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2023年6月

2023年6月29日 (木)

「五十節」の第二十五節目 「日、伸びきり 夜、縮みきる」 ~6月19日から6月26日頃まで~ 

小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が新月(🌑)となる6月18日から上弦(🌓)となる6月26日頃までが第二十五節目となります。

第二十五節目の季節名は「日、伸びきり 夜、縮みきる」です。6月21日に夏至を迎えて、1年で最も昼の時間が長くなりました。以後、冬至に向かって、昼の長さがだんだんと短くなってゆきます。「五十節」も二十五節目を迎えて、折り返します。

第二十五節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。

(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください

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Img_20230627_152808-2 小林農場の敷地内に鎮座しているコブシの巨木の現在の様子。

Img_20230627_153202-2 拳(こぶし)のようにゴツゴツとした形をした実が、姿を現し始めています。

Img_20230625_190855 Img_20230627_190856 我が家からの風景を撮影。左の写真は早朝4時に撮影。右の写真は夕方7時に撮影。1年で最も昼が長くなる夏至の頃は、早朝の4時から夕方の7時まで畑仕事ができます。

Img_20230627_152706 昼は長いけれども日照時間がそんなに長いわけではなく、梅雨空が広がる時間が多いです。でも梅雨の晴れ間もあり、ときどき畑も乾いてトラクターを入れて耕すことができます。先日は麦畑の麦も少し乾き、なんとか収穫しました。

Img_20230627_061937 Img_20230627_061959 小林農場の畑に隣接しているマダケの竹林。マダケはこの時期になると地下茎を畑に伸ばして侵入して、畑のあちらこちらにタケノコを生やします。このまま放置していると畑が竹林に侵食されてしまうので、次々に伸びてくるタケノコを次々に刈り倒してゆかないといけません。

この春にはかなりのマダケを刈り倒して竹林を減少させたのですが、昨年までと同じように畑に侵入してきます。その図太い繁殖力にはあきれます。

Img_20230627_062615_20230629065601 マダケのタケノコはおいしく食べられます。勝手に生えてくるのであれば、せっかくだから刈り取って食べて楽しみたいと思います。そうしながらマダケの繁殖を防ぎたいと思います。4月に生えてくるモウソウチクのタケノコはクワなどの道具で掘り取ったりして収穫するのが大変ですが、マダケのタケノコは手でポキッと折るだけで簡単に収穫できます。

Img_20230623_061735 春草のハコベが枯れている様子。春草のハコベやカラスノエンドウなどが一面に繁茂していた畑では、梅雨に入った今の時期、いっせいにきれいに枯れて、枯草の絨毯が敷かれたようになっています。

Img_20230626_072248 これより収穫時期を迎えるサヤインゲン。小さな白い花をたくさん咲かせています。花の中で受粉が行われて実が実って、収穫されます。

Img_20230626_072053-3 ハチが花を飛び回っている様子。

ハチは花の蜜を吸いに花を飛び回るのですが、そのハチの体に花粉がくっついて、たくさんの花にハチが花粉を運んでくれることにより受粉が行われやすくなります。受粉を手伝ってくれるハチなどの虫のおかげで私達はサヤインゲンやキュウリやカボチャやズッキーニなどを収穫することができます。

Img_20230625_084419 最近、よく小林農場の敷地にやって来る猫。

Img_20230625_084504 そして、最近、よくやって来るヘビ。猫と同じくらいかわいらしい顔をしています。

2023年6月27日 (火)

令和5年6月26日の野菜セット・マダケのタケノコについて

6月26日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ネギ、人参、ナスまたはキュウリ、ズッキーニ、キャベツ、白菜、フダンソウ、シュンギク、ニラ、青しそ

今後の野菜セットの内容・・・大根、白菜、キャベツなどの春野菜が休止へ。ナス、キュウリ、サヤインゲンなどの夏野菜が少しずつ出荷へ。ジャガイモ、人参、玉ネギなども出荷。

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今の梅雨の時期、小林農場の畑に隣接しているマダケの竹林より、マダケのタケノコが採れます。

Dscn3107竹林から地下で地下茎を伸ばして畑に侵入して、畑の地表にもタケノコを生やします。

Photo_20200610055501

Img_20230627_062615 マダケのタケノコ。

このタケノコは、おいしく食べられます。

日本で最も一般的に食べられているタケノコと言えば4月頃に採れるモウソウチクのタケノコですが、マダケのタケノコはモウソウチクのタケノコよりもアクが少なくて、アク抜きなどの下処理の手間も比較的に楽です。

私のマダケのタケノコの下処理のやり方

1、外皮をむく(外皮の表面に包丁の刃先を走らせて、その切れ目から外皮をむくと楽にむけます)

2、穂先を20cmほど切り落とす(穂先のほうは筋っぽくて食べにくいので)

Img_20230627_063319 外皮をむいて穂先を切り落とした状態。

3、お湯に塩を加えて、20分~30分ほど茹でて、アクを抜く。落とし蓋をするとよい。(米ぬかなどを加えなくてもアク抜きできる)

4、竹串でスッと刺さるくらいに茹でたら火を止めて、しばらく自然に冷ます。

5、まだ筋っぽい皮が残っているようであれば、手で取り除く。

6、下処理は終了。煮物、炒め物、和え物、スープ、たけのこご飯 などに利用。

Img_20230627_072726

今まで小林農場の野菜セットにタケノコを入れたことはありませんでしたが、せっかく小林農場の敷地内でマダケのタケノコが採れるのだから、タケノコをご希望される方がいましたらお届けしてまいりたいと考えています。

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小林農場は常に野菜セットの定期購入を申し込んでくださる方々を歓迎しております。まずは「お試しセット」を申し込んでいただき、小林農場の野菜をお試しください。

野菜セットの価格や配送方法など、野菜セットの詳細についてお知りになりたい方は、こちらをクリックしてご覧ください

野菜セットの内容を毎回、小林農場のブログにて公開しております。過去の野菜セットの内容は、こちらをクリックしてご覧ください。




2023年6月25日 (日)

令和5年6月23日の野菜セット・第2の端境期(はざかいき)

6月23日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ネギ、大根、ズッキーニ、サヤエンドウ、キャベツ、白菜、シュンギク、ニラ、青しそ、ニンニク、ナスまたはピーマン

今後の野菜セットの内容・・・まもなく大根、カブ、サヤエンドウが休止へ。ジャガイモ、玉ねぎ、キャベツ、ズッキーニなどを継続して出荷。少しずつナス、ピーマンなどが登場。

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年間を通して、出荷できる野菜の種類数が少なくなる端境期(はざかいき)が何回かあります。

1年で最も出荷できる野菜の種類数が少なくなる「第一の端境期」が、冬野菜から春野菜へと移行してゆく間(はざま)となる4月頃です。今年の4月は小林農場の野菜セットはそれなりに出荷できる野菜の種類が確保できて、うまく第一の端境期を乗り切ることができました。

