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2022年11月

2022年11月29日 (火)

雑草を抑えたきれいな畑  令和4年9月1日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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雑草を抑えたきれいな畑  令和4年9月1日

一雨降るごとに涼しさも増しゆくようです。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  先日、栃木県茂木町の農家の皆さんの田畑で見学会が開催されました。私も参加して、特に除草方法についていろいろと刺激をいただきました。広い田畑の周りはきれいに草が刈られていたのでその景色は明るく、田畑で育っている作物の周りにも雑草の姿はほとんどなく、陽当たりと風通しの良い状態で作物の葉の色が爽やかに生き生きとしていました。

  いっぽう、市貝町の小林農場の畑ではあちらこちらで雑草がもこもこと生い茂っています。毎朝、キュウリやナスなどの夏野菜を収穫していますが、50cmほどの高さまで伸びた雑草が覆っている畑を歩いていると雑草から滴り落ちる朝露でズボンと靴下がびっしょりと濡れてしまいます。草だらけの畑を軽トラックで走っていたら車の底が草に当たっていろんな部品が外れてしまい修理しなくてはいけませんでした。生育中のネギや大豆などの作物の周りも雑草に覆われて、私が取り除いてもすぐに新たに雑草が生えてきます。

  整理整頓がされている風景を好む多くの日本人の美意識では、草だらけになった田畑の荒れた風景は嫌われます。年をとって自分の田畑を自分で管理してゆくことが難しくなった農家は自分の田畑を草だらけにしてしまわないように他の農家に貸します。私も近所の農家の方より畑をお借りしていますが、とても大らかな方なので私が畑を草だらけにしても大目に見てくれます。もし厳しい方だったら、私に畑を貸すのをやめるかもしれません。

  夏の雑草の勢いを抑えるには毎日3時間くらいは除草作業に費やす必要があると思います。しかし作物の種を播いたり苗を育てて植えたり、他にもすぐにやらなくてはいけない作業がたくさんあります。野菜セットの出荷日は収穫や荷造りや配送などで丸1日が費やされるので、全く除草作業ができません。除草が間に合わなくなる状況から抜け出せません。

  遠くから見たらどこに生えているのか分からないほど雑草に覆われてしまった人参でしたが、雑草をかき分けて確認してみると人参はちゃんと揃って生育していました。人参から少し離れた場所で雑草が茂っていましたが、人参が生えている足元には雑草があまり生えていませんでした。今秋の人参は早い段階で根を広げて根圏を支配して雑草の繁殖を抑えたようなので、なかなか頼もしいです。この状態ならば除草作業は難しくなく、半日で全ての雑草を取り除き、雑草に覆われていた人参を陽の当たる場所に戻すことができました。

  今までの経験で「畑が草だらけになってもなんとか収穫できる」ということを知っているので、いつも除草作業を後回しにしてしまいます。しかし草だらけにすると畑仕事の効率は悪くなり、収量も悪くなり、小林農場の栽培は無駄に雑草を生やしてその後始末に追われて効率が悪いです。自分の家の中を散らかしたままにしている時に急に訪問者がやって来ると恥ずかしい気分になるように、自分の畑を草だらけにしている時に訪問者が畑を見学しにやって来ると恥ずかしくなります。借りた畑を草だらけの荒れた風景にしてしまうと、借地の地主さんや近所の方々に対しても申し訳なくなります。夏になると畑を草だらけにしてしまう私の悪癖をこのまま改めないままで、いつまで農業を続けてゆけることやら。

2022年11月28日 (月)

世間との対峙  令和4年6月10日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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世間との対峙  令和4年6月10日

梅雨寒の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  先週の日曜日に小林農場の地元の市貝町にて毎年恒例の「SATOYAMAヘルシーマーケット」が開催されました。小林農場も農産物を持参して出店する予定でしたが、開催直前に急遽、出店を辞退させていただくことになりました。毎回、小林農場の野菜セットを定期購入してくださっている皆さんも来場してくださり、今回も皆さんと会場でお会いしてご挨拶したかったのですが、それができなくなってもうしわけなく思っております。

  開催前日の土曜日には喉と鼻に違和感があり、風邪のような症状がありました。開催当日の早朝に念のため検温してみると、37℃の熱がありました。私の平熱は36℃を下回ることが多いので、今までに見たことのないような高温に動揺しました。このまま高熱を押し通して出店すると開催中に何が起こるか分からないと思い、辞退を申し出ました。その後は自宅で安静にすることにしましたが、すぐに平熱に戻って体調にも問題はなかったので、畑に出て畑仕事をしました。開催会場まで様子を見に出掛けることは控えました。

  「風邪は万病の元」と言われるとおり、風邪症状をこじらせて亡くなる人や重症に陥る人は少なくないので、風邪症状が現れたらすぐに安静にして体を回復させることに専念したほうがよいです。しかしコロナ禍以後は過度に安静を強制される場合が多いです。何も症状がなくて元気に働けるのに検査で「陽性」となった人達は「新型コロナウイルス感染者」とみなされて強制的に隔離されて安静にしなくてはいけなくなりました。さらに陽性者(感染者)の身近に暮らしている人達も「濃厚接触者」とみなされて隔離されます。それでたくさんの人達が仕事を休まなくてはいけなくなり、あちらこちらで人手不足が発生しました。特に医療の現場では深刻で、元気に働けるのに「陽性者」や「濃厚接触者」となって隔離される医療従事者が続出するために医療が逼迫しやすくなってしまいました。

  先日の私の症状は、咳き込んでいるわけではなく、頭痛がするわけでもなく、味覚に障害があるわけでもなく、なんとなく喉と鼻に違和感があるだけでしたので、コロナ禍以前ならばこの程度の症状では休まずにそのまま出店していたと思います。しかし、少し顔が赤くなっていて声も変だったので、この「風邪っぽい様子」で来場者の皆さんと会話すると不安を与えてしまうかもしれないと思いました。私もウイルス感染に神経をとがらせてゆく世間の風潮に飲み込まれて、風邪症状に対して神経質になっているようです。

  感染予防対策のためにほぼ全ての日本人はずっとマスクを着用しながら暮らしていますが、数週間前に日本政府は、蒸し暑くなってゆく時期は熱中症を予防するためにもできるだけマスクを取り外すように国民に呼びかけています。私もその呼びかけに賛同しますがなかなかマスクを取り外せずにいますし、多くの人達も今までと同じようにマスクを着用したまま暮らしています。「人と接する時にマスク着用するのが常識であり、着用しないのは非常識」という風潮が定着してしまった現在の世間の中ではマスクを外すことが難しくなっています。戦うべき相手はウイルスではなく、世間の風潮なのかもしれません。

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後記(11月28日記入)

以上に今年の春に行われたSATOYAMAヘルシーマーケットに出店を辞退したことを書きました。突然に辞退を申し出ることになり、SATOYAMAヘルシーマーケット関係者の皆さんに申し訳なく感じて心苦しかったです。バカは風邪をひかないはずなのに、祭りの前日に熱を出してしまうなんて、私らしくありませんでした。

秋のSATOYAMAヘルシーマーケットが昨日(11月27日)に行われて、小林農場も通常通りに出店させていただき、楽しい1日をすごしました。SATOYAMAヘルシーマーケット関係者の皆さんや出店者の皆さんはお疲れ様でした。来場してくださった皆さん、ありがとうございました。

2022年11月26日 (土)

