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2022年5月

2022年5月31日 (火)

小満・新月の頃の言葉と歌~小林農場周辺の情景~(5月16日から5月30日まで)

季節は二十四節気の「小満」。5月30日には新月を迎えました。

5月16日の満月の日から5月30日の新月の日までの、小林農場周辺の情景をお伝えいたします。

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季節の言葉

「梅雨の走り」

Dscf5185 我が家からの早朝の風景。雨が降った翌朝は、霧がたちのぼりやすいです。

5月下旬頃に降る雨を「梅雨の走り」と呼ぶことがあります。「走り」とは「先駆け」のこと。今年の5月下旬は特に、梅雨が始まったのかと思うほど、雨の日が多かったような気がします。

「蝶のたわむれ」(小林が造った造語)

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Dscf5250 この時期は畑に無数のモンシロチョウが乱舞しています。

3~10匹ほどのモンシロチョウが群れて飛んでゆき、お互いに戯れるようにグルグルと回りながら竜巻を作っている様子も見られます。

「早苗(さなえ)」

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田植えの頃に田んぼに植えられてゆく稲の苗のことを「早苗(さなえ)」と呼びます。「玉苗」とも。

この早苗を苗代から田んぼへと植えてゆく作業が稲作の前半戦の山場となります。ちなみに、早苗を植える女性を「早乙女(さおとめ)」と呼び、田植えが終わった後の祭りを「早苗饗(さなぶり)」と呼び、「早(さ)」が田植えの関連語によく登場します。

Dscf5269 小林農場周辺の、蛍が見られる田園地帯。

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季節の歌 昔と今

昭和以前から世代から世代へ歌い継がれてきた「昔ながらの季節の歌」と、平成以降に作成されて現代の日本人の季節感が反映されている「現代の季節の歌」を、私なりに選曲してみました。

♪((o(^∇^)o))♪

昔ながらの季節の歌

「夏は来ぬ」 作詞/佐々木信綱  作曲/小山作之助

右をクリックすると、この曲のカバー曲をお聴きになれます。なつはきぬ.wav

歌詞の中に卯の花、ホトトギス、五月雨、早乙女、玉苗(早苗)、橘、蛍など、日本の初夏に現れる動植物や季語が次から次に登場します。

♪((o(^∇^)o))♪

現代の季節の歌

「蛍の提灯」  作詞/阿久悠  作曲/宇崎竜童

右をクリックすると、この曲のカバー曲をお聴きになれます。蛍の提灯4.wav

蛍が発する灯を頼りにしながら、好きな男のもとへ夜道を通う女の女心を描写した女歌。求愛のために光る蛍。鳴く蝉よりも鳴かぬ蛍が身を焦がし・・・。

 

2022年5月30日 (月)

作物生育追跡撮影・鶴首カボチャの苗の様子

Dscf5273 畑に植えられた直後の鶴首カボチャの苗。

葉に白っぽい筋が入るのが特徴。

毎年、鶴首カボチャはとても元気に生育するけれども、苗の段階で生き生きとした姿になっている。

苗の葉色は良く、双葉まで青々としていて苗が大きくなってもなかなか枯れない(他のカボチャの品種は、苗が大きくなると双葉がすぐに枯れていた)。

2022年5月29日 (日)

令和4年5月27日の野菜セット・最盛期を迎えている春野菜

5月27日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

玉ねぎ、カブ、大根、サヤエンドウ、ソラマメ、キャベツ、玉レタス、ブロッコリー、カリフラワー、小松菜、みず菜、

今後の野菜セットの内容の見通し・・・ホウレンソウの出荷は終了。キャベツ(または白菜)、ブロッコリー(またはカリフラワー)、カブ、大根などをしばらく多く出荷。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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端境期(はざかいき)が長引いて出荷できる野菜が少なかった状況から一転して、先週よりサヤエンドウ、ブロッコリー、カリフラワーなどが収穫の最盛期を迎えて山ほど採れています。玉レタスやサンチュや大根もたくさん収穫適期を迎えていて、出荷しきれません。さらにキャベツや白菜や葉物野菜が収穫時期を迎えました。

大根、キャベツ、玉レタスなどの大物も揃い、「これらを全部、野菜セットに入れたら、皆さんも冷蔵庫にしまうのも大変だろう。これらを全部、食べきるのも大変かも」などと心配したくなるくらいに、今の時期は豊富に野菜が出荷できます。

こんな出荷が楽な時期も束の間で、梅雨に入るとレタス、ブロッコリー、葉物野菜などは高温多湿で傷みやすくなって出荷できなくなり、再び出荷できる野菜が減ります。でも、ズッキーニやナスやキュウリなどの高温多湿に強い夏野菜が収穫時期を迎えれば、また出荷できる野菜は増えます。

Dscf5243 キャベツやブロッコリーを育てている畑。

写真では見にくいと思いますが、たくさんのモンシロチョウがひらひらと畑のあちらこちらで舞っています。

2022年5月28日 (土)

季節に追い回される   令和3年12月2日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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季節に追い回される   令和3年12月2日

カレンダーも最後の1枚となりました。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  小林農場の地域で玉ネギを栽培する場合は、9月15日頃に種を播きます。これよりも遅く播くと発芽した苗の生育も遅れて小さなまま冬を迎えて、寒さに当たって枯れやすくなります。しかし種を早く播きすぎても冬を迎える頃には苗は大きくなりすぎてしまいます。玉ネギの苗には、大きくなりすぎた状態で冬の寒さに当たって春を迎えると、すぐに花を咲かそうとして食用部を肥大させることをやめてしまうという厄介な性質があります。「9月15日」という日にちをできるだけ厳守して種を播くことが必要なのですが、この頃は他の作物の管理でも忙しく、狙った日に種を播くことができるように苦慮します。

  今年は9月16日に玉ネギの種を播き、だいたい狙った通りの日に種を苗床に播くことができました。苗床で発芽した苗がちょうど良い大きさに生育したら苗床より掘り出して、10cmほど間隔を離しながら1本ずつ畑に植えてゆきます。植え付けの時期は11月上旬が適期とされていますが、11月に私は他の作物の管理に手間取り、11月24日にようやく玉ネギの苗の植え付けを開始しました。それから1週間ほどは、全部で6000本ほどの苗を黙々と植え続けてゆく毎日で、全て植え終えた時には12月に入っていました。

  昨年も作業が遅れて、11月までに玉ネギの苗を植え終えることができませんでした。その頃には気温も氷点下まで下がり、苗も生育が遅れて畑でしっかりと根付かず、霜で畑が凍る度に苗の根は霜柱によって地表へ押し出されてしまい、多くの苗が枯れてしまって収量が激減することになりました。玉ネギは6月に収穫時期を迎えて12月頃まで貯蔵しながら出荷できるのですが、今年は不作のために9月頃に早々と玉ネギの在庫が尽きました。

  今年も苗の植え付けが遅れたので、根が霜に浮かされるでしょう。1月には霜柱で浮かされてしまっている苗をしっかりと地中へ埋め戻す手間をかけないといけません。11月上旬のまだ寒さが厳しくないうちに苗を植えておけば無事に根付きやすく、その後の管理も楽になると思います。苗の植えつけの時期も「11月上旬まで」を厳守するべきでしょう。

  玉ネギの苗の植え付けが終わり、次は大根、カブ、人参、里芋、白菜など、冬に出荷する作物を防寒しないといけません。昨年は防寒作業も遅れて、12月15日頃からやって来た強烈な寒波によって多くの作物を凍らせて傷めてしまいました。防寒作業は12月10日頃までに、遅くとも12月15日までには終わらせておかないと危険です。