第2の端境期が、春野菜から夏野菜へと移行してゆく間の梅雨の頃です。今回の野菜セットは、出荷できる野菜を確保するのに手間がかかりました。

今回の野菜セットを振り返ると・・・

・春野菜の大根や白菜は、梅雨の蒸した気候の中で傷みやすくなっている。今回は傷んでしまう気配がする春野菜を出荷してしまわないように、出荷作業中はできるだけ元気そうに見える大根や白菜を厳選して出荷した。大根、白菜、サヤエンドウ、シュンギクなどの春野菜を良い状態で出荷するのが難しくなってきているので、傷んでゆきそうな気配のある春野菜を「出荷しないともったいない」と思って無理して出荷してしまわないように心掛けること。(キャベツも春野菜だけれども、比較的に傷みにくくて、あともう少しだけ長く出荷できるかもしれない。)

・春野菜に代わって出荷してゆきたい夏野菜だが、まだ収穫時期を迎えていないものが多い。ナスとピーマンがほんの少しだけ収穫時期を迎えている。

・夏野菜の先陣を切って6月上旬より収穫時期を迎えるズッキーニだが、気まぐれな作物で、たくさん実をならしてくれる日もあるが、あまり実をならしてくれない日もある。今回の野菜セットの出荷日はあまり実をならしてくれず、最低限必要だった収量も確保できなかった。

・今年は6月の端境期に備えて、クウシンサイやフダンソウなどの葉物野菜も栽培してみて、6月に出荷できる野菜を増やそうとしてみた。しかしクウシンサイはまだあまり大きく育っていなくて、フダンソウはあまり発芽してくれなかった。

・青シソやニラが新たに収穫時期を迎えてくれているので、これらの香野菜にもうしばらく頼りたいと思う。

・ジャガイモ、玉ネギ、ニンニクなどの収穫後に貯蔵ができる貯蔵野菜が端境期に頼りになる。ただ、今年の玉ネギは乾きにくく、例年と比較すると長期貯蔵しにくいかもしれない。玉ネギを出荷する時は、傷んでゆきそう気配のある玉ネギを出荷しないように注意。

・人参畑では人参がまだ少し小さいのだが、他に出荷できる野菜がなければ出荷してゆきたい。今は気温が高いので、あまり畑で大きくさせすぎて収穫を遅らせると畑で傷んでしまうかもしれない。小さなうちから早めに収穫したほうがよいかもしれない。

Img_20230624_160800 Img_20230624_160920 まもなく出荷を開始できるかな。実をならし始めたインゲンとキュウリ。

2023年6月24日 (土)

家事が大切にされる社会へ  令和5年1月5日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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家事が大切にされる社会へ  令和5年1月5日

新年のご挨拶をもうしあげます。皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

  正月には東京都江東区にある私の実家に帰省して、父と母とお節料理を食べながら家族で新年を祝いました。黒豆や紅白なますや煮物など、家族が手作りしてくれた料理をいただきました。紅白なますには小林農場産の大根と人参が千切りされて使われていました。煮物にはシイタケや鶏肉などのダシで里芋、人参、ゴボウ、レンコン、コンニャクがおいしく煮えていました。加えられたサヤエンドウの緑色が煮物の見映えを明るくしていました。以前にはサツマイモを裏ごしして作った手作り栗きんとんもいただいたこともあります。

  お節料理の煮物では里芋は欠かせないと私は思っていて、お正月直前の野菜セットにも里芋を入れるようにしています。里芋は土が皮にくっつきやすくて料理する前に水洗いをする必要があります。包丁で分厚い皮を切り除き、芋にだし汁をしみこませながら柔らかく煮えるまで、火加減に注意しながらコトコトと数十分ほどの時間がかかります。

現代ではわざわざお節料理を自分で料理せずに食品店などから購入して食べる人達も多いと思います。電子レンジで温めればすぐに食べられるような便利な冷凍食品などとは違い、小林農場の生野菜を食べるには少し手間と時間をかけて料理する必要があります。仕事が忙しくて料理などの家事に時間をかけるのが難しい人達には小林農場の野菜セットは扱いづらい商品かもしれません。野菜セットを定期購入されている皆さんは食事を大事にして料理に手間と時間をかけることを大切にされている方々が多いのではないでしょうか。

  3年前にコロナ禍が発生した後、新規に小林農場の野菜セットを定期購入してくださるご家庭が明らかに増えてゆきました。ウイルス感染拡大予防対策のために巣ごもりをすることになって料理に時間をかけられるようになったために、小林農場の野菜セットに関心を持ってくださった方々が増えたのではないかと私は推察しています。

  海外の人々は新型コロナウイルスと共存してゆくようになって厳しい感染予防対策は撤廃されつつあり、日本でも少しずつ多くの人達が以前のように自由に出掛けるようになってきています。小林農場も今後は「巣ごもり需要」には頼れなくなります。ただ今回の巣ごもり生活をきっかけにして多くの人達が自分で料理をする習慣を身につけて、料理に手間を惜しまない人達が以前よりも増えているかもしれません。私も小林農場で採れた野菜を皆さんと同じように自分で料理して食べて、常にその品質を確認しています。皆さんが思わず料理したくなるような高品質の野菜をお届けできるように精進いたします。自分達で手間をかけて料理した食事こそが最も健康でおいしい食事だと、私は思っています。

  1年を通して家事で忙しく働いている主婦が正月三が日くらいは料理を休んでゆっくりと暮らせるように、お節料理は日持ちの良いように工夫されてきたようです。料理、掃除、洗濯、育児などの家事を大切にして心地良い生活空間を保つことによって心も豊かになると思うので、家事を担う主婦や主夫の皆さんが感謝されて大切にされる社会であってほしいです。小林農場の野菜セットは、家事が大切にされる社会の中で必要とされると思います。

2023年6月22日 (木)

「五十節」の第二十四節目 「雨、続き 畑、乾かず」 ~6月11日から6月18日頃まで~

小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が下弦(🌗)となる6月11日から夜空の月が新月(🌑)となる6月18日頃までが第二十四節目となります。

第二十四節目の季節名は「雨、続き 畑、乾かず」です。関東地方は梅雨入りして、雨が続くようになり、畑が乾かなくなって土を耕しにくくなります。

第二十四節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。

(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください

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Img_20230620_174809 Img_20230620_174914 小林農場の敷地内に鎮座しているコブシの巨木の現在の様子。

6月上旬に気象庁より「梅雨入り宣言」が発表された関東地方。それから曇天が続きました。

Img_20230622_050740 Img_20230622_050754 梅雨の象徴、アジサイ。我が家の庭のガクアジサイもようやく咲き始めました。

ようやく雨が降り止んだ梅雨の晴れ間に、まだ収穫していなかった玉ネギを全部、畑より掘り出しました。

Img_20230620_174344_20230622053801 湿った畑から掘り出した玉ネギも湿っていますので、数日間ほど、日に干して乾燥します。

Img_20230612_073712-2 Img_20230612_073712-3 雨が降り続く中、収穫時期を迎えて黄金色に熟した麦も湿っています。湿った状態で麦を収穫してはいけません。ある程度、穂が乾いてから収穫します。

