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2022年7月

2022年7月31日 (日)

無農薬栽培の筋   令和4年2月3日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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無農薬栽培の筋   令和4年2月3日

残寒の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  栃木県内で無農薬栽培を行っている私の知り合いの農家の団体は、無農薬栽培の実践や考え方を多くの人達に普及してゆくために毎年、上映会などを開催しています。今年も2月上旬に開催される予定でしたが、栃木県で新型コロナウイルス感染拡大に伴う「まん延防止等重点措置」が発令されたことを受けて、開催予定日の1週間ほど前に開催中止が発表されました。農家団体の皆さんにとっては現状を熟考した上での苦渋の決断だったでしょう。

  上映会で上映される予定だったドキュメンタリー映画には「菌ちゃん先生」という愛称で親しまれている長崎県の農家が出演していて、私は以前からインターネット上で配信されている菌ちゃん先生の講義を楽しく拝聴していました。サービス精神に溢れるお人柄でそのお話がとてもおもしろいです。上映会も楽しみにしていましたが、中止は残念でした。

  無農薬栽培を行っている菌ちゃん先生は、畑に存在している目には見えない菌の働きのおかげで作物が健全に育つと語ります。菌のことを「菌ちゃん」と呼び、畑の土に手を当てて「菌ちゃん、ありがとうね。がんばってね。」と声をかけると本当に菌が良く働いてくれるようになると言います。菌ちゃん先生のお話は終始、菌への感謝の念に貫かれています。

  菌ちゃん先生が以前に農業改良普及員として作物栽培を研究していた頃、病原菌を殺菌するためにキュウリに農薬を散布しながら育てていると、次第にキュウリは病気にかかって全滅しやすくなってしまったようです。いっぽうで、すぐ近くに農薬を散布せずに栽培されていたキュウリは病気にもかからずに元気に育っていました。「農薬で殺菌すると病原菌だけではなくキュウリの生育に必要な菌まで死滅させてしまい、キュウリは病弱になってしまう」と菌ちゃん先生は消毒を頻繁に行う現代の農業に疑問を抱き始めました。

  コロナ禍以後、あらゆる場所で消毒液を頻繁に散布して徹底的に殺菌してゆく社会の風潮に対して、菌ちゃん先生は「農業で起こった間違いを繰り返してしている。人間も菌やウイルスの働きによって健康を維持しているのに、自らそれらとの絆を断ち切っている。過度な感染予防によって人間の免疫力も鍛えられなくなって病弱になる」と警告しています。

  菌ちゃん先生が「みんなに観てほしい」と推している映画は「風の谷のナウシカ」。舞台は「腐海(ふかい)」と呼ばれている森で、巨大な菌類が腐海を支配していて、おぞましい姿をした巨大な蟲(むし)たちも生息し、腐海は猛毒に満たされています。ある者達は腐海を恐れて「腐海を焼き払おう」と言いますが、主人公の少女・ナウシカは腐海の深部に足を踏み入れて、人間がかつて大地に排出してしまった毒を腐海や蟲が吸収して浄化してくれようとしている事実に気づき、蟲と心を通わせます。菌ちゃん先生は、普段は人から忌み嫌われている害虫・菌・ウイルスなどが自然界を浄化して循環させてくれていると説きます。

害虫・菌・ウイルスとも共存してゆこうとするのが無農薬栽培の筋です。無農薬栽培に関わってきた者達はコロナ禍の中でも筋を通して、「今までインフルエンザウイルスなどと共存してきたように、新型コロナウイルスとも共存してゆこう」と周りに呼び掛けてほしいです。

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後記(7月31日記入)

 今後も新型コロナウイルスは流行を繰り返すと思いますが、催しを開催する主催者は新型コロナウイルスが流行した時に開催を中止したりするのはやめてほしいです。みんなが集まって楽しめる場を維持してほしいです。

人は気分が暗くなれば免疫力が落ちて病気にかかりやすくなり、気分が明るくなれば免疫力が上がって病気にかかりにくくなります。自粛して催しを中止することは多くの人々の心を暗くして、病人の数を増やすかもしれません。明るい雰囲気を世の中に築いてゆくことが感染症の予防にもなります。

今は第7波を迎えて日本国内の感染者数が最多を更新していますが、「まん延防止等重点措置」は発令されることなく、多くの催しが予定通りに開催されています。

「もう新型コロナウイルスが流行してもインフルエンザ流行時と同じように落ち着いて日常生活を維持してゆこう」という気運が生じてきています。

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菌ちゃん先生が農家の視点からコロナ禍について語っているページを以下にご紹介します。クリックしてご覧ください。

・感染症が激減した日本人ときゅうり (1年前の4月23日配信)

・バイキンが必要なわけ (去年の8月27日配信)

ハグロトンボ(羽黒蜻蛉) ~小林農場周辺で出会える虫~

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・翅の色が透明ではなく、黒い。

・胴体が細い。胴体の色は金緑色で光沢がある。

・小林の住まいのすぐ近くの雑木林の中の同じ場所に居座り、そこに行けばいつも出会える。カワトンボの仲間で、通常は水辺で生息することが多いらしい。

 

2022年7月28日 (木)

令和4年7月25日の野菜セット・モロヘイヤが最盛期へ

7月25日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

玉ねぎ、キュウリ、ナス、ピーマン、ズッキーニ、オクラ、サヤインゲン、モロヘイヤ、ニラ、青しそ、ニンニクまたはミニトマト

今後の野菜セットの内容・・・ニラ、ズッキーニの出荷が終了へ。ナス、キュウリ、ピーマンは秋になるまで出荷する予定。モロヘイヤ、オクラ、ミニトマトも少しずつ出荷を開始。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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今まで一部のご家庭にのみお届けしていたモロヘイヤですが、8月に入ろうとしている今の時期にモロヘイヤの樹が勢い良く葉を茂らせて、今後はたくさん収穫できそうですので、次回から全てのご家庭にお届けできそうです。