  暑くなったり寒くなったり、日本列島の四季は表情が豊かで常に変化します。よってそれぞれの農作業の適期は短く、その期間のうちに急いで作業を片づけないといけません。日本には働き者が多いですが、こんな忙しい四季の中で暮らしていれば働き者にもなります。

  防寒作業を終えれば次の年の2月に春野菜の種まきを開始するまで、しばらく早急に片づけなくてはいけない畑仕事はなくなります。野菜農家がゆったりと暮らせる束の間の時期に、ちょうど大晦日とお正月を迎えます。年末年始を気分良く祝いたいのであれば、今は懸命になって年末寒波がやって来る前に防寒作業を早く終わらせないといけません。

2022年5月26日 (木)

イヌムギ(犬麦) ~小林農場周辺で出会える草~

この時期によく見かけるイネ科の雑草。

麦のような穂をつけますが、麦と違って食用には向きません。

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2022年5月25日 (水)

令和5年5月23日の野菜セット・白菜やキャベツの出荷を開始

5月23日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

新玉ねぎ、カブ、大根、サヤエンドウ、ソラマメ、白菜、玉レタス、ブロッコリー、カリフラワー、ホウレンソウ

今後の野菜セットの内容の見通し・・・ホウレンソウの出荷は終了して、代わりに他の葉物野菜を出荷する予定。白菜、キャベツ、ブロッコリー、カブなどをしばらく多く出荷。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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Dscf5191春の白菜が収穫時期を迎えましたので、2000円セットに入れてみました。

「こんなに大きな白菜を野菜セットに入れてお届けして、皆さん、食べきれるだろうか」と心配したくなるくらい、立派な大きさの白菜が収穫できました。2000円セットにはさらにキャベツを入れようと思いましたが、白菜とキャベツを入れるとかなりセットがかさばるので、今回はキャベツを除きました。

Dscf5193 収穫時期を迎えようとしているキャベツ。

白菜やブロッコリーと比べて収穫時期を迎えるのが遅れているキャベツですが、来週からおそらくたくさん収穫できるようになって、全てのご家庭にお届けできるのではないかと思います。

白菜やキャベツは土が肥えていないと育たず、肥料を与える必要があります。しかし肥料を与えすぎると肥満体になって病虫害にあいやすくなります。栽培の難しい作物です。

小林農場では地元の堆肥センター「ドンカメ」で生産されている堆肥を与えながらキャベツや白菜を育てています。この堆肥は地域で回収された生ゴミ、家畜フン、もみ殻、草などを発酵させて生産されていて、「地域から排出されたゴミを堆肥の原料にして循環させてゆく」という持続可能な生活様式の構築を目指しながら生産されています。

小林農場の畑はドンカメ堆肥と相性が良いようで、栽培の難しいキャベツや白菜も順調に結球して収穫できています。

害虫の被害もそれほど目立たないので、小林農場ではほとんど害虫対策を何もしないで収穫しています。上のキャベツの写真のように外葉は虫に食われて穴が開きますが、外葉を取り除けば虫食われ穴のないきれいな結球部分を出荷できます。

2022年5月24日 (火)

ネット活用・情報館 「脱マスク」の動きがみられるようになってきている件

インターネット上で私が気になった情報をお届けします。

今回は「脱マスクへ向かう社会」について

厚生労働省が「暑い時期は熱中症予防のためにマスクをとりはずしましょう」と呼びかけています。以下をクリック。

マスク着用により熱中症のリスクが高まります(厚生労働省)

また、政府は先週、新型コロナウイルス対策の基本的対処方針を改定し、マスク着用に関する政府見解を盛り込みました。以下は厚労省の後藤大臣の会見の概要です。マスクをする必要のない場面では柔軟に取り外してゆくように、国民に呼びかけてゆくようです。

後藤大臣の会見概要(マスク着用に関する政府の見解も含む)(5月20日)

以下はTBSのニュース番組より。熱中症だけではなく、マスク着用には様々な副作用があります。このことが世間にだんだん知られてきたので、「できるだけマスクをとりは外すべきだ」という声が高まってきています。

