令和5年8月25日の野菜セット
8月25日の野菜セット(2000円セット)の内容です。
キュウリ、ナス、ピーマン、オクラ、中玉トマト、ミニトマト、トウモロコシ、ゴーヤ、モロヘイヤ、クウシンサイ、青しそ
今後の野菜セットの内容・・・モロヘイヤやトマトの出荷は休止へ。キュウリ、ナス、ピーマン、オクラなどをしばらく継続して出荷。ジャガイモや玉ネギの出荷が再開へ。
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夏の葉物野菜のモロヘイヤが黄色の花を咲かせ始めています。そろそろモロヘイヤの出荷を休止したいと思います。
モロヘイヤは暑さにやたらと強くて勢い良く育ち、害虫にも負けずにたくさん葉を茂らせてくれます。農薬を使用しなくても簡単に栽培できる作物です。
最近は「SDGs」という横文字が流行っているようですが、農薬を使用しない有機農業が「持続可能な農業」として推進され始めています。農薬を必要としないモロヘイヤは有機農業に適した作物であり、「持続可能な農業」とは「夏にモロヘイヤをたくさん栽培して食べること」と言い換えることができるかもしれません。
モロヘイヤの他にも、青シソやクウシンサイなども農薬を使用しなくても簡単に栽培できる作物です。春に栽培されるシュンギクやレタスなども農薬散布は必要ありません(秋に栽培する場合は、ネキリムシに苗が切り倒されてしまう場合があるので注意)。今の時期に小松菜やホウレンソウを栽培すると害虫に食べられて葉が穴だらけにされてしまいますが、気温が下がって害虫の活動が収まる10月以降に種を播いて栽培すれば、ほとんど虫害を気にする必要はありません。
他にも人参やジャガイモやサトイモなどの根菜類などの栽培でも、ほとんど害虫の被害を受けることはありません。「無農薬栽培は難しい」と思われる場合が多いですが、害虫の被害を受けにくい作物はたくさんありますし、害虫の被害を受けにくい時期もあります。作物と時期を選べばわざわざ農薬を散布しなくても簡単に虫害を回避できます。農家は消費者の皆さんに農薬散布の必要のない作物や時期をお伝えして、それらの食材を中心にした食生活をみんなで築いてゆけば、有機農業も広まりやすくなると思います。
「持続可能な農業」とは「食の自給自足を可能にする農業」のことだと思います。「農薬の必要のない作物」とは、その土地の自然環境に適した作物のことであり、食の自給自足を可能にしてゆく作物のことでもあります。モロヘイヤや青シソなどはまさに日本列島の自然環境に適した作物であり、農薬を散布しなくても簡単に栽培できる作物であり、そのような作物を大事に栽培して食べてゆく食生活を築いてゆきたいです。
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