カテゴリー「歳時記」の記事

2020年7月11日 (土)

七十二候を追う・「半夏生ず(はんげしょうず)」

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

7月1日から7月6日頃までの従来の七十二候は  「半夏生ず(はんげしょうず)」。半夏(カラスビシャク)が生え始める頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

7月1日から7月6日頃までの小林農場独自の七十二候は 「雨脚が 駆け足になる 梅雨末期」

梅雨の前半と梅雨の末期は、同じ梅雨でも様子が違ってきます。

前半は雨の降り方も大人しくて、「梅雨の晴れ間」もあって畑が乾く時もあるのですが、

6月が終わる頃から雨の降り方が強くなって、わずかな晴れ間すらなくなり、畑も乾きません。トラクターを畑に入れて耕すことができません。

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毎年、梅雨の末期には、特に西日本で大きな豪雨災害が発生しています。(東日本では9月・10月の台風の季節に豪雨災害が発生しやすい)

日本政府は治水にお金をかけて取り組んでほしいです。この季節には日本のどこかで豪雨災害が発生すのは分かり切っているのだから。

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道端の木苺の樹。梅雨の時期に果実が実って、つまんで食べられます。

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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」

  「たなばたさま」  作詞:権藤はなよ •補作詞:林柳波 •作曲:下総皖一
   右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 たなばたさま.wav 

2020年7月 4日 (土)

七十二候を追う・「菖蒲華さく(あやめはなさく)」~ネムノキについても~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

6月26日から6月30日頃までの従来の七十二候は  「菖蒲華さく(あやめはなさく)」。アヤメが花を咲かせる頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

6月26日から6月30日頃までの小林農場独自の七十二候は 「ネムノキが 日没前に 花開き」

近所のネムノキ。Dscn3186

Dscn3187 ネムノキの花が咲きました。

紅色の長い雄しべがたくさん集まって傘のように開きます。

上の写真はお昼に撮ったのですが、一般的にはネムノキの花は夕方に新たに開き始めて、その後に萎んだりしているようです。

葉も1日の間に開いたり閉じたりしているようで、夕方になると眠るように葉を閉じて垂れ下がってゆくようです。

Dscn3170 ネムノキの葉。羽根状に連なっています。

地域によっては「ネムノキの花が咲いたらアズキの種を播け」と言われ、種まきの目安に使われる木でもあるようです。

私も、ネムノキの花が咲くと、「そろそろダイズの種を播く準備を始めよう」と思ったりします。

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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」

 「ねむの木の子守歌」  作詞:美智子皇后陛下  作曲:山本正美
 右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 ねむの木の子守歌

2020年6月29日 (月)

七十二候を追う・ 「乃東枯(なつかれくさかれる)」~アマリリスについても~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

6月21日から6月25日頃までの従来の七十二候は  「乃東枯る(なつかれくさかれる)」。ウツボグサの花が黒ずんで、枯れたように見える頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

6月21日から6月25日頃までの小林農場独自の七十二候は 「雨を得て 額紫陽花が 装飾す」

梅雨の頃の花といえば、アジサイ。アジサイの花は小さく丸まっていてそんなに美しくないのですが、花のすぐ外についている鮮やかな青や紅色の萼(がく)が大きくて、地味な花を覆い隠しながら人や虫の目を魅了します。

Dscn3178 小林農場の庭に植えている額紫陽花。

梅雨入りしてから数週間経ちましたが、ようやく花が咲き始めました(正確に言い直すと、萼が開き始めました)。

額紫陽花は他の紫陽花と比べて花が咲くのが(萼が開くのが)遅いようです。

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同じ頃に近所の庭では、ユリが甘い香りを振りまきながら、花を華麗に咲かせていました。

