「五十節」の第十七節目 「ツバメ来る 踵をかえす」 ~4月20日から4月28日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が新月(🌑)となる4月20日から上弦(🌓)となる4月28日頃までが「第十七節目」となります。
第十七節目の季節名は「ツバメ来る 踵をかえす」です。ツバメが南方よりやって来ました。
第十七節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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ツバメ、南方より参上。すーっと空を切るように飛び、ぱっと方向転換をする「ツバメ返し」を披露してくれています。
周辺の雑木林の所々では野生のフジが紫色の花を垂れ下げていて、遠くから見てもよく目立ちます。
田んぼに水が入ると、カエルたちの鳴き声もいっそう大きくなります。いっしょに「ジー」という虫の鳴き声も聞こえてきますが、おそらくナキイナゴの声ではないかと思います。
昼も夜も、鳥か虫かカエルか、何かしらの生き物が常に鳴いています。もうこの時期になると一日中、音が消える瞬間はありません。
夜間に我が家まで聞こえてくるカエルの合唱を録音してみました。以下をクリックしてお聴きください。
小林農場が育てているサツマイモの苗(ツル)。もう畑に植え付けても良い大きさに育っていますが、サツマイモは気温が高くないと畑で育たないのでもう少し暖かくなってから畑に植えたいです。
ナスの苗も大きくなってきたのでまもなく畑に植えないといけませんが、まだ畑は少し寒いです。もっと気温が高くなってから畑に植えたいです。苗がもっとのんびりと生育してくれればいいのだけれども。
小麦畑の一部がすっかりと雑草に覆われてしまいました。赤紫色の小さな花を咲かせながら作物に巻き付いてくるカラスノエンドウが大暴れしています。
まだ四月なのに、すでに玉ネギやニンニクなどの作物も雑草に負けてしまっています。雑草の勢いが増してゆくのはこれからです。本気で雑草と取っ組み合わないと、作物が雑草に飲み込まれてしまいます。
これより農繁期に突入。この身、畑仕事に捧げます。
この春は夕暮れになると西の空には宵の明星(金星)が力強く輝いていました。
作物とか雑草とか、下を向いて地面ばかり見て暮らしてしまいそうになるけれども、上を向いて空も見上げてみよう。
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