でも、麦の収穫時期は梅雨の時期と重なり、穂は乾きにくいです。梅雨のある日本列島で麦を収穫するのは、けっこう難しいです。

Img_20230608_115110 Img_20230608_115133 近所の田んぼの現在の様子。

田んぼに植えられた稲の苗にとっては、梅雨に降るたくさんの雨は生育を促してくれる「恵みの雨」になります。梅雨のある日本では、麦から生産されるパンよりも、稲から生産される米が主食として食べ継がれてきました。

Img_20230618_103146-2 私の好きな畑の雑草の花、ツユクサの花。なんとも爽やかで涼し気な水色。5月下旬頃から花を咲かせ始め、今はこの水色が畑に目立つようになってきました。真夏にも花を咲かせ続け、少しだけ辺りを涼しくしてくれます。

Img_20230614_170412 こちらは可愛らしい赤色のニワトコの花。

Img_20230620_130150-2 人参の花もきれいに咲いています。

Img_20230620_182506-2 最近、畑でよく見かける、背の高いイネ科の雑草。「ネズミムギ」かな?

Img_20230620_182956 青々としたハコベが、ジャガイモ畑で新たに生えてきました。

このジャガイモ畑ではよくスギナが群生していたのですが、ジャガイモを栽培するために土を耕したり寄せたりしていたら、スギナではなくハコベが生えるようになっていました。ちょっと面白い現象。

 

2023年6月21日 (水)

6月19日の野菜セット・梅雨入り頃の出荷状況

6月19日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ネギ、カブ、ズッキーニ、サヤエンドウ、キャベツ、白菜、シュンギク、ニラ、ニンニク、ナスまたはピーマン

今後の野菜セットの内容・・・まもなく大根、カブ、サヤエンドウが休止へ。ジャガイモ、玉ねぎ、キャベツ、ズッキーニなどを継続して出荷。少しずつナス、ピーマンなどが登場。

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カブが収穫時期を迎えてから日数が経ち、固くなってきています。このカブは、まだ収穫時期を迎えたばかりの頃ならばぬか漬けなどの漬物にして食べてもおいしいカブなのですが、固くなってきている今は、火を通して煮たり炒めたりして柔らかくしてから食べていただくようにお薦めしてまいりたいと思います。

大根も収穫時期を迎えてから日数が経ち、だんだんと固くなってきています。大きく育ちすぎるとすぐに傷みやすくもなってきています。まだ小さなままの大根も畑にたくさんありますが、傷んでしまう前に小さなまま、早く出荷したほうがよいかもしれません。

大根やカブは梅雨に入る頃になると虫害にもあいやすくなり、雑草にも覆われやすくなり、品質の良い大根やカブが収穫しにくくなってきています。まもなくこれらの出荷を休止したいと思います。

現在はジャガイモやニンニクなどを畑より掘り出しながら出荷し始めています。人参などをできるだけ早く出荷できるようにしたいと思います。
Img_20230620_174344 先日、畑より収穫された玉ネギ。日に干して乾かしてから出荷します。

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小林農場は常に野菜セットの定期購入を申し込んでくださる方々を歓迎しております。まずは「お試しセット」を申し込んでいただき、小林農場の野菜をお試しください。

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野菜セットの内容を毎回、小林農場のブログにて公開しております。過去の野菜セットの内容は、こちらをクリックしてご覧ください。

2023年6月20日 (火)

「正月植え」の玉ネギ

先週末の梅雨の晴れ間に、まだ収穫していなかった玉ネギを全部、収穫しました。

Img_20230617_124230 「正月植え」の玉ネギ。品種は「ネオ・アース」。

通常は玉ネギの苗を11月中に苗床から畑に植えて、今の時期に収穫を迎えます。

しかし、今回はすっかり苗を畑に植える時期が遅れて、今年の1月1日の元日まで苗の植え付け作業が行われることになりました。

「こんなに寒くなってから苗を植えたら苗は根付かず、全く育たずに全く収穫できないかもしれない」と思いながらも正月休みを返上して苗を植えてみました。

この「正月植え」の玉ネギがけっこう良く育って、それなりに玉が太り、収量はそんなに悪くはありませんでした。

本格的に寒くなる正月の頃に畑に玉ネギの苗を植えても育ってくれるというのは、新たな発見でした。玉ネギの苗は寒さに負けないたくましい作物だとあらためて思いました。

でも今年は通常通りに11月に玉ネギの苗の植え付けを終えて、来年の正月はゆっくりと休みたいと思います。

 

2023年6月19日 (月)

令和5年6月16日の野菜セット・今年のサヤエンドウについて

6月16日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ネギ、大根、カブ、ちっちゃな人参、ズッキーニ、サヤエンドウ、キャベツ、シュンギク、ニラ、ニンニク

今後の野菜セットの内容・・・レタス類、ソラマメの出荷は休止。玉ねぎ、カブ、大根、キャベツなどを継続して出荷。ジャガイモ、ニンニク、ズッキーニなどが出荷開始へ。

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収穫できるサヤエンドウの実が少なくなり、間もなくサヤエンドウの出荷が休止します。

今年のサヤエンドウは4月末にすでに実が実って収穫できて、6月下旬までずっと、出荷できました。長く、そして安定してたくさん収穫できた、今までで最も良い成績をおさめてくれたサヤエンドウでした。

Img_20230618_181448 種採り用のサヤエンドウ。

緑色で未熟な状態の実を収穫して食べていますが、収穫しないまま畑に残しているとやがて実はカサカサに乾いて茶色、黒色になり、完熟します。完熟した実を収穫して、種を採ります。

今年、出荷したサヤエンドウの半分ほどは、小林農場の畑から採った種から育てたサヤエンドウです。自家の種を畑に播いたけれども発芽しなかった種も多く、後で店から種を購入して播き直してましたので、他所から購入した種から育てたサヤエンドウも半分ほどあります。

できるだけ自分の畑から自分で種を採れるように取り組んでゆきたいと思います。

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2023年6月18日 (日)

ゆく年くる年、身の丈は無常  令和4年12月29日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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ゆく年くる年、身の丈は無常  令和4年12月29日

令和4年の年の暮れにこの農場通信を書いています。皆様、よい年末年始をお迎えください。

  玉ねぎ栽培では、11月に苗を畑に植えて、次の年の5月より収穫します。今年は11月に玉ねぎの苗を植える準備に手間取り、苗を植えるのが12月にずれ込みました。全ての苗を植え終える前に寒さが厳しくなってきたので、植え付け作業を中断して、先に人参、大根、カブ、白菜、里芋などの冬野菜の防寒作業を終わらせることにしました。12月下旬になると早朝には霜で畑全体が青白く凍るくらいにすっかり寒くなってしまうので、防寒作業を12月上旬に終わらせるつもりでいましたが、実際には終わらせた時にはすでに冬至をすぎていました。なぜ作業を終わらすのが予定よりも遅れてしまっているのか?あまり認めたくありませんが、私も年をとって作業速度が徐々に落ちているのかもしれません。

  中断していた玉ねぎの苗の植え付けを再開しています。本来は11月までに植えておくべきだった苗でしたが、今から植えてもまだ間に合うと信じて、1日でも早く苗の植え付けを終わらせたいと思います。今年中に全ての苗を植えるのは無理でしょう。元日は畑仕事をお休みにして暖かな部屋の中に閉じこもってのんびりと暮らすのが最近の私の正月の暮らし方でしたが、来年は元日から玉ねぎの苗を植えるために畑ですごすことになるでしょう。農家は自営業者ですので、働きたい時に働いて、休みたい時に休めます。体調が良ければ正月だからといってわざわざ休む必要はありません。がんばって玉ねぎの苗の植え付けを終わらせた後にどっと疲れが出てくるかもしれませんが、その時に休めばよいでしょう。

  この冬は長ネギ、里芋、サツマイモなどは、栽培中に畑に繁殖した夏の雑草を抑えきれずに作物が雑草に飲まれたりして不作でした。夏になると草刈りが追い付かず、畑全体を草だらけにしてしまっています。近所の皆さんの畑は常に草刈りを行って景観を明るく保っているのに、小林農場の畑だけがうっそうとさせてしまい、もうしわけなく思っていました。

  来年の春に小林農場の近所に新規就農を予定している家族が引っ越してきますが、今まで小林農場が管理してきた畑の一部をその家族に譲ることになりました。来年より小林農場が管理する畑の面積は、今までの4分の3か、3分の2くらいに縮小します。今までの小林農場は畑の広さに甘えて、できるだけたくさんの苗を植えて、後は手が回らないので細かな管理を省略して、それでもなんとか生育してくれたもののみを収穫してゆくという、「広さ」と「量」で勝負してゆく栽培を行ってきました。今後、栽培面積が縮小されることにより、「広くて大雑把な栽培」から「小さくて丁寧な栽培」へと転換することになります。

今年の夏は欲張ってトマトをたくさん栽培したために管理が行き届かず、トマトの生育が悪くてほとんど出荷できませんでした。近所の小さな家庭菜園では数本のトマトの樹を大切に育てていて、たくさんの実が実っていました。作付け数を少なくしたほうが丁寧な管理がしやすくなって収量も良くなる場合もあります。来年は現在の私の身の丈に合った広さに畑を縮小して収量を増やせるようにしたいと思います。来年は植え付ける玉ねぎの苗の数も抑えて、再来年の元日はゆっくりと畑仕事をお休みしたいと思います。

2023年6月17日 (土)

真夏を迎える前に 有機農業の視点からマスクの着用について考える

日本でも新型コロナウイルスが5類に格下げされた後、マスクを外して暮らす人達が増えてきています。もっと暑くなればほとんどの日本人がマスクを外しているかもしれません。

真夏を迎える前に、改めてマスク着用について、有機農業の視点から考えてみたいと思います。

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菌やウイルスなどの微生物の働きによって作物は健全に育ち、有機農業とは微生物との共存を大切にする農業であり、土作りとは微生物を畑に繁殖させることだと、私は教わりました。作物に病気を引き起こす微生物は一部であり、その他大勢の微生物は作物の生育を助けてくれます。
「自然に従って栽培をすれば作物の健康は維持されやすくなり、不自然な栽培をすれば病気になりやすくなる」
「微生物と共存しながら栽培してゆくのが自然であり、微生物を恐れて拒絶しようとすると栽培が不自然になってゆく」
以上の2つの原則を心掛けながら私は有機農業に取り組んでいます。
有機農業では、「病気は病原菌や病原ウイルスによって引き起こされるのではなくて、農家が不自然な栽培を行うことによって引き起こされる場合が多い」と考えます。病気を引き起こす微生物を殺菌するために農薬を散布するとその他大勢の有益な微生物もいっしょに殺してしまい、作物は病弱になってしまうかもしれません。
作物に肥料を与えすぎて肥満体にしてしまうと病弱にしてしまいますし、日当たりや風通しの悪い環境で作物を育てれば病弱にしてしまいます。作物が病気にかかったとき、有機農家は病原菌・病原ウイルスのせいにする前に、まずは「自分の栽培方法が不自然になっているのかもしれない」と考えて栽培方法を見直そうとします。
人間も作物と同じで、自然に従って生活をすれば健康を維持しやすくなり、不自然な生活を送れば病気にかかりやすくなります。ウイルスなどの微生物と共存しながら生活してゆくのが自然であり、ウイルスなどを過度に恐れて拒絶しようとすると生活はどんどん不自然になってゆきます。
コロナ禍が発生してからずっと、日本では大勢の人々がウイルス感染予防のためにマスクを着けてくらしてきました。しかし、ずっと口と鼻をマスクで覆う生活習慣は不自然であり、特に暑い夏にマスクを着けたまま暮らしていれば熱中症などの病気にかかりやすくなります。昨年まで、夏になると新型コロナウイルス感染症が流行していました。暑いのに暑いのを我慢してマスクを着けたまま暮らしたために体調を崩して感染症にかかってしまった人達もたくさんいたのではないかと、私は推察しています。
海外の人達は、新型コロナウイルスが致死率の低い弱毒性のウイルスであることが分かるとすぐにマスクを取り外して自然な暮らしを取り戻して、コロナ禍を収束させてゆきました。いっぽう日本では多くの人達がマスクを外さずに感染予防対策を続けていましたが、何度も感染症が流行して、感染症拡大を防止することができていませんでした。
自然な栽培や自然な生活を重視する有機農業的な視点から見ると、多くの日本人は不自然なマスク生活を続けることによって病弱になってしまって感染症が日本で流行しやすくなっているようにも見えます。本当にマスク着用に意義があるのか、改めて検証するべきだと思います。
エボラ出血熱やペストのような強毒性のウイルスがやって来たら徹底的に感染を予防したほうがよいかもしれませんが、インフルエンザウイルスやコロナウイルスなどの一般的でどこにでもある弱毒性のウイルスには普段から自然に感染して自然に免疫を身につけながら共存してゆくのが自然です。マスクなどでウイルス感染を徹底的に予防しようとしてしまったら自然に免疫が身につけられなくなります。「命を守る」とは、ウイルスと共存してゆくための心身を育んでゆくことであり、ウイルスを過度に恐れて感染を拒絶することではありません。
有機農業とは、ウイルスや菌などの微生物と共存してゆく農業のこと。ウイルスを拒絶しようとする風潮に対して、有機農業関係者達から「ウイルスを過度に恐れて拒絶してしまうと、私達の生活がどんどん不自然になってしまう。ウイルスとは共存してゆくべきであり、本当にマスク着用に意義があるのか、改めて見直すべきだ」という声があがることを、私は願っています。
自然環境のこと、自分自身や家族の健康のことを大切にしながら有機農業を応援してくださっている皆さん達とともに、コロナ禍から自然や健康や命のことについて考えてゆければよいと思います。

