「五十節」の第十九節目 「霜が止む 苗は田畑へ」 ~5月6日から5月12日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が満月(🌕)となる5月6日から下弦(🌗)となる5月12日頃までが「第十九節目」となります。
第十九節目の季節名は「霜が止む 苗は田畑へ」です。遅霜はほぼ降りなくなり、寒さが苦手な夏野菜や稲の苗も畑や田んぼへ植えられるようになります。
(前回の第十八節目の季節名は「フジ、ミズキ 山を彩る」に変更しました)
第十九節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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季節も五月に入り、霜が降りるほど冷え込む日もほとんどなくなりました。寒さに弱い夏野菜の苗も安心して畑へ植えてゆけます。これからどんどん、畑に苗を植えてゆきます。
しかし、五月の上旬まではまだ早朝に冷え込む日もあります。早朝に、生えている草が青白く見えて、薄っすらと霜が降りているような気もする・・・。この日の早朝の気温は5℃まで下がり、気象庁からは「霜注意報」が発令されていました。
念のため、畑に植えた夏野菜に防寒布をかぶせて防寒しておきました。
小林農場のある市貝町では、だいたい5月10日をすぎれば、もう「霜注意報」が発令されることもなくなります。
コナラなどの雑木林の葉の色も濃くなり、「新緑」から「深緑」へと移りました。
葉が大きいので目立つ木、ホオノキ。この時期には大きな白い花を咲かせるので、さらに目立ちます。
雑木林では、エゴノキがたくさん白色の花のつぼみを垂れ下げています。
我が家の庭では、先週にクリマチスが花を咲かせたのに続いて、テッセンが赤紫色の花を咲かせ始めました。テッセンの花びらは6枚で、クリマチスの花びらはもっとたくさんあり、花びらの数がそれぞれ違います。
写真の左にサンチュ、右にサニーレタスが育っています。その間に小さな赤紫色の花を咲かせたホトケノザが繁茂していますが、サンチュやサニーレタスの生育は早くてほとんど雑草に負けず、除草をする手間を省けます。
玉ネギ畑でも今の季節、ホトケノザが繁茂しています。今回は除草をする手間を省略してみましたが、玉ネギの生育はあまり良くありませんでした。玉ネギの生育は遅く、ホトケノザなどの雑草にも負けやすいです。玉ネギ栽培では除草の手間を惜しんではいけないと思いました。
参照・この季節の季語
別れ霜、忘れ霜、夏めく、柿若葉、万緑、風薫る、蚕豆、蛍見、麦秋、時鳥、田植、早苗
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