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2023年9月

2023年9月30日 (土)

令和5年9月29日の野菜セット・ニラやゴーヤなどを利用した料理

9月29日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、キュウリ、オクラ、甘長とうがらし、ゴーヤ、カボチャ、サヤインゲン、クウシンサイ、ニラ、ミツバ、ニンニク

今後の野菜セットの内容・・・モロヘイヤや青シソの出荷は休止。キュウリ、ジャガイモ、ニラ、サヤインゲン、クウシンサイ、ニンニクなどの出荷を継続。カボチャの出荷を開始へ。

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Img_20230930_130600 ニラ畑。

ニラは葉を切り取られて収穫された後、数週間後にまた新たに葉が生えてきて収穫できます。

先週までは新しい葉だけではなく古い枯葉も混ざっていて、出荷する時に枯葉を取り除く作業に手間をかけましたが、今週より新たに生えてきた新葉のみを収穫できるようになって、出荷作業も楽になりました。

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Img_20230914_180140ゴーヤの緑のカーテン。

ゴーヤが予想以上に収穫されていますので、9月は毎回、ゴーヤを野菜セットに入れました。

香りの強いニラ、苦味のあるゴーヤなど、味にクセのある食材は小麦粉の風味と相性が良く、おやきなどの具材にするとよいです。

おすすめ料理「おやき・もどき」(手軽に作れるおやつ。具材はニラやゴーヤなど。)

①具材を細かく、また薄く切って簡単に炒める。②小麦粉を水で溶いて練る(お好みで塩や料理油を混ぜても良い)。③具材と溶いた小麦粉を混ぜ合わせてフライパンで炒める。④両面をこんがりと焼いたら取り出して、食べやすい大きさに切り分ける。

ちゃんとしたおやきを作る場合は、ちゃんと生地を寝かせたり、ちゃんと生地で具材を包み込んだりします。私が上記に書いた「おやき・もどき」は、水に溶かした小麦粉と具材をかき混ぜてフライパンで炒めるだけで、だいたい15分ほどで作れて、「時短」にこだわった一品です。それでも小林農場産の中力小麦粉のようなおいしい小麦粉を使えば、おいしく食べられます。

 

2023年9月28日 (木)

令和5年9月25日の野菜セット・雑草や山菜のようにたくましい野菜

9月25日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ネギ、キュウリ、ゴーヤ、カボチャ、サヤインゲン、クウシンサイ、ニラ、青しそ、ニンニク、オクラまたは甘長とうがらし

今後の野菜セットの内容・・・モロヘイヤの出荷は休止。キュウリ、ジャガイモ、ニラ、サヤインゲン、クウシンサイ、ニンニクなどの出荷を継続。カボチャの出荷を開始へ。

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Cimg2082 ミツバ。

名前の通りに葉が3枚づつ付いているのが特徴。独特な香りのある香草です。

細かく刻んで、お吸い物や丼のものや茶わん蒸しなどのトッピングに使われます。卵とじに使ってもおいしいです。

それほどクセの強い香りではないので、小松菜などと同じように炒めたり汁の実にしたりおひたしにしたり、色々な料理に利用できます。

おすすめ料理「ミツバと玉ねぎの炒め物」(ミツバと玉ねぎの香りの組み合わせ。やみつきになりかも。)

1.ミツバを細かく切り刻む。玉ねぎは食べやすい大きさに切る。

2.玉ねぎから炒めて、ミツバも最後に炒めて、塩、料理酒、しょうゆなどで味つけする。

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ミツバが畑に生えている様子。

ミツバは野菜というよりも山菜というほうが正しいかもしれません。私が何も世話をしなくても、春と秋に勝手に生えてきます。

いっぽうでこの時期はホウレンソウや小松菜などの葉物野菜は害虫に食べられてしまって、収穫できません。ミツバや、またはクウシンサイなどは雑草や山菜のごとく生命力の強い葉物野菜であり、農薬や肥料を散布しなくても勝手に育ってくれてたくさん収穫できます。

観測史上で最も暑かった今年の夏は多くの作物も調子を崩して、大根の葉もカブの葉も人参の葉も害虫に食べられて消えてゆきました。しかしモロヘイヤやクウシンサイやミツバなどは平然と生育してくれて、たくさん収穫することができました。これらの葉物野菜の生命力は本物です。

このように雑草や山菜のような生命力を携えて、農薬や肥料を与えなくても勝手に生育してくれる野菜を「持続可能野菜」「救荒作物」として認定して、生産者と消費者がいっしょにこれらの野菜を大事に育てておいしく食べる食生活を築いてゆければよいと思います。

2023年9月27日 (水)

自給自足の暮らしを壊した大罪  令和5年3月17日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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自給自足の暮らしを壊した大罪  令和5年3月17日

萌芽の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  先週、福島第一原発事故が発生してから12年目の3月11日を迎えました。当時は事故によって大量に飛散した放射性物質で福島県周辺の土、空、海が汚染されて、東日本の産地で採れる農産物や水産物も汚染されて、農家も魚師も消費者もみんな、苦しみました。

  私は、生きてゆくために必要な衣食住を自分達の手で生産してゆく自給自足の暮らしが最も自然環境に優しくて豊かな暮らしだと思い、里山に移住して農家になりました。作物を栽培するために必要な肥料も身近な雑木林からかき集めることができる落ち葉や米ぬかなどを発酵させて自分で作り、肥料の自給自足にも取り組んできました。原発事故直後には「落ち葉も米ヌカもモミガラも、これらの有機物は放射性物質を浴びて汚染されている危険があるので利用しないほうがよい。代わりに海外から輸入されている化学肥料を購入して作物に与えたほうがよい」という呼びかけを耳にして、私の耳は痛くなりました。