2023年6月15日 (木)

玉ネギの花が開花

Img_20230612_075924-2玉ネギの花。

玉ネギの種を自分で採種したいと思い、昨年に収穫した玉ネギを20個ほど、土に埋め戻してみた。

やがて埋め戻した玉ネギから地上に茎が伸びて、5月頃より花を咲かせ始めた。花が散った後にそのまま種ができるだろうと期待していた。

しかし、その後、花も種も丸ごと、どこかに消えてしまった。種を採ることに失敗した。

今でもまだ、遅れて花を咲かせている玉ネギが少しだけ残っているので、できるだけ毎日観察して、少しでも種が姿を現したらすぐに種を収穫しようと思う。

2023年6月14日 (水)

令和5年6月12日の野菜セット・ピーマンについて

6月12日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

玉ネギ、ジャガイモ、大根、カブ、ちっちゃな人参、ピーマン、ズッキーニ、サヤエンドウ、キャベツ、ブロッコリー、シュンギク

今後の野菜セットの内容・・・レタス類、ソラマメの出荷は休止。玉ねぎ、カブ、大根、キャベツなどを継続して出荷。ジャガイモ、ニンニク、ズッキーニなどが出荷開始へ。

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今回の野菜セットを振り返って・・・

・ジャガイモの「男爵」は早生の品種であり、他の品種よりも早く収穫時期を迎える。今回、男爵を掘り出して、出荷。今年は5月上旬頃にジャガイモ畑に疫病のような病気が発生して、特に男爵は最も被害を受けて、葉が焼えるように枯れた。その後は回復してまた青々とした葉を茂らせていったが、生育は遅れた。男爵を収穫してみるとみんな小さくて、不作だった。他の品種はまだ葉が青々としていて生育しているので、他の品種からはもう少し大きな芋が収穫できるのではないかと期待したい。

・人参畑から人参を間引いたが、間引かれた人参の中にはすでに人の指ほど太くなっているものもあり、「ちっちゃな人参」として野菜セットに入れてみた。味は普通の大きさの人参と変わらず、外皮もおいしく食べられる。普通の大きさの人参は6月末頃から出荷できると思う。

 

・ズッキーニが収穫時期を迎えて、毎日少しずつ収穫できるようになってきた。夏野菜の出荷を開始。

 

Img_20230612_074803

ピーマン栽培では、1番最初に実る「1番果」は小さいうちにできるだけ早く摘み取っておくとその後の生育が良くなるといわれています。最初の頃は実を実らせることに養分を使わせるよりも樹を大きく伸ばすことに養分を使わせたほうがピーマンの生育には良いといわれています。

それで私もピーマン畑に足を運んで1番果を摘んでみました。しかし、私が気付かぬうちに大きくなっていた1番果もたくさんあり、この大きさならば出荷できると思い、2000円セットに出荷してみました。

ピーマンの実がたくさん収穫できるようになって安定して出荷できるようになるのは7月に入ってからだと思います。

2023年6月13日 (火)

「五十節」の第二十三節目 「栗の花 山を彩る」 ~6月4日から6月11日頃まで~

小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が満月(🌕)となる6月4日から下弦(🌗)となる6月11日頃までが第二十三節目となります。

第二十三節目の季節名は「栗の花 山を彩る」です。2週間ほど前から開花していた栗の花が、今も周辺の雑木林で目立っています。

第二十三節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。

(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください

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Img_20230613_045518-2 Img_20230613_045605 小林農場の敷地に鎮座しているコブシの巨木の現在の様子。

Img_20230610_063508-2 Img_20230613_053738 すでに2週間ほど前から花を咲かせている栗の木ですが、今もまだ、周辺の雑木林のあちらこちらで栗の黄色がかった白い花が目立っています。この時期の山々はしばらく栗の花色に彩られます。

Img_20230612_062713 クモの巣に捕らえられた雨粒がキラキラ輝いています。

今年は6月8日に気象庁より関東地方の梅雨入り宣言が発令されました。すでに5月下旬頃よりよく雨が降って空気もジメジメとしてゆき、梅雨入りしたような気候になっていました。

Img_20230611_185147 Img_20230611_185232 Img_20230611_185204 畑仕事が忙しくて気づきませんでしたが、いつの間にか近所のアジサイが開花していました。我が家の庭のガクアジサイは、まだあまり開花していません。

Img_20230613_053847 青かった梅の実も、黄色に熟して地面に落下しています。梅の実が熟す頃に降る雨のことを「梅雨」と呼びます。

Img_20230612_073841Img_20230612_073712_20230613061301 左の写真は白銀色に熟した大麦の様子。右の写真は黄金色に熟した小麦の様子。梅雨の晴れ間を狙って、今月中に収穫したいと思います。

Img_20230612_074257 Img_20230612_074440 左の写真はカサカサに茶色に熟したサヤエンドウの莢の様子。右の写真はカサカサに黒く熟したソラマメの莢の様子。サヤエンドウやソラマメは未熟で莢の色が緑の頃に収穫するとおいしく食べられますが、収穫しないで畑に残しておくと熟します。熟した莢から完熟した種を採ることができて、次の年にこの種を播いて栽培します。

梅雨の時期に色々な野菜の種が熟します。

Img_20230612_075924-2 玉ネギの花。すでに開花を終えて種を熟した玉ネギもあります。20個ほどの玉ネギを種採り用に畑に植え戻したのですが、開花時期や種が熟す時期がけっこうバラバラです。

Img_20230612_081730 人参の花の見頃は今頃です。まもなく、種が熟します。

Img_20230613_050151 大根(聖護院大根)から咲いた莢。まもなく種が熟します。大根の莢の形も独特。

参考・この季節の季語

 麦秋 竹落葉 若竹 雷 揚羽蝶 燕の子 紫陽花 草茂る 蛍狩り 枇杷 時鳥

2023年6月12日 (月)

食べ物を廃棄する人、食べ物がなくて飢える人 令和4年12月22日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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食べ物を廃棄する人、食べ物がなくて飢える人 令和4年12月22日

冬至の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  今年はジャガイモがたくさん収穫されて、倉庫に保管しながら来年の春まで出荷し続けたいと思います。収穫されたジャガイモが全て出荷できるわけではありません。栽培中に一部分を虫にかじられてしまって傷跡が残っている芋もたくさんあって、それらは見た目が良くないので商品として出荷できません。かじられた跡を切り除けば普通に食べられますので、私が料理して自分の食事に食べています。しかし私だけでは消費しきれないほどたくさん商品にはならないジャガイモがあり、食べきれなければ畑の片隅に廃棄しています。

