「五十節」の第三十五節目 「雨風が 作物倒す」 ~8月31日から9月7日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が満月(🌕)となる8月31日から下弦(🌗)となる9月7日頃までが第三十五節目となります。
第三十五節目の季節名は「雨風が 作物倒す」です。関東平野では9月に入る頃より台風がやって来て、強い雨風によって稲などの作物が地べたに倒されてしまうこともあります。
第三十五節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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9月4日の月曜日の野菜セットの出荷日には、栃木県の芳賀地域や宇都宮市などでは警報級の大雨が降り続きました。
ずっと曇天が続き、この日の日中の最高気温は28℃。ものすごく久しぶりに最高気温が30℃を下回りました。
野菜セットに入れる野菜の収穫中にも雨が降り続き、服も下着もびしょ濡れ。ものすごく久しぶりに「寒い」という感覚を味わいました。
今週は台風の影響で曇天が続くようです。この雨風が長かった今年の残暑を終わらせて、秋を連れてくるのかもしれません。
(以上は先週に書いた文書。台風が去った後、また残暑が戻ってきました)
栃木県を来襲した大雨によって、たくさんのモロヘイヤの樹が地べたに倒されてしまいました。今、モロヘイヤ畑は足の踏み場のない無秩序な状態。9月に入ると台風の影響でモロヘイヤなどの背の高い作物は倒されやすいです。ある意味でたくさんの樹が倒されて荒々しいモロヘイヤ畑の光景はこの季節の風物詩です。
地這えキュウリ。通常、キュウリは支柱を建てて上に伸ばして生育させますが、この時期は台風で倒されないように地に這わせて生育させています。
近所の田んぼでは、稲が黄金色に熟して収穫時期を迎えましたが、まっすぐに立っていた稲がたくさん大雨に打たれて倒れてしまっていました。「あともう少しで稲を収穫できる」という頃に台風や大雨がやって来て倒されてしまう場合が多いです。
青空にはけでさっとなでたような筋状の雲が見えます。台風や低気圧が近づいてくるとこのような筋雲が現れやすいようで、数日後に天気が荒れやすくなるようです。
我が家ではすぐ近くに雷が「ドッカーン!!!」と落ちて、停電。すぐに電機は復旧しましたが、風呂釜のリモコンは落雷によって壊れてしまい、風呂を沸かすことができなくなりました。この故障は思っていたよりも根深く、製造メーカーの修理屋さんに修理してもらうまで1週間かかり、その間は地元の温泉に通うことになりました。修理費の支払いで、1万円札が何枚も、私の手元から離れてゆきました・・・。
一発で電化製品を壊してしまう雷の破壊力はすさまじいです。また雷が発生したら、次は冷蔵庫を壊されるかもしれないし、パソコンを壊されるかもしれません。夏に雷が発生しやすい栃木県では「雷が発生したらパソコンの電源を抜け」という言い伝えがありますが、その意味がようやく理解できました。電源を抜いておけば、電化製品が落雷で壊されることはありません。
関東平野では台風の季節を迎えています。残暑もまだ終わりません。皆さん、ご自愛ください。
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