カテゴリー「農場通信」の記事

2022年9月24日 (土)

干す   令和4年3月3日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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干す   令和4年3月3日

梅花の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  最近は「干し野菜」がにわかに注目されているようです。干し野菜とは、生の野菜を薄く切って数日間ほど日に干して乾燥させたものです。野菜の体内の水分を減らすことによって長期間、保存できるようになり、その味もぎゅっと凝縮されて濃くなります。

  小林農場では大根を収穫していますが、妙な形をしていたり、一部分が傷ついていたりする大根も収穫されています。変形していたり傷ついていたりしている部分を切り除けばおいしく食べられますが、見た目が悪くて商品としては出荷しにくいです。そこで、これらの大根を千切りして日に干して「切り干し大根」を作るようにしています。規格外の人参も今までにたくさん収穫されているので、同じように「切り干し人参」を作りたいと思います。  昨年に収穫して貯蔵しているサツマイモの多くが、栽培中に虫にかじられて表面が荒れてしまっているので、これらのサツマイモも切って蒸して日に干して「干し芋」にしたいです。

  野菜の体内の多くは水分ですので、野菜を日に干して水分を抜くと、出来上がった干し野菜は元の生野菜と比べてずいぶんと縮みます。たくさんの生野菜を手間かけて干しても出荷できる干し野菜の量は少なく、普段は野菜を干して出荷することはしません。冬の低温で貯蔵されてきた人参、大根、カブなどは、3月に入って気温が高くなるにつれて傷みやすくなって出荷が終了しますので、今の時期は生野菜に代わって出荷できる干し野菜を少しでもよいから用意しておきたいです。規格外で出荷しにくい野菜が収穫されたらマメに干してゆく習慣を作りたいです。見た目の悪い規格外の野菜も、今は無駄に捨てられません。

  千切りした大根を5日間ほど日に当てるとパリパリに乾いて切り干し大根が完成します。干している最中に少しだけ埃がつく場合もあるので、切り干し大根を出荷する時に、皆さんには「水洗いしてから火に通して料理してください」と衛生的な料理方法をおすすめしていますが、私が自分で切り干し大根を食べる場合は、水に戻さずにおやつにそのまま食べます。乾燥すると大根の甘味が強くなり、おつまみの「さきいか」のようにそのまま食べてもおいしく、わざわざ水につけたり火に通したりするのがもったいないと思うほどです。同じ大根でも生の大根と干した大根は別物で、食感も味わいも変わります。

  どの季節でもたいていの旬の野菜で干し野菜が作れるようで、大根などの根菜類だけではなく、葉物野菜やトマトなどの水分の多い野菜でも、工夫すればおいしく干せるようです。干しザル(カゴ)やスライサーなどの簡単な道具を準備して日の当たる場所を確保できれば、手軽に干し野菜を作れます。皆さんも、お届けした野菜セットの中の野菜をすぐに食べきれない時もあるかと思いますが、すぐに食べきれない野菜を干してみるのもおもしろいかもしれません。干しておけば長期保存ができて、自然災害などが発生した時に「防災食」としても利用できますし、干し野菜を料理するときには切る手間も省けて、乾燥しているので味がしみこみやすくなっていて味付けが楽になり、忙しい時に料理を早くすませたい場面で便利です。干すことによってまた一つ、野菜の多彩な魅力に気づかされます。

2022年9月15日 (木)

原発事故というトラウマ  令和4年3月11日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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原発事故というトラウマ  令和4年3月11日

萌芽の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  今年も3月11日を迎えました。11年前に私が農家として独立して小林農場を設立した直後に福島第一原発事故が発生して、東日本全体が大量に飛散した放射性物質によって汚染されました。小林農場ではできるだけ安全性の高い農産物を出荷できるように農薬を使用しないなどの努力を積み重ねていますが、畑の土が放射性物質で汚染されてしまえばどんなに努力をしても安全な農産物を収穫できません。原発事故が発生した当時は収穫された野菜は汚染されている危険がありましたので、しばらく出荷を自粛していました。

  今では不安は払拭されてきていますが、原発事故発生から数年間は福島県や東北・関東地方の農産物を多くの消費者は危険視して、購入することを控えていました。私の知り合いの農家も原発事故をきっかけに、今まで自分の農産物を長く定期購入してくれていた消費者から「しばらく定期購入を休ませてほしい」と言われて、出荷先を一気に失いました。

  農家だけではなく、農家との絆を大切にしてきた消費者にとっても、定期購入の休止を申し出ることは辛いことでした。自分や自分の家族を放射能汚染から守らなくてはいけないという消費者の気持ちも十分に理解できたので、農家は自分から離れてゆく消費者をひきとめようとはせず、定期購入休止の申し出を黙って受け入れるしかありませんでした。

  私にとって不幸中の幸いだったのは、事故の当時は小林農場を設立したばかりで、まだ野菜セットの出荷を始めていなかったことです。現在のように多くのご家庭が小林農場の野菜セットを定期購入してくださっている状況で原発事故が発生したりすれば、どうなるのか。小林農場のような小さな農場が自分の農産物を定期購入してくださるご家庭に出会える機会は希少であり、そんな一つ一つの縁を大切にしながら時間をかけて野菜セットの出荷数を増やしてきました。原発事故が発生して農産物が汚染されれば多くのご家庭が農場から離れてゆき、積み上げてきたものを一瞬に失う喪失感は大きなものとなるでしょう。

  事故を起こした後の福島第一原発の敷地内には、事故処理の作業の過程で放射性物質を含んだ汚染水が毎日発生していて、汚染水はタンクに詰めて保管されていましたが、増え続ける汚染水を保管できる敷地が足りなくなり、日本政府は来年より汚染水を海洋に少しずつ放出することを決定しました。「汚染水は十分に濃度を薄めてから放出されるから、海洋は汚染されず、そこから獲られる海産物も安心して食べられる」と政府は説明しています。

