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2023年4月27日 (木)

こんな小春日和の穏やかな日は  令和4年11月10日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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こんな小春日和の穏やかな日は  令和4年11月10日

小春日和の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  小林農場の地元の栃木県市貝町での毎年恒例の手作り青空市「SATOYAMAヘルシーマーケット」が11月27日(日)に開催され、小林農場も農産物を持参して出店いたします。よろしければ自然豊かな里山まで、皆さん、どうぞゆったりとくつろぎにいらしてください。11月は晴れる日が多くて、野外で催しを開催するには適当な時季のようです。

10月下旬まで秋雨の曇天が続いていましたが、11月に入った後は雲ひとつないような見事な青空を見られる日が続いています。日中は陽が出て暖かく、この時期のこのような晴れた日のことを昔から「小春日和」と呼ばれてきました。春と秋は気温も日の長さも同じくらいなのですが、長かった寒い冬が明けようとしている春には暖かいという印象があり、これから長くて寒い冬を迎えようとしている秋には暖かいという印象があまりありません。それで昔の人達は秋の晴れて暖かな日和を「小さな春」と表現したのかもしれません。

日中に雲のない晴天に恵まれる日には「雲のカーテン」がない状態なので、早朝のまだ陽が昇らない時間帯には地表は上空の寒気を直に浴びて冷え込みます(放射冷却)。小林農場に設置している温度計を確認してみると連日、3℃くらいまで下がり、薄っすらと白い霜に覆われている草も見られるようになってきています。あと数週間後には畑は毎朝、霜で白く凍りつくようになって、早朝には全く野菜を収穫できなくなるでしょう。

晩秋から冬にかけて日本列島の北西のシベリアから吹いてくる冷たい季節風は日本列島の中央に位置する大きな山脈に当って日本海側に雪を降らせますが、山脈の向こう側の関東平野には雪を含まない乾いた空気のみがやって来ます。関東平野の北部に位置する小林農場にもあまり雪が降らず、雨すら滅多に降らなくなり、乾燥した快晴が続きやすくなります。海から離れた内陸に位置する小林農場では、日が出ている時間帯と出ていない時間帯との気温差が大きくなりやすく、日中は陽の暖かさを感じられる快晴になって、早朝には霜で凍る日が多くなります。一日の気温差が大きいと、野菜の味もおいしくなるらしいです。

先日は晴れた夜空で皆既月食の観賞を楽しんだ方も多かったと思います。日中が晴れれば夜も晴れ、月や星も輝きを増します。オリオン座などの星座も簡単に見つけることができます。晴れた後の夕暮れの夕焼けもきれいに燃え上がるように見えます。夕暮れの西の空にはどの星よりも早く「宵の明星」がやたらと明るく輝き、「今日はもう畑仕事を終えなさい。ご苦労さん」と私に語りかけてくれます。「宵の明星」とは金星のことで、太陽、月に次いで明るく見える星であり、今年は12月より見られます。今年の夏にも金星が見られたらしいですが、気づきませんでした。夏は高温で多湿で、すっきりと星や月が見えません。

学校で光合成を教わった人ならば、太陽の光が全ての生命の源であることを知っています。「月の満ち欠けによって生じる引力は作物の生育に影響を及ぼす」と言う人もいます。自分の手の届かない壮大な力によって生き物は生かされているのでしょう。寒くなればなるほど空は冴えわたって凛として、お日様、お月様、お星様に手を合わせたくなります。

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