モロヘイヤは、今ではすっかり日本列島の夏に馴染んでいるたくましい葉物野菜で、その生命力は雑草のごとく、夏のギラギラとした太陽にさらされても葉はしおれることはありません。

そのたくましいモロヘイヤの姿を写真にとってこのページに載せたかったのですが、現在、カメラが不調で写真が撮れませんでした。残念。

 

2022年7月27日 (水)

ネット活用情報館・新型コロナワクチンの効果に対する疑問

小林がインターネット上で気になった情報をお伝えします。

政府や多くのメディアは今でも「新型コロナウイルス感染拡大を抑えるためには、大勢の人々が新型コロナワクチンを接種することが有効」と言っていますが、厚生労働省が公開している資料を見ますと、「ワクチン接種者もワクチン未接種者とほとんど同じくらいに新型コロナウイルスに感染していて、ワクチン接種は感染予防にはあまり効果がないのではないか」と推測できると思います。

東海地方のテレビ局「CBCテレビ」の大石邦彦アンカーマンが厚労省からの資料について報道してくれています。以下をクリックして番組をご覧ください。

接種歴「不明」なら「未接種者」に・・・不可解なワクチンデータ修正 波紋広がる (6月17日配信)

第7波で新規陽性者が過去最多の中、ワクチン接種のメリットとデメリット (7月22日配信)

大勢の日本人が新型コロナワクチンを接種しましたが、「第6波」や「第7波」の発生を防止することはできませんでした。よって私はワクチン接種は感染予防にあまり効果がないと思いました。

なぜ政府や多くのメディアが今でも「新型コロナワクチン接種は効果がある」といって国民に接種を奨励しているのか、私には理解できません。「新型コロナワクチンはコロナ禍を終息させてくれる素晴らしいワクチンにちがいない」という先入観が強すぎて、「大勢の人達が新型コロナワクチンを接種した後も新型コロナウイルスに感染して発症している」という現実を直視できなくなってしまっているのかもしれません。

CBCテレビの大石アンカーマンは、「新型コロナワクチン後遺症」についても取材しています。以下をクリックしてご覧ください。

ワクチン接種後に杖が必要な体に。実名、顔出しで語るワクチン後遺症の実態。(7月1日配信)

新型コロナワクチン接種後に急死する人達や深刻な健康被害を被る人達が報告されていて、これらはワクチン接種による副作用が原因ではないかと疑われています。今でも接種後の死亡例が増え続けている中でも、政府や多くのメディアはワクチンの安全性を見直すことはしないで、ワクチン接種を推進してゆくことをやめようとしません。

私は新型コロナワクチンを接種しません。

 

 

クロオオアリ ~小林農場で出会える虫

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日本では最大のアリらしい。

繁殖用のアリには羽があり、空中で交尾するらしい。

2022年7月25日 (月)

令和4年7月22日の野菜セット・ナスの品種について

7月22日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

玉ねぎ、キュウリ、ナス、ピーマン、ズッキーニ、オクラ、サヤインゲン、モロヘイヤ、ニラ、青しそ、ニンニクまたはミニトマト

今後の野菜セットの内容・・・ニラ、ズッキーニの出荷が終了へ。ナス、キュウリ、ピーマンは秋になるまで出荷する予定。モロヘイヤ、オクラ、ミニトマトも少しずつ出荷を開始。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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「今年のナスはおいしい」というご意見を複数のご家庭よりいただいております。

今年は今まで栽培したことのない2つの品種のナスを栽培していています。1つは「美男(松島交配)」。もう1つは「立石中長茄子(野口種苗研究所育成)」。

「美男」には「みず茄子」に似た特徴があります。「みず茄子」とは、生食ができるほどアクが少なくて、みずみずしくて柔らかなナスです。美男に包丁を入れた瞬間にその柔らかさが実感できて、何の抵抗もなく包丁がスッと入ります。

「立石中長茄子」は、長い間、日本の多くの地域でで栽培され続けられてきた人気品種の「千両2号」に似た特徴があるらしいです。「美男」ほどではありませんがとても柔らかなナスです。

よって今年の小林農場のナスの特徴は「みずみずしくて柔らかい」ということになります。そのような特徴のナスが現在は多くのご家庭で好まれる傾向があるようです。来年も同じ品種のナスを栽培してみたいと思います。

P1050939 ナスのぬか漬け。

今年のアクが少なくて柔らかなナスは、漬物にして食べるととてもおいしいです。私はぬか漬けにして食べています。

2022年7月23日 (土)

低すぎる種の国内自給率    令和4年1月27日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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低すぎる種の国内自給率    令和4年1月27日

晩冬の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  2月に入ると春野菜の種まきが始まり、11月まで絶え間なく何かの作物の種が少しずつ播かれてゆきます。そろそろ種苗会社のカタログを開いて種を注文しようと思います。

  種苗会社が販売している種の多くは日本国内ではなく海外の畑で採られているようで、現在の日本の野菜栽培で使用されている種の9割は海外から輸入されているものです。小林農場が栽培している野菜の種も海外からの輸入品が多いです。日本の食糧自給率が低いことはよく知られていますが、種の国内自給率は10%くらいなので、さらに低いです。

  種は乾燥した状態で採らなくてはいけなくて、海外と比べて雨が多い日本列島の多湿な気候では種を良い状態で採るのが大変です。様々な品種が交雑して雑種になってしまわないようにそれぞれの品種を隔離しながら育てて種を採る必要があり、広大な平野が広がっていて隔離しやすい海外と比べて、山だらけの日本の国土では隔離ができる畑を確保するのが難しいです。よって、日本列島で種を生産しようとすると人件費が高くなります。日本の種苗会社が種の生産を海外の畑に依存しているのには、それなりの理由があります。

