食べ物への感謝を噛みしめて 令和11月17日
野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。
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食べ物への感謝を噛みしめて 令和11月17日
落葉が風に舞う季節となりました。皆さま、いかがおすごしでしょうか。
先日、近所の歯科医に通って歯医者さんに私の歯を診てもらうと、虫歯があることが分かりました。数年前に虫歯の治療をして銀歯をかぶせてもらっていましたが、時間の経過とともに銀歯が劣化して欠けて、その部分に食べカスがたまりやすくなっていて、銀歯の周辺の歯が虫歯になっていました。他にも私の口の中には銀歯が5本ほどかぶせてあり、これらもいずれは劣化してゆきます。銀歯よりも金歯のほうが長持ちするようですが、高額です。今後も銀の歯を維持するのか、それとも金の歯に取り換えてゆくべきか、検討しています。
歯医者さんに「いくつかの歯が虫歯になっているわけでもないのに欠けてしまっている。よっぽど固いものを嚙んだりしたのではないか」と言われました。私は畑仕事の最中にお腹がすくと畑から人参などを引き抜いてそのままボリボリと食べたりしていました。普通は火に通して柔らかくしてから食べる食材も生の固いままでボリボリと噛み砕いてストレスを解消する癖もあり、それで自分の歯に大変な負担をかけていたのかもしれません。虫歯の治療と同じように、欠けてしまっている歯にも銀歯をかぶせることになりました。
これ以上、私の大事な口の中に金属の異物を増やしてゆくわけにはいきません。虫歯にならないように、今さらながら真剣に自分の歯を清潔に管理しようと思い始めた今日この頃です。今まで1日に1回、就寝する前のみに歯を磨いていましたが、今後は食事をする度に歯を磨きたいと思います。どうしても自分の歯磨きでは取り除きにくい歯石もありますので、定期的に歯科医に通って歯石を取り除いてもらおうと思います。特に砂糖が歯に付着すると虫歯になりやすくなるので、砂糖を含んだ飲食物をできるだけ控えたいと思います。
歯に付着した食べカスをエサにして虫歯菌が繁殖してできた酸が歯を溶かしてゆき、虫歯が発生します。口の中の唾液には虫歯や歯周病を引き起こす菌の繁殖を抑える白血球などがたくさん含まれています。昔から「食べる時はよく噛んで食べなさい」と大人達は子供達に教えてきましたが、何回も噛むことによって口の中にたくさんの唾液が分泌されます。インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスなども主に人間の口から体の中へ侵入してきますが、口の中では唾液に含まれている白結球などがそれらの病原ウイルスを撃退して体内への侵入を防いでくれています。よく噛むことは感染症予防にもなるようです。
よく噛んで唾液をたくさん分泌させれば食べ物の消化も良くなります。よく噛んでいるうちに満腹感を得られやすくなって食べすぎずにすみ、肥満になりにくくなるようです。よく噛むことによって味覚が敏感になったり、血流が良くなって頭の働きも良くなったり、口の周りの筋肉も鍛えられて発声や表情が良くなったり、癌の予防にも良いらしいです。
食べ物に感謝の気持ちを抱いていれば、食事中は自ずとよく噛みしめながら食べようとするでしょう。自分の命を支えてくれている食べ物に感謝することによって心身の様々な健康が向上するのは当然のことだと思います。噛みしめるためにもまずは歯を健全に保つ必要があります。食べ物に感謝するとは歯を大事にいたわることだと思います。
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