「最もリスクがあるのは乳幼児」マスク着用が子供達の発達に影響か。試行錯誤続く教育現場から上がる不安と疑問(5月21日)

昨年まで、猛暑日になっても多くの人々はマスクをつけて暮らし、熱中症にかかる危険を自ら高めていました。自分の頭の中では「暑い日にはマスクを取り外したほうがよい」と思っていても、周りの人達がマスクをつけていることによって「自分だけマスクを外すわけにはいかない」と思ってしまい、我慢をしてマスクを着け続けていました。

マスク着用によって健康に悪影響を与えていても、誰かが率先してマスクを取り外してゆこうとしなければ誰もマスクを取り外そうとしません。

私が率先してマスクを取り外してゆこうと思います。マスクを取り外す理由を丁寧に説明すれば、共感してくれる人達も多いと思います。

ちなみに、北欧の国・スウェーデンでは、マスクの着用は奨励されず、ほとんどのスウェーデン人はマスクを着用していません。大勢の人々がマスクを着用しなくてもスウェーデンではマスク着用を奨励している他のヨーロッパの国々と比べて、新型コロナウイルス感染状況はあまり変わりません。

 

 

 

2022年5月23日 (月)

令和4年5月20日の野菜セット・マメ科植物の共通の特徴

5月20日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

新玉ねぎ、カブ、大根、サヤエンドウ、ソラマメ、キャベツ、玉レタス、赤サンチュ、ホウレン草、ブロッコリー、ニンニクの芽

今後の野菜セットの内容の見通し・・・ブロッコリーの出荷を開始。サヤエンドウの出荷は5月末まで、レタス類やカブの出荷は6月上旬まで。ホウレンソウの出荷は終盤へ。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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Dscf5156 サヤエンドウ畑では、収穫時期を迎えています。

Dscf5153 サヤエンドウの花。

チョウチョが羽を広げているような形をしています。

Dscf5048 サヤエンドウの葉。

やはり羽状の形をしていて、その羽が連なります。

Dscf5159 サヤエンドウの実。

皆さんもよく知っている、実の形です。これらを摘んで食べています。

サヤエンドウはマメ科の植物です。マメ科の植物の多くが花や葉の形が似ていて、実は豆になります。そして根には「根粒菌」と呼ばれるコブのような形をしている菌がたくさんくっついているのを見ることができますが、この根粒菌が空気中から植物に必要な養分を捕まえて土の中に固定してくれます。

マメ科の植物には・・・

 サヤエンドウ、サヤインゲン、ソラマメ、ラッカセイ、大豆(枝豆)、カラスノエンドウ、クズ、シロツメクサ、フジ、ネムノキ、スイートピー、ヘアリーベッチ、セスパニア

 などのたくさんの植物が含まれています。

2022年5月22日 (日)

立夏・満月の頃の言葉と歌~小林農場周辺の情景~ (5月1日から5月16日まで)

5月16日に満月を迎えました。

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5月1日の新月の日から5月16日の満月の日までの小林農場周辺の情景をお伝えします。

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季節の言葉

「八十八夜の別れ霜」

Dscf5176 Dscf5177 Dscf5179 育苗ハウスで育った夏野菜の苗が、次々に畑へ巣立っています。

「八十八夜の別れ霜」という言葉があります。

立春(2月4日頃)から数えて88日目(5月2日頃)をすぎると霜が降りなくなり、寒さに弱い夏野菜の苗を安心して畑に植えてゆけるようになります。

いっぽうで「八十八夜の忘れ霜」という言葉もあり、稀に八十八夜を過ぎた後にも霜が降りる場合もあり、「油断するな」と言っています。

今年も5月2日以降に気温が5℃くらいまで下がり、ちょっと夏野菜の苗には寒い気温でした。5月10日を過ぎると10℃を下回らなくなるので、5月10日以降に苗を植えたほうが安全です。でも、あまり苗を植える時期を遅らせると、収穫できる時期も遅くなって短くなります。

