「五十節」の第六節目 「水ぬるむ 土はほぐれる」
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が上弦(🌓)となる1月29日頃から満月(🌕)となる2月6日頃までが「第五節目」となります。
第六節目の季節名は「水ぬるむ 土はほぐれる」。寒さの底を抜けて、早朝にあまり霜が降りない日も出てきます。まだ乾燥はしていて、畑を耕すと良い具合に土がほぐれたりします。
第六節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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我が家の前に鎮座しているコブシの巨木。たくさんの冬芽が日光を浴びて輝いています。
太陽がまぶしい!立春を迎えてから太陽も輝きを増して暖かくなってきました。
冬の間、土の中に埋めて防寒しながら出荷している大根も春がやって来ているのを感じているようで、頭から青々とした新芽を伸ばし始めています。
このメジロがよく、畑仕事をしている私のすぐ近くを「ち、ち、ち」と鳴きながら飛び回っています。
雑木林の杉。冬になると杉も紅葉して葉が赤茶色になりますが、冬になると葉を落とす広葉樹と違って、冬にも木は紅葉した葉で覆われています。
杉の葉の先にはたくさんの雄花がぶら下がっています。花粉を飛ばす準備をしているのかもしれません。
苗を育てるために作った温床。その中は落ち葉と米ぬかと水を加えて発酵させて、そこから放出される発酵熱によって苗を温めます。発酵中の落ち葉をよく見てみると、白い糸のような菌が繁殖しているのが分かります。この菌が働いて、温床が発酵しています。
立春を迎えて、今年初めて、畑に種を播きました。まだ寒くて作物はなかなか育ちにくいので、種を播いた後はビニール資材を設置して保温します。
これから作物の種を播いてゆくので、畑を耕してゆきます。この時期に畑を耕すと、土が良い具合にほぐれて、種も播きやすいです。小林農場の畑は粘土質で、乾燥している状態のほうが土はほぐれやすいようです。
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