しかし今まで政府は原発について様々なウソをついてきたので、今は多くの消費者が政府の言っていることを信用できなくなっています。汚染水の海洋放出が始まれば東日本の太平洋沿岸で獲られる魚は危険視されて、多くの消費者が離れ、魚師の生活が苦しくなります。今、漁師の皆さんは汚染水の海洋放出に強く反対しています。複数の団体からは海洋放出に代わる処理方法も提示されているので、政府は代替え案を検討するべきです。

私も被災地から獲られる魚をできるだけ購入して魚師の皆さんを応援したいです。原発事故で苦しんだ農家や魚師の多くは、原発の再稼働を目指す政府の方針に憤っています。

2022年9月 7日 (水)

品種改良の安全性をめぐる論争  令和4年2月10日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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品種改良の安全性をめぐる論争  令和4年2月10日

残雪の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  通常のゴボウは長いのですが、ある種苗会社は生育中のゴボウに放射線を照射するとその遺伝子が変異して短くなることを発見して、短くなるゴボウの品種を開発しました。小林農場で栽培しているゴボウも短くなる品種で、小林農場のゴボウを食べてくださっている方より「このゴボウは放射線照射によって品種改良されたゴボウなのでしょうか?」というご質問をいただきました。一般的に放射線は「健康に良くないもの」という印象が定着していますので、放射線照射で品種改良されたゴボウを食べても人体に影響はないのか気にしていらっしゃるようでした。小林農場のゴボウの品種を開発している種苗会社に問い合わせてみると、「このゴボウの品種改良には放射線を利用していない」という回答でした。

  現在、複数の作物の品種改良で放射線照射によって作物に突然変異を引き起こして新品種を開発したりもされているようです。「放射線照射は短期間で新品種を開発できる優れた技術で、自然環境や人体への影響には問題はない」と種苗会社側は説明しています。

  作物の品種は「固定種」と「交配種(F1種)」の2つに大別されます。「固定種」とは昔ながらの方法で改良されてきた昔ながらの品種。「交配種」は複数の固定種を受精させて開発される雑種のこと。「味の良い固定種」と「収量の多い固定種」を受精させると「味が良くて収量の多い交配種」が作れます。近代に種苗会社が次々に交配種を開発して、現代の私達が食べている野菜の多くは交配種であり、昔ながらの固定種は姿を消しつつあります。

  稀に雄しべのない花を咲かせる植物が現れることがあり、「雄性不稔(ゆうせいふねん)」と言います。タマネギなどの作物にも稀に雄性不稔が発生して、品種改良中に雄性不稔の株を取り込むと様々な理由で受精させる作業が楽になるので、種苗会社は雄性不稔が発生している株を見つけて利用します。現在の多くの交配種には雄性不稔が取り込まれています。

  「雄しべのないような生殖機能を退化させた異常な品種の野菜を食べていると不妊症になりやすくなる」と、交配種を危険視する説が出されて話題になり、「食べたものの遺伝子が人間の遺伝子に紛れ込んで機能するということは考えにくい。雄性不稔は自然界でも発生することであり、その性質を品種改良に利用しても不自然なことではなく問題はない」という反論も出されています。私も交配種を危険視する説にはそれを証明するための根拠が不十分なように感じます。小林農場でも交配種の作物をたくさん栽培しています。

  海外の種苗会社では品種の遺伝子を自由自在に操作できる「遺伝子組み換え」や「ゲノム編集」などの技術を使って品種改良をしていますが、これらの遺伝子操作技術をめぐる安全性についても激しい論争が繰り広げられています。「最近の品種改良のやり方は不自然になってゆき、そのような品種を食べ続けるのは不安だ。農家は昔ながらのやり方で改良された昔ながらの品種を栽培して出荷してほしい」と、一部の消費者から声があがっています。小林農場では交配種だけではなく固定種もできるだけ栽培するようにして、また、種を購入するばかりではなく自分の畑から種を採って独自に品種改良できるように勉強しています。

2022年8月28日 (日)

「脱マスク」へ動きだす世界  令和4年5月27日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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「脱マスク」へ動きだす世界  令和4年5月27日

軽暑の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  世界中に広まったコロナ禍では、多くの国々で感染拡大防止対策としてマスクの着用が奨励されたり義務付けられたりしていましたが、感染状況が落ち着いてきた現在では各国が次々にマスク着用の呼びかけをやめて、多くの人々がマスクを取り外して日常を取り戻しているようです。そんな世界の流れに連動して、先週、日本政府が公表したマスク着用についての新たな見解も「脱マスク」へ歩みだそうとする内容になっていました。

  今は換気の良い屋外でもマスクを着用して歩いている人が多いですが、日本政府の新たな見解では、屋外では基本的にマスク着用は「必要なし」、通勤・通学中などの多くの人達の行き交う場所でも会話することが少ないようならば「必要なし」と提言しています。屋内でも相手との距離がとれて会話が少なければ「必要なし」と提言しています。

  蒸し暑くなる夏にはマスクを着用したままだと体温が上がって熱中症にかかる危険性が高まるので、政府は夏にマスクをできるだけ外すことを奨励しています。昨年までの2年間、夏の猛烈な日差しが降り注ぐ中でもほぼ全ての人達がマスクをつけて屋外を歩いていましたが、それは危険です。新型コロナウイルス感染症だけではなく熱中症など他にも様々な危険があり、どの危険にも偏ることなくバランス良く注意してゆくことが肝心です。

  暑くなればマスクを外したほうがよいことは自分の頭の中では分かっていても、周りの人はマスクを着けているために自分一人だけマスクを外すわけにはいかず、人の目を気にして我慢しながらマスクを着けていた人も多いと思います。まずは誰かが率先してマスクを取り外してゆかないと誰もマスクを外すことができません。私が率先して屋外でマスクを外してゆき、周りの人たちとの間で「熱中症予防のためにマスクを取り外そう」と呼びかけ合いたいと思います。その呼びかけに呼応してくれる人も多いと思います。

  ほぼ全ての日本人がマスクを着けて感染予防対策を行っていましたが、昨年の夏には日本で新型コロナウイルス感染拡大の第5波が発生していました。免疫力が下がると感染症にかかりやすくなりますが、多くの人達は暑い中でも我慢しながらマスクを着けて暮らしていたので心身に負担をかけてしまって免疫力が落ちてしまっていたのかもしれません。マスク着用が本当に新型コロナ感染症予防に適切な手段なのか、検証するべきです。

複数の専門家からは「まだ言葉を覚えていない幼い子供達は、相手の表情を眺めながら気持ちをやり取りするので、相手の表情がマスクで隠れて分からなくなると人との気持ちのやり取りを学べなくなってしまう」という指摘が出されています。大勢の人々が顔をマスクで隠しながら他者と接する不自然な風景を、このまま当たり前にしてはいけません。

長時間のマスク着用で頭痛、集中力低下、眠気・疲れ、呼吸苦などの障害を受けている子供達もいるようです。マスクで口と鼻をずっとふさぐ習慣は不自然なので、心身に様々な負担をかけます。大勢の人達がマスクを着用していてもウイルス感染流行を繰り返している現状で、この不自然な習慣を今後も続けることに意義があるのか、見直したいです。

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追記(8月28日記入)

「全国有志医師の会」の医師達が「常時マスク着用の問題点」を指摘しています。以下をクリックしてご覧ください。

全国有志医師の会のホームページ 「マスクに関する見解」

今年の暑い夏も大勢の日本人はマスク着用の習慣をやめずに続けていましたが、けっきょく「第7波」の発生を防ぐことができませんでした。暑いのに暑いのを我慢してマスクを着用し続けて体調を崩して免疫力が落ちて新型コロナウイルス感染症にかかった人も多かったのではないかと、私は推察しています。

「ひげを剃る手間が省ける」「化粧をする手間が省ける」「顔をマスクで隠すと、なんだか気分が落ち着く」などの理由でマスク着用を気に入っている人も多いようなので、マスクを着けたい人がマスクを着けるのはかまわないと思います。

私は「自然に従って生活すれば健康になりやすくなり、不自然な生活を送れば病気になりやすくなる」と考えて、できるだけ自然な栽培方法で食材を作って食べたりして健康に気をつかってきました。私にはずっと口と鼻をマスクで覆うような不自然な生活習慣は受け入れ難いです。

「マスクを着けない人は入店をお断り」などと堂々とマスクを着けない人を拒絶する店や施設などもあり、マスクを着けないと店や施設に入れなかったりします。「マスクを着けない人は感染予防対策を怠っている非常識な人」という考え方がまるで常識のようになってしまって、マスクを着用しないと仕事がしにくくなったりしています。今の日本社会ではマスクを着用したくない人もほとんど強制的にマスク着用を要求される場合が多いです。

「大勢の人々がマスクを着用すれば新型コロナウイルス感染拡大を防げる」と言われながらも、実際には防ぐことができずに何度も感染拡大を繰り返しています。ずっと口と鼻をマスクで覆うような不自然な生活習慣を今後も「常識」として続けてゆくことに意義があるのか、見直すべきです。

「特に発達途上の子供達の心身には、マスク着用の生活習慣には副作用があるかもしれない」という指摘も出されていて、もしこの指摘が正しければ、子供達だけでもマスク着用はもうやめたほうがよいと思います。しかし、子供達に「もうマスクを外してもいいよ」と言っても、「他のみんなはマスクを着けているのに自分だけマスクを外したらいじめられるかもしれない」と思って、なかなかマスクを外そうとしないかもしれません。やはり、まず大人達が率先してマスクを外さないと、子供達もマスクを外せないかもしれません。

海外では人々はマスクを外して、日常を取り戻しています。

2022年8月23日 (火)

無農薬栽培的思考   令和4年3月31日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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無農薬栽培的思考   令和4年3月31日

仲春の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  新型コロナウイルス感染予防対策のために12歳以上の大勢の人々に新型コロナワクチンが接種されてきましたが、日本政府は3月より11歳以下の子供にまでワクチンを接種してゆくことを承認しました。この決定をきっかけに北海道から沖縄まで、全国各地の医師達が「有志医師の会」を立ち上げて、「子供達への新型コロナワクチン接種に反対する」という声明を出し、「新型コロナウイルスによる子供達への被害は小さく、深刻な副作用が懸念されている新型コロナワクチンを子供達に接種させる必要はない」と主張しています。

  厚生労働省の報告によると、現在までに日本国内では1500名以上が新型コロナワクチンを接種した後に死亡していて、それらはワクチンの副作用が原因ではないかと疑われています。また、ワクチン接種後に長期間、体調を崩して仕事ができなくなった大人達や学校に通えなくなった子供達もたくさんいて、これらの症状は「ワクチン後遺症」と呼ばれるようになりましたが、治療方法はまだ確立されていなくて適切に治療ができない場合が多いです。有志医師の会の医師達は患者を引き受けて、治療方法を探っています。

  有志医師の会の医師達は、「抗体依存性感染増強」についても懸念しています。これはコロナ系ウイルスに対するワクチン接種の特性として以前から免疫学で知られている現象で、ワクチン接種の副作用で接種者は却ってますます感染症にかかりやすくなる場合があります。大勢の人々が新型コロナワクチン接種を何度も繰り返している欧米諸国などでは、またすぐに新型コロナウイルスに感染して発症する人が爆発的に増加してしまい、これらの国々では抗体依存性感染増強が発生しているのではないかという意見もあります。日本でもワクチンを接種した後に感染・発症する人が続出して、「第6波」が発生しました。