「つばめ返し」

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空を切るように飛びながら、ぱっと身を翻して方向転換する、ツバメによる華麗な飛び様。

ツバメは暖かな東南アジアで越冬してから4月下旬頃に市貝町にもやって来て、人の暮らす場所に巣を作って子育てします。何度もエサを巣まで往復しながら運んでいる姿を目にします。

「風薫る」

Dscf5092水の張られた水田。その奥には山林が連なっています。

木々の新緑が深緑へと変わってゆくさわやかな今の時期を「風薫る」と表現されます。「薫風の候」とか「緑風の候」などとも呼ばれます。

「風」は多くの人々に好まれやすい漢字のようで、「千の風になって」など、多くの曲名にも使われています。「風家(かざいえ)」という名前の農場もあります。

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季節の歌 昔と今

昭和以前から世代から世代へ歌い継がれてきた「昔ながらの季節の歌」と、平成以降に作成されて現代の日本人の季節感が反映されている「現代の季節の歌」を、私なりに選曲してみました。

( ´∀` )

昔ながらの季節の歌

「茶摘み」  文部省唱歌

右をクリックするとこの曲のカバー曲をお聴きできます。茶摘み.wav

八十八夜の頃の様子を歌っています。八十八夜にはお茶畑で茶の葉の収穫時期を迎えていて、野菜畑で夏野菜の苗が畑に植えられてゆきます。

( ´∀` )

現代の季節の歌

「晴れたらいいね」  作詞・作曲/吉田美和

右をクリックするとこのカバー曲をお聴きになれます。晴れたらいいね.wav

風薫るさわやかなゴールデンウイーク、山や川に出掛けたくなる季節にピッタリの1曲。

2022年5月21日 (土)

冬は眠る季節  令和3年11月25日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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冬は眠る季節  令和3年11月25日

霜寒の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  今週より季節が一歩進んだようで、小林農場に設置されている温度計も氷点下を測定しました。すでに早朝の畑に薄っすらと霜が降りていましたが、今週から霜が輝いて見えるようになりました。先週までは野菜セットの配送日の早朝に野菜を収穫していましたが、今週より早朝の畑は霜で凍って野菜を収穫しにくいので、配送日の前日に収穫をすませます。

  多くの動物は秋までに食糧を摂って体内に栄養を貯えておいて、エサが獲りにくくなる冬になると冬眠したりして体を動かさずにエネルギーを節約します。木々も秋になると葉に貯えていた栄養を幹に移して、栄養を失った葉はやがて赤や黄色に変色しながらカサカサに枯れて散ってゆきます。太陽の光が弱々しくなって光合成がしにくくなる冬の間、木々は葉を落として眠ります。冬が寒くなるのは神様が生き物たちに「春、夏、秋までよく働いてきたのだから、冬くらいはゆっくり休め」と言ってくれているからかもしれません。

私は日照時間が短くなる12月と1月になると調子を崩し、日が暮れて家の中も冷気で満たされる頃、私はまるでうつ症にかかってしまったようになって何もかもやる気がなくなり、食後に皿を洗うのも、風呂に入るのも、布団を敷くのも、なんだかしんどく感じてしまいます。寒い夜にはいつまでもボ~っと座ったまま動けなくなるので、最近は19時か20時頃に布団に入ってさっさと就寝するようにしました。私も生き物なので、冬になると「冬季うつ」にかかって活発に動きにくくなるのは自然なことなのかもしれません。

  早く就寝して、たっぷりと7時間ほど熟睡して、早朝の3時頃に起床しています。夜には「冬季うつ」だったのに目覚めるとすっかり気力が回復していて、外が明るくなるまで事務仕事や畑仕事の予習・復習に集中できます。睡眠は本当に大事だと実感する毎日です。