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我が家の庭で自生しているアマリリスの花。

ユリの花に少し形が似ていて、横向きに花を開きます。

額紫陽花の花が咲く少し前、梅雨入りする頃に、花を咲かせます。私が何も世話をしなくても毎年、勝手に花を咲かせる、たくましい植物です。

地元の池ではスイレンなども咲いているようですし、いくつかの植物が梅雨のジメジメとした空気の中で鮮やかに大きく花を咲かせてくれています。

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6月21日に1年で最も日が長くなる「夏至」を迎えましたが、ちょうどその頃に部分日食の観測も重なり、月や太陽の神秘に触れられる1日となりました。

この季節に小林が選曲した「この季節の歌」

 「荒城の月」 土井晩翠・作詞、瀧 廉太郎・作曲

  右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 荒城の月.wav 

 

2020年6月22日 (月)

七十二候を追う・「梅子黄なり(うめのみきなり)」~アメリカフウロについても~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

6月16日から6月20日頃までの従来の七十二候は  「梅子黄なり(うめのみきなり)」。梅の実が熟して色づく頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

6月16日から6月20日頃までの小林農場独自の七十二候は 「栗の花 しっぽのごとく 垂れ下がり」。山林に野生の栗の木が花を咲かせています。栗の花については、前回の「七十二候を追う」のページに書いてみましたので、よろしければご覧ください。

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上の写真は、5月に撮影した、謎の雑草。葉の切れ込みが深くて、薄紅色の小さな花を咲かせていました。

あまり作物が育たなかった畑でこの雑草が繁殖していたので、私の記憶にのこりました。

葉の形などがかなり独特なのですが、植物図鑑で調べてもその名前が分からず、私が勝手に「イヌギク」と名付けていました。

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6月に入ると葉は赤く染まり、その先に黒い種子がとんがっていました。姿がさらに個性を増して、「超イヌギク」に変身していました。

先日、植物に詳しい母に調べてもらうと、「アメリカフウロ」という名前の帰化植物であることが判明しました。植物図鑑で自分で名前を調べるよりも、植物に詳しい人に教えてもらったほうが早く名前が分かると、実感いたしました。

私は、その姿からキク科の植物だと思って「イヌギク」と名付けたのですが、全然違くて、フウロソウ科の植物です。

生き物の名前が新たに分かると楽しいです。1000個くらい、植物や昆虫や鳥の名前を覚えたいです

私は忘れっぽいから、「備忘録」を作っています。よろしければ「命名百科~小林農場で出会える生き物~」をご覧ください。

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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」

  「大きな栗の木の下で」 作詞、作曲:不詳 イギリス民謡

   右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 大きな栗の木の下で.wav 


 

 

2020年6月16日 (火)

七十二候を追う・「腐草蛍と為る(ふそうほたるとなる)」 ~クリについても~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

6月10日から6月15日頃までの従来の七十二候は  「腐草蛍と為る(ふそうほたるとなる)」。ホタルが飛び交う頃とされています。昔の人は、腐った草がホタルに生まれ変わると思ったそう。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

6月10日から6月15日頃までの小林農場独自の七十二候は 「梅雨入りし 何度も着替えを したくなり」

関東平野では、だいたい6月10日より少し前あたりに梅雨に入ります。今年は6月11日に気象庁が関東地方の梅雨入りを宣言しました。

本当にこの日を境にしてよく雨が降るようになり、空気がジメジメと肌にまとわりつくようになりました。とても分かりやすい今年の梅雨入りでした。

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濃い緑に包まれた周辺の雑木林の中に、白っぽい塊があちらこちらに見られます。栗の木の花です。

この季節の雑木林に、栗の花が彩りを与えています。花が咲いて初めて、周りの雑木林でこんなにたくさんの野生の栗の木が自生していることに気付かされます。

Dscn3126 近距離から写真に撮った栗の花。

栗の花は、たくさんの小さくて白っぽい花が集まって花序を形成して、しっぽのように細長く垂れ下がります。

秋になると、実がなります。栽培されている栗の実と比べると小さくて食べにくいですが、味はしっかりとおいしいです。

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この季節に小林が選曲した「この季節の歌」

  「あめふり」 作詞:北原白秋、作曲:中山晋平

   右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 あめふり.wav 

2020年6月10日 (水)

