「五十節」の第二十三節目 「栗の花 山を彩る」 ~6月4日から6月11日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が満月(🌕)となる6月4日から下弦(🌗)となる6月11日頃までが第二十三節目となります。
第二十三節目の季節名は「栗の花 山を彩る」です。2週間ほど前から開花していた栗の花が、今も周辺の雑木林で目立っています。
第二十三節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
ーーーーーーーーーーーーーー
すでに2週間ほど前から花を咲かせている栗の木ですが、今もまだ、周辺の雑木林のあちらこちらで栗の黄色がかった白い花が目立っています。この時期の山々はしばらく栗の花色に彩られます。
今年は6月8日に気象庁より関東地方の梅雨入り宣言が発令されました。すでに5月下旬頃よりよく雨が降って空気もジメジメとしてゆき、梅雨入りしたような気候になっていました。
畑仕事が忙しくて気づきませんでしたが、いつの間にか近所のアジサイが開花していました。我が家の庭のガクアジサイは、まだあまり開花していません。
青かった梅の実も、黄色に熟して地面に落下しています。梅の実が熟す頃に降る雨のことを「梅雨」と呼びます。
左の写真は白銀色に熟した大麦の様子。右の写真は黄金色に熟した小麦の様子。梅雨の晴れ間を狙って、今月中に収穫したいと思います。
左の写真はカサカサに茶色に熟したサヤエンドウの莢の様子。右の写真はカサカサに黒く熟したソラマメの莢の様子。サヤエンドウやソラマメは未熟で莢の色が緑の頃に収穫するとおいしく食べられますが、収穫しないで畑に残しておくと熟します。熟した莢から完熟した種を採ることができて、次の年にこの種を播いて栽培します。
梅雨の時期に色々な野菜の種が熟します。
玉ネギの花。すでに開花を終えて種を熟した玉ネギもあります。20個ほどの玉ネギを種採り用に畑に植え戻したのですが、開花時期や種が熟す時期がけっこうバラバラです。
大根(聖護院大根)から咲いた莢。まもなく種が熟します。大根の莢の形も独特。
参考・この季節の季語
麦秋 竹落葉 若竹 雷 揚羽蝶 燕の子 紫陽花 草茂る 蛍狩り 枇杷 時鳥
« 食べ物を廃棄する人、食べ物がなくて飢える人 令和4年12月22日 | トップページ | 令和5年6月12日の野菜セット・ピーマンについて »
「歳時記」カテゴリの記事
- 令和6年1月以降に新たに公開される記事(2024.01.03)
- 「五十節」の第五十節目 「日、短く 人間、弱る」 ~12月20日から12月22日頃まで~(2023.12.22)
- 「五十節」の第四十九節目 「セキレイが 姿を見せる」 ~12月13日から12月20日頃まで~(2023.12.21)
- 「五十節」の第四十八節目 「コブシの葉 落ちては積もる」 ~12月5日から12月13日頃まで~(2023.12.16)
- 「五十節」の第四十七節目 「虫の声 消えて静寂」 ~11月27日から12月5日頃まで~(2023.12.12)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント