「五十節」の第三十六節目 「チカラシバ 穂を掲げ立つ」 ~9月7日から9月15日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が下弦(🌗)となる9月7日から新月(🌑)となる9月15日頃までが第三十六節目となります。
第三十六節目の季節名は「チカラシバ 穂を掲げ立つ」です。イネ科の野草のチカラシバの強靭な株より、紫色に輝くフサフサとした穂が姿を現しました。
第三十六節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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畑のあちらこちらに生えているチカラシバの株が穂を出しています。
チカラシバはイネ科の野草で、その株は強靭で、私が草刈り機を振り回して刈ろうとしても草刈り機の刃をはじき返してしまうほどで、すぐに刈られてしまったりしません。
紫色に光る穂の色は美しいです。秋の今の時期は朝が冷えて、穂はたくさん朝露をまとったとき、さらに美しく見えます。今年の秋は残暑が厳しくてあまり朝が冷えないので、朝露をまとったチカラシバの穂を楽しめません。
畑のど真ん中に生えられるとジャマですが、畑の片隅にたたずんでいると観賞用の植物として楽しめます。
9月より畑では背丈を伸ばしたイネ科のメヒシバが、針のような細い穂を放射線状に何本も伸ばしています。
メヒシバの群生。これだけ盛んに草が茂るような土ならば、きっと大根やカブなどの野菜も育つでしょう。草刈り機で草を粉砕して、作物の種を播こうと思います。
左上の写真はアメリカアサガオ。右上の写真は、その変種のマルハアサガオ。
どちらもアサガオのような水色の花を咲かせていますが、アメリカアサガオの葉は深い切れ込みがあり、マルハアサガオの葉は丸っこいハート形をしています。雑草化したアサガオの外来種で、夏から秋にに変わる今の時期に畑や荒れ地でツルを伸ばしながら繁殖しています。
最近は近所の池ではカモが泳いでいる姿をよく見かけるようになりました。
育苗ハウスの中の様子。秋野菜の苗を育てています。これから涼しくなれば、苗も育てやすくなります。
人参畑で人参の葉を食べます。人参はあまり虫害を受けない作物なのですが、今年は珍しくずいぶんと害虫に葉を食べられてしまいました。おそらくキアゲハの幼虫の仕業だと思います。