七十二候を追う・「蟷螂生ず(かまきりしょうず)」 ~マダケについても~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

6月5日から6月9日頃までの従来の七十二候は  「蟷螂生ず(かまきりしょうず)」。カマキリが生まれる頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

小林農場独自の6月5日から6月9日頃までの七十二候は 「ぽこぽこと 真竹が他所から 顔を出す」

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この時期になると、畑に隣接している雑木林から、真竹が地下で茎を伸ばして畑に侵入してきます。

その地下茎から、タケノコをポコポコと地上に生やし、すごい勢いで背丈を伸ばしてゆきます。

これを刈り倒しておかないと畑は真竹に占領されてしまい、畑は固くなった竹で覆われて竹林になってしまいます。

Photo_20200610055501 左の画面をクリックすると、画面が拡大されて見やすくなります。

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小林が選曲した「この季節の歌」

  「牧場の朝」 作曲・舟橋栄吉  文部省唱歌
   右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 まきばの朝.wav 

2020年6月 6日 (土)

七十二候を追う・「麦秋至る(ばくしゅういたる)」~カラスノエンドウについても~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

5月31日日から6月4日頃までの従来の七十二候は  「麦秋至る(ばくしゅういたる)」。麦が熟して収穫される頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

小林農場独自の5月31日から6月4日頃までの七十二候は 「葉はくすみ 実は固くなり 熟れる麦」

小林農場の麦畑では、大麦が収穫時期を迎えております。

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青かった麦の葉が黄金色に染まります。稲も秋になると黄金色に染まって収穫されるので、黄金色といえば秋を連想させます。

それで麦の収穫される今の時期は「麦秋(ばくしゅう)」と呼ばれてきました。

Dscn3090 大麦の穂。

実を取り出して歯で噛んでみると、カチッと固いです。十分に熟しているようで、いつでも収穫してもよい状態です。

小林農場には田んぼがないので、稲作をしていません。だから、米の代わりに大麦を我が家の主食として食べています。

Dscn3098 小麦の穂。

まだ葉色も青く、実を歯で噛んでみてもプニュっとつぶれて柔らかいです。まだ熟していないようです。

梅雨の真っ最中に収穫時期を迎えることになりそうです。

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Dscn3093 麦畑の所々につる性の雑草が麦の穂に絡まっているのが見られます。カラスノエンドウです。

Dscn3094 カラスノエンドウの莢。割ってみると、熟した種も見られます。

麦と同じ時期に、カラスノエンドウの実も熟します。よって、麦の実を収穫している最中に、どうしてもカラスノエンドウの実も混ざってしまいます。

麦の実に少しだけカラスノエンドウの実が混ざって収穫されても、特に問題はありません。そのままいっしょに、押し麦、うどん、小麦粉などに加工します。

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小林が選曲した「この季節の歌」

  「てるてる坊主」作詞:浅原 鏡村 作曲:中山 晋平

   右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 てるてるぼうず.wav

 

2020年5月30日 (土)

七十二候を追う・「紅花栄う(べにばなさかう)」~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

5月26日から5月30日頃までの従来の七十二候は  「紅花栄う(べにばなさかう)」。紅の染料となる紅花が咲く頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

小林農場独自の5月21日から5月25日頃までの七十二候は 「闇の畔 ほのかな光 舞う蛍」

今年も蛍の季節がやってまいりました。

小林農場のすぐ近くの水田地帯では、夜になって辺りが真っ暗になると、ゆらゆらと蛍の光が舞っている姿を観賞することができます。

成虫になった蛍の命はわずか1週間。その間にオスもメスも光を発しながら相手を探し求めて、次の世代を残します。

恋に焦がれて鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす・・・

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収穫時期をすぎたネギが、花を咲かせています。

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たいしてきれいな花でもないのに、コガネムシやハチなどがたくさんやって来て、蜜を吸ってゆきます。

ネギは多年草の植物。花を咲かせ終えた後、また新芽を伸ばすので、新芽が大きく生育したら収穫させてもらおうと思います。

もちろん、種もたくさん採らせてもらい、来年の種まきに使おうと思います。

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小林が選曲した「この季節の歌」

  「ほたるこい」(わらべうた) 右をクリックすると、この曲をお聴きになれます。 ほたるこい.wav 

2020年5月27日 (水)

七十二候を追う・「蚕起きて桑を食う(かいこおきてくわをくう)」

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

5月21日から5月25日頃までの従来の七十二候は  「蚕起きて桑を食う(かいこおきてくわをくう)」。蚕が、桑の葉をたくさん食べて育つ頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

小林農場独自の5月21日から5月25日頃までの七十二候は 「走り梅雨 すらも爽やか 早苗月」

梅雨の走りでしょう、5月の下旬は雨や曇りの日が多かったです。それでもあまりジメジメとした感じはなく、作物も湿気によって蒸れて傷んでしまうことはありませんでした。

5月は1年で最もすごしやすい爽やかな月かもしれません。曇天が続いても、ジメジメとしないのだから。

梅雨に入ると、レタスや葉物野菜などの春作物は高温多湿で傷みやすくなり、出荷野菜の管理に気を遣わなくてはいけなくなります。

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畑によって生えてくる雑草の種類が違います。

スギナが主に生えている畑では、多くの作物の生育が悪いです。

このような畑では、サツマイモのような条件が良くない畑でも生育できる作物を育てると良いです。

ハコベ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウなどが主に生えている畑では、多くの作物がまあまあ、よく育ちます。

このような畑では、玉ねぎ、ホウレン草、キャベツなど、条件が良くないと育ちにくい作物を育てると良いです。

生えてくる雑草の種類を確認しながら、どの畑にどの作物を育てればよいのか判断できるようになりたいと思っています。

  Dscn3055 玉ねぎ畑に群生しているハコベの様子。

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Dscn3009 Dscn3010 Dscn3006 これらの写真の雑草の名前が分かりません。

ナタネを栽培したけれども失敗した畑に、この雑草が群生していました。

葉やつぼみの姿から、キク科の植物だと思うのですが、インターネットという文明の力を利用しても、この雑草の名前を調べられません。

自分で勝手に「イヌギク」と命名することにしました。

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小林が選曲した「この季節の歌」

  「バラが咲いた」作詞・作曲/浜口 庫之助 こちらをクリックすると、この歌をお聴きできます。

2020年5月24日 (日)

七十二候を追う・「竹笋生ず(たけのこしょうず)」~ミズキについても~

1年間を72等分した「七十二候」。日本には72の季節があります。

5月15日から5月20日頃までの従来の七十二候は  「竹笋生ず(たけのこしょうず)」。タケノコがひょっこり出てくる頃とされています。

小林農場では、自分の地域に合った現代版の七十二候を独自に作成しています。

小林農場独自の5月15日から5月20日頃までの七十二候は 「深緑に ミズキの白が 混ざる森」

新緑の季節はすぎ、農場の周りの樹々も葉を茂らせて、その緑色が深くなっていっています。

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辺りの雑木林を見渡すと、ところどころに、遠目からも白い花が咲いているのを確認できます。おそらく、ミズキの花だと思います。

この季節の雑木林にミズキの白い花が彩りを添えてくれています。「けっこう雑木林にミズキが自生しているんだな」と気付かされます。

Cimg0151 小林農場の畑に隣接している雑木林に自生しているミズキが花を咲かせ始めている様子。

小さな白色の花が無数に集まって大きな花序を形成します。

葉脈がくっきりと見えて光沢があって丸く広がった形をした葉も独特で、きれいです。

枝を輪生状に真横に伸ばしてゆく樹形も独特です。

農場のまわりで間もなくエゴノキ、ヤマボウシ、ネムノキなども花を咲かせますが、これらも印象に残りやすい花で、その樹の存在を改めて確認してゆくことになります。

小林が選曲した「この季節の歌」

  「みかんの花咲く丘」  作詞・加藤省吾、作曲・海沼實  右をクリックすると、この歌をお聴きできます。みかんの花.wav 



 

 

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