  1986年に現在のウクライナに位置するチェルノブイリ原発が事故を起こしてから長い年月の間、原発周辺では慢性疾患を抱える住人が異常に増えて、被ばくによる健康被害が指摘されました。ウクライナの人々は家庭菜園で自分達の食料を自給自足してゆく暮らしを営んでいますが、原発事故後も汚染された土地で自給自足を続けたために被ばくしてしまった人も多かったようです。「食料を自給しているウクライナでは原発事故による健康被害は大きかったが、食料をあまり自給しないで主に海外から輸入している日本では原発事故による健康被害が少ないかもしれない。日本の多くの農家は肥料を自給しないで海外から輸入されている化学肥料を購入して利用しているので、日本の農産物も汚染されにくいかもしれない」という専門家の意見を耳にして、私の心はモヤモヤとしてしまいした。

福島第一原発の近隣には「DASH村」がありましたが、この村はテレビ番組の企画によって開拓されて、男達が体を張って昔ながらの農作業に挑んで自給自足してゆく姿が放映されて、この番組から影響を受けて自給自足の暮らしを始めた若者達もたくさんいました。しかし原発事故で村は大量の放射性物質を浴びて、人が自由に立ち入ることができなくなりました。他にも広い範囲が人の住めなくなるほど汚染されて、合計で14万人以上の住人が自宅を離れて避難しなくてはいけなくなりました。「先祖代々ずっと引き継いできた畑を、放射能汚染によって放棄しなくてはいけなくなった」と無念の想いを語る農家もいました。ある農家は自ら命を絶ち、自分の命と引き換えに原発事故への憤りを表明していました。

福島第一原発事故後は日本での原発の活用は控えられていましたが、昨年はウクライナで戦争が発生したのが原因で日本でも電力不足に陥りやすくなり、日本政府は原発を再び活用してゆく方針を表明して、最近の世論調査でも「原発の活用に賛成」という意見が「活用に反対」という意見を上回りました。しかし事故を起こせば自給自足できる豊かな産地を破壊してしまうような大罪を犯す原発を、そんな簡単に許していいのでしょうか。原発に頼らなくても私達の暮らしを維持してゆける方法をもっと真剣に模索すれば見つけられると私は思います。

 

 

2023年9月26日 (火)

「五十節」の第三十七節目  「クリの木が 毬、実を落とす」 ~9月15日から9月23日頃まで~

小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が新月(🌑)となる9月15日から上弦(🌓)となる9月23日頃までが第三十七節目となります。

第三十七節目の季節名は「クリの木が 毬、実を落とす」です。雑木林のヤマグリが針に覆われた毬(いが)と、その中に詰まっている実を地に落とし、人はこの天然の食材を拾い集めます。

第三十七節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。

(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください

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Img_20230926_133049 小林農場の敷地内に鎮座しているコブシの巨木の現在の様子。

Img_20230926_133200 コブシの実が割れて、赤色の種子が顔を出し始めています。

Img_20230923_112813 Img_20230923_112614 雑木林では野生の栗の木が地面にたくさん、針に覆われた毬(いが)を落としています。そして、その毬の中から果実をこぼしています。これらの果実を拾い集めれば、おいしく食べられます(農場で栽培されている栗の果実と比べると小さくて少し食べにくいのですが、味はおいしいです)。

縄文時代から日本人に食べられ続けてきた、天然の食材です。

Img_20230920_170538Img_20230920_170621 大きなキクの花のような形で、ヒマワリのような明るい黄色の花 が、人に管理されていないような荒れ地で咲いているのをよく見かけます。もしかしたら野生化したキクイモの花かもしれません。

キクイモはショウガに似た形の芋を生産する野菜なのですが、生命力がとても強くて、人に農薬や肥料を与えられなくても勝手に生育します。雑草にも負けないので、ほとんど人が除草をしなくても勝手に生育します。よって、荒れ地に捨てられても勝手に生育して繁殖するので、各地で野生化しているらしいです。

Img_20230923_172635 こちらは小林農場の畑で育てているキクイモの花。

Img_20230921_111934 Img_20230921_111926小林農場のヤマイモ畑では、茶色の球形の「むかご」がたくさん派生しています。「むかご」とは、ヤマイモの種みたいなもので、拾い集めれば食材としても利用できます。煮ればホクホクとした食感を楽しめます。

今年はむかごを拾い集めて、ヤマイモの種芋を自分で育てられるかどうか、試してみたいと思います。

Img_20230923_090536Img_20230923_090446 秋のお彼岸の頃のお約束。彼岸花の開花。

Img_20230924_130548 Img_20230924_104230 日本の秋の風景。収穫の秋を迎えて黄金色に染まる田んぼ。

Img_20230924_151420 刈り取られた稲を稲架(はざ)にかけて干している様子。

Img_20230926_112741 すでに稲刈りを終えた田んぼは、新鮮な緑色の「ひこばえ」に覆われています。「ひこばえ」とは、刈り取られた稲の株元より新たに生えてきた芽のこと。

 

2023年9月24日 (日)

キクイモ(菊芋)の花 ~小林農場周辺で出会える花~

Img_20230920_170538大きなキクの花のような形で、ヒマワリのような明るい黄色の花が、人に管理されていないような荒れ地で咲いているのをよく見かけます。もしかしたら野生化したキクイモの花かもしれません。

キクイモはショウガに似た形の芋を生産する野菜なのですが、生命力がとても強くて、人に農薬や肥料を与えられなくても勝手に生育します。雑草にも負けないので、ほとんど人が除草をしなくても勝手に生育します。よって、荒れ地に捨てられても勝手に生育して繁殖するので、各地で野生化しているらしいです。

Img_20230923_172635 こちらは小林農場の畑で育てているキクイモの花。

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小林農場周辺で出会える生き物の一覧表「命名百科」を作成しています。こちらをクリックしてご覧ください。

2023年9月23日 (土)

令和5年9月22日の野菜セット・鶴首カボチャについて

9月22日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、キュウリ、オクラ、甘長トウガラシ、ゴーヤ、カボチャ、サヤインゲン、クウシンサイ、ニラ、青しそ、ニンニク