  寒くなって乾燥すると、病原ウイルスが流行しやすくなります。夜になって「冬季うつ」になると歯を磨くのもしんどく感じますが、寝る前にはがんばって歯を磨いています。歯磨きを怠って歯周病になると、口内の傷口からウイルスに感染しやすくなります。感染症予防のためにワクチンを接種する人もいますが、過去にはインフルエンザワクチンを接種してもインフルエンザにかかる人もいましたし、逆にワクチンを接種しなくてもインフルエンザにかからない人もいました。感染症予防で大事なのはワクチンを接種することよりも、十分な睡眠を心掛けて免疫力を維持することだと思います。適度な運動や食生活も大事です。

  冬の寒さが厳しい北国では、冬に畑仕事をお休みする農家もあります。冬眠する動物や落葉する植物のように、冬は活動を休むのが自然の理に適っているのかもしれません。小林農場の位置する栃木県の平野部では、冬になると霜で畑は凍りますが雪はあまり積もらず、人参や大根やカブなどは土をたっぷりとかぶせて防寒すれば貯蔵しながら出荷できて、ホウレン草やネギなどの耐寒性のある葉物野菜も凍死することなく無事に生育します。私には残念かもしれませんが、小林農場が冬に畑仕事を休む理由は見当たりません。小林農場の野菜セットは年中無休です。これより寒くなって甘味が増してゆく冬野菜をお届けします。

2022年5月20日 (金)

作物生育追跡撮影・ジャガイモの芽の数

5月19日撮影。

Dscf5170 ジャガイモ畑の様子。品種はダンシャク。

Dscf5171 ジャガイモの株元の様子。

1つの種イモから5つほど、多ければ7つ以上、芽が出てきていた。

芽の数が多すぎると地下の芋が太りにくくなる。時間が作れれば芽かきをして、もっと芽の数を減らしておいたほうがよい。

Dscf5168 芽かきして取り除かれた芽。品種はアンデスより。

アンデスは特にたくさんの芽が出てきていて、一つの種イモから10本以上の芽が出てきている。

今回は種イモを植え付ける時に、種イモを切って分割しないで、丸ごと植え付けた。丸ごと植えると、地上に出てくる芽の数が多くなる傾向がある。

2022年5月19日 (木)

ムスカリ(葡萄風信子) ~小林農場周辺で出会える花~

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2022年5月18日 (水)

令和4年5月16日の野菜セット・生産者紹介

5月16日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

新玉ねぎ、カブ、大根、サヤエンドウ、ソラマメ、キャベツ、茎ブロッコリー、玉レタス、赤サンチュ、ホウレン草、エシャレット、ブロッコリーまたはカリフラワー

今後の野菜セットの内容の見通し・・・ブロッコリーの出荷を開始。サヤエンドウの出荷は5月末まで、レタス類やカブの出荷は6月上旬まで。ホウレンソウの出荷は終盤へ。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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6月5日(日)に小林農場の地元の市貝町にて毎年恒例の「SATOYAMAヘルシーマーケット」が開催され、小林農場も出店させていただき、小林農場の農産物を対面販売いたします。

現在、SATOYAMAヘルシーマーケットのホームページにて、出店者の自己紹介が順番に掲載されているところです。以下をクリックしてご覧ください。

SATOYAMAヘルシーマーケットのホームページ

以下は小林農場の自己紹介です。

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小林農場 風家(かざいえ)の代表、小林武ともうします。

11年前に市貝町に小林農場を設立して以来、できるだけ安全な農作物の栽培を目指して、無農薬栽培に取り組んできました。

年間50種類ほどの作物を育てて、その季節の旬の野菜を詰め合わせて野菜セットを作り、複数のご家庭にお届けしております。野菜セットに関心のある方はどうぞ以下をクリックしてご覧ください。

