「五十節」の第四十一節目 「セイタカの 花が泡立つ」 ~10月15日から10月22日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が新月(🌑)となる10月15日から上弦(🌓)となる10月22日頃までが第四十一節目となります。
第四十一節目の季節名は「セイタカの 花が泡立つ」です。セイタカアワダチソウの黄色くて豪華な花が、里山のあちらこちらで咲いています。
第四十一節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
ーーーーーーーーーー
小林農場の敷地内に鎮座しているコブシの巨木の現在の様子。青々としていた葉も色付き始めていて、落葉する準備をしているように見えます。
数週間前より近所のあちらこちらでは自生しているセイタカアワダチソウの明るくて黄色の花が咲き始めていて、今が見頃を迎えています。泡立つようにたくさんの花を連ねる様子は豪華で綺麗なのですが、地元の住人にはあまり好かれない花です。誰にも管理されていない荒れ地などでよく見かける花です。
この時季の風物詩の定番。赤く熟しながらぶら下がっているカラスウリの実。
畑の土をびっしりと覆っている草はハコベやオオイヌノフグリなどです。これらは秋の頃から生えて、冬の寒い時期も枯れることなく越冬して、早春に小さくてかわいらしい花をキラキラと咲かせます。
近所の雑木林で拾ってきたどんぐり。おそらくクヌギの果実。
どんぐりの形はまん丸くて、どんぐりを包み込んでいる殻斗(かくと)はモップ頭のよう。
数週間前よりコナラやクヌギなどの巨木がたくさんのドングリを落としています。出荷場や倉庫などのトタン屋根にドングリが落ちる度にカラン、コロンと甲高い音が響いてきます。
クウシンサイ畑では、クウシンサイが花を咲かせ始めました。クウシンサイはアサガオと同じヒルガオ科の植物で、花の形もアサガオの花と似ています。
花も咲かせていますし、今期のクウシンサイの収穫を休止したいと思います。この8月から9月にかけて害虫が活発に活動してほとんどの葉物野菜が穴だらけにされて消えてゆく中、クウシンサイだけは害虫に負けることなく勢い良く生育してくれて、たくさん出荷することができました。直売所にクウシンサイをたくさん出荷しましたが、よく売れていました。
小林農場の救世主としてよくやってくれたと思います。また来年もクウシンサイの活躍に期待したいと思います。
« 春がゆく 令和5年4月28日 | トップページ | 令和5年10月27日の野菜セット »
「歳時記」カテゴリの記事
- 令和6年1月以降に新たに公開される記事(2024.01.03)
- 「五十節」の第五十節目 「日、短く 人間、弱る」 ~12月20日から12月22日頃まで~(2023.12.22)
- 「五十節」の第四十九節目 「セキレイが 姿を見せる」 ~12月13日から12月20日頃まで~(2023.12.21)
- 「五十節」の第四十八節目 「コブシの葉 落ちては積もる」 ~12月5日から12月13日頃まで~(2023.12.16)
- 「五十節」の第四十七節目 「虫の声 消えて静寂」 ~11月27日から12月5日頃まで~(2023.12.12)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント