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2022年10月 1日 (土)

秋分・新月の頃の言葉と歌 ~小林農場周辺の情景(9月10日から9月26日まで)~

9月26日に新月を迎えました。

9月10日の満月の日から9月26日の新月の日までの小林農場周辺の情景をお伝えします。

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「あきつ」

Cimg2064 赤色のトンボが姿を現し始めました。

古くからトンボは「あきつ」と呼ばれて日本人に親しまれていたようです。「あきつ」は「秋のもの」という意味です。

トンボは秋だけではなく夏などにも見られますが、秋になると「赤トンボ」をたくさん見かけるようになります。「赤トンボ」はアキアカネやノシメトンボなどの赤い色をしたトンボの総称です。アキアカネの幼い頃は黄色っぽい体色で、夏は涼しい山のほうで暮らしていますが、秋になると平地へ降りてゆき、体も成熟して赤色に染まります。

赤いトンボが竿などの棒の先にちょんと止まって日光浴をしている姿は、秋の風物詩です。

「聞き做し (ききなし)」

「ききなし」とは、動物や虫の鳴き声を人の言葉や文字に置き換えたもの。犬は「ワン、ワン」、猫は「ニャーニャー」、カラスは「カアーカアー」、ウグイスは「ホーホケキョ」、ツクツクボウシは「ツクツクボーシ」などのききなしがよく知られています。

秋の虫の音を録音してみました。雑音が入ってあまり録音状態はよくありませんが、よく耳をすませて虫の音を聞き取っていただきたいと思います。

エンマコオロギの鳴き声(ヒリリリリリリリー) 右をクリックしてお聴きください。エンマコオロギ.wav

ツヅレセオコオロギの鳴き声(リッリッリッリッリッリ・・・)右をクリックしてお聴きください。ツヅレセオコオロギ.wav

スズムシの鳴き声(リーンリーンリーン) 右をクリックしてお聴きください。 スズムシ.wav  

Cimg1993_20221001052001 Cimg1878

「彼岸」

太陽が真東から登って真西に沈んで昼と夜の長さが同じになる春分と秋分に「彼岸」を迎えて、亡くなった人の御霊を偲びます。「彼岸」とは「河の向こう側の岸」という意味で、私達が暮らしている現実世界の向こう側の世界のことです。

昨年の秋分の日に、長い間、小林農場の番犬をつとめてくれていた飼い犬のパンチが亡くなりました。小林農場にとっては秋分の日はパンチの命日でもあります。

なんだかつい最近までパンチと暮らしていたような気がしていましたが、パンチが旅立ってからもう1年が経っていました。時が経つのはあっという間です。私が天寿を全うして旅立つ日もあっという間にやって来るのでしょう。

Cimg2072 近所の彼岸花

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季節の歌 昔と今

昭和以前から世代から世代へ歌い継がれてきた「昔ながらの季節の歌」と、平成以降に作成されて現代の日本人の季節感が反映されている「現代の季節の歌」を、私なりに選曲してみました。

♪((o(^∇^)o))♪

昔ながらの季節の歌「赤とんぼ」 作詞:三木露風、作曲:山田耕筰

右をクリックするとこの曲のカバー曲をお聴きになれます。 赤とんぼ.wav

「夕焼け小焼けの 赤とんぼ 止まっているよ 竿の先」と歌われています。トンボが竿などの棒の先に止まっている姿をよく見かけますが、効率良く日光を浴びて体を温めようとしているらしいです。

♪((o(^∇^)o))♪

現代の季節の歌「千の風になって」 作詞:不詳 日本語詞:新井満 作曲:新井満

右をクリックするとこの曲のカバー曲をお聴きになれます。 千の風になって.wav

秋分を迎えて、お彼岸に亡くなった人を偲びます。亡くなった人は消滅したわけではなく、風になったり、光になったり、雪になったり、鳥になったり、星になったりして、この世界に存在し続ける。この死生観は科学の「エネルギー保存の法則」の観点から考えると正しいと思います。現在を生きている私の体も心も、過去に生まれて死んで粒子になったものたちが組み合わされて築かれているのでしょう。

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