  小さすぎるジャガイモもたくさん収穫されていて、料理がしにくそうなので商品として出荷しにくいです。収穫してからしばらく倉庫で保管していた玉ねぎからは新芽が伸び始めてきていて、なんだか見た目に違和感があって出荷しにくいです。今年の人参は元気に育ちましたが、元気すぎて大きくなりすぎている人参もたくさんあります。大きすぎる人参は却って料理に利用しづらくてあまり消費者に喜ばれないので、出荷を控えています。

  これらの「商品にはならない野菜」は「食べられない野菜」ではなくて、見た目が変だったり料理がしづらかったりするけれども、十分においしく食べられます。日本の国内食料自給率は40%以下で、しばしば日本の食料自給率の低さが話題になりますが、おそらくこの数字は商品として販売されている食料のみを計算しているのではないのでしょうか。商品にはならない食料も計算に入れれば、日本の食料自給率はもっと高くなると思います。ただ、多くの農家は商品にはならない規格外の収穫物をそのまま廃棄する場合が多いです。私も今までずいぶんとたくさんの商品にはならない収穫物を畑の片隅に廃棄してきました。

  最近、日本全国の「フードバンク」や「地域食堂(子ども食堂)」などで、商品にはならない規格外の収穫物を有効に利用して食事を提供する取り組みが行われているようです。小林農場の近所でも地域食堂があることを知ってさっそく連絡をとり、規格外のジャガイモなどを無償で提供させていただくことになりました。提供しても収入にはなりませんが、無駄に廃棄される運命だったジャガイモが地域食堂を利用している皆さんにおいしく食べてもらえればジャガイモも報われるし、ジャガイモ栽培に労力を費やした私も報われます。

  様々な理由で十分な収入を得られなくなって食料を購入できなくなった人達にも地域食堂などが無償、または格安で食材や食事を提供しています。経済大国・日本でも今後はコロナ禍や物価上昇などの影響で十分な食料を購入できなくなる人達が増えてゆくかもしれません。皆さんのお知り合いの中にも食材を十分に購入できずに困っている方がいましたら、小林農場が無償で規格外の野菜を提供できるかもしれませんのでご相談ください。

  海外では食料が不足して餓死する人達も多いようです。いっぽうで日本は、海外から食料を過剰に輸入して、食べきれずに大量に生ゴミとして廃棄しています。「最近は食べすぎてばかりいるから、ダイエットをしよう」などと言っている日本人も多いです。「食料が過剰な人」が「食料がない人」に食料を譲れば世界中の飢餓がなくなると言われています。

2023年6月11日 (日)

令和5年6月9日の野菜セット・ヤケヤスデについて

6月9日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

玉ネギ、大根、カブ、サヤエンドウ、ソラマメ、キャベツ、白菜、サニーレタス(サンチュ)、ブロッコリー、シュンギク

今後の野菜セットの内容・・・レタス類、ソラマメの出荷は休止へ。玉ねぎ、カブ、大根、キャベツなどを継続して出荷。まもなくジャガイモ、ニンニク、ズッキーニなど出荷開始。

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今回の野菜セットを振り返って・・・

・大根は4月に種を播いて最近に収穫時期を迎えたものを出荷。しかし生育は遅く、多くの大根はまだ小さく、収量はまだ少ない。

・ソラマメは寿命を迎えたようで、中身の豆が固くなったり薄黄色に変色しているものが増えてきた。今回はできるだけ青々としているサヤを選んで出荷した。今回でソラマメの出荷は休止になると思う。中身の豆がみんな大きくて、良いソラマメだったと思う。収穫時期を迎えたらすぐに収穫していればもっとたくさん出荷できたが、今回は収穫を遅らせてしまって出荷できる量を減らしてしまい、もったいなかった。

・3月25日に種まきして育てたサンチュを収穫して出荷。少し大きくなりすぎていたが、葉は柔らかそうで、収穫適期だったと思う。3月11日に種を播いて育てたサニーレタスは大きくなりすぎて花茎も伸び始めていたが、まだなんとかおししく食べられそうだったので、出荷してみた。

・ブロッコリーは収穫時期を迎えた後、けっこう早くつぼみが黄色に変色し始めて花を咲かせてしまう。花を咲かせる前に収穫しないと、商品として出荷できない。収穫時期を迎えたらすぐに収穫・出荷するように心掛けること。

・シュンギクも今の時季は花を咲かせようとしている。花を咲かせる前にどんどん出荷すること。

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キャベツやサンチュやサニーレタスなどの葉と葉の間に「ヤケヤスデ」という虫が潜んでいる様子をよく見ます。

ヤケヤスデは畑の有機物を細かく分解して土に還してくれる有益な虫のようですが、「見た目が気持ち悪くて、人に不快感を与える」という理由で「不快害虫」とも呼ばれています。私もキャベツやサンチュやサニーレタスを出荷する前はそれらの葉と葉の間を確認して、できるだけヤケヤスデを取り除くようにしています。

ただ、この虫は見た目が気持ち悪いですが、キャベツなどの葉を食べてしまうような悪者ではありません。

Img_20220610032837-2 ヤケヤスデの挿絵。

 

2023年6月10日 (土)

ウリハムシ(瓜葉虫) ~小林農場周辺で出会える虫~

P1100853

・テントウムシと同じくらいの大きさ。橙色の甲虫。(見た目はテントウムシのようにかわいらしい)

・キュウリなどの葉を食べて穴だらけにしてしまう害虫。

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小林農場周辺で出会える生き物の一覧表「命名百科」を作成しています。こちらをクリックしてご覧ください。

2023年6月 9日 (金)

サツマイモの苗の植え付け

Img_20230601_152225-2

小林農場の温床で育てたサツマイモの苗(ツル)。品種はベニハルカ。ツルの長さはだいたい30cmくらいで切り取って畑に植える。

Img_20230601_152243-2温床から切り取ったツルを2日間ほど水に浸けてから畑に植える。節から白い根が発根していた。

Img_20230606_075158畑に植えられてから数日後のツルの様子。畑に植えられた直後に雨がたくさん降ったので、枯れずに根が張ったよう。芯の部分から芽吹いている新芽が立ち上がっている。

今回、自分でサツマイモの種芋から苗(ツル)を育ててみたが、発芽しなかった種芋も多く、十分な数のツルを確保できなかった。不足した分はホームセンターからツルを購入した。来年は十分な数のツルを確保できるように改善したい。

2023年6月 8日 (木)

令和5年6月5日の野菜セット・大根について

6月5日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

玉ネギ、大根、カブ、サヤエンドウ、ソラマメ、キャベツ、白菜、サニーレタス、ブロッコリー、シュンギク

今後の野菜セットの内容・・・レタス類の出荷は休止へ。玉ねぎ、カブ、大根、サヤエンドウ、ソラマメなどを出荷。ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、白菜なども出荷開始。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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今回の野菜セットを振り返ってみると

・大根が収穫時期を迎えてから2週間以上、経過している。中身が筋っぽくなってきている(特に外皮の部分が)。今までは2月に種を播いて育てた大根を出荷してきたが、4月に種を播いて育てた大根も収穫時期を迎えたので、次回から新たに収穫時期を迎えた大根を出荷してゆきたい。