  もしも国際情勢が急変して種を海外から輸入しにくい状況になれば日本で食糧を生産することが難しくなるので、国内でも種を自給することは重要です。日本政府も今まで国内で種を生産している現場に補助金を支払いながら支援していましたが、今後は支援を打ち切って「種の生産の民営化」を推進するらしく、国が責任をもって国内産の種子を確保してゆくことをやめるようです。今後はさらに国内の種の自給率が低下するかもしれません。

  種苗会社が販売している種の品種は優秀で栽培しやすく、現在の大多数の日本の農家はわざわざ手間をかけて自分で種を採ることはしないで、種苗会社から種を購入しています。小林農場も種苗会社が開発している優秀な品種を栽培することによって農場経営を成り立たせてきましたが、あまりに低すぎる国内の種の自給率は改善されるべきだと思います。個人が経営している種屋さんなどでは、国内の農家と協働してその地域で採られてきた在来種の種を生産して販売したりしているので、そのような種をできるだけ購入してみて、小林農場の畑でも順調に発芽して生育してくれるかどうか確かめてみたいです。

  個人で経営している種屋さんの中には、国内で種が自給できていない状態を憂慮して、種を購入する農家にその作物の採種方法も伝えて自分で種を採ることを勧めているお店もあります。農家が自分で種を採るようになれば種を購入しなくなって種屋さんは儲からなくなるかもしれませんが、金儲けよりももっと高い志を抱きながらお店を経営しています。

  種屋さんなどから採種方法を教わり、昨年は小林農場の畑より11種類の作物から自分で種を採りました。今後はその数を増やしてゆきます。江戸時代までは海外から日本へ種が輸入されることは珍しく、日本で栽培されてきた野菜の種はほぼ全て、日本列島の中で採られていました。種苗会社が種を大量生産してゆくには日本列島の環境は不向きなのかもしれませんが、個人の農家が自分に必要な分だけの種を採ることはできるはずです。

2022年7月22日 (金)

令和4年7月18日の野菜セット・現在の夏野菜の様子

7月18日の野菜セットの内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、長ネギ、キュウリ、ナス、ピーマン、ズッキーニ、モロヘイヤ、ニラ、青しそ、ニンニク、オクラまたは人参

今後の野菜セットの内容・・・人参の出荷は終了へ。ズッキーニも収量が減少。ナス、キュウリ、ピーマンはしばらく出荷。モロヘイヤ、オクラも少しずつ出荷を開始。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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今回、ナスやピーマンなどの夏野菜があまり実が実らずに収量が少なくて、野菜セットを作るのに少し苦労しました。

今週はナスもズッキーニもオクラも実の数を増やしているので、次回の野菜セット作りは楽になりそうです。

毎日、夏野菜の実を収穫していますが、収量が増えたり減ったりしています。どんな時に収量が増え、どんな時に収量が減るのか、いろいろな要因が絡んでいるのでしょう。ちゃんとした法則があるのだと思いますが、その法則がつかめないので、私にはこれらの夏野菜が気まぐれに見えます。

小林農場は無農薬栽培を行っていますが、夏野菜はほとんど害虫に負けることなく、農薬を散布する必要性を感じません。唯一、害虫に負けてしまっている夏野菜と言えばトマトで、私が収穫する前に害虫がトマトを食べてしまうので、未だに野菜セットにトマトを入れることができていません。

ご近所さんの畑では、大掛かりなビニールハウスを使用せずに簡単に設置・片づけができそうな雨除け設備を組み立てて、同時に虫除け用のネットで囲みながらをトマトを栽培しています。拝見させていただくと、トマトがとても元気に育っているように見えます。来年以降の小林農場のトマト栽培の参考にさせていただきたいと思います。

2022年7月20日 (水)

小暑・満月の頃の言葉と歌 ~小林農場周辺の情景(6月29日から7月14日まで)

7月14日に満月を迎えました。

6月29日の新月の日から7月14日の満月の日までの小林農場周辺の情景をお伝えします。

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「梅雨明け十日」

曇天が続いていた梅雨が明けると、その後10日間ほどはガラリと天気の様子が変わって安定した晴れの日が続く場合が多いです。南からやって来た太平洋高気圧が日本列島にかかっていた梅雨前線を北に吹き飛ばしてしまいます。

P1050835 夏の空は劇的。P1050847

今年の場合、関東地方では気象庁より7月に入る前に過去最も早い「梅雨明け宣言(速報値)」が発表され、その後は10日間連続で気温35℃を越す猛暑日となりました。忘れられない強烈すぎる「梅雨明け十日」でした。

「蝉時雨(せみしぐれ)」

梅雨が明ける頃に様々な虫の声が昼も夜も賑やかに鳴き始めます。

「蝉時雨」という言葉がありますが、この時期に鳴き始めるのは蝉だけではありません。

P1050868 キリギリス。

特にこの時期に目立つのがキリギリスの鳴き声です。その鳴き声は「ぎーっ、ちょん、ぎーっ、ちょん」と機織りの音に似ていると表現されることが多いようですが、私には「ぎりぎりぎりりりりり・・・、ちっ」と聞こえます。

「花暦(はなごよみ)」

「桜の花が咲いたら大根の種まきの適期」「アジサイの花が咲いたら人参の種まきを始める適期」など、昔から農業では花の開花時期を目安にした言い伝えがありました。。

Dscf5447 Dscf5445 ネムノキ。

「ネムノキの花が咲いたら大豆の種まきの適期」という言い伝えをどこかで聞いたことがあります。

小林農場の周辺の雑木林では、昨年の春はフジの青い花があちらこちらにきれい咲いていましたが、今年の夏はネムノキの桃色の花があちらこちらにきれいに咲いています。

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季節の歌 昔と今

昭和以前から世代から世代へ歌い継がれてきた「昔ながらの季節の歌」と、平成以降に作成されて現代の日本人の季節感が反映されている「現代の季節の歌」を、私なりに選曲してみました。

♪((o(^∇^)o))♪ 

昔ながらの季節の歌

「ふじの山」  作詞・巌谷小波  作曲・不詳

右をクリックすると、この曲のカバー曲をお聴きになれます。富士の山.wav

毎年この時期に富士山の山開きが行われ、多くの登山者が国内外よりやって来ます。日本を象徴する霊峰。その壮大で高貴な姿を、この曲で誇らしく歌われています。

数年前に栃木からも富士山の姿を目にして感動したことがありましたが、それ以来、なかなか栃木から見えなくなりました。

♪((o(^∇^)o))♪ 

現代の季節の歌

「海の声」  作詞/篠原誠  作曲/島袋優(BEGIN)

右をクリックすると、この曲のカバー曲をお聴きになれます。 海の声.wav

春の様子を表現するのに「山、笑う」という表現があります。夏は山だけでなく、海も、空も、風も、太陽も、まるで賑やかに声を発しているような、何もかもを擬人化したくなるように躍動して見えます。

 

 

2022年7月17日 (日)

感染は必ずしも悪いことではない  令和4年1月20日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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感染は必ずしも悪いことではない  令和4年1月20日

寒気厳しき折柄、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  畑には作物に病気を引き起こす病原菌が発生する時もありますが、それらを殺すために農薬を散布すると畑の生態系に副作用を引き起こすので、小林農場は無農薬栽培を行っています。病原菌を過度に恐れて敵視しても良いことはなく、大らかに共存してゆきます。

  最近の新聞やテレビ報道では連日、新型コロナウイルスの変異種のオミクロン株の感染拡大についてトップニュースで報じられています。「感染が急拡大している」という情報ばかりが強調されて、「感染は拡大しているけれども、それによって亡くなる人は特に多いわけではなく致死率は低く、ほとんどの感染者は無事に回復している」という情報はあまり報じられていないので、多くの人々は過度に不安を感じています。多くの自治体では住民に行動を制限するように強く要請し始めてしまいました。

  今までも度々、日本では様々な病原菌や病原ウイルスが流行していて、例年では毎年、約1千万人のインフルエンザ患者が発生して、約1万人はインフルエンザが原因で亡くなり、インフルエンザの流行期には1日に5万人以上、多い日には10万人以上がインフルエンザに罹っていました。インフルエンザウイルスは多くの人々を殺傷してきた危険なウイルスですが、私達はインフルエンザ流行期でも冷静に暮らし、普段通りに外出して人と接することを大切にしてきました。報道機関も冷静な調子でインフルエンザの流行を伝え、医療従事者も冷静に莫大な数の感染者に対処して医療崩壊を起こしたりはしませんでした。

  インフルエンザウイルスは特に変異しやすいウイルスで、私達は常に新たに変異した「未知の変異株」と対峙してきました。変異する度に大勢の人々の間で感染が流行してゆきますが、同時に感染することによって大勢の人々は免疫を身につけて、感染の流行は短期間で収束していました。これを繰り返しながら私達は病原ウイルスと共存してきました。

  人には見えない様々なウイルスがあちらこちらに存在していて、普段から私達はそれらに自然に感染しながら暮らしています。新型コロナウイルスに感染しても発症しない場合が多く、私も皆さんも気付かぬうちに新型コロナウイルスに感染しながら暮らしているかもしれません。普段から病原ウイルスに少しずつ感染していれば免疫が身につき、感染症に罹りにくくなります。過度に感染を予防すると免疫が身につかずに病弱になります。

新型コロナウイルスはスマートフォンの画面のような物質に付着しやすいようで、「感染をしてはいけない」と考えるのであればスマホに触らないほうがよいです。「適度に感染して免疫を身につけたい」と考えるのならばスマホに触ったほうがよいかもしれません。

ウイルスはどこにいるのか見えないのだから、「新型コロナウイルスに感染してはいけない」「ウイルスを周りの人にうつしてはいけない」などと言われても、それは無理です。無理なことを無理してやろうとしたから、日本の医療が逼迫してしまいました。「みんなでいっしょに少しずつウイルスに感染して、いっしょに免疫を身につけてゆこう」という発想に転換して、私達の社会が大らかに新型コロナウイルスと共存してゆくことを願います。

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後記(7月17日記入)

以上は新型コロナウイルス感染拡大の第6波を迎えていた今年の1月に書いた農場通信です。現在は「第7波」を迎えようとしている最中です。

今後は「ウイルスに感染をしてはいけない。周りの人にウイルスをうつしてはいけない」という発想から、「みんなでいっしょに適度にウイルスに感染して、いっしょに免疫を身につけてゆこう」という発想に転換してゆくべきだと私は思います。今まで私達はインフルエンザウイルスなどの様々な病原ウイルスと共存してきましたが、同じように新型コロナウイルスとも共存するべきだと私は思います。

病原ウイルスに感染しても免疫力が維持されていれば発症しにくいですし、発症しても無事に回復しやすいです。だから免疫力を維持することを優先するべきだと思います。睡眠時間を確保して自然な食生活をおくり、自然に従って生活することによって免疫力は維持されやすいです。