令和4年11月25日の野菜セット・明日の日曜日、市貝町にてSATOYAMAヘルシーマーケットが開催

11月25日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、かぶ、鶴首カボチャ、リーフレタス、水菜、ターサイ、柿、ブロッコリーまたはカリフラワー

今後の野菜セットの内容・・・カボチャ、じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、カブを継続して出荷。色々な葉物野菜も登場。ネギは断続的に出荷。間もなく白菜を出荷予定。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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明日の11月27日の日曜日に、小林農場の地元の市貝町にて毎年恒例のSATOYAMAヘルシーマーケットが開催。小林農場も農産物を持参して出店させていただきます。

SATOYAMAヘルシーマーケットのホームページにて開催の詳細や出店者の紹介や過去の開催の様子などをご覧になれます。以下をクリックしてご覧ください。

SATOYAMAヘルシーマーケットのホームページ

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小林農場の店舗で販売される予定の商品を、少しだけご紹介いたします。

Dscn3762キクイモ。

SATOYAMAヘルシーマーケットに、あのキクイモがまさかの販売

健康根菜・キクイモとは何か?開催会場にて、どうぞ小林にご質問ください。

Cimg2302 ハヤトウリ

SATOYAMAヘルシーマーケットに、あのハヤトウリがまさかの販売

伝統野菜・ハヤトウリとは何か?開催会場にて、どうぞ小林にご質問ください。

P1050782押し麦

SATOYAMAヘルシーマーケットに、あの押し麦がまさかの販売

健康穀物・押し麦とは何か?開催会場にて、どうぞ小林にご質問ください。

Cimg2304_20221123055101鶴首カボチャ

SATOYAMAヘルシーマーケットに、あの鶴首カボチャがまさかの大売り出し

こんな形の野菜を見たことないのだけれども、これ、何?はい、鶴首カボチャと言います。小林にご質問ください。

開催会場にて、小林農場の野菜セットも宣伝したいと思います。小林農場は定期的に野菜セットを個人のお宅に配送しております。「おいしくて安全性の高い野菜を日常的に食べてゆきたい」と思っている方は、どうぞ開催会場にて野菜セットについて小林にご質問ください。

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今回は開催会場にて料理を提供する「ちゃぶだい屋」さんが、小林農場の野菜や押し麦も食材として利用してくださり、チリコンカンBOXなどを販売するようです。

他にも農家と料理人が協働して作られた料理を、会場でお楽しみできます。最近の開催では午前中に料理が売り切れてしまうことがあったので、料理を楽しみたい方は午前中に開催会場に来場されることをおすすめします。

第16回 SATOYAMAヘルシーマーケット

 日時: 11月27日(日) 10:00~15:00

 場所: 市貝町 観音山梅の里

 

2022年11月25日 (金)

ネット活用情報館・コロナ禍の中でのサッカー・ワールドカップの意義

現在、カタールで行われているサッカー・ワールドカップでサッカー日本代表チームがサッカードイツ代表チームに勝ち、日本中が沸いています。

今では当たり前のように毎回、日本はワールドカップサッカーに出場していますが、私が子供だった頃は日本のサッカーは弱くていつもアジア地区予選で敗退して、日本がサッカーワールドカップに出場するなんて夢のような話でした。

私が高校生だった頃の1993年、カタールで行われたアジア地区最終予選では、日本代表チームはあともう少しで初めてワールドカップに出場できるところまで行ったのに土壇場で相手にゴールを奪われて夢が破れました(これがいわゆる「ドーハの悲劇」)。

天国から地獄に落とされたような当時の光景は、今でもはっきりと覚えています。ハンス・オフトに抱きかかえながら泣き崩れる柱谷哲二、頭を抱えて倒れ込む中山雅史、その場にうずくまったまま立ち上がることのできないラモス瑠偉、フラフラとした足取りで去ってゆく三浦カズ・・・。失意に打ちひしがれる日本選手達の中に、森保一がいました。

当時のドーハの悲劇をリアルタイムで目撃している者たちにとっては、今回のカタールでの勝利は感慨深いです。

当時、サッカー日本代表チームの応援歌として歌われていたのが「WE ARE THE CHAMP~THE NAME OF THE GAME~」です。自分でカバー曲を作成してみましたので、よろしければ以下をクリックしてお聴きください。頑張れ、サッカー日本代表チーム!

wearethechamp.wav(WE ARE THE CHAMPのカバー曲)

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今回の勝利で多くの日本人が密になってマスクを外して歓声をあげて喜びを分かち合っていました。やはり本当に嬉しい時はマスクを外さずにはいられなくなるものであり、マスクを外さないと思う存分に喜べないものだと思いました。

海外では新型コロナウイルス感染拡大防止対策を撤廃してゆき、人々はマスクを外して普通に暮らすようになってきています。日本のように大勢の人々がまだマスクを着用しながら暮らしている国は稀です。

ずっと口と鼻をマスクでふさぐような不自然な生活習慣は様々な副作用を生むので、私は日本でもこの不自然な生活習慣はやめてゆくべきだと思います。

サッカー・ワールドカップの映像が放映される度に、世界中の人々がマスクを外して大会を楽しんでいる様子が日本人にも伝えられてゆくでしょう。そして、なぜ日本ではマスクをして暮らさなくてはいけないのか、多くの日本人が疑問に感じることになるでしょう。

ドイツ戦の勝利で、多くの日本人がマスクを外して喜びを分かち合いました。日本代表チームが勝利する度に日本でも「マスクを取り外してゆこう」という気運が強くなるかもしれません。もしかしたらこの大会をきっかけにして日本でもずっと口と鼻をマスクでふさぐような不自然な生活習慣が解消されてゆくかもしれません。

サッカー日本代表チームよ、日本のコロナ禍に終止符をうて

2022年11月23日 (水)

令和4年11月21日の野菜セット・鶴首カボチャをさらに収穫

11月21日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、かぶ、鶴首カボチャ、ブロッコリー、リーフレタス、小松菜、ターサイ、柿

今後の野菜セットの内容・・・カボチャ、じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、カブを継続して出荷。色々な葉物野菜も登場。ネギは断続的に出荷。間もなく白菜を出荷予定。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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Cimg2304_20221123055101 先日、カボチャ畑で実っていた鶴首カボチャを全部、収穫しました。

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ツルの首のように長い形をした品種で、緑色だった実がやがて完熟すると肌色に染まってゆきます。

通常は肌色に完熟したカボチャを出荷しますが、緑色の完熟していないカボチャもおいしく食べられます。今までは肌色に完熟したカボチャや完熟する途中の肌色と緑色の混ざったカボチャを出荷してきました。

10月上旬に最初に完熟した鶴首カボチャを畑より収穫しました。その時はそんなにたくさん収穫できませんでしたが、この品種は10月以降にたくさん実を実らせるようで、11月中旬になって再びカボチャ畑に入るとあちらこちらにゴロゴロと実が転がっていて、全部収穫するのに大変でした。

それで現在、小林農場の倉庫の中には鶴首カボチャが山積みされています。12月下旬頃には鶴首カボチャは傷み始めて出荷できなくなるので、それまでにどんどん出荷してゆきたいと思います。

11月に収穫された鶴首カボチャの多くが緑色で、完熟した肌色のカボチャは少なかったです。完熟するまで時間がかかり、小林農場の場合は鶴首カボチャの種を播く時期が遅いのかもしれません。いつも4月末に種を播いていますが、4月中旬頃に種を播けばもっとたくさん肌色の鶴首カボチャが収穫できるかもしれません。でも前述しているとおり、鶴首カボチャは緑色でも肌色でも、どちらもおいしいです。

(小林農場は毎年、鶴首カボチャの種を自分で採って増やしています。種を採る場合は、緑色の未熟な実よりも肌色の完熟した実から採ったほうがよいと思います)

 

 

2022年11月22日 (火)

選挙の争点に「ウイルスとの共存」を  令和4年6月17日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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選挙の争点に「ウイルスとの共存」を  令和4年6月17日

向暑の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  まもなく参議院議員選挙が行われます。有権者の私としては、「新型コロナウイルスの感染症法での位置づけ」について選挙の争点として議論してほしいと願っています。感染症法では、特に人間には危険な病原ウイルスは「1類」や「2類」に分類されて、厳しく感染防止対策を実施するように定められています。新型コロナウイルスは「2類相当」に分類されていて、医療関係者は感染者の治療を行うときには厳しい感染防止対策を行わなくてはいけなくなり、それが医療関係者に負担となって何度も医療が逼迫しています。

  今まで私達と長く共存してきたインフルエンザウイルスなどは「5類」に分類されていて、それほど厳しい感染防止対策は求められていません。新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスの人に対する殺傷能力は大差はなく、新型コロナウイルスも「5類」に分類するべきだという提言も出てきています。「2類」から「5類」に下げれば新型コロナウイルス感染者を治療する医療関係者の負担も減って医療逼迫が解消されます。私は「新型コロナウイルスの5類への格下げ」に取り組もうとする政党を選挙では応援します。

  インフルエンザウイルス感染者と同じように新型コロナウイルス感染者も多くが無事に回復しています。それにも関わらず新型コロナウイルスだけは特別に危険視されて、コロナ禍発生後は大勢の人々がマスク着用などの厳しい感染予防対策を強いられました。

  「自然に従って暮らせば病気にかかりにくくなり、不自然な生活を送れば病気にかかりやすくなる」という原則があると思います。ずっとマスクで口と鼻を覆う生活様式は不自然であり、人々の心身は負担を受けて免疫力を落として様々な病気にかかりやすくなるかもしれません。コロナ禍以後、ウイルス感染を防止する対策ばかりに力を入れて、その厳しい感染防止対策によって生じる副作用はあまり考慮されてきませんでした。

地球上には無数のウイルスが生息していて、普段から私達は様々なウイルスに自然に感染することによって自然に免疫を身につけながら暮らしてゆくのが自然な状態です。ウイルス感染を徹底的に防止してしまうとウイルスに適度に感染する機会を失って免疫を身につけられなくなります。ウイルス感染を徹底して防止する生活は不自然で、危険です。

  日本政府は地球環境に優しい栽培技術として有機農業(無農薬栽培)を日本の農業で推進してゆく方針です。「病原菌を拒絶して根絶しようとすると作物栽培は不自然になってゆき、作物は自然に生育できなくなって病弱になりやすい。病原菌と共存しながら自然に従った栽培方法を心掛ければ病害はおとなしくなる」という有機農業の考え方をコロナ禍でも生かしてほしいです。今までインフルエンザウイルスなどの強力な病原ウイルスと共存してきた私達の社会ならば、同じように新型コロナウイルスとも共存できるはずです。

コロナ禍以前の自然な生活様式に徐々に戻してゆきたいです。今年の夏はみんなでお互いに「熱中症にかからないようにマスクを外して、涼しい姿になって蒸し暑い日々を乗り越えてゆきましょう」と声をかけ合い、マスクを外しやすい雰囲気を築きたいです。

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後記(11月22日記入)

けっきょく日本では、今年の炎天下の夏の中でも大勢の人々はマスクを着用したまま暮らしていました。そしてけっきょくウイルス感染拡大を防止することができず、「第7波」が発生しました。皆さんは、大勢の人々がマスクを着用することに意味があると思いますか?

ある専門家が「大勢の人々がマスクで顔の半分を覆いながら暮らしている異様な光景が、新型コロナウイルスを過度に恐れてしまう空気を生みやすくなる」と指摘していました。大勢の人々がマスクで顔の半分を覆いながら暮らしている異様な光景を目にしていると、「今は緊急事態で大変なのだ」「新型コロナウイルスは特別に怖いウイルスなのだ」という気分になりやすくなるようです。

新型コロナウイルスを過度に恐れて過度な感染対策を行うことによって、今までに何度も日本の医療が逼迫してしまいました。今までインフルエンザウイルスなどの様々な病原ウイルスと対処してきたのと同じように新型コロナウイルスにも落ち着いて対処していれば、こんなに医療は逼迫しなかったと思います。

日本人がもう過度に新型コロナウイルスを恐れるのをやめれば医療逼迫を防げるのであれば、まずは大勢の人々がマスクで顔の半分を覆いながら暮らしている異様な光景をなくしてゆくことが有効になるかもしれません。大勢の人々がマスクをはずして暮らすだけでも「コロナは怖い」という「空気」は解消されてゆくかもしれません。

まもなく日本では「第8波」がやって来るくるかもしれません。海外では新型コロナウイルスを過度に恐れることをやめて落ち着いて対処しています。日本だけが今までと同じように過度に恐れて、今までと同じように過度な感染対策を医療従事者に課して、今までと同じように医療逼迫を繰り返してしまったりしたら、恥ずかしいと思います。

2022年11月21日 (月)

令和4年11月18日の野菜セット・大根の密植栽培

11月18日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、かぶ、鶴首カボチャ、ピーマン、リーフレタス、小松菜、シュンギク、柿

今後の野菜セットの内容・・・ピーマン、ニラの出荷は終了。カボチャ、じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、カブを継続して出荷。色々な葉物野菜も登場。ネギは断続的に出荷。

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秋から冬にかけて、大根を出荷してゆきたいと思います。

多くの農場の大根畑では、だいたい25~30cmくらいの間隔を空けながら1本ずつ育てているようです。

大根はどんどん大きく育ちやすい作物で、大きくなりすぎると食べきるのに大変ですし、冷蔵庫にしまうのも大変です。そこで小林農場では、25cm間隔に大根を1本ずつではなくて2本ずつ育てています。密に育てることにより大きくなりすぎることを防いでいます。もちろん1本ずつで育てるよりも2本ずつで育てたほうが、同じ栽培面積で2倍の本数を収穫できます。

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ただ、今年の場合、少し大根の生育がのんびりとしているような感じで、間もなく冬の寒さが厳しくなるのに、どの大根もちょっと小さすぎる感じがします。この場合は積極的に間引いていって2本ずつを1本ずつにして早く大きくさせたほうがよいかもしれません。大根の生育状況をじっくり見ながら、駆け引きしてゆきたいと思います。

ちなみに間引いた大根の葉はそのまま畑に捨ててしまわずに、直売所に出荷しています。大根の葉は直売所ではなかなか人気があります。

2022年11月20日 (日)

ネット活用情報館・ずっとマスクで口と鼻を覆うような不自然な生活習慣を続けることによって生じる副作用を甘く見てはいけない理由を科学的に解説

海外では人々はマスクを外して普段通りに生活している中、日本では現在でも大勢の人々が新型コロナウイルス感染拡大防止を理由にしてずっとマスクを着用したまま暮らしています。

いっぽうで、複数の科学者からはマスク着用をずっと続けてゆくことによって人間の心身の健康に与えるかもしれない深刻な副作用について指摘しています。

以下は京都大学大学院教育学研究科の明和政子教授による指摘です。クリックしてご覧ください。

「コロナ禍でのヒトの育ち」(昨年の11月29日に配信・国立情報学研究所)

特に発達途上の幼い子供達の心身の発達にはマスク生活によって副作用が生じやすいかもしれないと主張しています。

わざわざ科学的に分析しなくても、常識的に考えて発達途上の子供達の心身にマスク生活が良いわけがないと思います。

マスクを着用しないで暮らしている私に対して、私の知り合いが「自分はずっとマスク着用していても特に大した問題はなかった。なぜ、マスクを着用しようとしないのか」と言っていました。発達が完成している大人達の体と発達中の子供達の体は違い、大人が大丈夫だからといって子供も大丈夫だとはかぎりません。大人達はずっとマスクを着用をしていても平気なのかもしれないし、もしマスク着用による副作用で体調を崩したとしても、それはその大人の自己責任です。しかし子供達が大人達から「マスクをしなさい」と言われて素直にマスク着用していたらその副作用で健康を崩してしまったりしたら、それは気の毒なことだと思います。

今年の夏も炎天下の中、日本では大勢の人達がマスクを着用して暮らしていました。夏に新型コロナウイルス感染症が流行しましたが、暑いのに暑いのを我慢してマスクを着用したために体調を崩して免疫力を落としてしまって感染症にかかってしまった人も多かったのではないかと私は推察しています。大勢の人がマスクを着用しないで暮らしている海外ではほとんど問題なく夏を乗り越えていましたが、大勢の人がマスク着用して暮らしていた日本ではコロナ禍で医療が逼迫しました。皮肉な話だと思います。

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先日、私の知り合いといっしょに店の中に入りました。私はマスクを着用しないでお店に入ったのですが、店員はすかさず私にマスクを渡してマスクを着用するように催促しました。

本当は「マスクを着用しない人の入店はお断り」とか、お店は特定の客の入店を拒否することはやるべきではありません。どうしても入店してきたお客さんに「マスク着用」を求めるのであれば、店員はその理由を丁寧に説明しなくてはいけませんが、私の入ったお店ではそのような説明はありませんでした。

私の知り合いはマスクを着用してお店に入りました。お店を出た後、その知り合いは、私に丁寧な説明もしないで一方的にマスクを着用するように催促したお店の対応を問題視しないで、マスクを着用しないでお店の中に入っていった私の姿勢を問題視していました。おそらくこれが、現在の日本の「空気」なのでしょう。

毎回、野菜セットには野菜といっしょに農場通信もお届けしていますが、ちかいうちに私のマスク着用に対する見解を農場通信でお伝えしたいと思います。

「もうマスクを外してゆかなければ、いつマスクを外してよいのか分からなくなって、この先、5年も10年もずっとマスクで口と鼻をふさぐ不自然な生活を続けてゆかなくてはいけなくなります。皆さんはそれでもよいと思いますか?」

「今まで大勢の人々がマスクを着用して暮らしてきたのに、何度もウイルス感染拡大を繰り返してきました。マスク着用による感染予防効果は実証されることはありませんでした。それでも皆さんはマスク着用を続けることに意義があると思いますか?海外の人々はマスクを外して問題なく暮らしているのに、日本でマスクを着用し続ける理由はあると思いますか?」

「ずっとマスクで口と鼻を覆うような不自然な生活習慣が常識とされて、マスクを外して自然に暮らそうとしている人は非常識な人だと思われてしまうことがあります。不自然が常識とされて自然が非常識とされてしまうような社会の空気を、皆さんはおかしいと思いませんか?」

以上のようなことを問い続けてまいりたいと思います。

 

 

2022年11月19日 (土)

食糧安全保障のために 令和4年6月3日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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食糧安全保障のために 令和4年6月3日

薄暑の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  毎年、この季節になるとホームセンターで販売されているサツマイモの苗を数百本くらい購入して畑に植えてゆきます。ところが今年は店にサツマイモの苗の姿は見当たらず、店員は「昨年は全国のサツマイモの産地で病気が大流行して不作となり、苗を育てるための種イモも不足して、今後も苗を十分に確保できるか分からない」と説明していました。

  それからできるだけ頻繁に複数のホームセンターに足を運んで苗を探し求めて、たまたままとめて店頭に置いてあった苗を見つけて買い占めて、最低限の苗の数を確保できました。その直後に店にやって来た農家の方もサツマイモの苗を探していて、店員に「苗が売り切れてしまい、今後もいつ入荷できるか分からない」と言われて店を出てゆきました。苗を買い占めてしまいもうしわけなかったけれども、早い者勝ちなので仕方がありません。

  普段ならば葉が生き生きとしている立派な姿の苗を選んで購入するのですが、今年は葉がしおれて頼りない姿の苗しか購入できませんでした。畑に植えたらすぐに枯れるかもしれないと心配しながら植えましたが、今のところ、頑張って生き抜いてくれています。

  3月にはジャガイモの種イモを100kgくらい購入して畑に植えていますが、今年は2月にはすでに「メークイン」などの主力品種の種イモが売り切れていて、慌てて複数のホームセンターを探し回ってなんとか種イモを確保しました。日本国内のジャガイモの種イモの多くは北海道で生産されているのですが、昨年は干ばつなどにより北海道産のジャガイモが不作となり、それに伴って種用の芋も十分に収穫できずに不足したようです。

  国内で販売されている多くの玉ねぎも北海道で生産されているのですが、ジャガイモと同じように干ばつで不作となり、国内全体で玉ねぎの値段が上がり、「玉ねぎをよく料理に使うのに、今は値段が高すぎて買えない」という悲鳴が聞かれました。今年は小林農場では5月に入ってすぐに早生品種の玉ねぎが収穫を迎えてくれて、店で買いにくくなった玉ねぎをいつもよりも早い時期から野菜セットに入れて皆さんにお届けすることができたのはよかったと思います。今後も冬になるまで玉ねぎを継続的に野菜セットに入れてゆく予定です。一般流通から外れて個人で販売している小林農場の野菜の値段は市場価格に左右されて極端に高くなったり安くなったりすることはなく、1年を通じてほぼ一定です。

  日本列島の気候が温暖化していますが、北海道のような今まで寒かった地域ほどその影響を受けて混乱が生じやすくなるのかもしれません。日本のどこでもジャガイモや玉ねぎを栽培できるのだから、北海道産だけに依存せずに各地域でこれらの作物を自給してゆければよいです。小林農場では多種類の野菜を自給するようにしていますが、さらにサツマイモの苗やジャガイモの種イモも農場内で自給してゆけるように学んでいます。今まで店に行けば当たり前のように種や苗を購入できましたが、今後はどうなるか分かりません。何でも自給してゆく力を身につけてゆく必要があります。日本は食糧の多くを海外から輸入して、作物栽培に必要な種や肥料の多くも海外から輸入して、自給を怠けすぎています。

2022年11月18日 (金)

令和4年11月14日の野菜セット・食べ物をよく噛んで食べることの効用

11月14日の野菜セットの内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、かぶ、鶴首カボチャ、ネギ、リーフレタス、小松菜、シュンギク、三つ葉

今後の野菜セットの内容・・・ピーマン、ニラの出荷は終了。カボチャ、じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、カブを継続して出荷。色々な葉物野菜も登場。ネギは断続的に出荷。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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多くの料理研究家の皆さんより「食事ではよく噛んで食べると健康に良い」と教わり、私もできるだけ食べ物を噛みしめながら食事するように心掛けています。昔から大人達は子供達に「よく噛んで食べなさい」と教えてきました。

よく噛んで食べると、何が良いのか?特定非営利活動法人「日本咀嚼学会」が数十年前にその効用を伝えるために「卑弥呼の歯がいーぜ」というおもしろい標語を作っていたようなので、お伝えします。

ひ・・・肥満になりにくくなる。

み・・・味覚が発達する

こ・・・言葉が発達する

の・・・脳が発達する

は・・・歯の病気を予防できる

が・・・ガンを予防できる

い・・・胃腸の働きがよくなる

ぜ・・・全身の体力が向上

以上、よく噛むと、体全体に好影響を与えるらしいです。

卑弥呼が邪馬台国を支配していた弥生時代の人々は、現代人よりもよく噛んで食べ物を食べて、ほとんど虫歯がなくてあごも丈夫だったらしいです。現代人は仕事に忙しくて、昔の人々と比べてよく噛まずに飲み込みながら食事している場合が多いらしいです。

2022年11月16日 (水)

立冬・満月の頃の言葉と歌 ~小林農場周辺の情景(10月25日から11月8日まで)

11月8日に満月を迎えました。

10月25日の新月の日から11月8日の満月の日までの小林農場周辺の風景をお伝えいたします。

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「小春日和」

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晩秋から初冬の頃に晴れて穏やかな日を「小春日和」と呼びます。今年の11月には小春日和が続いております。

長くて寒かった冬が明けてゆく春には「暖かい」という印象がありますが、これから長くて寒い冬を迎える秋にはあまり「暖かい」という印象がありません。それで晩秋の晴れて陽気を感じられる日を「小さな春」と呼ぶようになったのかもしれません。実際は秋よりも春のほうが特に暖かいわけではなく、平均気温はどちらも同じくらいだと思います。

真冬の頃に晴れて穏やかな日を「冬日和」と呼びます。小林農場の位置する関東平野は、寒くなると晴れる日が多くなり、日中は陽の陽気を感じらる日も多いです。

「霜降」

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二十四節気の一つ、「霜降」。日中に雲が全く見られないほど晴れる季節は、早朝は放射冷却で冷え込みやすくなります。小林農場周辺でも、早朝には薄っすらと霜がおりるようになって、葉が少しだけ白い霜で覆われます。

あと数週間もすれば、早朝には連日、畑全体が霜で白く覆われるようになるでしょう。

「月食」

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「月を食べる」と書いて「月食」。11月8日の満月の日、晴れた夜空で皆既月食の観賞を楽しめました。上はその写真。

日本全国で多くの人が皆既月食の写真を撮っていたようです。「でも、写真のレンズを通して見るよりも、肉眼で皆既月食を見ているほうがきれいに見えるね」と言う人もいて、私も全くその通りだと思いました。

寒くなる季節の夜には星も力強く輝き、星空を肉眼で楽しむことができます。寒いけれども。

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季節の歌 昔と今

昭和以前から世代から世代へ歌い継がれてきた「昔ながらの季節の歌」と、平成以降に作成されて現代の日本人の季節感が反映されている「現代の季節の歌」を、私なりに選曲してみました。

♪((o(^∇^)o))♪

昔ながらの季節の歌「紅葉」  作詞/高野 辰之  作曲/岡野 貞一

右をクリックすると、この曲のカバー曲をお聴きになれます。もみじ.wav

数多くある童謡の中でも5本の指に入る名曲だと思います。日本の紅葉の美しい情景を絵を描くように歌われています。

♪((o(^∇^)o))♪

現代の季節の歌「三都物語」  作詞: 多夢星人  作曲: 谷村新司

右をクリックするとこの曲のカバー曲をお聴きになれます。三都物語.wav

行楽の秋、紅葉を求めて多くの人々が外へ足を運びます。青かった木々が黄色や赤色に色づいてゆく景色を目にすると、この曲で歌われているように「ああ なんて 町それぞれ美しいの 人それぞれ生きているの」としみじみと思ったりするのかもしれません。

2022年11月15日 (火)

ダイサギ(大鷺) ~小林農場周辺で出会える鳥~

長い脚 白い全身 長い首

長い嘴 冬に黄色く

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・シラサギ(全身が白いサギの仲間)の中では一番大きい。

・脚、首、嘴が長い。

・嘴は秋冬には黄色、春夏には黒色

・1年中、出会えるらしい。

2022年11月14日 (月)

令和4年11月11日の野菜セット・きれいな葉物野菜を出荷

11月11日の野菜セットの内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、かぶ、ピーマン、鶴首カボチャ、ネギサンチュ(赤)、小松菜、水菜

今後の野菜セットの内容・・・ピーマン、ニラの出荷は終了へ。カボチャ、じゃがいも、玉ねぎ、人参を継続してしばらく出荷。大根やカブの出荷を開始。ネギや葉物野菜も登場。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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Cimg2280 収穫時期を迎えている小松菜の様子。

今回は葉物野菜をいつもよりも多めに野菜セットの入れてみました。

今回、出荷した小松菜は、10月に入ってから種を播いて育てました。ほとんど害虫によって食べられることなく、虫食われ穴の目立たないきれいな葉を出荷できています。

9月頃はまだ害虫の活動が活発なようで、9月に種を播くと葉が害虫に食べられて穴だらけになり、商品として出荷しにくくなります。気温が低くなって害虫がおとなしくなる10月になるまで待ってから種を播くと、ほとんど虫害のないきれいな葉物野菜を収穫しやすくなります。

2022年11月13日 (日)

「脱マスク」へ動きだす世界  令和4年5月27日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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「脱マスク」へ動きだす世界  令和4年5月27日

軽暑の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  世界中に広まったコロナ禍では、多くの国々で感染拡大防止対策としてマスクの着用が奨励されたり義務付けられたりしていましたが、感染状況が落ち着いてきた現在では各国が次々にマスク着用の呼びかけをやめて、多くの人々がマスクを取り外して日常を取り戻しているようです。そんな世界の流れに連動して、先週、日本政府が公表したマスク着用についての新たな見解も「脱マスク」へ歩みだそうとする内容になっていました。

  今は換気の良い屋外でもマスクを着用して歩いている人が多いですが、日本政府の新たな見解では、屋外では基本的にマスク着用は「必要なし」、通勤・通学中などの多くの人達の行き交う場所でも会話することが少ないようならば「必要なし」と提言しています。屋内でも相手との距離がとれて会話が少なければ「必要なし」と提言しています。

  蒸し暑くなる夏にはマスクを着用したままだと体温が上がって熱中症にかかる危険性が高まるので、政府は夏にマスクをできるだけ外すことを奨励しています。昨年までの2年間、夏の猛烈な日差しが降り注ぐ中でもほぼ全ての人達がマスクをつけて屋外を歩いていましたが、それは危険です。新型コロナウイルス感染症だけではなく熱中症など他にも様々な危険があり、どの危険にも偏ることなくバランス良く注意してゆくことが肝心です。

  暑くなればマスクを外したほうがよいことは自分の頭の中では分かっていても、周りの人はマスクを着けているために自分一人だけマスクを外すわけにはいかず、人の目を気にして我慢しながらマスクを着けていた人も多いと思います。まずは誰かが率先してマスクを取り外してゆかないと誰もマスクを外すことができません。私が率先して屋外でマスクを外してゆき、周りの人たちとの間で「熱中症予防のためにマスクを取り外そう」と呼びかけ合いたいと思います。その呼びかけに呼応してくれる人も多いと思います。

  ほぼ全ての日本人がマスクを着けて感染予防対策を行っていましたが、昨年の夏には日本で新型コロナウイルス感染拡大の第5波が発生していました。免疫力が下がると感染症にかかりやすくなりますが、多くの人達は暑い中でも我慢しながらマスクを着けて暮らしていたので心身に負担をかけてしまって免疫力が落ちてしまっていたのかもしれません。マスク着用が本当に新型コロナ感染症予防に適切な手段なのか、検証するべきです。

複数の専門家からは「まだ言葉を覚えていない幼い子供達は、相手の表情を眺めながら気持ちをやり取りするので、相手の表情がマスクで隠れて分からなくなると人との気持ちのやり取りを学べなくなってしまう」という指摘が出されています。大勢の人々が顔をマスクで隠しながら他者と接する不自然な風景を、このまま当たり前にしてはいけません。

長時間のマスク着用で頭痛、集中力低下、眠気・疲れ、呼吸苦などの障害を受けている子供達もいるようです。マスクで口と鼻をずっとふさぐ習慣は不自然なので、心身に様々な負担をかけます。大勢の人達がマスクを着用していてもウイルス感染が度々流行している現状で、この不自然な習慣を今後も続けることに意義があるのか、見直したいです。

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追記(11月13日記入)

「全国有志医師の会」の医師達が「常時マスク着用の問題点」を指摘しています。以下をクリックしてご覧ください。

全国有志医師の会のホームページ 「マスクに関する見解」

今年の暑い夏も大勢の日本人はマスク着用の習慣をやめずに続けていましたが、けっきょく「第7波」の発生を防ぐことができませんでした。暑いのに暑いのを我慢してマスクを着用し続けて体調を崩して免疫力が落ちて新型コロナウイルス感染症にかかった人も多かったのではないかと、私は推察しています。

「特に発達途上の子供達の心身には、マスク着用の生活習慣には副作用があるかもしれない」という指摘も出されていて、もしこの指摘が正しければ、子供達だけでもマスク着用はもうやめたほうがよいと思います。しかし、子供達に「もうマスクを外してもいいよ」と言っても、「他のみんなはマスクを着けているのに自分だけマスクを外したらいじめられるかもしれない」と思って、なかなかマスクを外そうとしないかもしれません。やはり、まず大人達が率先してマスクを外さないと、子供達もマスクを外せないかもしれません。

私は「自然に従って生活すれば健康になりやすくなり、不自然な生活を送れば病気になりやすくなる」と考えて、できるだけ自然な栽培方法で食材を作って食べたりして健康に気をつかってきました。私にはずっと口と鼻をマスクで覆うような不自然な生活習慣は受け入れ難いです。

今でも日本のあちらこちらでマスクを着用するように呼び掛けられていますが、もし「海外の人達はマスクを外して普通に暮らしているよ。どうして日本ではみんな、マスクを着用しなくてはいけないの?」と日本の子供達にきかれたら、日本の大人達はちゃんと答えられるでしょうか?私ならば「日本でもみんな、マスクを外してもいいと思うよ」と子供達に言うでしょう。

2022年11月12日 (土)

祭りの意味を深堀   令和4年5月20日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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祭りの意味を深堀   令和4年5月20日

薫風の候、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

  小林農場の地元の市貝町にて毎年恒例の手作りの祭り「SATOYAMAヘルシーマーケット」が6月5日(日)に開催され、小林農場も農産物を持参して出店いたします。栃木県にお住いの皆さんにはこの祭りのチラシをお渡ししています。よろしければどうぞ自然豊かな里山の会場までくつろぎにいらしてください。地元の料理人によるおいしい料理を飲食しながら、地元の音楽家たちが会場の舞台で披露してくれる歌や演奏を楽しめます。

  人類は古来より主に神様に祈願したり感謝したりすることを目的として人々が集まって祭りを行ってきました。古い時代の祭りでは野や山などの自然豊かな場所で神様にご馳走をご用意してお迎えして、みんなもいっしょに同じものを食べることによって神様との結びつきを強めていました。現在の桜の開花期に行われている花見もこの風習の名残です。

祭りに歌や踊りはつきもの。カラオケなどでも歌を歌っていると何かにとりつかれたように気分が高揚して、自分の想像以上にすばらしい歌声が自然と発声されることがありますが、この状態を私は「神様が降りてきた状態」と呼んでいます。祭りに神様をお招きして一体となって共に楽しむためには、歌や踊りは有効な手段なのでしょう。

  今回の市貝町の祭りのように、近代の祭りの多くは宗教色を取り除いて娯楽性を重視しますが、食事や歌や踊りを大事に取り入れてゆくのは昔ながらの祭りの名残だと思います。みんなでいっしょに楽しむ姿をお見せすれば、平和を願う神様も喜んでくださいます。

祭りは「ハレ」の日であり、非日常的な時間です。日常の同じような毎日は「ケ」と呼ばれて、「ケ」は次第に枯れてゆき、そんな疲れたような状態を「ケガレ」と呼びます。「ハレ」の日をときどき生活に取り入れてゆくと、「ケ」を回復させることができます。

  私は一人きりになれる静かな時間が好きで黙々と畑仕事に勤しむ毎日を送っていますが、人と会話する機会が少ないので会話するための脳の筋肉が衰えてきて会話中に言葉がぱっと思い浮かばなくなり、喉の筋力も衰えて話し声がか細くなってきています。ちょっとケガレてきているので、市貝町の祭りでケガレを浄めたいと思います。非日常の祭りには普段は人と会話することが苦手な私でも会話を楽しめる空気が用意されています。農産物の他にも会話のネタになりそうなものを持参して来場者の皆さんをお迎えいたします。

  私の近所の水田では複数の家族がいっしょに米作りをしていて、私も田植えや稲刈りなどに参加させてもらっています。みんなで行うこれらの作業も私にとっては大事な祭りであり、昼食にご飯を釜で炊いてみんなに提供されるカレーライスがおいしいです。

  現代の日本では「ハレ」の日に食べるご馳走を日常的に食べられるようになり、贅沢なご馳走を日常的に食べて糖尿病などにかかる人も増えています。非日常の「ハレ」を日常的にずっと行えば心身の健康を壊します。ほんの数回だけしか行われないからこそ祭りは有効なのであり、その時期だけはたとえ畑仕事が忙しくても祭りに時間を費やします。それ以外の日常は黙々と畑仕事に勤しみ、そんなリズムで毎年、春夏秋冬を乗り切ります。

2022年11月11日 (金)

アメリカセンダングサ(アメリカ栴檀草) ~小林農場周辺で出会える草~

長い柄の 茎葉が対に 伸びる先

黄色の頭花 角を持つ種

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・北米より侵入してきた帰化植物。

・茎は角ばっている四角柱で、紫色を帯びる。

・葉の柄は長く、35枚の小葉から成る。対に葉がつく。

・黄色の花を分枝したそれぞれの茎の先に咲かす。

・実には2本の棘が突き出ていて、衣服などにくっつきやすい。

2022年11月 9日 (水)

化学肥料について   令和4年5月13日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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化学肥料について   令和4年5月13日

深緑の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

 農林水産省は現在、自然環境に調和した持続可能な作物栽培技術として有機栽培を全国に推進してゆく方針です。有機栽培の公式な定義には、「化学肥料を利用しない栽培技術」とあり、化学肥料を使用していない小林農場の作物栽培も有機栽培を名乗ることができます。では、なぜ化学肥料を使わないほうが自然環境に良いのか、ちゃんと理解できている人は少ないかもしれません。正直に言って、私も十分に理解できていません。

化学(化成)肥料は農家の田畑にも家庭菜園にも最も一般的に使用されている肥料です。化学肥料とは、天然の鉱石などを採掘して化学的に処理したり、空気中の窒素を水素と化学的に合成したりして製造され、原料は天然物で、特に危険なものが使われているわけではなさそうです。化学肥料の中には窒素、リン酸、カリなど、作物が生育してゆくために特に重要な要素が豊富に含まれています。畑に散布すればすぐに作物の根が肥料を吸収することができるような形になっていて、作物の体がとても速く大きく育つようです。 

よって、収量を確保してゆくことが重大な多くの農家にとって、化学肥料は欠かせない存在となっています。ただ、あまりに作物の生育が速すぎてしまうと中身が追い付かず、その味質が大味になってしまう傾向がります。化学肥料を使用していない小林農場では作物の生育はのんびりとしていて、そのほうが作物の味はじっくりと良くなる傾向があります。「スーパーで売っている野菜よりも小林農場の野菜のほうがおいしい。味が全然、違う」というご感想を複数のご家庭からいただきましたが、おそらく一般的に販売されている野菜の多くは化学肥料を主に使用しながら栽培しているのではないかと推測しています。

化学肥料はすぐに作物の根に吸収されやすいいっぽうで、効率的に吸収されないとすぐに畑から流出してしまい、地下水に混ざって井戸水などの水質を悪化させる場合もあります。環境中に過剰に流出している化学肥料による環境汚染が懸念されています。

化学肥料には豊富に窒素などの特定の重要成分が含まれていて、畑に散布されると「硝酸態窒素」という形になり、それが過剰に作物に吸われる場合があります。過剰な硝酸態窒素が含まれている農産物を食べると、人の健康には害になります。環境問題への注目が高まってゆく今後、硝酸態窒素は新聞やニュース番組で度々、取り上げられることになるかもしれませんので、難しくて覚えにくい名前ですが、覚えておいたほうがよさそうです。

化学肥料の原料となる鉱物は日本列島にはなく、日本で使用されている化学肥料の多くは海外からの輸入に依存しています。温暖で雨の多い日本列島では植物が良く育ち、落ち葉や米ぬかなどの植物由来の原料はたくさん手に入るので、それらで有機質肥料を作っていた昔ながらの技術を取り戻せれば、日本でも肥料を自給してゆく道筋ができるでしょう。

ただし有機質肥料ならば必ずしも安全というわけではなくて色々と注意点があり、化学肥料も適量を適切に使用すれば安全なのかもしれません。私は科学肥料を適切に使用する自信がありませんので、小林農場では有機質肥料を使用して化学肥料を使用していません。

2022年11月 8日 (火)

令和4年11月7日の野菜セット・冬支度

11月7日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、かぶ、ピーマン、鶴首カボチャ、リーフレタス、水菜、シュンギク、ニラ

今後の野菜セットの内容・・・ピーマンやサヤインゲンの出荷は終了へ。カボチャ、じゃがいも、玉ねぎ、人参を継続してしばらく出荷。大根やカブの出荷を開始。葉物野菜も登場。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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早朝には冷え込むようになりました。小林農場に設置している温度計を見ると、連日、3℃くらいまで気温が下がり、霜が降りてもおかしくない気候です。

寒い冬にも野菜を出荷してゆけるように、冬支度を終わらせてゆかないといけません。

・人参、大根、カブなどはその上に土をたっぷりとかぶせて防寒します。

・サトイモ、サツマイモなどは畑から収穫して貯蔵穴に伏せこんで防寒します。

・ジャガイモ、カボチャ、白菜などは畑から収穫して倉庫で防寒します。

・ホウレンソウ、小松菜、ターサイ、水菜などの葉物野菜は畑で防寒布をかぶせて防寒します。

・ネギ、ゴボウ、ヤマイモ、キクイモなどは寒さに強く、特に防寒しなくても冬を越します。

・上手に管理ができればタマネギ、キャベツなども冬に出荷できます。

以上、18種類の野菜の防寒方法を書き出してみましたが、これらは植物がほとんど育たない冬の間でもちゃんと防寒できれば出荷できます。

(これらが全て順調に栽培できることはめったになく、実際は10種類くらいの野菜を冬の間に出荷してゆくことになると思います。)

Cimg2253 収穫中のサツマイモ。

サツマイモは寒さに弱いので、早く畑から収穫して暖かい貯蔵穴に移さないといけません。今週中にサツマイモの収穫を終わらせないと。

2022年11月 6日 (日)

令和4年11月4日の野菜セット・小林農場のブログについて

11月4日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、かぶ、ピーマン、鶴首カボチャ、サンチュ(赤)、水菜、シュンギク、ニラ

今後の野菜セットの内容・・・ピーマンやサヤインゲンの出荷は終了へ。カボチャ、じゃがいも、玉ねぎ、人参を継続してしばらく出荷。大根やカブの出荷を開始。葉物野菜も登場。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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この小林農場のブログは、「nifty(ニフティ)」という会社が提供している「ココログ」というサービスを利用して作成されています。

無料でサービスを利用してブログを作成することができます。ただし、小林農場とは関係のない企業や商品の広告もブログに掲載されます。広告掲載で得られる広告費によってニフティは経営を成り立たせているようです。

最近、小林農場と関係のない企業や商品の広告掲載がブログ内でやたらと目立つようになってきたので、少しブログ全体のデザインを変更して、できるだけ広告をブログ内で目立たさないようにしてみました。少しだけ小林農場のブログのデザインや細々とした設定が変更されましたが、皆さんに気づいていただけたでしょうか?

ニフティに毎月1200円ほど支払う「有料プラン」に変更すれば、自分のブログから自分と関係のない広告を完全に削除することができるようです。今まで当たり前のように無料でブログを作成させてもらってきましたが、自分の思い通りにブログを作成したければサービス料金を支払うのは当然のことなのでしょう。

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このブログのトップページでお伝えしていますように、今年の1月より小林農場のメールアドレスが新しく変更されました。昨年まで使用していた農場の古いメールは、現在は使用できません。

インターネット上では、まだ小林農場の昨年までのメールアドレスが掲載されているページが残っています。いろいろとややこしい事情があって、私が自分でそれらのページをインターネット上から削除することはできません。

まだ小林農場がメールアドレスを変更したことを知らずに昨年までのメールアドレスにメッセージを送信してしまって小林農場と連絡を取れなかった方々もいらっしゃるようです。

このブログのトップページでお伝えしているとおり、現在の小林農場のメールアドレスは

kobayashikazaie@gmail.com

です。

昨年までのメールアドレス(kobayashi7kazahiko@yahoo.co.jp)のメールは現在は使用できません。

パソコンの苦手な私が欲張って余計にパソコンを操作したために、いろいろと状況をややこしくしてしまいました。お手数をおかけしてしまった方々に、お詫びをもうしあげます。これからは慎重にパソコンを操作したいと思います。

2022年11月 4日 (金)

令和4年10月31日の野菜セット・ぬか漬けの材料になる野菜

10月31日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

じゃがいも、玉ねぎ、人参、大根、かぶ、ピーマン、鶴首カボチャ、分けつネギ、サンチュ、水菜、ニラ

今後の野菜セットの内容・・・ピーマン、サヤインゲン、ニンニクの出荷は終了へ。カボチャ、じゃがいも、玉ねぎ、ネギ、人参をしばらく出荷継続。大根、カブの出荷を開始へ。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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ご飯とみそ汁と漬物の組み合わせの食事が多くの日本人の健康に良いと言われています。