・今年はサヤエンドウが好調で、今までたくさん収穫できた。梅雨の時期が近づき、サヤエンドウの実も病斑が目立ち始めてきた。サヤエンドウの収穫時期は終了へ向かっている。今後は病斑が見られれるサヤエンドウを出荷しないように注意すること。

・ソラマメも好調で、出荷しきれないほどたくさん収穫時期を迎えている。収穫が遅れるとサヤに茶色のシミが現れて見た目が悪くなるし、収穫後に傷みやすくもなる。もっとたくさん収穫していろんな売り場に早く出荷してもよかったと思う。

・サニーレタスやサンチュなども出荷しきれず、大きくなりすぎている。早く収穫して出荷してゆきたい。雨が多くなって湿度が高くなって傷みやすくなっているので、早くレタス類の出荷を休止したほうがよい。

・キャベツと白菜がたくさん収穫時期を迎え始めているので、たくさん出荷していって良いと思う。レタス類と比べてこれらは多湿に強く、梅雨の時期も比較的に出荷しやすい。

・ブロッコリーやカリフラワーは不作。次回、これらは新たな品種を導入して試してみてもよいと思う。

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Img_20230608_055852 収穫時期を迎えてから1か月ほど経った大根を畑より引き抜いてみました。こんなに大きくなっていました。

食べてみると、少し筋っぽくなっていますが、味はけっこうおいしいです。でも、こんなに大きなものは野菜セットの中に入れられません。切り干し大根の材料として利用するのならばちょうど良いかも。

野菜セットには収穫時期を迎えてからあまり時間の経っていないちょうど良い大きさの大根を出荷するように心掛けます。そのため、時期をずらしながら少しずつ種を播いて、収穫時期を迎える時期もずらしながらできるだけ長く適期の大根を出荷できるように心掛けています。

2023年6月 7日 (水)

冬、「温活」中   令和4年12月1日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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冬、「温活」中   令和4年12月1日

日ごとに寒さが募ってまいります。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  11月は小春日和の暖かな日が多かったですが、天気予報によると12月に変わると同時に一転して例年よりも寒い日が続くようです。これより大根、カブ、人参、白菜、里芋、葉物野菜などの冬の間に出荷し続ける作物への防寒作業を早く終わらせないといけません。

  長くて寒い冬がやって来ます。先日、冬服への衣替えをしました。私の場合は特に首の後ろ側が妙に冷えるので、マフラーを何着も用意しておきました。人の体温は36.5℃以上あると健康を維持しやすいらしいのですが、私の体温の平熱は35℃代です。「冷えは万病の元」で、体温が低いと免疫力も下がって風邪をひきやすくなったり癌などの病気にかかりやすくなったりするようです。私の場合は体温が低くてもこの10年以上は風邪をひいて寝込むことはなく、他にも病気に罹ることなく、休まずに野菜セットを出荷できています。

 昔の人達と比べて現代の人達の体温は低くなっている傾向があるようです。運動不足や寝不足や食べすぎや過度なダイエットや空調の使いすぎや姿勢の不良などの様々な不自然な生活習慣が冷えを引き起こす場合も多く、食生活や運動習慣などを見直すことが有効です。最近では健康のために体温を高めようとする活動を「温活」と呼ぶらしく、私も温活しておいたほうがよいと思っていて、体を温める食材を摂取するように心掛けています。

人参、カボチャ、玉ねぎなどは体温を温めてくれる食材としてよく知られていますが、これらはちょうど今、私が出荷している野菜です。寒い冬に旬を迎える野菜は人の体を温める傾向があり、暑い夏に旬を迎える野菜は人の体を冷ます傾向があります。果物では、寒い北日本でよく採れるリンゴには体を暖める作用があり、暑い西日本でよく採れる柿には体を冷やす傾向があります。「暑い人」の体は「冷たい食べ物」を求めて、「寒い人」の体は「温かい食べ物」を求めて、そのようにして人は体を「暑」にも「寒」にも偏りすぎないように農産物を生産して食べてゆく傾向があります。自分の体を温めたいのであれば、寒い季節に寒い土地で昔から生産されてきた農産物を選んで食べるとよいかもしれません。ちなみに私の大好きなコーヒーの原料のコーヒー豆は暑い地域で生産されていて、コーヒーには体を冷やす作用があるようです。この冬は試しにコーヒーを飲むのを控えたいと思います。

米などの穀物は精白すると体を冷やしやすくなるようなので、そのまま玄米で食べるようにしています。塩や発酵食品には体を温める作用があり、よって大豆を塩と麹菌で発酵させて作る味噌には特に体を温める作用があるようです。私は味噌汁を毎日食べていますが、どんな具材を入れてもおいしいので、味噌汁は簡単で便利な料理です。ちなみに、紅茶は発酵させて生産される飲料で体を温める作用があるようで、飲んでみたいと思います。

夏が旬のトマトを冬に食べると体が冷えてしまいますが、冬にもトマトを食べたいならば生で食べるよりも炒めたり煮たりして食べたほうが体の冷やしすぎを防止できるようです。どの食材も火にじっくりと通してから食べれば体が温まる傾向があります。私は、体を温めてくれるのかどうか分からない食材はとりあえず煮て、味噌汁の具材にしています。

2023年6月 6日 (火)

「五十節」の第二十二節目 「マダケ、出る 地下にも伸びる」 ~5月28日から6月4日頃まで~

小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が上弦(🌓)となる5月28日から満月(🌕)となる6月4日頃までが第二十二節目となります。

第二十二節目の季節名は「マダケ、出る 地下にも伸びる」です。マダケの竹林よりマダケは地下茎を伸ばして、周辺のあちらこちらににポコポコと地上に顔を出してゆきます。

第二十二節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。

(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください

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Img_20230605_070632-2 小林農場の敷地に鎮座しているコブシの巨木の現在の様子。

Img_20230531_102448_20230606061601 Img_20230531_102410-2畑に隣接しているマダケの竹林よりマダケが地下に地下茎を水平に伸ばして畑に侵入。畑のあちらこちらで地上に顔を出してきます。

マダケを放置をしているとグングンと背丈を伸ばしてしまい、畑は竹林になってしまいます。マダケがポコポコと顔を出す度に蹴り倒してゆきますが、もぐら叩きのように次々に顔を出してくるので、しばらくの間は蹴り倒す作業が続きます。

Img_20230606_054116-2 Img_20230606_054207 周辺の雑木林などでは、あちらこちらで栗の木が花穂を垂れ下げています。黄白色の尻尾のような花穂で、匂いも強いです。

Img_20230530_153153-2 Img_20230530_153150-2キャベツ畑では、複数のモンシロチョウがいっしょに舞いながら小さな竜巻を作って戯れていました。

