世の中は明るく、小林農場も元気 令和5年5月4日
野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。
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世の中は明るく、小林農場も元気 令和5年5月4日
風薫るさわやかな季節、皆さま、いかがおすごしでしょうか。
季節も十分に暖かくなり、これより畑へたくさんの夏野菜や秋野菜の苗をどんどん植え付けてゆきます。いっぽうで畑の雑草の生育も勢いを増してゆきます。苗の植え付け作業も除草作業も、遅れてしまうと作物の生育が低迷してしまうので急がないといけません。終わらせてゆかなくてはいけない畑仕事があまりに多すぎて、考え込むと気分が塞ぎこんでしまいます。そんな時には「あはは」と声に出して笑ってみます。笑顔を作ることによって気分も明るくなって元気になれます。元気を作り出さないと雑草に負けてしまいます。
昨年までも夏に入ると雑草の勢いを抑えきれずに様々な作物が雑草の波に飲まれてしまい、駄目になってゆく作物の姿を目にしながら私の気持ちもどんよりと暗くなってゆきました。雑草がうっそうと茂っている光景は農家の気分を暗くします。今週はまず、除草作業を優先して終わらせてゆきました。長ネギの苗を育てている畑でも雑草が目立ち始めていましたので、勢いに乗って手がつけられなく前に取り除きました。まだ髪の毛のように細い長ネギの苗の姿が除草後にはっきりと見えるようになり、私の気分もぱっと晴れました。
背丈の高い雑草に覆われてしまった畑を草刈りしていると、アスパラガスが背丈を伸ばしていることに気づきました。3年ほど前にアスパラガスの種を播いて育てていましたが、除草作業が間に合わず、アスパラガス畑はいつも雑草だらけになっていました。しかしアスパラガスは枯れてしまわずに生き残っていました。このまま除草作業を継続して大事に育てれば、来年の春には小林農場は初めてアスパラガスを収穫して皆さんにお届けできるかもしれません。楽しみが一つ増えて、また気分が明るくなって元気をもらいました。
世間では、5月8日より新型コロナウイルスが感染法上で2類相当から5類へ格下げされることになりました。新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスなどと同じように致死率の低い弱毒性のウイルスであることが分かってきたため、コロナ禍以後に実施されてきた感染拡大防止対策が撤廃されてゆくことになります。海外ではすでに人々はマスクをはずしてコロナ禍以前の日常風景を取り戻しています。日本もこれから暑くなってマスクを着けていると熱中症に罹りやすくなるので、マスクを外したほうがよいでしょう。私は全くマスクを着けないで出掛けていますが、今はもう、誰かにマスクを着けるように言われることはありません。マスク着用を強要するような息苦しい圧力が払拭されてゆき、日本でも人々がマスクを外して素顔で暮らせる明るい日常風景が取り戻されようとしています。
コロナ禍の最中には盛んに外出を控えるように呼びかけられて、これから日本人はウイルスに感染するのを恐れて自宅に引きこもるようになると私は思いました。ところが大型連休には大勢の日本人が外出して、観光地はコロナ禍以前のように賑わっているようです。「日本人は元気だな」と改めて思いました。小林農場も元気です。4月は野菜の端境期(はざかいき)で、出荷できる野菜を確保するのに苦労するのですが、今年も端境期を乗り越えました。これから出荷できる野菜も増えて、たくさんのご家庭に野菜をお届けします。
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