常識的に考えて、ずっとマスクで口や鼻をふさぎながら暮らす生活は不自然であり、心身に負担を与えて免疫力を落としてしまう危険があります。

「マスク着用」「外出自粛」「過度な手指の消毒」「遺伝子操作技術のワクチンの接種」などの不自然で過度な感染予防対策を続けていれば、ますます自然な免疫力を落としてしまう危険があります。

大勢の人達がマスクを着用しても、大勢の人達が遺伝子操作技術のワクチンを接種しても、けっきょく新型コロナウイルス感染拡大を防止することはできませんでした。これらの過度な感染予防対策を続けてゆくことに意義があるのか、真剣に見直すべきです。

もしも今後、新型コロナウイルスに感染して重症に陥る人が増えるようならば、それはウイルスが強くなったからではなく、人間が過度な感染予防対策を続けることによって免疫力を落として病弱になってしまったからかもしれません。免疫力を落としてしまうかもしれない過度な感染予防対策はやめて、普段から適度に新型コロナウイルスに感染することによって自然に免疫を身につけてゆくのが最良の感染症予防対策だと私は思います。

2022年7月16日 (土)

7月15日の野菜セットの内容・最近の配送での皆さんとの会話より

7月15日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、キュウリ、ナス、ピーマン、ズッキーニ、オクラ、モロヘイヤ、ニラ、青しそ、ニンニク

今後の野菜セットの内容・・・サヤインゲン、人参の出荷は終了へ。ズッキーニも収量が減少。ナス、キュウリ、ピーマンはしばらく出荷。モロヘイヤ、オクラも少しずつ出荷を開始。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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毎週、小林農場周辺(栃木県芳賀郡や宇都宮市など)にお住いのご家庭に、私が車を運転して野菜セットをお届けしています。

お留守にされているご家庭もありますが、お会いしながら野菜セットをお渡ししているご家庭もあります。お会いできる場合は少しだけ会話をしながら、野菜セットについてのご感想やご指摘やご要望などをいただける場合があります。

・野菜セットに入っているズッキーニが意外に人気があり、「おいしい」と複数のご家庭よりお褒めの言葉をいただきました。

ズッキーニの料理方法も皆さんから教わることができたので、自分でも料理してみたいと思います。うまく料理できたら、農場通信でその料理方法を他のご家庭にもご紹介したいと思います。

・ニンニクを野菜セットに入れると喜んでくださるご家庭も多いです。いっぽうでニンニクをあまり料理にに使わないご家庭もあり、皆さんの反応を見ながら、ニンニクをどの程度、野菜セットに入れてゆくのか、総合的に判断してゆきたいと思います。

まだニンニクの在庫に余裕がありますので、「ニンニクを毎回、野菜セットにいれてほしい」というご要望を私に伝えてくださったご家庭には毎回、ニンニクを野菜セットを入れています。

・家庭菜園をされているご家庭もあり、野菜の育て方についてご質問をいただくこともあります。小林農場は家庭菜園を応援します。どうぞ野菜栽培についてご質問ください。

小林農場の野菜よりも皆さんの家庭菜園の野菜のほうが立派に育っている場合もあり、また、私が栽培したことのない作物を育てているご家庭もあり、私も皆さんから教わっております。

・今回の配送では、配送直前に農場の印刷機が動かなくなって農場通信が印刷できなくなるなどの問題が発生してその対処に時間を費やしてしまい、農場を出発するのが遅れました。皆さんのお宅に配送する時間も遅れてしまいました。

「野菜セットを届ける時間は遅くなってもかまわないから、急がずに安全運転で配送してください」という皆さんからの温かなお言葉に甘えながら、安全運転を心掛けて配送させていただきました。

野菜の収穫・出荷作業をもっと早く終わらせてもっと早く農場を出発できるようにして配送時間帯が遅くなりすぎないように気をつけてまいりたいと思います。それでも様々な事情が発生して配送時間帯が遅くなりすぎてしまう場合は、皆さまにご容赦していただくよう、頭を下げてお願いしてまいりたいと思います。

・感染症予防のためにマスクを着用して暮らしている人は多いですが、暑い時期にずっと鼻と口をマスクでふさぐようなことをしていると熱中症になる危険もありますので、私はマスクを外して皆さんのお宅に野菜セットを配送しています。

「マスクを着けたほうがよい」と思う人はマスクをつければよいし、「マスクを外したほうがよい」と思う人はマスクを外せばよいし、各個人が自由に判断すればよいと思います。

「マスクを外したほうがよいとは思うけれども、周りの人がマスクをつけているのでマスクを外せない」と思いながら暮らしている人も多いようです。「マスクをは外したほうががよい」と思う方は、小林と会話するときはどうぞマスクを外して会話をしてください。私もマスクを外して皆さんと会話しています。

・夏休みに入ると帰省されるご家庭も多くなります。野菜セットの定期購入の一時休止をご希望されるご家庭は小林までご連絡ください。

2022年7月14日 (木)

令和4年7月11日の野菜セット・モロヘイヤが開花

7月11日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、キュウリ、ナス、ピーマン、ズッキーニ、オクラ、モロヘイヤ、ニラ、青しそ、ニンニク

今後の野菜セットの内容・・・キャベツや大根などの春野菜の出荷は終了して、ナス、キュウリ、ピーマン、ズッキーニなどの夏野菜へ。モロヘイヤ、オクラも少しずつ出荷を開始。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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収穫時期を迎えたモロヘイヤ。若々しい茎葉を摘んで収穫します。

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左上の写真のように丸い形のつぼみを伸ばして、右上の写真のように黄色の小さな花を咲かせ始めているモロヘイヤも見られます。

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上の写真のように開花後には細長い莢を伸ばし始め、やがて莢が膨らんで実となり、その中に種を作ります。

