大雪・満月の頃の言葉と歌 ~小林農場周辺の情景(11月24日から12月8日まで)
12月8日に満月を迎えました。
11月24日の新月の日から12月8日の満月の日までの小林農場周辺の情景をお伝えいたします。
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「冬木立(ふゆこだち)」
イチョウの冬木立。株元は黄金色の落ち葉で覆われています。
葉を落とした後の木の冬の姿が「冬木立」。樹形が露わになります。私は特に、天に向かって広がってゆくようなケヤキの冬木立が凛として美しいと思います。
これらの巨木は、作物栽培の肥料にも使える落葉をたくさん農家に恵んでくれます(イチョウの葉だけは油をたくさん含んでいるので、あまり肥料の材料として使用しないほうがよいらしいです)。
「鳥の渡り」
近所の池には冬鳥の鴨が渡ってきています。
市貝町よりももっと寒い地域から渡って来て、もっと暖かな場所で冬を越そうとしているようです。「冬の使者」とも呼ばれて、プカプカと水辺に浮いている鴨の姿は冬の風物詩です。
「釣瓶落とし(つるべおとし)」
今の時期は夕方の4時頃には月がはっきりと姿を現したりします。夕方5時には真っ暗になり、もう畑仕事は懐中電灯を携帯していないとできません。
日がどんどん短くなり、夕方の日の沈む速度が早く感じます。「秋の夕暮れは釣瓶落とし」という言葉もあり、日の長い夏の記憶が残る秋には特に、夕暮れがまるで釣瓶が井戸の中に落ちてゆくように速く感じます。
冬はさらに夕暮れが早いのですが、間もなく冬至を迎えて再び日が長くなってゆきます。
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季節の歌 昔と今
昭和以前から世代から世代へ歌い継がれてきた「昔ながらの季節の歌」と、平成以降に作成されて現代の日本人の季節感が反映されている「現代の季節の歌」を、私なりに選曲してみました。
♪((o(^∇^)o))♪
昔ながらの季節の歌 「冬景色」 作詞・作曲/文部省唱歌
右をクリックすると、この曲のカバー曲をおききになれます。 冬景色
小春日和に麦畑で麦踏みをしている様子など、初冬の景色を歌っています。歌詞は現代の日本人には難解な古風の言葉でつづられていますが、この古風の言葉の響きが美しくて、現代でも子供達に歌い継がれています。
♪((o(^∇^)o))♪
現代の季節の歌 「冬のうた」 作詞・作曲/ 玉城千春
右をクリックすると、この曲のカバー曲をおききになれます。冬のうた.wav
ぬくもりのあるメロディーで、寒い冬の日に温かな気持ちにさせてくれる1曲だと思います。雪は触ると冷たいですが、ふんわりと降って来る雪を眺めていると不思議と気持ちが温かくなってきたりもします。
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