8月・真夏の頃の人参畑(太陽熱処理についても)
除草する前のニンジンの畑。いったいどこにニンジンの芽が生えているのかよく分かりませんが、雑草を取り除いてやればちゃんとニンジンが顔を出してくれます。
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「除草剤・農薬を使わなくても病虫害や雑草を除去できる技術」として「太陽熱処理」が無農薬栽培を行う農家達の間で広まっています。
「太陽熱処理」とは、作物を栽培する前に畑全体をビニール資材で覆うという処理で、夏の強烈な日光を浴びて地表は高温となって病原菌、害虫、雑草の種などを殺すことができます。その後にビニール資材をどかして作物を育てますが、病虫害が発生しにくくなり、雑草も全く生えてきません。
私は太陽熱処理によって土中のあらゆる生き物を殺してしまって生態系が壊れて作物が健全に育たなくなるかもしれないと思って、小林農場の畑で太陽熱処理を行うことを控えてきました。この夏も小林農場の人参畑で丸4日間ほどかけて地べたに這いつくばりながら自分の手で人参の周りに生えてきている雑草を取り除いていました。手間と時間がかかって、除草作業が間に合わずに人参が雑草に負けてしまう場合もありました。太陽熱処理への疑問を解消してこの処理を取り入れれば、このような手間を全て省略できます。
この秋、実際に太陽熱処理を行っている農家の皆さんの畑を見学させていただきながら、小林農場でも積極的に太陽熱処理を取り入れてゆくのかどうか、検討してみたいと思っています。
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