「五十節」の第四十八節目 「コブシの葉 落ちては積もる」 ~12月5日から12月13日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が下弦(🌗)となる12月5日頃から新月となる12月13日までが第四十八節目となります。
第四十八節目の季節名は「コブシの葉 落ちては積もる」です。コブシなどの落葉樹がほぼ全ての葉を落とし終えました。その株元にはたっぷりと落ち葉が積もっています。
第四十八節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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小林農場の敷地内に鎮座しているコブシの巨木の現在の様子。ほぼ全ての葉を落とし終えました。
その株元は落ち葉で敷き詰められていて、「落ち葉の絨毯」が形成されています。1本の巨木からはけっこうな量の葉が落ち、それらをかき集めるとけっこうな高さの落ち葉の山ができます。落ち葉は良質な堆肥の材料として利用できます。
畑に隣接している雑木林の木々もほぼ全ての葉を落として、落ち葉の絨毯が広がっています。かなりたっぷりと落ち葉をいただけそうです。
特に美しいのはケヤキの樹形。それぞれの枝が天に向かって真っすぐに伸びて、きれいな扇型を形作ります。
ほとんどの落葉樹が葉を落とし終えてゆく中、コナラの木には今でもしぶとくたくさんの葉が枝にぶら下がっています。
小林農場の畑に隣接している山桜の木でも、まだ木に残っている葉が目立ちます。一般的な桜の木はかなり早い時期に落葉を終えるのですが、この山桜の木は特別な種類の桜なのかもしれません。
通常は人参の種は8月までに播くのですが、今年の8月は記録的な猛暑のため、人参の種があまり発芽しませんでした。9月上旬に種を播いて育てた人参が、寒さが本格的に厳しくなる前に大きくなってくれて、収穫できそうです。
大根畑でいっせいに大根を収穫して、貯蔵穴に収穫した大根を並べて、その上にたっぷりと土をかぶせて防寒します。これからの長い冬の間は、貯蔵穴から大根を取り出しながら出荷してゆきます。
先週までは冬とは思えないポカポカと暖かな日が続き、わざわざ作物を防寒をしなくても大丈夫なのではないかと思ってしまいそうになります。来週からようやく寒さが厳しくなるようなので、やはり防寒作業を早めに終わらせておいたほうがよいでしょう。
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