今後の野菜セットの内容・・・モロヘイヤ、ナス、ピーマンの出荷は休止。キュウリ、ジャガイモ、ニラ、クウシンサイなどの出荷を継続。サヤインゲン、カボチャの出荷を開始へ。

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Img_20230923_151809 鶴首カボチャ

今回の2000円セットには今年度初めて「鶴首カボチャ」を入れてみました。

鶴首カボチャは鶴の首のように細長い形をしたカボチャです。一般的な丸いカボチャと同じように料理できます。

カボチャは収穫されてから貯蔵されている最中に味質が変わってゆきます。まだ収穫されてから間もない今のカボチャの食味は栗のようにホクホクしています。数週間経つとさらに甘味が増しますが、今はまだ少し味がさっぱりとしているのでみりんや醤油などでしっかりと味付けしながらじっくりと煮て料理するのがおすすめです。

おすすめ料理「カボチャの煮物」(みりんとしょうゆなどでカボチャをおいしく煮る)

➀フライパンに少しだけ水を入れて(または全く水を入れない)、食べやすい大きさに切ったカボチャを入れて蓋をして、焦げないように中火や弱火でコトコトと時間をかけて煮る。(水をたっぷりと入れながらカボチャを煮ると、カボチャが水っぽくなって煮崩れしやすくなる)②みりんなどを加えて、カボチャがだいたい煮えてきたらしょうゆも加えて味をつける。③ほっくりとカボチャが柔らかくなれば強火にして水気をとばして、お皿に取り出す。

カボチャは収穫されてから数ヶ月が経てば甘味が増すので、その時はみりんを入れて甘味を加えなくてもよいです。

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鶴首カボチャは一般的に見慣れない形をしたカボチャですので、消費者から敬遠されることもあります。農家の私がちゃんとそのおいしさを説明してゆきたいと思います。

上記で述べているように、カボチャは収穫されてから食感や甘味などが変化してゆくので、その時に適した食べ方を提案してみたいと思います。

また、鶴首カボチャはどんな土でも旺盛に生育できる品種で、栽培するのに農薬も肥料も必要ないことも強調してお伝えしたいと思います。このような品種こそが人類を飢餓から救ってくれるかも。

 

2023年9月21日 (木)

クウシンサイの料理方法

Img_20230921_111648クウシンサイ(空心菜)の畑。

Img_20230921_111755 クウシンサイは雑草のごとくとても旺盛に生育する葉物野菜です。この時期は害虫の活動が盛んで、農薬を散布して殺虫しなければ小松菜やホウレンソウなどの葉は害虫に食べられて穴だらけにされてしまいますが、クウシンサイは生育に勢いがあるので害虫にあまり食べられません。

クウシンサイは農薬を散布しなくても無事に生育して出荷できる葉物野菜です。まだ日本ではそんなに馴染みのある野菜ではありませんが、ぜひこの名前を皆さんにも覚えていただきたいです。

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クウシンサイは油との相性が良く、炒め物でよく使われ、にんにくや肉などといっしょに炒めて食べられていますが、味にくせがないので色んな料理に利用しやすいです。

葉だけでなく、少し固い茎の部分も食べられ、コリコリとした食感でおいしいです私は茎をみじん切りにして炒めて食べるのが好きです。葉と茎は火の通る速度が違うので、最初に切り分けて別々に扱うと料理しやすいです(以下の写真を参照)。


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2023年9月20日 (水)

「五十節」の第三十六節目 「チカラシバ 穂を掲げ立つ」 ~9月7日から9月15日頃まで~

小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が下弦(🌗)となる9月7日から新月(🌑)となる9月15日頃までが第三十六節目となります。

第三十六節目の季節名は「チカラシバ 穂を掲げ立つ」です。イネ科の野草のチカラシバの強靭な株より、紫色に輝くフサフサとした穂が姿を現しました。

第三十六節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。

(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください

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Img_20230907_070726_20230920195401 Img_20230907_070823_20230920195501 小林農場の敷地内に鎮座しているコブシの木の現在の様子。

Img_20230919_165447Img_20230920_080752

畑のあちらこちらに生えているチカラシバの株が穂を出しています。

チカラシバはイネ科の野草で、その株は強靭で、私が草刈り機を振り回して刈ろうとしても草刈り機の刃をはじき返してしまうほどで、すぐに刈られてしまったりしません。

紫色に光る穂の色は美しいです。秋の今の時期は朝が冷えて、穂はたくさん朝露をまとったとき、さらに美しく見えます。今年の秋は残暑が厳しくてあまり朝が冷えないので、朝露をまとったチカラシバの穂を楽しめません。

畑のど真ん中に生えられるとジャマですが、畑の片隅にたたずんでいると観賞用の植物として楽しめます。

Img_20230912_165435 9月より畑では背丈を伸ばしたイネ科のメヒシバが、針のような細い穂を放射線状に何本も伸ばしています。

Img_20230912_165416 メヒシバの群生。これだけ盛んに草が茂るような土ならば、きっと大根やカブなどの野菜も育つでしょう。草刈り機で草を粉砕して、作物の種を播こうと思います。

Img_20230905_064119 Img_20230831_053035_20230913185501

左上の写真はアメリカアサガオ。右上の写真は、その変種のマルハアサガオ。

どちらもアサガオのような水色の花を咲かせていますが、アメリカアサガオの葉は深い切れ込みがあり、マルハアサガオの葉は丸っこいハート形をしています。雑草化したアサガオの外来種で、夏から秋にに変わる今の時期に畑や荒れ地でツルを伸ばしながら繁殖しています。

Img_20230920_084235薄紅色の花を咲かせる野生アサガオもあります。

Img_20230919_093617最近は近所の池ではカモが泳いでいる姿をよく見かけるようになりました。

Img_20230920_101849 Img_20230920_101906育苗ハウスの中の様子。秋野菜の苗を育てています。これから涼しくなれば、苗も育てやすくなります。

