コロナ禍の中、日本では感染予防対策としてマスク着用が奨励されています。「奨励」ではなく「強制」されている事例も多いです。
現在の日本のコロナ対策に疑問を感じている1300名以上の全国の有志の医師達が「全国有志医師の会」を結成して、マスク着用や新型コロナワクチン接種などによる深刻な副作用について指摘しています。
「もうマスクを外してゆきませんか」というチラシを全国有志医師の会で作成されました。もうマスクをはずしたほうが良い理由が、このチラシに簡潔にまとめられて書かれてあります。以下をクリックしてご覧ください。
「もうマスクを外してゆきませんか」(全国有志医師の会)
全国有志医師の会では、特にマスク生活による子供達への悪影響を懸念しています。常識的に考えれば、ずっとマスクで口と鼻をふさいでいるような不自然な生活が人間(特に子供)の体の健康に良いわけがありません。
コロナ禍が発生してから日本では大勢の人々がマスクを着用して暮らしてきましたが何度も新型コロナウイルス感染が流行して、マスクにはあまり感染予防効果は期待できないことが分かりました。それでもなぜ、マスク生活を続ける必要があるのか?
昨年末に開催されたサッカーワールドカップでは、世界中の人々がマスクを外して密になっていっしょに歓声をあげている映像が日本にも伝えられました。海外では人々はマスクを外して普通に暮らしています。なのになぜ日本ではマスク生活を続けているのか?
そしてなぜ、マスクを外して感染対策を撤廃している海外ではコロナ禍は収束しているのに、大勢の人々がマスクを着用して感染対策を続けている日本では医療逼迫を繰り返してコロナ禍を収束できないでいるのか?
その答えの手掛かりが「有機農業」の中にあると思います。
有機農業では農薬を使わずに作物を栽培します。農薬散布は害虫や病原菌だけではなくあらゆる虫や菌を殺してしまい、生態系が壊れて不自然な環境を作り出します。作物は不自然な環境では健全な生育ができず、病弱になります。有機農業では「自然な環境で健康は維持されやすくなり、不自然な環境では病気が発生しやすくなる」と考えて、農薬を使用せずにできるだけ自然な栽培を心掛けます。この原理は人間にも当てはまり、自然な栽培で育てた作物を食べたりして自然な暮らしを心掛けると健康を維持しやすくなり、不自然な栽培で育てた作物を食べたりして不自然な暮らしを送ると病気になりやすくなると考えます。
栃木県にはたくさんの有機農家がいます。例えば、野木町の有機農家の館野廣幸さんは有機農業の講座を開き、私も講座に参加して有機農業について学ばせていただきました。他にも上三川町の民間稲作研究所、那須塩原市のアジア学園、那須烏山市の帰農志塾、市貝町のウインドファミリー農場など、まだ有機農業が日本で一般的に認知されていなかった頃から先駆的に有機農業を開拓してきた農場があります。これらの有機農家が集まって結成された団体「有機農業ネットワークとちぎ」もあります。これらの多くの有機農家の皆さんより私は「病虫害は農家が不自然な栽培を行うことによって作物が病弱になって発生する。自然な栽培を心掛ければ作物は健全に育って害虫や病原菌とも共生してゆくことができるようになる」「農薬や除草剤などの不自然な産物で菌、虫、草などと戦おうとすると、その副作用で作物の生命力を弱めてしまうので、やめたほうがよい」と教わりました。
このコロナ禍では、小林農場は「新型コロナウイルスと戦おうとすることはやめて、今まで私達がインフルエンザウイルスなど様々な病原ウイルスと共存してきたのと同じように新型コロナウイルスとも共存してゆこう」「ずっとマスクで口と鼻を覆うような不自然な生活を続けていれば体がおかしくなって感染症などの病気にもかかりやすくなるのかもしれないので、やめたほうがよい」と考えています。これは小林が一人で勝手に作り出した考え方ではなく、自然について、健康について、命について、今まで多くの有機農家から教わったことにより導き出された結論です。
そろそろマスクを外してゆかないといつマスクを外してよいのか分からなくなって、これから5年経っても10年経っても日本人はマスクを外してゆけなくなるかもしれません。私は今まで農薬を使わずにできるだけ自然な栽培で作物を育てて食べたりして、できるだけ自然な暮らしを心掛けてきました。私にはずっとマスクで口や鼻をふさぐような不自然な生活は受け入れられません。
なぜ海外では人々はマスクを外して感染対策を撤廃しているのにコロナ禍は収束しているのか、なぜ日本では今でも大勢の人々がマスク生活を続けて感染対策を続けているのに医療逼迫を繰り返してコロナ禍を収束させられずにいるのか。日本人はこの問いに向き合うべきだと思いますし、繰り返しますが、この問いの答えの手掛かりが有機農業の中にあると思います。
私は、菌やウイルスと共存できる社会では人々は健康を維持しやすく、菌やウイルスを過度に恐れて拒絶する社会では人々は病気になりやすくなると考えています。