「五十節」の第二十五節目 「日、伸びきり 夜、縮みきる」 ~6月19日から6月26日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が新月(🌑)となる6月18日から上弦(🌓)となる6月26日頃までが第二十五節目となります。
第二十五節目の季節名は「日、伸びきり 夜、縮みきる」です。6月21日に夏至を迎えて、1年で最も昼の時間が長くなりました。以後、冬至に向かって、昼の長さがだんだんと短くなってゆきます。「五十節」も二十五節目を迎えて、折り返します。
第二十五節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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拳(こぶし)のようにゴツゴツとした形をした実が、姿を現し始めています。
我が家からの風景を撮影。左の写真は早朝4時に撮影。右の写真は夕方7時に撮影。1年で最も昼が長くなる夏至の頃は、早朝の4時から夕方の7時まで畑仕事ができます。
昼は長いけれども日照時間がそんなに長いわけではなく、梅雨空が広がる時間が多いです。でも梅雨の晴れ間もあり、ときどき畑も乾いてトラクターを入れて耕すことができます。先日は麦畑の麦も少し乾き、なんとか収穫しました。
小林農場の畑に隣接しているマダケの竹林。マダケはこの時期になると地下茎を畑に伸ばして侵入して、畑のあちらこちらにタケノコを生やします。このまま放置していると畑が竹林に侵食されてしまうので、次々に伸びてくるタケノコを次々に刈り倒してゆかないといけません。
この春にはかなりのマダケを刈り倒して竹林を減少させたのですが、昨年までと同じように畑に侵入してきます。その図太い繁殖力にはあきれます。
マダケのタケノコはおいしく食べられます。勝手に生えてくるのであれば、せっかくだから刈り取って食べて楽しみたいと思います。そうしながらマダケの繁殖を防ぎたいと思います。4月に生えてくるモウソウチクのタケノコはクワなどの道具で掘り取ったりして収穫するのが大変ですが、マダケのタケノコは手でポキッと折るだけで簡単に収穫できます。
春草のハコベが枯れている様子。春草のハコベやカラスノエンドウなどが一面に繁茂していた畑では、梅雨に入った今の時期、いっせいにきれいに枯れて、枯草の絨毯が敷かれたようになっています。
これより収穫時期を迎えるサヤインゲン。小さな白い花をたくさん咲かせています。花の中で受粉が行われて実が実って、収穫されます。
ハチは花の蜜を吸いに花を飛び回るのですが、そのハチの体に花粉がくっついて、たくさんの花にハチが花粉を運んでくれることにより受粉が行われやすくなります。受粉を手伝ってくれるハチなどの虫のおかげで私達はサヤインゲンやキュウリやカボチャやズッキーニなどを収穫することができます。
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