 

Img_20230920_092205チョウチョのキアゲハの幼虫。

人参畑で人参の葉を食べます。人参はあまり虫害を受けない作物なのですが、今年は珍しくずいぶんと害虫に葉を食べられてしまいました。おそらくキアゲハの幼虫の仕業だと思います。

Img_20230920_092519人参畑で捕らえたキアゲハの幼虫。もし家の中で幼虫が蝶に脱皮する姿を観察したい人がいれば、さしあげます。

2023年9月19日 (火)

令和5年9月18日の野菜セット・この時期の作物の花

9月18日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ネギ、キュウリ、オクラ、甘長トウガラシ、ゴーヤ、サヤインゲン、モロヘイヤ、クウシンサイ、ニラ、青しそ、ニンニク

今後の野菜セットの内容・・・ナスやピーマンの出荷はお休み。キュウリの出荷は継続。ジャガイモ、ニラ、クウシンサイなども出荷。玉ねぎ、長ネギ、ニンニクのネギ類も時々出荷。

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秋のサヤインゲンが花を咲かせて実を実らせて、収穫され始めました。

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この秋、初めて栽培してみたサヤインゲンの品種なのですが、花がきれいな赤紫色で、収穫される実にも赤紫色の色彩が残っているのが特徴です。

少し実がフニャフニャとなりやすいのですが、柔らかくておいしいサヤインゲンの品種だと思いました。

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Img_20230913_153148 ニラ畑。

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秋になると、ニラは白い花を咲かせます。花は固くておいしくないので、花をつけている株を除きながらニラの葉を出荷しています。

2023年9月18日 (月)

メヒシバ ~小林農場周辺で出会える草~

Img_20230912_165435 9月より畑では背丈を伸ばしたイネ科のメヒシバが、針のような細い穂を放射線状に何本も伸ばしています。

Img_20230912_165416 メヒシバの群生。これだけ盛んに草が茂るような土ならば、きっと大根やカブなどの野菜も育つでしょう。草刈り機で草を粉砕して、作物の種を播こうと思います。

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小林農場周辺で出会える生き物の一覧表「命名百科」を作成しています。こちらをクリックしてご覧ください。

 

2023年9月17日 (日)

8月・真夏の頃の人参畑(太陽熱処理についても)

Img_20230830_154027 除草後のニンジン畑。

Img_20230830_154007 除草する前のニンジンの畑。いったいどこにニンジンの芽が生えているのかよく分かりませんが、雑草を取り除いてやればちゃんとニンジンが顔を出してくれます。

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「除草剤・農薬を使わなくても病虫害や雑草を除去できる技術」として「太陽熱処理」が無農薬栽培を行う農家達の間で広まっています。

「太陽熱処理」とは、作物を栽培する前に畑全体をビニール資材で覆うという処理で、夏の強烈な日光を浴びて地表は高温となって病原菌、害虫、雑草の種などを殺すことができます。その後にビニール資材をどかして作物を育てますが、病虫害が発生しにくくなり、雑草も全く生えてきません。

  私は太陽熱処理によって土中のあらゆる生き物を殺してしまって生態系が壊れて作物が健全に育たなくなるかもしれないと思って、小林農場の畑で太陽熱処理を行うことを控えてきました。この夏も小林農場の人参畑で丸4日間ほどかけて地べたに這いつくばりながら自分の手で人参の周りに生えてきている雑草を取り除いていました。手間と時間がかかって、除草作業が間に合わずに人参が雑草に負けてしまう場合もありました。太陽熱処理への疑問を解消してこの処理を取り入れれば、このような手間を全て省略できます。

  この秋、実際に太陽熱処理を行っている農家の皆さんの畑を見学させていただきながら、小林農場でも積極的に太陽熱処理を取り入れてゆくのかどうか、検討してみたいと思っています。

2023年9月16日 (土)

令和5年9月15日の野菜セット・「私にとってのマルシェとは」

9月15日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ネギ、キュウリ、オクラ、甘長トウガラシ、ゴーヤ、モロヘイヤ、クウシンサイ、ニラ、青しそ、ニンニク

今後の野菜セットの内容・・・ナスやピーマンの出荷はお休み。キュウリの出荷は継続。ジャガイモ、ニラ、クウシンサイなども出荷。玉ねぎ、長ネギ、ニンニクのネギ類も時々出荷。

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ずいぶん先の話になりますが、12月3日に小林農場の地元の市貝町にて恒例のマルシェ「SATOYAMAヘルシーマーケット」が開催されます。小林農場も出店して野菜を販売する予定です。以下は「私にとってのマルシェとは」について書いてみました。

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「品質の良い野菜を購入したい」と漠然と思っていても、どこでどのようにそのような野菜を見付ければよいのか分からない消費者も多いと思います。「まずは農家と会ってみて、どんな野菜をどのように栽培して販売しているのか、話をききたい。顔の見える農家から野菜を購入したい」と考えている消費者も多いと思います。SATOYAMAヘルシーマーケットなどのマルシェは、消費者と生産者が顔を会わせて会話できる機会を提供してくれます。

小林農場は一年を通して数種類の野菜を詰め合わせて作った「野菜セット」を定期販売しています。今までもSATOYAMAヘルシーマーケットでは出店して野菜を販売してきましたが、来場者の皆さんに小林農場の連絡先をお伝えしながら野菜セットの宣伝もしてきました。そうすることによって会場で初めて小林農場の野菜を購入してくださった来場者の方より、「先日に購入した野菜がとてもおいしかったので、野菜セットの定期購入を申し込もうと思います」というご連絡をいただいたりします。

私にとってSATOYAMAヘルシーマーケットなどのマルシェは「消費者と生産者が顔を会わせてお付き合いを始められるきっかけを作ってくれる場所」だと考えてます。または、「楽しいお祭り」だと考えています。楽しいお祭りの中だからこそ、消費者と生産者の会話も弾みます。

2023年9月14日 (木)