  新型コロナワクチンは従来のワクチンとは全く違う「遺伝子ワクチン」であり、人体への安全性が十分に確認されないまま特例で使用されています。接種後に心筋炎を起こす場合があることが判明しましたが、今後も様々な副作用が新たに発覚するかもしれません。

小林農場は「自然に従って暮らせば健康になりやすく、不自然な暮らしを送ると病気になりやすい」という分かりやすい原則を大切にしながら無農薬栽培を行っています。無農薬栽培的思考では、「農薬は不自然であり、農薬を畑に散布するとますます病虫害が悪化するかもしれない」と考え、新型コロナウイルス感染症の患者が増加すると、「不自然なワクチンを接種した副作用によって多くの人達が病弱になっているのかもしれない」と考えます。

  様々な菌やウイルスが様々な所に生息していて、普段から私達はそれらに自然に感染して自然に免疫を身につけながら菌やウイルスと共存しています。自然にウイルスに感染することを拒絶してずっと家の中に閉じこもったり、ずっとマスクで口をふさいでいたり、そんな不自然な生活を続けていれば健康を維持しにくくなります。過度に感染を防止すればウイルスへの免疫も自然に身につけられなくなり、代わりに不自然なワクチンを接種して人工的に免疫を身につけようとするやり方は副作用が伴って危険だと私は思います。 

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追記(8月23日)

全国有志医師の会のホームページは、以下をクリックしてご覧ください。私達の社会で新型コロナワクチン接種やマスク着用が推進されてゆくことで生じるかもしれない深刻な弊害を指摘しています。

全国有志医師の会 のホームページ

「マスク着用」「頻繁な手指消毒」「外出自粛」「遺伝子ワクチンの接種」などの「新しい生活様式」での感染予防対策は私達の生活を不自然にして、私達の心身に悪影響を及ぼして免疫力を落としてしまう危険があります。今は新型コロナウイルスに感染しても無事に回復する人が多いですが、不自然な感染予防対策を続けることによって免疫力が落ちて感染症に罹って重症に陥る人が増えてゆくかもしれません。もし今後、重症者の数が増えてゆくようならば、新型コロナウイルスのせいにする前に自分達の感染予防対策が行き過ぎて生活が不自然になりすぎていないか、見直したほうがよいと思います。

たくさんのウイルスが地球上に存在していて、私達は普段からそれらに適度に感染しながら免疫を身につけています。「過度に消毒したり清潔にしすぎたりするとウイルスに適度に感染して免疫を身につけてゆく機会を失い、却って病弱になってしまう」とコロナ禍以前までは一般的に言われていました。「命を大切にする」とは病原ウイルスを含めた様々な者達と共存してゆける心身を育んでゆくことであり、ひたすらウイルスを敵視したりひたすらウイルス感染を拒絶したりすることではないと思います。

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有機農業(無農薬栽培)では「自然に従って栽培すれば作物は病気に強くなり、不自然な栽培をすれば作物は病気に弱くなる」と考えて、農薬などの不自然な異物を作物に与えないようにしています。

また、有機農業では、病原菌や害虫を根絶してゆこうとするのではなく、それらと共存することによって作物を栽培しようとしています。

有志の医師達がコロナ禍の感染予防対策に対して批判の声をあげているように、今後は有機農業に携わってきた農家や消費者団体などの有機農業関係者たちからも

「安全性が十分に確認されていない新型コロナワクチンの接種を推進してゆくことをやめて、もう一度ワクチンの安全性を検証するべきだ」

「新型コロナウイルスを特別に危険視して過度な感染予防対策を行うことによって私達の生活は不自然になって様々な弊害が生じている。もう過度な感染予防対策はやめて、今まで私達がインフルエンザウイルスなどの様々な病原ウイルスと共存してきたのと同じように新型コロナウイルスとも共存してゆこう」

という声があがることを私は期待しています。

有機農業関係者たちは「できるだけ自然に従うこと。不自然なことはしないこと」を大切にしてきました。今、声をあげなくては、私達の社会の中で「マスク着用」「過度な消毒」「外出自粛」「遺伝子ワクチン接種」などの不自然な生活習慣が常識として定着してしまいます。現代の農業では不自然な農薬散布が当たり前に行われていますが、今後、私達の社会も不自然なワクチン接種やマスク着用を当たり前に行うようにしてよいのでしょうか。

自然について、健康について、命について、今まで自分達は有機農業から何を学んできたのか。このコロナ禍で有機農業関係者たちは試されています。

 

2022年8月11日 (木)

(再掲載)健康や長生きよりも大切なもの  令和3年1月2日

以下は2年前に書いたちょっと古い農場通信です。新型コロナウイルス感染拡大で社会全体がざわついている今にあえて、再掲載してみました。

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健康や長生きよりも大切なもの  令和3年1月2日

新年のごあいさつをもうしあげます。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  東京の私の実家で暮らしている父と母は現在79歳の高齢者です。毎年、お正月には実家に帰省していますが、今年は父と母との会話の中で、コロナ禍も話題になりました。

  世界中の国々が新型コロナウイルス感染防止のために厳しい活動自粛を国民に課してゆく中、北欧の国・スウェーデンでは自粛をできるだけ緩めて、自国の経済、文化を維持してゆく政策を実行してきました。最初の頃は国内の多くの高齢者が新型コロナウイルスに感染して亡くなる事例もありましたが、その後は死亡者の数は他のヨーロッパの国々と同じくらいで推移しています。スウェーデンでは外出を楽しむ人々の姿も多く見られます。

  スウェーデンでは多くの人々は寿命を迎える時が来れば過度な延命処置を望まず、そのまま自然に亡くなってゆくようです。介護が充実していて高齢者への支援は厚く、高齢者は亡くなる直前まで自分の好きなように生活を楽しみ、「寝たきり老人」は少ないようです。