モンシロチョウの幼虫のアオムシはキャベツの葉を食べる害虫ですが、葉を全て食べ尽くすわけでもなく、そんなに怖い害虫ではありません。放っておいてもよいと思います。

P1100853 橙色の甲虫、ウリハムシ。キュウリ、カボチャ、ズッキーニなどのウリ類の作物の葉を食べる害虫です。今年はウリハムシが繁殖しているようで、キュウリなどの葉がかなりボロボロに食べられています。

でも新芽が出てくる芯の部分は元気に芽吹いていますので、無事に生育してくれると思います。ウリハムシも作物に致命傷を与えるほどの怖い害虫ではなく、放っておいてよいと思います。

P1100876 ズッキーニの様子。手前と奥の葉がウリハムシに食べられてボロボロになっていますが、芯から次々に新芽が芽吹いて生育しています。

Img_20230530_161937 小林農場が最も恐れる害中がネキリムシ。地中に潜むイモムシの総称で、畑に植え付けたばかりのモロヘイヤやアオシソなどの苗を次々に切り倒してしまいます。必ず見つけ出して捕殺しないといけません。今年は今のところ、ネキリムシは少ないようで、ほとんどの苗は無事です。

P1100902_20230606071401 体が大きくて、首が濃い緑色で、顔が赤色。派手で目立つ鳥、キジのオス。よく畑でみかける鳥です。「ケ、ケ、ケーン!」と、鳴き声というよりも叫び声を発します。

Img_20230605_070520-2 ツバメも人のすぐ近くで巣を作る身近な鳥。人の近くを飛ぶので、写真で飛んでいる瞬間を撮影しやすいです。

Img_20230601_152225-2Img_20230601_152243-2

小林農場が温床の中で育てたサツマイモの苗(ツル)を温床より切り取って畑へ植え付けました(二日間ほど苗を水に漬けていると、白い根が発根します)。

Img_20230606_075158 畑に植え付けた後の苗。葉は一時的にしおれますが、芯から芽吹いてくる新芽が立ち上がっていれば苗が枯れてしまったりはしません。新芽が元気みたいなので、おそらく苗は根付いてくれていると思います。

 

 

2023年6月 4日 (日)

トウモロコシの苗の様子

P1100856トウモロコシの苗を畑に植え付ける。

トウモロコシの種は小林農場の畑より自分で採種した。

その種の発芽率は良く、種をポットに播けばほぼ発芽してくれた。

トウモロコシは害虫に食べられやすく、昨年も害虫に食べられてほとんど出荷できなかった。今年はトウモロコシを無農薬栽培でしっかりと出荷できるようにしたい。ちゃんと害虫対策はあり、それをちゃんと実行すれば虫害を避けられるはず。

2023年6月 3日 (土)

令和5年6月2日の野菜セット・6月4日(日)に市貝町にてSATOYAMAヘルシーマーケットを開催

6月2日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

玉ネギ、大根、カブ、キヌサヤエンドウ、スナップエンドウ、ソラマメ、キャベツ、玉レタス、ブロッコリー、シュンギク

今後の野菜セットの内容・・・玉レタスの出荷は休止。玉ねぎ、カブ、大根、サヤエンドウ、ソラマメなどを出荷。ブロッコリー、カリフラワー、キャベツなども出荷開始。

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明日、6月4日(日)に、市貝町の観音山梅の里にて、毎年、春と秋の恒例の祭り、「SATOYAMAヘルシーマーケット」が開催されます。

小林農場も農産物を持参して出店いたします。

SATOYAMAヘルシーマーケットのホームページにて、開催の詳細や出店者の紹介が掲載されています。以下をクリックしてご覧ください。

SATOYAMAヘルシーマーケットのホームページ

会場では地元の料理人達による料理もお楽しみできます。今回はお料理屋さんの「la cabane(ラ・キャバンヌ)」さんが小林農場の野菜も使って料理して販売してくれます。小林農場の野菜がどのように料理されるのか、私も楽しみにしています。

この週末は全国各地で大雨となりましたが、明日の開催当日はありがたいことに晴れの予報です。開催会場で市貝町の美しい里山風景を楽しめると思います。開催当日は暑くなるかもしれませんので、暑さ対策も忘れずに。

本日は明日の出店の準備のために時間を費やしたいと思います。農産物の他に何か面白いものを小林農場の店舗に持参して私なりに祭りを盛り上げられればよいと思います。

また、開催時には来場者の皆さんに小林農場の野菜セットの宣伝もしております。今までもSATOYAMAヘルシーマーケットの会場で小林農場の野菜を購入してくださった来場者の方々より後日、「野菜がおいしかったので、野菜セットの定期購入を申し込みたい」というご連絡をいただくこともありました。小林農場の野菜セットにご興味のある方はどうぞ、開催会場にて小林にご質問ください。

地図の画像のようです今回の出店者の一覧。左の画像をクリックすると、拡大されて観やすくなると思います。

過去のSATOYAMAヘルシーマーケットの会場の様子。SATOYAMAヘルシーマーケットのホームページに掲載されていた写真をコピーさせていただきました。

2023年6月 1日 (木)

令和5年5月29日の野菜セット・ソラマメなどを自家採種

5月29日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

玉ネギ、大根、カブ、キヌサヤエンドウ、スナップエンドウ、ソラマメ、キャベツ、玉レタス、ブロッコリー、カリフラワー、シュンギク

今後の野菜セットの内容・・・間もなくレタスの出荷は終了へ。玉ねぎ、カブ、大根などを出荷。ブロッコリーやカリフラワーなどの出荷を開始。キャベツも出荷へ。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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ソラマメがたくさん収穫時期を迎えていましたので、今回はソラマメを全てのご家庭にお届けいたしました。

ソラマメの種を毎年、自分の畑から自分で採っています。それで毎年、自分で採った種を畑に播いてソラマメを育てています。現在、小林農場が出荷しているほとんどのソラマメは、小林農場の畑で育成されてきた品種です。

Dscf5467昨年の6月下旬に畑から自分で採ったソラマメの種。もう固くなっているので食べられません。

Dscf5426種が採られる頃のソラマメのサヤ。緑色だったサヤがやがて熟して黒くなってカラカラに乾燥します。

現在、お届けしているキヌサヤエンドウやスナップエンドウなども、小林農場の畑から自分で種を採りながら栽培しています。ただ、今年度は自分で採って畑に播いた種の発芽率が悪くて、不足した分を種屋さんから種を購入して播き直しました。

自分で採った種が全く発芽しない時もあり、まだまだ種採りの技術を勉強しないといけません。

他にもピーマンやオクラやカボチャやキュウリなどの種も自分で採っています。自分で育成している品種の種の他にも種苗会社から購入した種も播いて、自分の種と種苗会社の種と、どちらの種が良く発芽するのか、比べています(たいていの場合、種苗会社の種のほうが良く発芽して、その後の生育にも勢いがあるのだけれども)。

できるだけ種も自分の畑の中で自給自足してゆけるように、小林農場は取り組んでいます。

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