「五十節」の第三十五節目 「雨風が 作物倒す」 ~8月31日から9月7日頃まで~

小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が満月(🌕)となる8月31日から下弦(🌗)となる9月7日頃までが第三十五節目となります。

第三十五節目の季節名は「雨風が 作物倒す」です。関東平野では9月に入る頃より台風がやって来て、強い雨風によって稲などの作物が地べたに倒されてしまうこともあります。

第三十五節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。

(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください

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Img_20230907_070726 Img_20230907_070823 小林農場の敷地に鎮座しているコブシの巨木の現在の様子。

9月4日の月曜日の野菜セットの出荷日には、栃木県の芳賀地域や宇都宮市などでは警報級の大雨が降り続きました。

ずっと曇天が続き、この日の日中の最高気温は28℃。ものすごく久しぶりに最高気温が30℃を下回りました。

野菜セットに入れる野菜の収穫中にも雨が降り続き、服も下着もびしょ濡れ。ものすごく久しぶりに「寒い」という感覚を味わいました。

今週は台風の影響で曇天が続くようです。この雨風が長かった今年の残暑を終わらせて、秋を連れてくるのかもしれません。

(以上は先週に書いた文書。台風が去った後、また残暑が戻ってきました)

Img_20230905_064927Img_20230905_065322 栃木県を来襲した大雨によって、たくさんのモロヘイヤの樹が地べたに倒されてしまいました。今、モロヘイヤ畑は足の踏み場のない無秩序な状態。9月に入ると台風の影響でモロヘイヤなどの背の高い作物は倒されやすいです。ある意味でたくさんの樹が倒されて荒々しいモロヘイヤ畑の光景はこの季節の風物詩です。

Img_20230905_071115 こちらは地べたに倒された青シソの樹の様子。

Img_20230830_124114-2地這えキュウリ。通常、キュウリは支柱を建てて上に伸ばして生育させますが、この時期は台風で倒されないように地に這わせて生育させています。

Img_20230912_085727 近所の田んぼでは、稲が黄金色に熟して収穫時期を迎えましたが、まっすぐに立っていた稲がたくさん大雨に打たれて倒れてしまっていました。「あともう少しで稲を収穫できる」という頃に台風や大雨がやって来て倒されてしまう場合が多いです。

Img_20230907_074930 青空にはけでさっとなでたような筋状の雲が見えます。台風や低気圧が近づいてくるとこのような筋雲が現れやすいようで、数日後に天気が荒れやすくなるようです。

我が家ではすぐ近くに雷が「ドッカーン!!!」と落ちて、停電。すぐに電機は復旧しましたが、風呂釜のリモコンは落雷によって壊れてしまい、風呂を沸かすことができなくなりました。この故障は思っていたよりも根深く、製造メーカーの修理屋さんに修理してもらうまで1週間かかり、その間は地元の温泉に通うことになりました。修理費の支払いで、1万円札が何枚も、私の手元から離れてゆきました・・・。

一発で電化製品を壊してしまう雷の破壊力はすさまじいです。また雷が発生したら、次は冷蔵庫を壊されるかもしれないし、パソコンを壊されるかもしれません。夏に雷が発生しやすい栃木県では「雷が発生したらパソコンの電源を抜け」という言い伝えがありますが、その意味がようやく理解できました。電源を抜いておけば、電化製品が落雷で壊されることはありません。

 

関東平野では台風の季節を迎えています。残暑もまだ終わりません。皆さん、ご自愛ください。

2023年9月13日 (水)

アメリカアサガオ ~小林農場周辺で出会える草

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左上の写真はアメリカアサガオ。右上の写真は、その変種のマルハアサガオ。

どちらもアサガオのような水色の花を咲かせていますが、アメリカアサガオの葉は深い切れ込みがあり、マルハアサガオの葉は丸っこいハート形をしています。雑草化したアサガオの外来種で、夏から秋にに変わる今の時期に畑や荒れ地でツルを伸ばしながら繁殖しています。

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小林農場周辺で出会える生き物の一覧表「命名百科」を作成しています。こちらをクリックしてご覧ください。

2023年9月12日 (火)

令和5年9月11日の野菜セット・ネギ類を使ったおすすめの料理

9月11日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ネギ、キュウリ、オクラ、ゴーヤ、長ネギ、モロヘイヤ、クウシンサイ、ニラ、青しそ、ニンニク、それと他に夏野菜を一品

今後の野菜セットの内容・・・ナス、ピーマン、オクラなどの出荷は減少。キュウリは再びたくさん出荷できる予定。ジャガイモや玉ネギの出荷を再開。ニラ、クウシンサイも出荷。

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玉ネギ、長ネギ、ニラ、ニンニクなど、複数のネギ類の野菜を出荷いたしました。これらのネギ類を使ったおすすめの食べ方・楽しみ方をお伝えいたします。

おすすめ料理「ニラのナムル」(一度に多くのニラを食べたい時に。茹でるとカサが減る)

 ➀ニラを食べやすい大きさに切ってさっと茹でる(茹ですぎないように注意)

 ②お湯から取り出したニラを軽くしぼって、ごま油や醤油などを和える

 (ニラだけだと嚙み切りにくくて食べにくいかもしれないので、もやしなどを茹でて混ぜると食べやすくなる)

おすすめ料理「ニンニクのホイル焼き」(ニンニクを丸ごと焼く。芋のようにホクホクに)

 ➀1玉のニンニクの全ての外皮を取り除く

 ②アルミホイルの上にニンニクを乗せて、オリーブオイルと塩も加える

 ③アルミホイルでニンニクを包み、火にかけたフライパンにアルミホイルを乗せて15分ほど加熱する

 ④ニンニクが焼き芋のようにホクホクとしたら完成。

2023年9月11日 (月)

アレチウリ(荒地瓜) ~小林農場周辺で出会える草~

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・つる性の草。巻きひげで周りののものにからみつきながら伸びてゆく。

