「五十節」の第四十節目 「アラカシの ドングリ、落ちる」 ~10月6日から10月15日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が下弦(🌗)となる10月6日から新月(🌑)となる10月15日頃までが第四十節目となります。
第四十節目の季節名は「アラカシの ドングリ、落ちる」です。アラカシの木に実っていた青いドングリが地面に落下してゆき、茶色になってたくさん転がっています。
第四十節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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先月よりたくさんの丸くて青い果実(ドングリ)が実っていました。今月より地面にドングリをたくさん落として始めました。青かったドングリは落下してから数日後、やがて茶色に変わり、私達がよく知っているドングリの姿になりました。
他の野生のクリの木よりも少し遅れて、現在はボタボタとたくさんの毬(いが)とクリを落としています。たくさんクリを拾ってたくさんおいしく食べましたが、あまりにたくさんクリが落ちていて拾いきれず、食傷気味。
近所の雑木林では、すでにコナラなどの木からたくさんのドングリが地面に落ちて散乱しています。
早朝がすっかり冷え込む時期になりました。早朝の草に生じる露が白く光り、地面が青白く見えます。
菊の花が咲く頃に秋晴れも多くなります。昔から秋晴れを「菊晴れ」とも言うようです。ちなみに、上の写真の花は、小林農場の畑で育てているキクイモの花です。
まだ気温の高い9月頃までは害虫の活動が活発で、葉物野菜の葉は害虫に食べられて穴だらけにされて出荷できない場合が多いです。畑のあちらこちらで害虫に食べ尽くされた作物が目立ち、痛々しい光景を目にすることになります。
10月の中旬頃になると害虫の活動はすでに止んでいて、作物がきれいな姿で収穫時期を迎えられるようになります。畑が息を吹き返してくれたような、農家の気分をホッとさせてくれるような空気に包まれてゆきます。
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