感染は必ずしも悪いことではない 令和4年1月20日
野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。
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感染は必ずしも悪いことではない 令和4年1月20日
寒気厳しき折柄、皆さま、いかがおすごしでしょうか。
畑には作物に病気を引き起こす病原菌が発生する時もありますが、それらを殺すために農薬を散布すると畑の生態系に副作用を引き起こすので、小林農場は無農薬栽培を行っています。病原菌を過度に恐れて敵視しても良いことはなく、大らかに共存してゆきます。
最近の新聞やテレビ報道では連日、新型コロナウイルスの変異種のオミクロン株の感染拡大についてトップニュースで報じられています。「感染が急拡大している」という情報ばかりが強調されて、「感染は拡大しているけれども、それによって亡くなる人は特に多いわけではなく致死率は低く、ほとんどの感染者は無事に回復している」という情報はあまり報じられていないので、多くの人々は過度に不安を感じています。多くの自治体では住民に行動を制限するように強く要請し始めてしまいました。
今までも度々、日本では様々な病原菌や病原ウイルスが流行していて、例年では毎年、約1千万人のインフルエンザ患者が発生して、約1万人はインフルエンザが原因で亡くなり、インフルエンザの流行期には1日に5万人以上、多い日には10万人以上がインフルエンザに罹っていました。インフルエンザウイルスは多くの人々を殺傷してきた危険なウイルスですが、私達はインフルエンザ流行期でも冷静に暮らし、普段通りに外出して人と接することを大切にしてきました。報道機関も冷静な調子でインフルエンザの流行を伝え、医療従事者も冷静に莫大な数の感染者に対処して医療崩壊を起こしたりはしませんでした。
インフルエンザウイルスは特に変異しやすいウイルスで、私達は常に新たに変異した「未知の変異株」と対峙してきました。変異する度に大勢の人々の間で感染が流行してゆきますが、同時に感染することによって大勢の人々は免疫を身につけて、感染の流行は短期間で収束していました。これを繰り返しながら私達は病原ウイルスと共存してきました。
人には見えない様々なウイルスがあちらこちらに存在していて、普段から私達はそれらに自然に感染しながら暮らしています。新型コロナウイルスに感染しても発症しない場合が多く、私も皆さんも気付かぬうちに新型コロナウイルスに感染しながら暮らしているかもしれません。普段から病原ウイルスに少しずつ感染していれば免疫が身につき、感染症に罹りにくくなります。過度に感染を予防すると免疫が身につかずに病弱になります。
新型コロナウイルスはスマートフォンの画面のような物質に付着しやすいようで、「感染をしてはいけない」と考えるのであればスマホに触らないほうがよいです。「適度に感染して免疫を身につけたい」と考えるのならばスマホに触ったほうがよいかもしれません。
ウイルスはどこにいるのか見えないのだから、「新型コロナウイルスに感染してはいけない」「ウイルスを周りの人にうつしてはいけない」などと言われても、それは無理です。無理なことを無理してやろうとしたから、日本の医療が逼迫してしまいました。「みんなでいっしょに少しずつウイルスに感染して、いっしょに免疫を身につけてゆこう」という発想に転換して、私達の社会が大らかに新型コロナウイルスと共存してゆくことを願います。
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後記(7月17日記入)
以上は新型コロナウイルス感染拡大の第6波を迎えていた今年の1月に書いた農場通信です。現在は「第7波」を迎えようとしている最中です。
今後は「ウイルスに感染をしてはいけない。周りの人にウイルスをうつしてはいけない」という発想から、「みんなでいっしょに適度にウイルスに感染して、いっしょに免疫を身につけてゆこう」という発想に転換してゆくべきだと私は思います。今まで私達はインフルエンザウイルスなどの様々な病原ウイルスと共存してきましたが、同じように新型コロナウイルスとも共存するべきだと私は思います。
病原ウイルスに感染しても免疫力が維持されていれば発症しにくいですし、発症しても無事に回復しやすいです。だから免疫力を維持することを優先するべきだと思います。睡眠時間を確保して自然な食生活をおくり、自然に従って生活することによって免疫力は維持されやすいです。
常識的に考えて、ずっとマスクで口や鼻をふさぎながら暮らす生活は不自然であり、心身に負担を与えて免疫力を落としてしまう危険があります。
「マスク着用」「外出自粛」「過度な手指の消毒」「遺伝子操作技術のワクチンの接種」などの不自然で過度な感染予防対策を続けていれば、ますます自然な免疫力を落としてしまう危険があります。
大勢の人達がマスクを着用しても、大勢の人達が遺伝子操作技術のワクチンを接種しても、けっきょく新型コロナウイルス感染拡大を防止することはできませんでした。これらの過度な感染予防対策を続けてゆくことに意義があるのか、真剣に見直すべきです。
もしも今後、新型コロナウイルスに感染して重症に陥る人が増えるようならば、それはウイルスが強くなったからではなく、人間が過度な感染予防対策を続けることによって免疫力を落として病弱になってしまったからかもしれません。免疫力を落としてしまうかもしれない過度な感染予防対策はやめて、普段から適度に新型コロナウイルスに感染することによって自然に免疫を身につけてゆくのが最良の感染症予防対策だと私は思います。
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