「五十節」の第三十節目 「コオロギが コロコロと鳴く」
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が上弦(🌓)となる7月26日から満月(🌕)となる8月2日頃までが第三十節目となります。
第三十節目の季節名は「コオロギが コロコロと鳴く」です。夜間にはエンマコオロギなどの鈴をコロコロと転がすような鳴き声が聞こえるようになってきました。
第三十節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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今まで「キリキリキリ、チッ」というキリギリスの元気な鳴き声が目立っていましたが、それに加えて「コロコロコロ」という鈴を転がすようなエンマコオロギの鳴き声も耳に入るようになってきました。エンマコオロギの鳴き声を録音しましたので、以下をクリックしてお聴きください。
人が管理していない近所の野原ではツル性の草がどこまでもツルを長く伸ばして、足の踏み場もないジャングルみたいになっています。
ツル性の草も色々と種類があります。右の写真はカナムグラ。左の写真はアレチウリだと思います。
この時期に町のあちらこちらでよく目立つ、赤紫色の花を咲かせる木。
オクラの樹の葉にたたずむアマガエル。このカエルは高い場所が好きなのか、オクラやトウモロコシなどの背が高くなる作物の葉の上でよく見かけます。
育苗ハウスの中ではキャベツなどの秋野菜の苗を育てていますが、キスジノミハムシというゴマ粒くらいの小さな甲虫が苗の葉を食べて穴だらけにしてしまっています。この虫は小さすぎるので、苗を防虫ネットで覆って防虫してみてもあまり意味がありません。手強い害虫が育苗ハウス内に現れて、厳しい育苗となっています。対策を考えたいと思います。
連日、猛暑が続き、カボチャ畑のカボチャの葉も、日中はくったりと垂れ下がっています。でも、日が沈んですずしくなれば、元通りにシャキリとします。
モロヘイヤは格段に暑さに強い作物で、強烈な日差しを浴び続けても葉は艶々としたまま萎れる様子はありません。害虫にも雑草にも負けずに勢い良く生育してくれる、日本の夏に適した葉物野菜です。
ミョウガの茎葉が茂るミョウガ畑では、その株元に食用部の新芽が生えてきます。ミョウガはあまり陽が当たらない場所で生育します。日陰でポコポコと生えてくる新芽は、なんとも涼し気な様子。
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