「五十節」の第十節目 「アブラナの 蕾、現る」 ~2月27日から3月7日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が上弦(🌓)となる2月27日から月が満月(🌕)となる3月7日頃までが「第十節目」となります。
第十節目の季節名は「アブラナの 蕾、現る」です。小松菜、ナタネ、カブなどのアブラナ科の植物が花茎を伸ばして、その先に蕾が姿を現します。
第十節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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我が家の目の前で鎮座しているコブシの巨木。冬木立ちの姿も冬芽も、これで見納めになるかもしれません。間もなく、花や葉で木全体が覆われてゆくでしょう。
我が家の目の前のレンギョの木の枝にびっしりと生えている冬芽の様子。レンギョも間もなく開花するでしょう。
昨年の秋に種を播いて育てていた小松菜の中央からは花茎が伸びて、その先に蕾が姿をはっきりと現し始めています。蕾の部分も摘んで食べるとおいしいです。もっとたくさん蕾が姿を現したら、収穫して出荷したいと思います。
アブラナ科のカブも、冬の頃は地上部の葉が枯れて消えていましたが、春になると再び新たに芽を生やして地上に葉を茂らせてゆきます。やがて蕾をつけて花を咲かそうとして、食用部の根は養分を蕾や花に送って筋っぽくなります。間もなくカブの出荷がお休みとなります。
カブと同じように、冬眠していた人参も大根もジャガイモも、春を感じて新芽をいっせいに伸ばしてゆきます。
最近、よく見かける鳥の群れ。ヒヨドリの群れかな?群れて木の枝に止まっていたり、いっせいに畑に飛び降りて嘴で土や草をつついたりしています。最近、畑のホウレンソウの葉の先のほうが何者かにつつかれてちぎれてしまっている姿が目立つのですが、この鳥の群れの仕業でしょうか。
サヤエンドウ畑から掘り出された残渣。おそらく夏に栽培していたモロヘイヤの木の欠片か、木のように太く育った夏の雑草の欠片だと思います。きれいに白い菌糸に覆われていました。このような少し固い欠片は、菌の大好物のようです。
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