過去の野菜セットの内容

SATOYAMAヘルシーマーケットでは野菜や加工品を販売させていただき、他にも来場者の皆さんに楽しんでいただけるようなささやかな仕掛けを持参できればよいと思います。

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「わたしのうれしい!」

自然豊かな市貝町には虫や草など、数えきれないほどの様々な生き物が見られます。名前の分からなかった生き物の名前を調べてみてその名前が分かった時は新たに友人ができたような気持ちになり、うれしいです。

市貝町で出会えた生き物たちの名前の一覧表を作成しています。よろしければ以下をクリックしてご覧ください。

命名百科~小林農場周辺で出会える生き物~

また、畑仕事をしている最中に、夕日に染まる夕空など、不意に美しい風景に出会えます。そんな時はやはりうれしいです。

市貝町の自然の風景を写真に撮って公開しています。よろしければ以下をクリックしてご覧ください。

歳時記・小林農場周辺の情景

SATOYAMAヘルシーマーケットではこれらの写真を店頭に飾って来場者の皆さんにもご覧になっていただこうと思います。

2022年5月17日 (火)

ネット活用 情報館・新型コロナウイルス感染症を特別に危険視することによって生じている弊害について

インターネット上で見つけた私が気になる情報をご紹介します。

今回は「新型コロナウイルス感染症を2類指定にすることによって生じている弊害」について。

京都大学大学院の藤井聡教授が公開している番組「東京ホンマもん教室」より。以下をクリックしてご覧ください。

新型コロナはなぜ「5類」にならないのか~社会科学で読み解く「2類」指定の大被害~ (2月12日配信)

私達は今まで、インフルエンザウイルスなどの様々な病原ウイルスと共存してきました。

インフルエンザウイルスなどに感染した時と同じように、新型コロナウイルスに感染した人々のほとんどは無事に回復しています。しかし、新型コロナウイルスだけは特別に危険視されて、特別な感染予防対策が実施されてきました。

この番組では、過度な感染予防対策を医療従事者に課すことによって医療現場に過大な負担をかけてしまって医療逼迫を引き起こしている現状を伝えています。日本で発生している医療逼迫は新型コロナウイルスのせいというよりも、私達の社会がこのウイルスを特別扱いすることによって自ら引き起こしてしまった人災であり、この人災によって普段ならば救えた命も救えなくなってしまっている現状を指摘しています。

「新型コロナウイルスは特別なウイルスであり、インフルエンザウイルスなどの他のウイルスとは違う。新型コロナウイルスをインフルエンザウイルスと同じようなものだと思って甘く見るのは危険だ」という主張をする人はまだ多です。そのように主張する人の中には「インフルエンザウイルスはそんなに怖いウイルスではない」と、インフルエンザウイルスを甘く見ている人もいるのかもしれません。

実際には今まで、インフルエンザなどの風邪症状にかかって亡くなったり深刻な後遺症を負った人々はたくさんいます。新型コロナウイルスだけではなく、インフルエンザウイルスなどの他の病原ウイルスも危険な相手であり、決して甘く見てはいけません。

だから日本の医療もしっかりと感染症に対する治療を充実させて、インフルエンザが流行して1日にインフルエンザの患者が10万人以上発生しても医療がそんな簡単に逼迫することはありませんでした。過度な感染予防対策を医療従事者に課すことをやめて、インフルエンザが流行した時と同じように新型コロナウイルスが流行した時も対処すれば、医療逼迫は回避できるのではないのでしょうか。

「新型コロナウイルスは特別なウイルスであり、他のウイルスとは違う」と主張する人には、そのように新型コロナウイルスを特別に危険視して特別扱いすることによって大きな被害が生じている現実を知ってほしいと思います。

必ず「第7波」はやって来て、その後も「第8波」「第9波」と新型コロナウイルスの流行は今後も繰り返すでしょう。その時にまた新型コロナウイルスを特別扱いして医療逼迫を引き起こしてしまうような失敗を繰り返すことはやめてほしいです。

