« 真夏を迎える前に 有機農業の視点からマスクの着用について考える | トップページ | 令和5年6月16日の野菜セット・今年のサヤエンドウについて »

2023年6月18日 (日)

ゆく年くる年、身の丈は無常  令和4年12月29日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ゆく年くる年、身の丈は無常  令和4年12月29日

令和4年の年の暮れにこの農場通信を書いています。皆様、よい年末年始をお迎えください。

  玉ねぎ栽培では、11月に苗を畑に植えて、次の年の5月より収穫します。今年は11月に玉ねぎの苗を植える準備に手間取り、苗を植えるのが12月にずれ込みました。全ての苗を植え終える前に寒さが厳しくなってきたので、植え付け作業を中断して、先に人参、大根、カブ、白菜、里芋などの冬野菜の防寒作業を終わらせることにしました。12月下旬になると早朝には霜で畑全体が青白く凍るくらいにすっかり寒くなってしまうので、防寒作業を12月上旬に終わらせるつもりでいましたが、実際には終わらせた時にはすでに冬至をすぎていました。なぜ作業を終わらすのが予定よりも遅れてしまっているのか?あまり認めたくありませんが、私も年をとって作業速度が徐々に落ちているのかもしれません。

  中断していた玉ねぎの苗の植え付けを再開しています。本来は11月までに植えておくべきだった苗でしたが、今から植えてもまだ間に合うと信じて、1日でも早く苗の植え付けを終わらせたいと思います。今年中に全ての苗を植えるのは無理でしょう。元日は畑仕事をお休みにして暖かな部屋の中に閉じこもってのんびりと暮らすのが最近の私の正月の暮らし方でしたが、来年は元日から玉ねぎの苗を植えるために畑ですごすことになるでしょう。農家は自営業者ですので、働きたい時に働いて、休みたい時に休めます。体調が良ければ正月だからといってわざわざ休む必要はありません。がんばって玉ねぎの苗の植え付けを終わらせた後にどっと疲れが出てくるかもしれませんが、その時に休めばよいでしょう。

  この冬は長ネギ、里芋、サツマイモなどは、栽培中に畑に繁殖した夏の雑草を抑えきれずに作物が雑草に飲まれたりして不作でした。夏になると草刈りが追い付かず、畑全体を草だらけにしてしまっています。近所の皆さんの畑は常に草刈りを行って景観を明るく保っているのに、小林農場の畑だけがうっそうとさせてしまい、もうしわけなく思っていました。

  来年の春に小林農場の近所に新規就農を予定している家族が引っ越してきますが、今まで小林農場が管理してきた畑の一部をその家族に譲ることになりました。来年より小林農場が管理する畑の面積は、今までの4分の3か、3分の2くらいに縮小します。今までの小林農場は畑の広さに甘えて、できるだけたくさんの苗を植えて、後は手が回らないので細かな管理を省略して、それでもなんとか生育してくれたもののみを収穫してゆくという、「広さ」と「量」で勝負してゆく栽培を行ってきました。今後、栽培面積が縮小されることにより、「広くて大雑把な栽培」から「小さくて丁寧な栽培」へと転換することになります。

今年の夏は欲張ってトマトをたくさん栽培したために管理が行き届かず、トマトの生育が悪くてほとんど出荷できませんでした。近所の小さな家庭菜園では数本のトマトの樹を大切に育てていて、たくさんの実が実っていました。作付け数を少なくしたほうが丁寧な管理がしやすくなって収量も良くなる場合もあります。来年は現在の私の身の丈に合った広さに畑を縮小して収量を増やせるようにしたいと思います。来年は植え付ける玉ねぎの苗の数も抑えて、再来年の元日はゆっくりと畑仕事をお休みしたいと思います。

« 真夏を迎える前に 有機農業の視点からマスクの着用について考える | トップページ | 令和5年6月16日の野菜セット・今年のサヤエンドウについて »

農場通信」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2024年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
フォト
無料ブログはココログ