えてくれる食べ物に対して感謝の念を抱いてかみしめながら食べれば、自ずと健康的な食べ方になります。

  みそや漬け物などの発酵食品も免疫力を高めるのに優れているようです。日本では昔からご飯にみそ汁と漬け物を組み合わせた食事が食べられてきましたが、昔ながらの食事は現代の日本人の体にも適しているようです。野菜の煮汁や野菜の外皮にもたくさん栄養が含まれているので、それらを捨てずに丸ごと大事に食べると栄養素がたくさん摂れます。

  日本政府はついに、全国の学校に臨時休校をするように要請し、子供たちにはできるだけ外出しないように呼びかけています。小林農場の野菜を食べてくださっているご家庭には小学生、中学生、高校生のお子さんもいますが、唐突すぎる政府の要請にとまどっているご家庭も多いのではないかと思います。笑うことも免疫力を高めるのに良いようですが、様々な催しが次々に中止されて、施設も閉じられて、笑顔になれる場が消えていっています。

免疫力を高める食材といえば、野菜です。私が今まで風邪をひかなかったのは、小林農場の野菜を常食してきたおかげでもあると思っています。農場の野菜が皆さんの免疫力も高めているのであれば嬉しいです。小林農場はいつも通りに野菜をお届けし続けます。

2020年9月17日 (木)

野菜出荷の裏側   令和2年2月28日

野菜セットには、野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

野菜出荷の裏側   令和2年2月28日

木々の芽もすっかり春支度を整えたようです。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  無農薬栽培で野菜を栽培している私の知り合いの農家の皆さんが生産者団体を作って生協に野菜を出荷していますが、私も生産者団体の出荷に参加させていただくことになりました。去年の暮れから生協にほうれん草を出荷し始めています。

  先日は50袋のほうれん草の注文をいただきましたが、その日は雨が降り、ほうれん草の葉は濡れて泥が付着し、そのまま袋に詰めると、袋にも泥がついてしまいました。その状態で出荷しましたら、生協の方からもっときれいに出荷してほしいと要請されました。

  さらにその後、私が出荷した50袋のほうれん草のうち、10袋分しか商品として扱えないという連絡をいただきました。その理由をお聞きすると、「葉が変色していたり虫にかじられた跡が目立っていたり、見栄えが良くないほうれん草が多かった」という返答でした。

  野菜セットには、ほうれん草を詰める袋に泥がついてもそのまま出荷してきました。少しくらい葉が変色していたり虫にかじられた跡があるほうれん草でも問題なくおいしく食べられますので、そのようなほうれん草も野菜セットに入れていました。しかし、野菜セットで出荷するのと同じ感覚で生協に出荷すると、それが通用しない場合もあるようです。

  その後も生協からほうれん草のご注文をいただきましたが、なぜか出荷日にはいつも雨が降り、葉は濡れて泥が付着した状態での収穫が続きました。収穫したほうれん草を全てきれいな水に浸して洗って泥を落とし、できるだけ水分をきって乾かしてから袋に詰めました。すると泥をつけずに袋に詰められて、きれいな商品として出荷することができました。

  収穫物をわざわざ水洗いして乾かすには時間がかかります。きれいに出荷するのにこんなに時間をかけていては、畑仕事に費やす時間が削られます。自分の手はしっかりと水洗いしたほうがよいですが、野菜を水洗いしすぎると中身の質が落ちる危険もあります。でも一般流通では、袋に泥がついているような商品は売れません。きれいに包装された野菜が当たり前のように売られていますが、農家はきれいに袋詰めするために時間をかけています。

  本当は野菜セットの販売だけで農場の経営を成り立たせられれば良いのですが、皆さんのように野菜セットを定期購入してくださるご家庭は多くはありません。大勢の消費者に農産物を販売している生協などの一般流通の力もお借りして経営してゆこうと思います。

生協の職員の方が畑の様子を見学しに、わざわざ小林農場まで足を運んでくださいました。「無農薬栽培の安全な野菜を多くの消費者に広めたい」「生産者と話し合いながらお互いにやりやすい販売方法を探ってゆきたい」という生協の考え方を私に伝えてくれました。私も手際良くきれいに野菜を袋詰めできるコツを身に付けるよう、努力したいと思います。

野菜セットでは、収穫物にべったりと泥がついてれば簡単に泥を落としていますが、泥が少しだけついている程度ならば、そのまま袋に詰めています。野菜セットを購入してくださっている皆さんは何気なく泥がついたままの野菜を受け取ってくださっていますが、私にはとてもありがたいです。おかげで出荷作業に時間をかけず、畑仕事に時間を費やせます。

より以前の記事一覧

フォト
無料ブログはココログ