・葉は互い違いにつく。


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小林農場周辺で出会える生き物の一覧表「命名百科」を作成しています。こちらをクリックしてご覧ください。


2023年9月10日 (日)

クズ(葛) ~小林農場周辺で出会える草~

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・つる性の植物で、つるは10m以上も旺盛に伸びて、藪を作る。

・葉は3枚の小葉からなる複葉。

・根は肥大して、薬の「葛根湯」の原材料を作る。

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2023年9月 9日 (土)

令和5年9月8日の野菜セット

9月8日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、キュウリ、ナス、オクラ、ミニトマト、ゴーヤ、甘長とうがらし、モロヘイヤ、クウシンサイ、ニラ、青しそ

今後の野菜セットの内容・・・トマトの出荷は休止へ。キュウリ、ナス、ピーマン、オクラなどをしばらく継続して出荷。ジャガイモや玉ネギの出荷が再開へ。ニラの出荷も開始へ。

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・今週に入ってから夏野菜の収量が減っています。6月に種を播いて育てたキュウリの樹も寿命を迎えて収量が減り、今回の野菜セットでは一部のご家庭のみの出荷となりました。7月に種を播いて育てたキュウリの樹が新たに収穫時期を迎えようとしていますので、来週から再びたくさん出荷できるようになると思います。

・ナスも秋に入って収量が減ってきています。真夏の頃のように大きく太ってツヤツヤとしたきれいな肌の実が少なくなってきています。固くてツヤのない実は中身も傷みやすくなったりしている場合も多いので、今後はナスを出荷する時は気をつけないといけません。今回は収穫したナスをいくつか切ってみながら中身に傷みがないのか確認しながら慎重に出荷してみました。

出荷している野菜を常に自分でも料理して食べることを大事にしたいと思います。自分で料理して食べないと出荷している野菜の状態をすぐに判別しにくいです。自分で料理していると、野菜の外見や手触りで中身の状態が推察しやすくなって、出荷作業では良い状態の野菜を選んで出荷できるようになり、悪い状態の野菜を出荷してしまうことを防ぐことができるようになります。

・秋に入って夏野菜が出荷しにくくなってきています。代わりにジャガイモや玉ネギ、ニラ、ニンニク、長ネギなどのネギの仲間を出荷してゆきたいと思います。

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小林農場は常に野菜セットの定期購入を申し込んでくださる方々を歓迎しております。まずは野菜セットを試しに一度、購入してみたいとお考えになっている方々には「お試しセット」もご用意しております。

野菜セットの価格や配送方法など、野菜セットの詳細についてお知りになりたい方は、こちらをクリックしてご覧ください

野菜セットの内容を毎回、小林農場のブログにて公開しております。過去の野菜セットの内容は、こちらをクリックしてご覧ください。

2023年9月 8日 (金)

四月・種まきの月  令和5年3月30日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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四月・種まきの月  令和5年3月30日

春もたけなわの頃となりました。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  3月下旬から4月にかけては収穫できる野菜が一年で最も少なくなる端境期(はざかいき)となります。いっぽうでこの時期にたくさんの種類の作物の種がいっせいに播かれてゆきます。昨年は3月中に行うべきだったネギの種播きが遅れて4月に播き、その後のネギの生育は伸び悩みました。秋も冬もネギの出荷を見合わせることになり、春まで待っても太らず、現在は細いままのネギを出荷することになりました。今春はネギの種を計画どおりに3月中に播きました。順調に育てば今年の秋から大きく育ったネギを収穫できるでしょう。

  他の作物の種まきについても私は遅らせる癖があります。4月に種を播くカボチャ、キュウリ、ズッキーニ、オクラ、トマトなどは昨年よりも数週間早く種を播いてもよいでしょう。6月下旬から7月上旬にかけては、また出荷できる野菜の種類が少なくなって「第二の端境期」を迎えますが、できるだけキュウリやズッキーニなどの種まきを早めることによって収穫時期も早めることができれば、「第二の端境期」の期間を短縮することができます。フダンソウなどの6月、7月にも収穫できる葉物野菜の種も試しに播こうと思います。

2月と3月にはキャベツ、レタス、ブロッコリーなどの春野菜の種を播いてきましたが、昨年と比べて播種量を減らして、栽培面積を縮小することにしました。昨年の春はこれらの春野菜が良く育って、どんどん収穫を迎えてどんどん直売所などに出荷してゆきました。収穫を迎えた作物は出荷しないともったいないですが、出荷作業に時間がとられて畑仕事の時間が削られます。昨年はジャガイモもたくさん採れましたが、けっきょく全部を出荷しきれませんでした。この春はジャガイモ畑に植える種芋の数を昨年よりも減らして、栽培面積を縮小しました。基本的には野菜セットの出荷に必要な収量だけが確保されればよいです。

 今春はホウレンソウやカブなどの作物の播種量も減らして栽培面積を縮小しています。春のうちは毎週、これらの作物の種を小分けしながら播くように心掛けます。種を播く時期を少しずつずらすことにより収穫時期も少しずつずらして、どの時期にも野菜セットに入れられる野菜を少しずつ確保してまいります。「小さく、少しずつ」を心掛けています。

 昨年は里芋やサツマイモの畑が雑草に覆われてしまい、里芋とサツマイモの収量は減って不作となりました。これらの作物を秋に収穫して貯蔵しながら秋、冬、春に出荷してゆきますが、今回は秋冬の出荷を見合わせて春からの出荷となりました。今までの里芋やサツマイモの栽培面積は私が管理するには広すぎるようなので、この春は畑に植える里芋の種芋やサツマイモの苗の数を昨年よりも減らして、無理なく雑草を抑えられるくらいの栽培面積に縮小することにしました。そうしたほうが結果的に収量は良くなると思います。