  誰もが長生きしたいと願いますが、どんなに長生きをしてもいずれは必ず死にます。私達にとって重大なのは「どうすれば長生きできるのか」よりも、「どうすれば寿命を迎えた時に怖がらずに安らかな気持ちで死んでゆけるのか」だと思います。多くのスウェーデン人は「怖がらずに安らかに死んでゆける知恵」を身に付けているのかもしれません。

  人は年をとれば寿命を迎えて、免疫力が落ちて病気に罹って亡くなるのが自然です。私も今は病原ウイルスに感染しても亡くなる可能性は低いですが、年をとって寿命を迎える頃に病原ウイルスに感染すれば感染症で亡くなる場合もあります。それは私が寿命を迎えたから亡くなるわけであり、私に病原ウイルスをうつした人が悪いわけではありません。

  新型コロナウイルスに感染して亡くなる子供達や若者達は少なく、死亡者の多くは寿命を迎える年齢に達した高齢者で占められています。スウェーデン人が「厳しい自粛を課さない」という政策を貫いているのは、「人はいずれ必ず寿命を迎える」という当たり前の事実を当たり前に受け入れようとする死生観を築いてきたことが背景にあると思います。

  子供達はあまり新型コロナウイルスの被害を受けていないのにも関わらず、日本では大人達といっしょに子供達も行動の自粛を強いられてしまいました。そんな子供達を不憫に思った高齢者の方が、「子供達はウイルスのことを気にせずに外に飛び出して遊んでほしい」とおっしゃっていました。「新型コロナウイルスは高齢者には危険」という情報に恐れを抱くよりも、このウイルスが子供達にほとんど被害を及ばさないことに、そして自分達が間もなく寿命を迎えても子供達が無事に生き残ってくれることに安心しているようでした。

  小林農場では健康はかけがえのないものと考えて、無農薬栽培で健康な野菜を栽培しながら、皆さんと健康に関する情報を共有してゆきたいと思っています。ただ、あまり「健康」や「長生き」に執着しすぎてしまうと、寿命を迎えて死ぬことが怖くてしかたなくなるかもしれません。健康を重視しながらも、「健康」や「長生き」よりももっと大切なものを提示してゆきながら皆さんに野菜をお届けしてゆけるようになれればよいと思っています。

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後記(8月10日記入)

私の尊敬する高齢者の方は、幼い頃から基礎疾患を抱えていますが、新型コロナウイルスを過度に恐れたりしません。

「新型コロナウイルスはそんなに怖くないよ。だって、子ども達や若者達にはそんなに深刻な被害を与えていないのだから。自分達はすでに十分に長く生きてきたけれども、子ども達や若者達にはまだ先の長い人生がある。子ども達や若者達が無事ならば、安心できる。」

「子供達や若者達が成長してゆくためにはいろんな場所に出掛けたりいろんな人に接触したりする必要があり、いろんな場所に行きたい、いろんな人と接触したい、という気持ちに溢れている子供達や若者達も多い。それなのにウイルス感染拡大防止の名目で学校が閉じられてしまい、様々な行事が中止になり、青春をかけてがんばってきた部活動も制限されて、大学生は大学に通うことも制限されてしまった。大人達は子供達、若者達に過度な感染予防対策を押し付けて日常生活をかき回すことはやめてほしい。」

「自分も幼い頃、若い頃は思いっきり子供時代や青春時代を楽しみ、その思い出が大人になった後も支えとなっている。今の子供達、若者達も、ウイルス感染を過度に恐れたりせずにいろんな人と接触して、人生にたった1度しかない子供時代、青春時代を楽しんでほしい。」

以上のように私の尊敬する高齢者の方は語ります。コロナ禍の中での子供達や若者達の状況に、いつも心をよせていらっしゃています。

子供達や若者達への新型コロナウイルスによる被害が少なく、高齢者も新型コロナウイルスに感染して亡くなる場合よりも無事に回復する場合のほうがずっと多いです。新型コロナウイルスは他の病原ウイルスと比べて特別に怖いウイルスではありません。むしろ過度な感染予防対策によって寿命を縮めてしまったり人生をかき回されている人がたくさん発生している現状に目をむけてほしいです。高齢者の多くの方々も、子供達や若者達が過度な感染予防対策で生活をかき回されている現状を望まないでしょう。

新型コロナウイルスを過度に恐れることによって、子供達もずっとマスクで口鼻をふさぐような不自然な生活を強いられたり、安全性が十分に確認されていない新型コロナワクチンを接種したりしています。

大学生が普段通りに大学を通うことができなくなっている状況に心を痛めている人も多いです。しかし最近では「ウイルス感染拡大を防ぐためには大学が学校を閉じることは当たり前ではないか」と平然と言う大人もいます。当たり前なわけがありません。大人達が新型コロナウイルスを過度に恐れることをやめれば、大学生も普段通りに大学に通えるようになります。

新型コロナウイルスを過度に恐れることによって、「陽性者」や「濃厚接触者」と判定された人々は症状がなくて元気に働けるのに強制的に隔離されてしまい、社会のあちらこちらで人手不足が発生してしまっています。特に医療の現場では深刻で、元気に働けるのに「陽性」と判定されて隔離されてしまう医療従事者が続出して、医療を逼迫させてしまいました。「医療逼迫は新型コロナウイルスのせいではなくて私達の社会が自ら引き起こしてしまった人災であり、この人災で普段ならば救える命を救えなくなっている」という声が高まっています。

子供達や若者達も体調を崩している時に病原ウイルスに感染して死亡する場合が稀に発生します。コロナ禍以前までは常に自分の体調管理を心掛けてゆくことによって感染症予防対策を行っていました。現在のような学校や祭りなどの交流の場を閉じたり、十分に安全性が確認されていない遺伝子操作ワクチンを早急に接種したり、社会や人々の健康に重大な副作用を与えるかもしれないような過激な感染予防対策をコロナ禍以前には行ったりはしませんでした。