モロヘイヤの実や種には「毒素」が含まれていて、これを食べるとめまいや吐き気などの症状が現れる場合もあると言われています。よって実や種をつけているモロヘイヤは出荷しないようにします。さらに安全性を重視して、黄色の花を咲かせているモロヘイヤも念のため、出荷しないようにしたほうがよさそうなので、花が咲いている茎葉をできるだけ早く摘み取って処分するようにしました。

今年は特にたくさんのモロヘイヤが7月から花を咲かせていて、たくさん出荷しにくい状況です。今の時期ならば開花中の茎葉を早めに摘んでおけば、その脇から新たに若々しくておいしい茎葉が伸びてきて、8月に入る頃にはたくさんモロヘイヤを出荷できるようになると思います。8月にモロヘイヤが花を咲かせることはめったにありません。

2022年7月13日 (水)

サヤエンドウの種採りの様子

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種を採るために畑に残していたサヤエンドウの実が完熟したので、収穫。

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1週間ほど実を日に干して、乾燥。

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サヤから完熟した種を採り出して、冷蔵庫に入れて保存。今年の秋にこれらの種を播いて育てる。

2022年7月12日 (火)

キチョウ(黄蝶) ~小林農場周辺で出会える虫~

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2022年7月11日 (月)

令和4年7月8日の野菜セット・最近の野菜セットの出荷状況について

7月8日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、キュウリ、ナス、ピーマン、ズッキーニ、サヤインゲン、モロヘイヤ、ニラ、青しそ

今後の野菜セットの内容・・・キャベツや大根などの春野菜の出荷は終了して、ナス、キュウリ、ピーマン、ズッキーニなどの夏野菜へ。モロヘイヤ、オクラも少しずつ出荷を開始。

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コロナ禍以降、小林農場の野菜セットを新規に定期購入してくださるご家庭が増えています。コロナ禍をきっかけに健康や料理を大切にしようと考え始めた方々が増えているのではないかと思います。

ありがたいことに今まで小林農場の野菜セットを定期購入してくださった方々がご家族やお知り合いに小林農場の野菜セットを紹介してくださっています。口コミによって定期購入をしてくださるご家庭が増えてゆくのは本当に嬉しいです。今後も「自分の家族や友人に紹介したい」と皆さんに思ってもらえるような品質の良い野菜セットを作ってゆけるように努力してまいります。

最近もお試しセットを申し込んでくださったご家庭が複数あり、野菜セットの配送に時間がかかって皆さんのお宅に到着する時間帯が遅くなりました。今週からは配送作業を改善して、配送の時間帯が遅くならないようにしたいと思います。

野菜セットを定期購入してくださる皆さんのおかげで私は農家として生計を成り立たせることができました。安全性の高い無農薬栽培を行うことができるのも、皆さんが無農薬栽培について理解してくださっているおかげです(皆さんに無農薬栽培について理解してもらえるように、私もできるだけ無農薬栽培について説明させていただいています)。

今後も小林農場が農業を持続してゆけるように、新規に野菜セットを定期購入してくださるご家庭を常に歓迎したいと思います。

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暑い時期はマスクを外して熱中症予防

感染症予防のために常にマスクを着けて暮らしている人も多いですが、日本政府は熱中症予防のためにできるだけマスクをはずして涼しい姿になって暮らすことを国民に奨励しています。

小林農場もマスクをはずして皆さんに野菜をお届けしております。

 

2022年7月10日 (日)

ネット活用・情報館 参議院選挙開票日、政治家たちの農業に対する姿勢を確認

7月10日は参議院選挙開票日。

日本の農家の人口は激減してゆき、国内食糧自給率は低いまま、いろいろと日本の食糧・農業問題は深刻です。

様々な政党の政治家の、食糧・農業問題に対する姿勢が紹介されている動画を探してみました。以下をクリックしてご覧ください。

自民党・岸田文雄総理大臣 ~食料価格の高騰 「国内の体制強化進める」~ (ANNnewsCHより3月14日配信)

国民民主党・玉木雄一郎代表 ~食糧自給率UP!日本の農業継続のために今すべきこと~ (たまきチャンネルより10月23日配信)

れいわ新選組・山本太郎代表 ~火事場ドロボー、農業を売り渡す?の巻~ (れいわ新撰組・公式チャンネルより2年前に配信)

参政党・松田学氏×武田邦彦氏 ~食糧の自立、日本ならでは自立を!!まず日本に原点を置いて考える!~(参政党DIYより6月26日配信)

また、立憲民主党の川田龍平議員は、農家を支援するために「ローカルフード法」という法案を作成しているようなので、注目しています。以下をクリック。

  日本の食と地域農業を救う在来種保存・活用法案(ローカルフード法) 

私は、日本人の食糧を日本人の手で日本列島の豊かな自然の中で自給自足してゆけるようになることを願っています。多くの政治家の皆さんも同じ願いをお持ちのようなので、ご活躍、期待していますよ。

 

 

2022年7月 8日 (金)

菌が土を作る   令和4年1月13日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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菌が土を作る   令和4年1月13日

正月気分も薄れ、いつもの毎日が戻ってまいりました。皆様、いかがおすごしでしょうか。

  作物栽培では土作りが大切です。土作りとは、作物が生育したり健康を維持したりしてゆくために必要な菌が土の中で繁殖しやすい環境を築いてゆくことです。

  特に作物の幼い苗は、菌がたくさん生息している良質な床土ではないとまともに生育できません。毎年、小林農場では落ち葉や米ヌカなどを混ぜ合わせて水を与えて湿らせて発酵させることによって菌を増殖させて、床土を作成しています。落ち葉や米ヌカが乾きすぎていても湿りすぎていてもうまく発酵せず、発酵にちょうど良い水分はどのくらいなのか、その水分を調整するにはどうすればよいのか、経験を積み重ねながら覚えます。うまく発酵すると糸状の白い菌が落ち葉にびっしりと生え、発酵熱が発生して熱くなります。

