「五十節」の第四十七節目 「虫の声 消えて静寂」 ~11月27日から12月5日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が満月(🌕)となる11月27日から下弦(🌗)となる12月5日頃までが第四十七節目となります。
第四十七節目の季節名は「虫の声 消えて静寂」です。11月中旬頃までは微かに聞こえていた虫の声も、この頃になると昼も夜も全く虫が鳴かなくなります。
第四十七節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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小林農場の敷地内に鎮座しているコブシの巨木の現在の様子。
大体の葉が落葉しました。そして、落葉した直後にはすでに、枝の先にはふさふさとした冬芽の姿が見られます。
先週まで微かに聞こえていた虫の声も、今では昼も夜もほとんど耳にすることがなくなりました。耳を澄ますと、「しーん」という空気の音が聞こえてきます。
虫の声が消えると、ときどき鳴く鳥の声が目立つようになります。
冬に入って雑草が伸びなくなると、ハクセキレイが畑を歩き回っている姿をよく目にするようになります。人間に慣れている鳥のようで、畑仕事をしている私のすぐ近くで跳びはねています。
我が家の目の前に鎮座しているアラガシは常緑樹。一年中、青い葉で覆われています。12月に入っても枝にはドングリがぶら下がっています。
ヒノキも常緑樹ですが、その株元にはけっこうたくさんの枯れ葉が落葉しています。ヒノキの葉はうろこ状の細長い形をしています。
常緑樹の葉も枯れて落葉しますが、すぐに新芽が生えてくるので、一年中、葉で覆われるています。
まるで誰かが飾ったようにぶら下がっている、カラスノエンドウの真っ赤に熟した実。
一部の植物の葉は寒くなると緑色から赤紫色に変色する性質がありますが、それにしても今季のアブラナの葉はずいぶんと派手に変色しているように見えます。
ネギ畑の地面を覆っているのはホトケノザの葉。ホトケノザは早春に花を咲かせますが、今季は年をまだ越していないのにすでにホトケノザの赤紫色の花が咲いています。
寒くなってきましたが、通常の冬と比べると今年の冬は暖かいのかもしれません。
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