この春、私の近所に新たに農家の家族が引っ越してきて、今まで小林農場が管理してきた畑の一部をそちらの家族に譲ることになりました。小林農場が管理する栽培面積は縮小されますが、私の身の丈に合った面積になったと思います。これからは畑が縮小されて雑草を抑えやすくなり、作物も雑草に飲み込まれずに無事に育って収量を確保しやすくなると思います。

2023年9月 5日 (火)

令和5年9月4日の野菜セット・台風の季節の畑の様子

9月4日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、キュウリ、ナス、ピーマン、オクラ、ミニトマト、ゴーヤ、甘長とうがらし、モロヘイヤ、クウシンサイ、ニラ、青しそ

今後の野菜セットの内容・・・トマトの出荷は休止へ。キュウリ、ナス、ピーマン、オクラなどをしばらく継続して出荷。ジャガイモや玉ネギの出荷が再開へ。ニラの出荷も開始へ。

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9月4日の月曜日の野菜セットの出荷日には、栃木県の芳賀地域や宇都宮市などでは警報級の大雨が降り続きました。

ずっと曇天が続き、この日の日中の最高気温は28℃。ものすごく久しぶりに最高気温が30℃を下回りました。

野菜セットに入れる野菜の収穫中にも雨が降り続き、服も下着もびしょ濡れ。ものすごく久しぶりに「寒い」という感覚を味わいました。

今週は台風の影響で曇天が続くようです。この雨風が長かった今年の残暑を終わらせて、秋を連れてくるのかもしれません。

Img_20230905_065113 モロヘイヤの樹は、8月末から黄色の花を咲かせ始めていました。花が咲き始めると茎葉は固くなっておいしく食べられなくなるので、出荷が休止することになります。

8月末に花が咲いている茎葉を取り除いてみたら、また柔らかそうな茎葉がたくさん生えてきました。9月上旬まではモロヘイヤを出荷できるかもしれません。

Img_20230905_064927Img_20230905_065322 しかし、昨日の大雨によって、たくさんのモロヘイヤの樹が地べたに倒されてしまいました。今、モロヘイヤ畑は足の踏み場のない無秩序な状態。9月に入ると台風の影響でモロヘイヤなどの背の高い作物は倒されやすいです。ある意味でたくさんの樹が倒されて荒々しいモロヘイヤ畑の光景はこの季節の風物詩です。

Img_20230905_071115 こちらは地べたに倒された青シソの樹の様子。

Img_20230830_124114-2地這えキュウリ。通常、キュウリは支柱を建てて上に伸ばして生育させますが、この時期は台風で倒されないように地に這わせて生育させます。

2023年9月 4日 (月)

人参畑で雑草が生えている様子 8月下旬撮影

Img_20230830_154027 除草後のニンジン畑。

Img_20230830_154007 除草する前のニンジンの畑。いったいどこにニンジンの芽が生えているのかよく分かりませんが、雑草を取り除いてやればちゃんとニンジンが顔を出してくれます。

上の写真で人参畑に群生している雑草は、おそらくホソアオゲイトウ。

2023年9月 3日 (日)

令和5年9月1日の野菜セット

9月1日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

キュウリ、ナス、ピーマン、オクラ、ミニトマト、ゴーヤ、甘長とうがらし、モロヘイヤ、クウシンサイ、ニラ、青しそ

今後の野菜セットの内容・・・トマトの出荷は休止へ。キュウリ、ナス、ピーマン、オクラなどをしばらく継続して出荷。ジャガイモや玉ネギの出荷が再開へ。ニラの出荷も開始へ。

ナス・・・「水ナス」系の品種です。とても柔らかくて、ぬか漬けなどの漬物にしても美味。

ゴーヤ・・・さわやかな苦味が特徴。中身の種と白いワタの部分は食べられないので、ゴーヤを縦に半分に切ってからスプーンなどを使って取り除きます。ゴーヤは薄切りして豆腐や肉などといっしょに炒めて料理する「ゴーヤチャンプル」が有名な料理方法です。薄切りしたゴーヤを揚げて塩をふって食べる「ゴーヤチップス」にしてもおいしいです。

甘長とうがらし・・・京都の伏見が原産の「伏見甘長とうがらし」という京野菜です。辛味のないとうがらしで、ピーマンやシシトウなどと同じように炒めたり焼いたりして食べます。生のまま味噌などをつけて食べてもおいしいです。中身の種もいっしょに食べられます。

モロヘイヤ・・・葉の縁がギザギザとした葉物野菜は、暑い夏に元気に育つモロヘイヤです。葉を刻むと粘り気が出る、栄養価が高い野菜です。味にクセがないので、おひたし、炒め物、汁の実など、いろんな料理に使えます。葉だけでなく茎も柔らかくておいしく食べられます。

クウシンサイ・・・茎葉が細長い葉物野菜。葉だけでなく、茎の部分も食べられ、コリコリとした食感でおいしいです葉と茎は火の通る速度が違うので、最初に切り分けて別々に扱うと料理しやすいです。油との相性が良く、炒め物でよく使われ、にんにくや肉などといっしょに炒めて食べられていますが、味にくせがないので色んな料理に利用しやすいです。

青しそ(大葉)・・・独特の香りがする香草。まずは葉の香ばしい香りをお楽しみください。細かくきざんでいろんな料理に混ぜれば、独特の香りをつけることができます。ご飯と混ぜれば、しそご飯に。一気に食べきりたい場合は天ぷらに。長期間保存するならそのまま冷凍庫に入れて凍らせておくと、薬味などでご利用される時に葉を手で粉々にしやすくて便利。

おすすめ料理 「オクラ納豆」(オクラの粘々した食感を簡単に楽しむ。納豆の代わりに)

➀オクラを丸ごと煮る。②お湯から取り出して、細かく刻む。③刻んだオクラをよくかき混ぜて、粘らせる。④しょうゆやかつお節などを絡めてご飯の上にのせていっしょに食べる。