漬け物で特に私が食べているのがぬか漬けです。夏はナスなどをぬかに漬けて食べてきましたが、秋冬にも人参、大根、カブ、キクイモなど、ぬか漬けの材料がたくさん収穫できます。

ぬか漬けに使用する米ぬかの品質にもこだわりたいところです。農薬を散布しながら栽培された稲から排出された米ぬかには農薬による影響が残るかもしれないので、贅沢を言わしてもらうと、無農薬栽培で栽培された稲から排出された米ぬかがほしいです。どなたか、そのような安全性の高い米ぬかを入手できる所をご存じならば、教えていただきたいと思います。

2022年11月 3日 (木)

家庭菜園を始める好期  令和4年5月6日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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家庭菜園を始める好期  令和4年5月6日

万葉の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

ホームセンターなどに買い物へ行くと、入り口の付近にたくさんのナスやトマトなどの夏野菜の苗がズラリと並べられて販売されているのが目に入ります。現在は家庭菜園で夏野菜を育てて収穫を楽しむ家庭が増えているようです。皆さんの中にも家庭菜園を楽しんでいる方もいらっしゃると思いますが、多くの家庭が野菜栽培に親しむことを、小林農場は応援しています。以下に少しだけ苗の植え方・選び方を伝えさせていただきます。

夏野菜は寒さに弱いので、十分に外気が暖かくなった頃に夏野菜の苗を植えます。関東平野では、5月2日頃の「八十八夜」まで待ってから苗を植えるとよさそうです。4月はまだ寒くて、夏野菜の苗を畑に植えると苗は低温障害を受けて正常な生育ができなくなる場合もあります。栃木県では4月下旬にも霜が降りる日もあり、苗が凍死する場合もあります。ホームセンターでは4月からすでに夏野菜の苗が販売されていて、農家が苗を購入してビニールハウスなどの暖かな所に苗を植えています。家庭菜園の初心者もすぐに苗を購入してそのまま菜園に植えてしまう危険があるかもしれないので、店員は苗売り場の目立つ場所に「4月中に夏野菜の苗を植える場合は防寒資材もいっしょにご購入していただき、防寒対策をしながら植えてください」と注意書きを貼っておいてくれれば親切だと思います。

がっしりとした良い苗の姿に育てるためには、苗が十分に日差しを浴びられるようにします。ホームセンターの苗売り場では、たくさんの苗がぎっしりと隙間なく並べられて販売されているので、日光を十分に受けられずにもやしみたいに育っている苗も見られます。小林農場では、苗が大きく育つ度に苗を移動して、苗と苗の隙間を空けるようにしています。

作物は幼い苗の頃に良い状態で生育するとその後の生育も良くなり、農家は良い苗を育てることに力を入れます。農家には苗を育てるための設備がありますが、農家ではない人が家庭菜園をする場合は苗を購入することになり、その時に良い苗を選ぶことが重要です。

「良い苗」とはどんな姿の苗か。一般的には茎が太くてがっしりとしている苗、葉と葉の間の節が間延びしていなくて短く詰まっている苗、葉色が生き生きとしていて黄色に変色していない苗などが良い苗とされています。苗は床土が詰められたポットに入れられて生育します。地上部が大きく伸びてゆくにつれて地下でも根が伸びてゆきますが、地上部が大きくなっても菜園に移されずにいると地下の根はポットの中でぐるぐるに巻き付いて、本来は白色の根が茶色に変色てゆきます。ポットの中の限られた養分を吸い尽くして根が老化するとこのようになり、その後に菜園に植え付けても根は菜園に伸びにくくなります。地上部が大きく伸びすぎて頭デッカチな姿をしている苗は老化しているかもしれません。

今がまさに苗売り場から良い苗を選んで購入して菜園に植え付ける好期。もしも今後、「我が家の家庭菜園で育てたトマトの樹からたくさんトマトが収穫されているので、次回から配送する野菜セットにはトマトを入れないで他の野菜を入れてほしい」などのご要望がありましたら、遠慮なく小林農場までご連絡ください。ご要望に従って対応いたします。

2022年11月 2日 (水)

さらに安全な堆肥を求めて  令和4年4月29日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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さらに安全な堆肥を求めて  令和4年4月29日

穀雨の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  ホウレンソウは気難しい作物で、適した養分が不足するとすぐに生育してくれなくなります。この春は地元の堆肥センターから購入した堆肥を散布した畑で育てたホウレンソウがとても良く生育してくれて、たくさん収穫できました。地元の堆肥センターでは、地元の学校や家庭などから排出される残飯や地元の畜産場から排出される家畜ふんなどを回収して発酵させて堆肥を作っています。地元から「ゴミ」として排出されたものを無駄に捨てずに大事に再利用してゆく堆肥センターの姿勢に、私は共感を抱いております。

  以前に、日本のどこかの地域の堆肥センターで作られた堆肥の中に有害物質が混ざっていて、その堆肥を散布した畑で育った作物が枯れてしまったという事故があったようです。海外の牧場で毒性の強い除草剤が散布され、その毒が付着した牧草が畜産牛の飼料として日本に輸入されて、それを食べた畜産牛から排出されたふんの中に毒が混ざり、そのふんを原料として作られた堆肥の中にも毒が混ざり、その堆肥が畑に散布されたようです。

  日本で育てられている家畜の飼料はほとんどが海外から輸入されています。日本で排出されている残飯も、その食材はほとんどが海外から輸入されています。地元の家畜ふんや残飯などで堆肥を作っても、海外で生産された様々なものが堆肥の原料として混ざります。それらの原料のほとんどが堆肥の材料として良質なのですが、少し「望ましくない物質」も混ざる場合もあります。現代社会では空、海、大地に様々な化学物質が流出されているので、何にも汚染されていない堆肥を確実に確保してゆくのは難しいと思います。

  畑の土の状態を改善してくれる植物のことを「緑肥」と言います。例えばイネ科植物のソルゴーや、マメ科植物のヘアリーベッチなどがあり、これらの種を畑に播いて生やしておくと土が柔らかくなったり、畑に鋤きこむと肥料となって作物の生育を助けたりします。緑肥も堆肥の一種であり、自分の農場内で堆肥(肥料)を自給してゆけるので、外部から有害物質が入ってくる心配はなくなります。安全な作物栽培を目指している小林農場としては、緑肥が最も安全性の高い堆肥(肥料)と言えるのではないかと考えています。

  食用として栽培される麦や大豆も畑の土の状態を改善してくれるので、緑肥のようなものだと言えます。昨年の春に麦を栽培して収穫して、その後同じ畑で大豆を栽培して収穫しました。その後、今春にレタス、カブ、葉物野菜などを栽培してみて、緑肥効果を確かめてみましたが、これらは良くも悪くもなく普通に生育して、収穫時期を迎えています。

今までに様々な緑肥を取り入れてきましたが、まだその効果を実感できずにいます。効果は緑肥の種類によっても違うし、畑に鋤きこむ時期によっても違うし、いろいろと試してみながら経験を積み重ねて、緑肥の利用方法を気長に探ってゆきたいと思います。

これから5月以降にセスバニアなどの夏の緑肥植物の種を播けば、2か月後には人の背丈くらいに葉を立派に伸ばします。それらを粉々に粉砕して畑に鋤きこみ、9月以降に秋作の作物をその畑で栽培して、それらが元気に育ってくれるのかどうか確かめてみます。

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