小暑・満月の頃の言葉と歌 ~小林農場周辺の情景(6月29日から7月14日まで)
7月14日に満月を迎えました。
6月29日の新月の日から7月14日の満月の日までの小林農場周辺の情景をお伝えします。
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「梅雨明け十日」
曇天が続いていた梅雨が明けると、その後10日間ほどはガラリと天気の様子が変わって安定した晴れの日が続く場合が多いです。南からやって来た太平洋高気圧が日本列島にかかっていた梅雨前線を北に吹き飛ばしてしまいます。
今年の場合、関東地方では気象庁より7月に入る前に過去最も早い「梅雨明け宣言(速報値)」が発表され、その後は10日間連続で気温35℃を越す猛暑日となりました。忘れられない強烈すぎる「梅雨明け十日」でした。
「蝉時雨(せみしぐれ)」
梅雨が明ける頃に様々な虫の声が昼も夜も賑やかに鳴き始めます。
「蝉時雨」という言葉がありますが、この時期に鳴き始めるのは蝉だけではありません。
特にこの時期に目立つのがキリギリスの鳴き声です。その鳴き声は「ぎーっ、ちょん、ぎーっ、ちょん」と機織りの音に似ていると表現されることが多いようですが、私には「ぎりぎりぎりりりりり・・・、ちっ」と聞こえます。
「花暦(はなごよみ)」
「桜の花が咲いたら大根の種まきの適期」「アジサイの花が咲いたら人参の種まきを始める適期」など、昔から農業では花の開花時期を目安にした言い伝えがありました。。
「ネムノキの花が咲いたら大豆の種まきの適期」という言い伝えをどこかで聞いたことがあります。
小林農場の周辺の雑木林では、昨年の春はフジの青い花があちらこちらにきれい咲いていましたが、今年の夏はネムノキの桃色の花があちらこちらにきれいに咲いています。
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季節の歌 昔と今
昭和以前から世代から世代へ歌い継がれてきた「昔ながらの季節の歌」と、平成以降に作成されて現代の日本人の季節感が反映されている「現代の季節の歌」を、私なりに選曲してみました。
♪((o(^∇^)o))♪
昔ながらの季節の歌
「ふじの山」 作詞・巌谷小波 作曲・不詳
右をクリックすると、この曲のカバー曲をお聴きになれます。富士の山.wav
毎年この時期に富士山の山開きが行われ、多くの登山者が国内外よりやって来ます。日本を象徴する霊峰。その壮大で高貴な姿を、この曲で誇らしく歌われています。
数年前に栃木からも富士山の姿を目にして感動したことがありましたが、それ以来、なかなか栃木から見えなくなりました。
♪((o(^∇^)o))♪
現代の季節の歌
「海の声」 作詞/篠原誠 作曲/島袋優(BEGIN)
右をクリックすると、この曲のカバー曲をお聴きになれます。 海の声.wav
春の様子を表現するのに「山、笑う」という表現があります。夏は山だけでなく、海も、空も、風も、太陽も、まるで賑やかに声を発しているような、何もかもを擬人化したくなるように躍動して見えます。
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