広い畑でも同じように手間をかけて菌を増殖させて土作りをしてゆければよいのですが、広すぎるのでなかなか大変です。ときどき地元の堆肥センターから土作りに有益な堆肥を入手して畑に投入してみたり、「緑肥」と呼ばれる土作りに有益な植物を畑に生やしてみたりしていましたが、他の畑仕事が忙しくて、あまり土作りには時間を費やせていません。「それでもどういうわけだか作物がなんとなく生育してくれている」という状況です。 

  この冬もホウレン草などの葉物野菜を出荷していますが、厳寒の中、なかなか葉が大きくならずに小さなままで、少し料理もしにくいです。もしも今まで畑の土作りに力を入れてれば葉物野菜はもっと大きく生育してくれて、皆さんにももっと料理のしやすい葉物野菜をお届けできたかもしれません。できるだけ良質な野菜を今よりもっとたくさん、もっと確実に出荷してゆくには、もっと土作りに時間を費やしたほうがよいと思います。

  今までそんなに土作りに時間を費やさなくても作物を栽培することができた小林農場の畑には、すでにある程度の数の菌が定着しているのでしょう。でもときどき、固くなって悪くなったり、柔らかくなって良くなったり、土の状態が変化します。おそらく何らかの理由で菌が働いたり働かなくなったりしているのだと思います。土がどんな時にどんな変化をするのかをよく観察をして、菌の気持ちを察しながら今後の土作りに生かしたいです。

  菌は草も落ち葉も何でも細かく分解して、その栄養をエサとして吸収してゆきます。菌が元気に繁殖すれば根をあちらこちらに伸ばして、土をフカフカに柔らかく耕してくれます。その土に植えられた作物の根は菌の根と合体して、菌より栄養を与えられます。

元気な菌は一つの山や森の全体に根を伸ばすことができ、土中であらゆる草や木の根とつながって、巨大な連絡網を形成するらしいです。菌の根を通して多くの植物の間でも栄養の受け渡しが行われているとも言われています。元気な菌とつながった畑の作物は周辺の山や森ともつながってあらゆるものと栄養を受け渡し、地に足をつけて生育します。

土作りが成功すれば、農家に代わって菌が土を耕したり作物に肥料を与えたりしてくれるようになります。全部の畑で丁寧に土作りを行うのは大変ですが、どうしても作物が良く育たたないような不毛な畑から少しずつ、丁寧な土作りを試してゆきたいです。

2022年7月 6日 (水)

令和4年7月4日の野菜セット・家庭菜園で野菜を育てているご家庭への対応

7月4日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

玉ねぎ、人参、大根、キュウリ、ナス、ピーマン、ズッキーニ、サヤインゲン、モロヘイヤ、ニラ、ニンニク

今後の野菜セットの内容・・・キャベツやブロッコリーなどの春野菜の出荷は終了へ。ナス、キュウリ、ピーマン、サヤインゲン、モロヘイヤなどの夏野菜が少しずつ出荷を開始。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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感染症予防のためにマスクを着用して暮らしている人も多いですが、暑いのに我慢をしてマスクを着けていると心身に負担がかかって免疫力が落ちてしまって熱中症や感染症などにかかりやすくなる危険もあります。

暑い時期にはマスクを外して、熱中症(または感染症)の予防を。

小林農場もマスクを外して、皆さんに野菜をお届けしています。

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ナス、キュウリ、トマト、ピーマンなどの夏野菜が収穫され始めています。

これらの夏野菜を家庭菜園で育てていらっしゃるご家庭もあると思います。

小林農場は各家庭が家庭菜園で作物栽培に親しんでゆくことを応援しています。皆さんがご自分で育てて収穫した野菜のジャマをしないように、配慮しながら野菜セットをお届けしたいと考えています。

今までも「トマトを自分の家庭菜園で育てていてたくさん収穫できているので、小林農場の野菜セットにはトマトを入れないでほしい」などのご要望をいただいてきておりますが、野菜セットに入れないでほしいものがあれば遠慮なく小林まで伝えていただきたいと思います。他の野菜と入れ替えながら野菜セットを個別に作ってお届けいたします。

皆さんのご自宅まで野菜を配送する時に、皆さんのご自宅の庭で育てられている作物を拝見させていただいております。小林農場で育てられている作物よりも立派に育っている場合が多いです。

プロの歌手ではない人達の中にはプロの歌手よりも上手に歌を歌う人もいますが、プロの農家ではない人達の中にもプロの農家よりも上手に作物を育てる人もいます。

しかし、歌を歌うことによって生計を成り立たせられる人はプロの歌手のみであり、作物を育てることによって生計を成り立たせられる人はプロの農家のみです。私は作物を育てることは上手ではないかもしれませんが、皆さんが野菜セットを定期購入してくださっているおかげで、なんとか農家として生活できています。今後も皆さんに、「1年を通して定期購入する価値がある」と思っていただけるような野菜セットをお届けできるようにがんばります。

Dscf5494 現在のミニトマトの樹の様子。

2022年7月 5日 (火)

フタモンアシナガバチ ~小林農場で出会える虫~

ハチの巣に 近づく人を 針で刺す

害虫食べて 味方にもなり

Dscf5460

Photo_20220705135502

・肢を長く垂らして飛ぶ

・黒色の体に黄色の筋と紋

Photo_20220705135501アシナガバチの巣。ハスの実の形(またはシャワーヘッドの形)。

枯れ木の繊維などを練って作られた紙質

 

 

2022年7月 3日 (日)