寿命を迎えた高齢者が最後に同居している子供や孫から病原ウイルスをうつされて感染症にかかって亡くなることは、コロナ禍以前からも日常的にあったと思います。そうして亡くなってゆく高齢者を、家族は穏やかに看取っていたと思います。ウイルスによって殺されるのではなく、寿命によって自らが力尽きて亡くなってゆきます。しかし今は寿命を迎えた高齢者が新型コロナウイルス感染症にかかると大騒ぎになってしまい、「感染拡大を防ぐため」という理由で家族は治療中の高齢者と面会しにくくなってしまい、穏やかに高齢者を看取ることが許されなくなってしまっているようです。

コロナ禍と対峙してゆくときに、「どんな死生観を普段から築いておくべきか」が実は重大になるのではないかと思います。

 

 

2022年8月 3日 (水)

子供の安全が第一   令和4年2月17日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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子供の安全が第一   令和4年2月17日

余寒の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか

  「自分の子供にできるだけ安全な食べ物を与えたい」と思うようになって無農薬栽培の農産物を購入し始めるご家庭も多いようです。私自身には子供はいなく、子供と接するのは慣れていないので子供の遊び相手にはなってあげられないかもしれませんが、無農薬栽培を行って、できるだけ安全な野菜を子供達に届けることによって微力ながら子供達の健全な成長に貢献してゆきたいと考えています。小林農場の野菜セットを定期購入されている方々の中には子育ての真っ最中のご家庭も多く、野菜セットを皆さんのご自宅まで配送するとお子さん達と顔を合わせる機会もあり、それは私にとって希少な時間でもあります。

すでに発達が終わっている大人の体とは違い、子供の体は発達途上で未完成な状態なので、農薬などの人体に副作用のある化学物質に対しても大人よりも子供のほうが影響を受けやすいです。大人に対する安全基準と子供に対する安全基準は違い、子供に対する安全基準のほうを重視して安全基準値を設定するべきであることは、言うまでもありません。

新型コロナワクチンの接種にも副作用があり、日本政府は今までは12歳以下の子供達には新型コロナワクチン接種を行わない方針でしたが、3月より接種対象年齢を5歳まで引き下げることを決定しました。今後、5歳以上の子供を育てている親の皆さんは、自分の子供にワクチンを接種させるのか、接種させないのか、選択してゆくことになります。

いっぽう、全国各地で有志の医師達が団体を立ち上げて、「子供達への新型コロナワクチンの接種に反対する」と声明を出しています。「今までに10歳未満の子供達が新型コロナウイルスに感染して亡くなる事例はなく、子供達がこのウイルスに感染して重症になることは極めて稀であることがわかっている。子供達にとってはわざわざ副作用があるかもしれないワクチンを接種して人工的に免疫をつけるよりも、自然に新型コロナウイルスに感染しながら自然に免疫をつけていったほうが安全だ」と理由を述べています。

「できるだけ多くの人々がワクチンを接種すればウイルス感染拡大を予防できるので、大人達だけではなく子供達もワクチンを接種したほうがよい」という意見もありますが、すでに日本では大勢の人々が新型コロナワクチンを接種したにも関わらず「第6波」が発生している現実を直視すれば、子供を含めた大勢の人々へのワクチン接種が感染予防に有効なのか疑わしいです。厚生労働省からは今までに日本国内で約1400名が新型コロナワクチン接種後に急死していることが報告されていて、これらの死亡はワクチン接種の副作用が原因ではないかと疑われています。13歳の少年がワクチンを接種してから6時間後に急死した事例なども報告されていて、子供達へのワクチン接種は慎重になるべきだと思います。

コロナ禍以後、マスクを着用する暮らしが定着してしまいました。大人の体はマスク着用を我慢できるのかもしれませんが、幼い子供達がマスクで口をふさぎ続けていれば心身の健康に悪影響を及ぼす危険があることが以前から指摘されていました。そろそろ大人達は子供達に「マスクを外してもいいよ」と言ってあげてもよいのではないのでしょうか。

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後記(8月3日記入)

「子供達への新型コロナワクチンに反対する」と声明を出している全国有志医師の会のホームページは、以下をクリックしてご覧ください。

全国有志医師の会 のホームページ

なぜ子供達へのワクチン接種に反対するのか、その理由が述べられています。また、新型コロナワクチン接種後に深刻な健康被害を被った人達に対応している病院の情報も見られます。

 

 

2022年7月31日 (日)

無農薬栽培の筋   令和4年2月3日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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無農薬栽培の筋   令和4年2月3日

残寒の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  栃木県内で無農薬栽培を行っている私の知り合いの農家の団体は、無農薬栽培の実践や考え方を多くの人達に普及してゆくために毎年、上映会などを開催しています。今年も2月上旬に開催される予定でしたが、栃木県で新型コロナウイルス感染拡大に伴う「まん延防止等重点措置」が発令されたことを受けて、開催予定日の1週間ほど前に開催中止が発表されました。農家団体の皆さんにとっては現状を熟考した上での苦渋の決断だったでしょう。

  上映会で上映される予定だったドキュメンタリー映画には「菌ちゃん先生」という愛称で親しまれている長崎県の農家が出演していて、私は以前からインターネット上で配信されている菌ちゃん先生の講義を楽しく拝聴していました。サービス精神に溢れるお人柄でそのお話がとてもおもしろいです。上映会も楽しみにしていましたが、中止は残念でした。

  無農薬栽培を行っている菌ちゃん先生は、畑に存在している目には見えない菌の働きのおかげで作物が健全に育つと語ります。菌のことを「菌ちゃん」と呼び、畑の土に手を当てて「菌ちゃん、ありがとうね。がんばってね。」と声をかけると本当に菌が良く働いてくれるようになると言います。菌ちゃん先生のお話は終始、菌への感謝の念に貫かれています。

  菌ちゃん先生が以前に農業改良普及員として作物栽培を研究していた頃、病原菌を殺菌するためにキュウリに農薬を散布しながら育てていると、次第にキュウリは病気にかかって全滅しやすくなってしまったようです。いっぽうで、すぐ近くに農薬を散布せずに栽培されていたキュウリは病気にもかからずに元気に育っていました。「農薬で消毒すると病原菌だけではなくキュウリの生育に必要な菌まで死滅させてしまい、キュウリは病弱になってしまう」と菌ちゃん先生は消毒を頻繁に行う現代の農業に疑問を抱き始めました。

  コロナ禍以後、あらゆる場所で消毒液を頻繁に散布して徹底的に消毒してゆく社会の風潮に対して、菌ちゃん先生は「農業で起こった間違いを繰り返してしている。人間も菌やウイルスの働きによって健康を維持しているのに、自らそれらとの絆を断ち切っている。過度な感染予防によって人間の免疫力も鍛えられなくなって病弱になる」と警告しています。

  菌ちゃん先生が「みんなに観てほしい」と推している映画は「風の谷のナウシカ」。舞台は「腐海(ふかい)」と呼ばれている森で、巨大な菌類が腐海を支配していて、おぞましい姿をした巨大な蟲(むし)たちも生息し、腐海は猛毒に満たされています。ある者達は腐海を恐れて「腐海を焼き払おう」と言いますが、主人公の少女・ナウシカは腐海の深部に足を踏み入れて、人間がかつて大地に排出してしまった毒を腐海や蟲が吸収して浄化してくれようとしている事実に気づき、蟲と心を通わせます。菌ちゃん先生は、普段は人から忌み嫌われている害虫や病原菌などは自然界を浄化して循環させてくれていると説きます。

害虫や病原菌とも共存してゆこうとするのが無農薬栽培の筋です。無農薬栽培に関わってきた者達はコロナ禍の中でも筋を通して、「今までインフルエンザウイルスなどと共存してきたように、新型コロナウイルスとも共存してゆこう」と周りに呼び掛けてほしいです。

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後記(7月31日記入)

 今後も新型コロナウイルスは流行を繰り返すと思いますが、催しを開催する主催者は新型コロナウイルスが流行した時に開催を中止したりするのはやめてほしいです。みんなが集まって楽しめる場を維持してほしいです。

人は気分が暗くなれば免疫力が落ちて病気にかかりやすくなり、気分が明るくなれば免疫力が上がって病気にかかりにくくなります。自粛して催しを中止することは多くの人々の心を暗くして、病人の数を増やすかもしれません。明るい雰囲気を世の中に築いてゆくことが感染症の予防にもなります。

今は第7波を迎えて日本国内の感染者数が最多を更新していますが、「まん延防止等重点措置」は発令されることなく、多くの催しが予定通りに開催されています。

「もう新型コロナウイルスが流行してもインフルエンザ流行時と同じように落ち着いて日常生活を維持してゆこう」という気運が生じてきています。

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菌ちゃん先生が農家の視点からコロナ禍について語っているページを以下にご紹介します。クリックしてご覧ください。

・感染症が激減した日本人ときゅうり (1年前の4月23日配信)

・バイキンが必要なわけ (去年の8月27日配信)

2022年7月23日 (土)

低すぎる種の国内自給率    令和4年1月27日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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低すぎる種の国内自給率    令和4年1月27日

晩冬の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  2月に入ると春野菜の種まきが始まり、11月まで絶え間なく何かの作物の種が少しずつ播かれてゆきます。そろそろ種苗会社のカタログを開いて種を注文しようと思います。

  種苗会社が販売している種の多くは日本国内ではなく海外の畑で採られているようで、現在の日本の野菜栽培で使用されている種の9割は海外から輸入されているものです。小林農場が栽培している野菜の種も海外からの輸入品が多いです。日本の食糧自給率が低いことはよく知られていますが、種の国内自給率は10%くらいなので、さらに低いです。

  種は乾燥した状態で採らなくてはいけなくて、海外と比べて雨が多い日本列島の多湿な気候では種を良い状態で採るのが大変です。様々な品種が交雑して雑種になってしまわないようにそれぞれの品種を隔離しながら育てて種を採る必要があり、広大な平野が広がっていて隔離しやすい海外と比べて、山だらけの日本の国土では隔離ができる畑を確保するのが難しいです。よって、日本列島で種を生産しようとすると人件費が高くなります。日本の種苗会社が種の生産を海外の畑に依存しているのには、それなりの理由があります。

  もしも国際情勢が急変して種を海外から輸入しにくい状況になれば日本で食糧を生産することが難しくなるので、国内でも種を自給することは重要です。日本政府も今まで国内で種を生産している現場に補助金を支払いながら支援していましたが、今後は支援を打ち切って「種の生産の民営化」を推進するらしく、国が責任をもって国内産の種子を確保してゆくことをやめるようです。今後はさらに国内の種の自給率が低下するかもしれません。

  種苗会社が販売している種の品種は優秀で栽培しやすく、現在の大多数の日本の農家はわざわざ手間をかけて自分で種を採ることはしないで、種苗会社から種を購入しています。小林農場も種苗会社が開発している優秀な品種を栽培することによって農場経営を成り立たせてきましたが、あまりに低すぎる国内の種の自給率は改善されるべきだと思います。個人が経営している種屋さんなどでは、国内の農家と協働してその地域で採られてきた在来種の種を生産して販売したりしているので、そのような種をできるだけ購入してみて、小林農場の畑でも順調に発芽して生育してくれるかどうか確かめてみたいです。

  個人で経営している種屋さんの中には、国内で種が自給できていない状態を憂慮して、種を購入する農家にその作物の採種方法も伝えて自分で種を採ることを勧めているお店もあります。農家が自分で種を採るようになれば種を購入しなくなって種屋さんは儲からなくなるかもしれませんが、金儲けよりももっと高い志を抱きながらお店を経営しています。

