「五十節」の第四十五節目 「霜が降り 毎朝、凍る」 ~11月13日から11月20日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が新月(🌑)になる11月13日から上弦(🌓)となる11月20日頃までが第四十五節目となります。
第四十五節目の季節名は「霜が降り 毎朝、凍る」です。連日、早朝になると霜がふるようになって、畑が霜で白く染まり、作物が凍りついています。
第四十五節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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小林農場に鎮座しているコブシの巨木の現在の様子。
連日、早朝には霜が降りて畑が凍るようになりました。作物も霜で白く染まります。
ホウレンソウなどの作物は寒さに強く、霜で凍っても凍死しません。日が高く昇って暖かくなると霜が溶けて、元の姿に戻ります。霜で凍ることによってホウレンソウなどの味はさらに濃くなります。霜が野菜の味をおいしくしてくれます。
春キャベツの苗。緑色だった葉の色が、霜が降りた後、赤紫色に霜焼けしました。寒さに当たると葉が変色する性質があります。
主に夏に繁殖する雑草のハキダメギクは寒さに弱いようで、霜に当たるとたちまち茎葉は焼かれたように黒焦げになります。
早朝には霜で凍り、昼には雲のない青空が広がり、夕方には夕焼けで赤く染まる。以上が栃木県の平野部の冬の日常風景です。
紅葉する里山。すでに全ての葉を落として冬木立になっている木もたくさん現れていますが、クリの木などの葉はまだがんばって枝にぶら下がっているようです。
我が家の目の前に鎮座しているクリの巨木も黄葉している最中。イチョウやモミジのように鮮麗に一色に染まる黄葉は人々の目をひきつけますが、クリの木のようにくすんだ感じの黄葉もよく見ると味わい深くて見入ります。
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