「五十節」の第三十七節目 「クリの木が 毬、実を落とす」 ~9月15日から9月23日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が新月(🌑)となる9月15日から上弦(🌓)となる9月23日頃までが第三十七節目となります。
第三十七節目の季節名は「クリの木が 毬、実を落とす」です。雑木林のヤマグリが針に覆われた毬(いが)と、その中に詰まっている実を地に落とし、人はこの天然の食材を拾い集めます。
第三十七節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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雑木林では野生の栗の木が地面にたくさん、針に覆われた毬(いが)を落としています。そして、その毬の中から果実をこぼしています。これらの果実を拾い集めれば、おいしく食べられます(農場で栽培されている栗の果実と比べると小さくて少し食べにくいのですが、味はおいしいです)。
縄文時代から日本人に食べられ続けてきた、天然の食材です。
大きなキクの花のような形で、ヒマワリのような明るい黄色の花 が、人に管理されていないような荒れ地で咲いているのをよく見かけます。もしかしたら野生化したキクイモの花かもしれません。
キクイモはショウガに似た形の芋を生産する野菜なのですが、生命力がとても強くて、人に農薬や肥料を与えられなくても勝手に生育します。雑草にも負けないので、ほとんど人が除草をしなくても勝手に生育します。よって、荒れ地に捨てられても勝手に生育して繁殖するので、各地で野生化しているらしいです。
小林農場のヤマイモ畑では、茶色の球形の「むかご」がたくさん派生しています。「むかご」とは、ヤマイモの種みたいなもので、拾い集めれば食材としても利用できます。煮ればホクホクとした食感を楽しめます。
今年はむかごを拾い集めて、ヤマイモの種芋を自分で育てられるかどうか、試してみたいと思います。
すでに稲刈りを終えた田んぼは、新鮮な緑色の「ひこばえ」に覆われています。「ひこばえ」とは、刈り取られた稲の株元より新たに生えてきた芽のこと。
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