・・高温多湿の天候が続き、野菜も傷みやすくなっています。野菜セットを受け取りましたら、できるだけ早く冷蔵庫に入れて冷蔵保存するようにお願いいたします。モロヘイヤなどの特に傷みやすい葉物野菜はできるだけ早く消費していただくようお勧めいたします。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

電話番号:090-4915-1418  メール:kobayashikazaie@gmail.com

ホームページ:「小林農場 風家(かざいえ)」で検索

Img_20230816_173219 Img_20230816_173314-2 伏見甘長とうがらし

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小林農場は常に野菜セットの定期購入を申し込んでくださる方々を歓迎しております。まずは野菜セットを試しに一度、購入してみたいとお考えになっている方々には「お試しセット」もご用意しております。

野菜セットの価格や配送方法など、野菜セットの詳細についてお知りになりたい方は、こちらをクリックしてご覧ください

野菜セットの内容を毎回、小林農場のブログにて公開しております。過去の野菜セットの内容は、こちらをクリックしてご覧ください。

2023年9月 2日 (土)

自然な生活を取り戻せる好機  令和5年3月10日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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自然な生活を取り戻せる好機  令和5年3月10

春暖の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  3年前にコロナ禍が発生してから日本では新型コロナウイルス感染防止対策のためにマスクの着用が奨励されて、大勢の人々は常にマスクを着用して暮らしてきました。先月、日本政府は「3月13日以降はマスクの着脱については個人の判断に委ねる」と公表しました。今までも建前ではマスクの着脱は個人の判断に委ねられていましたので、私はずっとマスクで口と鼻をふさぐような不自然な生活は心身の健康に悪いと考えてマスクを着用しないで暮らしてきました。しかし、ある店にマスクを着けずに入店すると、すぐに店員からマスクを渡されてマスクを着けるように求められました。どの店でも客にマスク着用が求められて、マスクを着用しない客は入店を拒否されてしまうような空気が日本全体を覆っていて、マスク着用は奨励ではなくて、ほとんど強制になっていました。政府は改めて「マスクの着脱を他者に強制してしまわないように配慮してほしい」と国民に呼びかけています。

  日本では今も「大勢の人々がマスクを外せばウイルス感染が拡大して大変なことになる」と言っている人もいますが、海外ではすでに人々はマスクを外して普通に暮らしています。大勢の人々がマスクを外して自然な暮らしを取り戻している海外ではコロナ禍が収束しているのに、大勢の人々がマスク着用を続けている日本では医療逼迫を繰り返しています。なぜそのようなことになっているのか、マスク着用に効果があるのか、見直すべきです。    

コロナ禍以後、日本では様々な病気で亡くなる人達の総数が目立って増大しているようです。人体は自然な生活を送れば健康を維持しやすくなり、不自然な生活を送れば病気になりやすくなります。不自然なマスク生活、不自然な行動自粛、不自然な遺伝操作ワクチンの接種など、過度なウイルス感染防止対策による不自然な生活習慣を続けてきたことにより、多くの日本人は病弱になってしまっているのかもしれません。ずっとマスクで口と鼻をふさぐような不自然な生活が常識とされて、マスクを外して自然に暮らしている人が非常識な人だと思われて入店を拒否されてしまうような社会はもう終わらせたほうがよいです。

日本国内ではマスクを着用して暮らしている日本人も、海外に出掛けるとマスクを外す場合が多いです。「周りの人達がマスクを着けていれば自分もマスクを着ける。周りの人達がマスクを外せば自分もマスクを外す」と多くの日本人は考えているように見えます。「本当はマスクを外したいけれども周りの人達がマスクを着けているので外すことができない」と思っている日本人も多いです。3月13日以降は政府の呼びかけに応じて、大手のコンビニエンスストアや百貨店やテーマパーク、または交通機関などが「客にマスク着用を求めず、個人の判断に委ねる」と公表して、客がマスクを外しやすい環境を用意してくれます。マスクを外したい人達にはマスクを外せる絶好の好機となります。まず自分からマスクを外して出掛けてゆき、周りの人達にもマスクを外しやすい雰囲気を生み出したいです。

  マスク着用には花粉症の予防効果があるので、花粉症の人がマスクを着用するのは良いと思います。マスクの着脱を自由に選択できる当たり前な生活を取り戻しましょう。

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追記(9月2日記入)

この農場通信は3月に書きましたが、この頃の日本社会はまだ「ウイルス感染予防対策のためにマスクを外してはいけない」という空気に包まれていました。今はマスクを自由に外せる空気に変わり、多くの日本人がマスクを外して暮らしています。私も3月以降は全くマスクを携帯することなく暮らしています。

人は不自然な生活を続けていると病気にかかりやすくなります。この夏は大変な猛暑となり、「暑い、暑い」と言いながら暑苦しいマスクを着用しながら暮らすのはあまりに不自然です。暑いのに暑苦しいマスクを我慢して着用していたら熱中症にかかりやすくなりますし、免疫力も落ちて感染症などの病気にもかかりやすくなります。感染症などの病気にかかりたくなければ、マスクを外して暮らしたほうがよいと私は思います。

あるサービス業で働いている従業員が「お客様に笑顔をお見せするのも私達の大事な仕事です」と語り、マスクを外して接客していました。ホームセンターなどでもマスクを外して接客する店員が増えています。私の中にも「マスクを着けて表情を隠したまま会話するのは、相手に対して失礼ではないのか」という感覚があり、「礼儀を大切にする」という意味でもマスクを外したほうがよいと考えています。

ずっとマスクで口と鼻を覆うような不自然な生活を続けていれば様々な弊害が生じます。よっぽどの理由がなければそのような不自然な生活をするべきではありません。この3年間ほど、大勢の日本人がマスクを着用してウイルス感染予防を行ってきましたが、何度も感染症が流行して、「大勢の人々がマスクを着用して暮らしていても感染症の流行は防げない」ということが分かりました。コロナ禍が収束している今、マスク着用による効果や副作用を再検証して、「随時マスク着用」という対策が正しかったのかどうか見直すべきです。

 

 

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