「五十節」の第四十二節目 「ひっつき虫 服にくっつく 」 ~10月22日から10月30日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が上弦(🌓)となる10月22日から満月となる10月30日頃までが第四十二節目となります。
第四十二節目の季節名は「ひっつき虫 服にくっつく」です。コセンダングサなどの野草が種子、または「ひっつき虫」を作り、触れた動物の体にひっつき虫をくっつけて遠くへ運んでもらおうとしています。
第四十二節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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コセンダングサなどの野草がトゲトゲの種子、または「ひっつき虫」を生やしています。
ひっつき虫にはそれぞれ棘があって、これに触れた動物の体にくっついて、遠くへ運んでもらいます。人間のつけている衣服や手袋にもよくくっつきます。
10月27日は「十三夜」でした(左の写真は「十五夜」の満月を撮影)。
十五夜のまん丸いお月様を愛でる風習は昔の中国より日本に伝わったようですが、十三夜のお月様を愛でる風習は古来より日本で生じたようです。満月になる前の少し欠けているお月様を愛でるという、日本人の独特な美意識。
町のあちらこちらでは、様々な木が順番に葉を紅葉させて落葉させています。今はケヤキが落葉し始めています。
我が家の目の前に立っているヒノキも紅葉して落葉し始めています。でもケヤキなどの落葉樹と違って、冬もたくさんの葉が落ちずに残ります。
大根の葉が爽やかな緑色に育っています。虫に食われている跡もほとんどありません。
大根の葉が込み合っているところから葉を間引いてゆきます。間引かれた大根はそのまま捨てずに、袋に入れて出荷しています。大根は根の部分だけではなく、葉の部分もおいしく食べられます。
秋になるとサツマイモを土より掘り出して収穫しますが、収穫されてから時間が経つと甘味が濃厚となってゆきます。よって、収穫したサツマイモをすぐに食べるよりも、大事に長期保存して冬以降に食べたほうが濃厚な味を楽しめます。小林農場では、冬以降にサツマイモを出荷する場合が多いです。
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