「五十節」の第九節目 「スギ花粉 人に漂う」 ~2月20日から2月27日頃まで~
小林農場の独自の暦・「五十節」では、夜空の月が新月(🌑)となる2月20日から月が上弦(🌓)となる2月27日頃までが「第九節目」となります。
第九節目の季節名は「スギ花粉 人に漂う」です。杉がたくさん花粉を飛散させる時期に入り、花粉症の人達は対策が必要となります。
第九節目の小林農場周辺の風景を、写真でつづってまいりたいと思います。
(小林農場の独自の暦・「五十節」とは何か?詳しくはこちらをクリックしてご覧ください)
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畑に隣接する雑木林の中に立っている杉。葉の先には赤褐色の雄花をたくさんぶら下げています。3月に花粉を大量に飛散させるようです。
鈍感な私にはよく分かりませんが、敏感な人は花粉に反応してくしゃみや鼻水が止まらなくなります。私は「鈍感力」を発揮して花粉症を防いでいます。
強い風に煽られて右側になびく竹林の様子。風がよく吹き、花粉なども飛びます。
現在の市貝町の里山の風景。葉を落として冬木立になっている広葉樹と、杉などの常緑樹が混在。
冬の頃は葉を枯らしていたゴボウも、暖かくなってきた2月下旬より新たに地上に新芽を伸ばし始めてきました。この芽が大きくなると食用部の根にスが入るようになり、おいしく食べられなくなります。間もなくゴボウの出荷が終了します。
軽トラックの荷台に積んだ肥料を畑に散布している様子。キャベツやホウレンソウなどを栽培する時ははたくさん肥料が必要なので、作付けする前に畑に肥料を与えます。
地元の堆肥センターから購入して軽トラック荷台に積んできた堆肥(肥料)。少しだけツンとする匂いが残っているけれども、十分に発酵されているようでサラサラとした手触りで散布しやすいです。
麦と大豆は、土の状態を良くしてくれる作物として知られています。冬に麦を育てて夏に大豆を育てた畑は地力がつき、肥料を与えなくても作物を育てやすくなります。
近所の畑。ずっと作物が栽培されていない「耕作放棄地」で、夏になると青々とした雑草に覆われてジャングルのようになります。実はこのような耕作放棄地では土が豊かになり、作物栽培を再開してみるとわざわざ肥料を与えなくても作物がよく生育する場合が多いようです。人が何度も耕してきれいに管理していると土は劣化しやすくなり、わざわざ肥料を与えないと作物が育ちにくくなったりします。
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