令和4年7月1日の野菜セット・モロヘイヤの生育について

7月1日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、大根、キュウリ、ナス、ピーマン、ズッキーニ、サヤインゲン、キャベツ、ニラ、ニンニク

今後の野菜セットの内容・・・サヤエンドウやブロッコリーなどの春野菜の出荷は終了へ。ナス、キュウリ、ピーマン、サヤインゲン、モロヘイヤなどの夏野菜が少しずつ出荷開始。

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真夏の葉物野菜・モロヘイヤは人気の高い野菜であり、小林農場も特に力を入れて栽培しています。

4月から6月にかけて時期をずらしながら、3~4回に分けてモロヘイヤの種を播いてみました。

Dscf5488 4月19日に種まきして育てている、1回目のモロヘイヤの現在の様子。

大きくなり、間もなく収穫・出荷が少しずつ始まります。

畑に植えた苗の全体の6分の1ほどが、ネキリムシという害虫に切り倒されてしまいました。

Dscf5486 4月30日に種まきして育てている、2回目のモロヘイヤの現在の様子。

畑が乾燥している状態で苗を植えると、苗は畑に根付く前に水不足で枯れてしまいます。雨が降って畑が湿ってから2回目のモロヘイヤを植えようとしたのですが、今年の梅雨は「空梅雨」でほとんど雨が降らず、苗を植える期を逸していました。

先週の月曜日に久しぶりにまとまった雨が降って畑が湿ったので、さっそく2回目のモロヘイヤの苗を畑に植えました。その後は雨が全く降らずに、植えられたばかりの苗には厳しい猛暑が続きましたが、苗は枯れることなく生き残ってくれています。

この時期は、ネキリムシなどの害虫の被害は受けにくいみたいです。

Dscf5497 5月13日に種まきして育てている、3回目のモロヘイヤの現在の様子。

まだ畑に植えていません。来週は曇天の日が多くなるようなので、苗を畑に植えるには良い天候です。急いで苗の植え付けを全部、終えたいと思います。

今年の6月は雨が少なかったこともあり、2回目以降のモロヘイヤの苗の植え付けが大幅に遅れ、収穫時期を迎えるのも遅くなるかもしれません。

7月は少しずつモロヘイヤの収穫・出荷が始まり、8月以降にたくさんのモロヘイヤを出荷できるようになると思います。

2022年7月 2日 (土)

夏至・新月の頃の言葉と歌~小林農場周辺の情景(6月14日から6月29日まで)

6月29日に新月を迎えました。

6月14日の満月の日から6月29日の新月の日までの小林農場周辺の情景をお伝えします。

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季節の言葉

「短夜(みじかよ)」

Dscf5388 Dscf5394

左上の写真は午前4時頃に撮った我が家の前の風景。右上の写真は夕方7時頃に撮った畑の風景。

夏至を迎えて、1年で最も昼が長くて夜が短い時期です。今は早朝4時頃から夕方7時すぎまで外は明るくて畑仕事ができます。

「五月雨(さみだれ)式」

五月雨は梅雨の異名でもあります。旧暦では5月に梅雨の時期を迎えていました。

五月雨はいつまでも途切れ途切れに降る雨であり、「五月雨式」という表現もあります。小林農場の作物栽培では「五月雨式」に種を播く場合が多いです。

Dscf5477 Dscf5478 Dscf5479 左上の写真のは一番最初に種を播いて育てているトウモロコシ、右上の写真はその数週間後に種を播いて育てているトウモロコシ、左下の写真はそのまた数週間後に種を播いて育てているトウモロコシ。

1番最初に種まきされて育っているトウモロコシは背を高く伸ばしてすでに花を咲かせていて、3番目に種まきされたトウモロコシはまだ背丈が低くて花も咲いていません。

このように種を1度にたくさん播くのではなくて少しずつ時期をずらしながら分けて播くと、収穫時期もずれて長い間、収穫適期のトウモロコシを収穫・出荷してゆくことができます。まさに五月雨式。

「空梅雨」

Dscf5420

今年は梅雨入りしてからはほとんどまとまった雨が降らず、そのまま早々と梅雨が明けてしまいました。見事に「空梅雨」でした。

上の写真の手前には、黄金色に熟した小麦畑が広がっています。小麦は梅雨の最中に収穫時期を迎えますが、雨が降って湿ると収穫しずらくなります。空梅雨だった今年の場合は、小麦の収穫作業が楽でした。

でも、6月に梅雨が明けるのは早すぎます。今年は暑い真夏が長そうです。

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季節の歌 昔と今

昭和以前から世代から世代へ歌い継がれてきた「昔ながらの季節の歌」と、平成以降に作成されて現代の日本人の季節感が反映されている「現代の季節の歌」を、私なりに選曲してみました。

♪((o(^∇^)o))♪ 

昔ながらの季節の歌

「かえるのがっしょう」   ドイツ民謡  作詞:岡本敏明

右をクリックすると、この曲のカバー曲をお聴きになれます。 かえるのがっしょう.wav

「かえるのうたが きこえてくるよ クヮ クヮ クヮ クヮ ケケケケ ケケケケ クヮクヮクヮ 」と何人もの歌い手によって輪唱されてゆく様子は、水田地帯で水を得た無数のカエルたちがひっきりなしに鳴き続けている様子を表現しているようにも感じます。

♪((o(^∇^)o))♪ 

現代の季節の歌

「花咲く旅路」  作詞・作曲/桑田佳祐

右をクリックすると、この曲のカバー曲をお聴きになれます。花咲く旅路.wav

おそらく、初夏の頃の田舎道の風景を歌っているのでしょう。歌詞の中に出てくる「なだらかな、名前の知らない坂に咲く紫」とは、おそらくアジサイの花のことだと思います。

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