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2022年5月22日 (日)

立夏・満月の頃の言葉と歌~小林農場周辺の情景~ (5月1日から5月16日まで)

5月16日に満月を迎えました。

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5月1日の新月の日から5月16日の満月の日までの小林農場周辺の情景をお伝えします。

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季節の言葉

「八十八夜の別れ霜」

Dscf5176 Dscf5177 Dscf5179 育苗ハウスで育った夏野菜の苗が、次々に畑へ巣立っています。

「八十八夜の別れ霜」という言葉があります。

立春(2月4日頃)から数えて88日目(5月2日頃)をすぎると霜が降りなくなり、寒さに弱い夏野菜の苗を安心して畑に植えてゆけるようになります。

いっぽうで「八十八夜の忘れ霜」という言葉もあり、稀に八十八夜を過ぎた後にも霜が降りる場合もあり、「油断するな」と言っています。

今年も5月2日以降に気温が5℃くらいまで下がり、ちょっと夏野菜の苗には寒い気温でした。5月10日を過ぎると10℃を下回らなくなるので、5月10日以降に苗を植えたほうが安全です。でも、あまり苗を植える時期を遅らせると、収穫できる時期も遅くなって短くなります。

「つばめ返し」

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空を切るように飛びながら、ぱっと身を翻して方向転換する、ツバメによる華麗な飛び様。

ツバメは暖かな東南アジアで越冬してから4月下旬頃に市貝町にもやって来て、人の暮らす場所に巣を作って子育てします。何度もエサを巣まで往復しながら運んでいる姿を目にします。

「風薫る」

Dscf5092水の張られた水田。その奥には山林が連なっています。

木々の新緑が深緑へと変わってゆくさわやかな今の時期を「風薫る」と表現されます。「薫風の候」とか「緑風の候」などとも呼ばれます。

「風」は多くの人々に好まれやすい漢字のようで、「千の風になって」など、多くの曲名にも使われています。「風家(かざいえ)」という名前の農場もあります。

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季節の歌 昔と今

昭和以前から世代から世代へ歌い継がれてきた「昔ながらの季節の歌」と、平成以降に作成されて現代の日本人の季節感が反映されている「現代の季節の歌」を、私なりに選曲してみました。

( ´∀` )

昔ながらの季節の歌

「茶摘み」  文部省唱歌

右をクリックするとこの曲のカバー曲をお聴きできます。茶摘み.wav

八十八夜の頃の様子を歌っています。八十八夜にはお茶畑で茶の葉の収穫時期を迎えていて、野菜畑で夏野菜の苗が畑に植えられてゆきます。

( ´∀` )

現代の季節の歌

「晴れたらいいね」  作詞・作曲/吉田美和

右をクリックするとこのカバー曲をお聴きになれます。晴れたらいいね.wav

風薫るさわやかなゴールデンウイーク、山や川に出掛けたくなる季節にピッタリの1曲。

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