「五十節」の第二十九節目 「ヤマユリが 花を咲かせる」 ~7月18日から7月26日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が新月(🌑)となる7月18日から上弦(🌓)となる7月26日頃までが第二十九節目となります。
第二十九節目の季節名は「ヤマユリが 花を咲かせる」です。野山に自生しているヤマユリが大きくて豪華な花を咲かせて、甘い香りを辺りに振りまいています。
第二十九節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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近所の道端でヤマユリが花を咲かせました。日本の野山に自生するヤマユリの気高き花。その大きさ、その美しさ、その存在感。甘くて強い香りを周辺に放っています。
近所のネムノキの桃色の花も目立っています。今年はネムノキの開花時期が少し遅かったような気がします。
我が家の庭のアジサイも花を咲かせ始めました。梅雨が明ける頃から開花するアジサイで、重量がありそうなその豪華な花の姿から「ピラミッド・アジサイ」とも呼ばれています。
あちらこちらで蝉の抜け殻を発見します。この時期は夜が明けるとずっと蝉しぐれが降ってきます。
蝉の他にもよく名前の分からないような虫の鳴き声が常に耳に入ってきます。その中でもキリギリスの鳴き声は聞き分けやすいです。この時期はどの虫よりもキリギリスの鳴き声が目立ちます。
秋に収穫される予定のキャベツやブロッコリーなどの苗を育てています。左の写真は発芽したばかりの苗の様子。
この時期は虫の活動が盛んなので、苗も虫に食べられやすいです。苗に防虫ネットをかぶせて虫が苗に接触できないようにしています。
苗が育つには日光が必要ですが、この時期の日光は熱すぎて苗を焼いてしまうかもしれません。昼の最も暑い時間帯には苗に遮光ネットをかぶせて遮光します。
ネギ畑での除草作業中の空の様子。快晴。この日は36℃まで気温が上がりました。
暑いからといって畑仕事を休んでいたら、どんどん雑草が大きくなってしまって畑が雑草だらけになってしまいます。炎天下でも畑仕事を休むわけにはいきません。
私は炎天下の畑で除草作業などを行っていますが、それで熱中症にかかって倒れてしまうことはありません。これは私の自論ですが、人間は頭を使うと体温が上がりやすくなりますが、頭を使わないとそんなに体温が上がらないのかもしれません。よって、草むしりのようなほとんど頭を使わなくてもよい単純な仕事を黙々と行っている最中では、そんなに熱中症にかかってしまう心配をしなくてよいと思います。
人と会話をしたり、道具や機械を扱ったりする時などに頭を使い、体温も上がりやすいです。私は暑い時間帯にはあまり頭を使わない仕事をするようにして、夕方などの涼しい時間帯に頭を使う仕事、神経を使う仕事を行うように心掛けています。特に農業機械を扱う仕事では神経を使い、急に機械の調子が悪くなって動かなくなるとイライラして一気に体温が上がってしまうかもしれないので、機械は夕方に使用するように心掛けています。
参考・この時期の季語
梅雨明け 白南風 雲の峰 喜雨 旱星 梅干 かなぶん 西日 青田 空蝉 夕立 茗荷の子
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