  種屋さんなどから採種方法を教わり、昨年は小林農場の畑より11種類の作物から自分で種を採りました。今後はその数を増やしてゆきます。江戸時代までは海外から日本へ種が輸入されることは珍しく、日本で栽培されてきた野菜の種はほぼ全て、日本列島の中で採られていました。種苗会社が種を大量生産してゆくには日本列島の環境は不向きなのかもしれませんが、個人の農家が自分に必要な分だけの種を採ることはできるはずです。

2022年7月17日 (日)

感染は必ずしも悪いことではない  令和4年1月20日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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感染は必ずしも悪いことではない  令和4年1月20日

寒気厳しき折柄、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  畑には作物に病気を引き起こす病原菌が発生する時もありますが、それらを殺すために農薬を散布すると畑の生態系に副作用を引き起こすので、小林農場は無農薬栽培を行っています。病原菌を過度に恐れて敵視しても良いことはなく、大らかに共存してゆきます。

  最近の新聞やテレビ報道では連日、新型コロナウイルスの変異種のオミクロン株の感染拡大についてトップニュースで報じられています。「感染が急拡大している」という情報ばかりが強調されて、「感染は拡大しているけれども、それによって亡くなる人は特に多いわけではなく致死率は低く、ほとんどの感染者は無事に回復している」という情報はあまり報じられていないので、多くの人々は過度に不安を感じています。多くの自治体では住民に行動を制限するように強く要請し始めてしまいました。

  今までも度々、日本では様々な病原菌や病原ウイルスが流行していて、例年では毎年、約1千万人のインフルエンザ患者が発生して、約1万人はインフルエンザが原因で亡くなり、インフルエンザの流行期には1日に5万人以上、多い日には10万人以上がインフルエンザに罹っていました。インフルエンザウイルスは多くの人々を殺傷してきた危険なウイルスですが、私達はインフルエンザ流行期でも冷静に暮らし、普段通りに外出して人と接することを大切にしてきました。報道機関も冷静な調子でインフルエンザの流行を伝え、医療従事者も冷静に莫大な数の感染者に対処して医療崩壊を起こしたりはしませんでした。

  インフルエンザウイルスは特に変異しやすいウイルスで、私達は常に新たに変異した「未知の変異株」と対峙してきました。変異する度に大勢の人々の間で感染が流行してゆきますが、同時に感染することによって大勢の人々は免疫を身につけて、感染の流行は短期間で収束していました。これを繰り返しながら私達は病原ウイルスと共存してきました。

  人には見えない様々なウイルスがあちらこちらに存在していて、普段から私達はそれらに自然に感染しながら暮らしています。新型コロナウイルスに感染しても発症しない場合が多く、私も皆さんも気付かぬうちに新型コロナウイルスに感染しながら暮らしているかもしれません。普段から病原ウイルスに少しずつ感染していれば免疫が身につき、感染症に罹りにくくなります。過度に感染を予防すると免疫が身につかずに病弱になります。

新型コロナウイルスはスマートフォンの画面のような物質に付着しやすいようで、「感染をしてはいけない」と考えるのであればスマホに触らないほうがよいです。「適度に感染して免疫を身につけたい」と考えるのならばスマホに触ったほうがよいかもしれません。

ウイルスはどこにいるのか見えないのだから、「新型コロナウイルスに感染してはいけない」「ウイルスを周りの人にうつしてはいけない」などと言われても、それは無理です。無理なことを無理してやろうとしたから、日本の医療が逼迫してしまいました。「みんなでいっしょに少しずつウイルスに感染して、いっしょに免疫を身につけてゆこう」という発想に転換して、私達の社会が大らかに新型コロナウイルスと共存してゆくことを願います。

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後記(7月17日記入)

以上は新型コロナウイルス感染拡大の第6波を迎えていた今年の1月に書いた農場通信です。現在は「第7波」を迎えようとしている最中です。

今後は「ウイルスに感染をしてはいけない。周りの人にウイルスをうつしてはいけない」という発想から、「みんなでいっしょに適度にウイルスに感染して、いっしょに免疫を身につけてゆこう」という発想に転換してゆくべきだと私は思います。今まで私達はインフルエンザウイルスなどの様々な病原ウイルスと共存してきましたが、同じように新型コロナウイルスとも共存するべきだと私は思います。

病原ウイルスに感染しても免疫力が維持されていれば発症しにくいですし、発症しても無事に回復しやすいです。だから免疫力を維持することを優先するべきだと思います。睡眠時間を確保して自然な食生活をおくり、自然に従って生活することによって免疫力は維持されやすいです。

常識的に考えて、ずっとマスクで口や鼻をふさぎながら暮らす生活は不自然であり、心身に負担を与えて免疫力を落としてしまう危険があります。

「マスク着用」「外出自粛」「過度な手指の消毒」「遺伝子操作技術のワクチンの接種」などの不自然で過度な感染予防対策を続けていれば、ますます自然な免疫力を落としてしまう危険があります。

大勢の人達がマスクを着用しても、大勢の人達が遺伝子操作技術のワクチンを接種しても、けっきょく新型コロナウイルス感染拡大を防止することはできませんでした。これらの過度な感染予防対策を続けてゆくことに意義があるのか、真剣に見直すべきです。

もしも今後、新型コロナウイルスに感染して重症に陥る人が増えるようならば、それはウイルスが強くなったからではなく、人間が過度な感染予防対策を続けることによって免疫力を落として病弱になってしまったからかもしれません。免疫力を落としてしまうかもしれない過度な感染予防対策はやめて、普段から適度に新型コロナウイルスに感染することによって自然に免疫を身につけてゆくのが最良の感染症予防対策だと私は思います。

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