新型コロナウイルスを特別扱いするのはやめて、今まで様々な病原ウイルスと共存してきたのと同じように新型コロナウイルスとも共存したほうがよいと私は思います。

 

2022年5月16日 (月)

令和4年5月13日の野菜セット・早生の玉ねぎの出荷

5月13日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

新玉ねぎ、カブ、大根、キヌサヤエンドウ、スナップエンドウ、キャベツ、茎ブロッコリー、玉レタス、赤サンチュ、ホウレン草、エシャレット

今後の野菜セットの内容の見通し・・・大根の出荷を開始。サヤエンドウの出荷は5月末まで、レタス類やカブの出荷は6月上旬まで。ホウレンソウを含む葉物野菜の出荷は終盤へ。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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今年は5月に入ってからすぐに、玉ねぎを収穫できました。

通常の玉ねぎは6月から収穫されます。小林農場が5月にもたくさんの玉ねぎを出荷できたのは、今年が初めてだと思います。

Dscf5164 現在、収穫されている玉ねぎ。品種は早生系の「スパート(タキイ交配)」。

5月に収穫される早生系の品種の玉ねぎはあまり大きくならない傾向があるようですが、今年のスパートがよく太って収量は良いです。現在、大活躍中。

複数のご家庭より、「最近はスーパーで売っている玉ねぎの値段が高くなって、買うのが大変」というお話しをおききしております。一般流通では玉ねぎの値段が高くなって購入しにくくなっている今は、野菜セットに玉ねぎを入れれば喜んでくださるご家庭もあるかと思います。なおさら今年は小林農場で5月から玉ねぎをたくさん収穫できてよかったと思います。

一般流通では市場の状況によって野菜の価格が高くなったり安くなったりします。一般流通から外れて個人で野菜を販売している小林農場の野菜セットの価格は、一年を通してほぼ一定です。

2022年5月14日 (土)

周りの農家を見渡せば  令和3年11月18日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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周りの農家を見渡せば  令和3年11月18日

冬将軍ももうそこまでやって来ています。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  私の農業の師匠は、かつて農業を志す新規就農希望者を研修生として受け入れて農作業を体験させて、一人前の農家に育て上げて独立させていました。私も栃木県の市貝町にある師匠の農場に住み込んで野菜栽培について学び、師匠より借地と借家をお借りして小林農場を設立して独立いたしました。今でも師匠はご自身の農場内の空き家や余っている畑を新規就農者に貸して、新規就農者が新たな生活を始められるように応援しています。

市貝町の先輩の農家さんなども研修生を受け入れていて、1年間ほど研修した研修生たちは独立して市貝町に借地や借家を見つけて新規就農しています。私の師匠も先輩農家さんも、もともとは非農家出身の新規就農者で、自然環境に優しい無農薬栽培を行って、その技術を研修生達に伝授してきました。日本で無農薬栽培を行っている農家は稀な存在ですが、新規就農者が無農薬栽培を始める例はそれほど稀ではありません。農業は収入の少ない職業なので「収入が最も大事」と考えている人は新規就農をしませんが、「自然環境に優しい暮らしを送ることが最も大事」と考えている人が新規就農する場合が多いようです。

  見渡してみると、市貝町にも無農薬栽培を行う新規就農者が少しずつ増えてきているように思います。みんな、小林農場と同じように小さな農場で、私と同じように農業という未知の世界へ飛び込み、さらに無農薬栽培という少数派の技術を伝授している同志達です。

  ジャガイモは夏に畑から収穫された後、次の年の春まで貯蔵しながら出荷してゆける優れた作物です。今年の小林農場のジャガイモ栽培は不作で、11月中に収穫された全てのジャガイモを出荷し終えるでしょう。そこで、近所で無農薬栽培を行っている知り合いの農家にお願いして、ジャガイモを仕入れさせていただきました。今年度の小林農場の畑ではジャガイモだけではなく他の作物も収量が例年よりも減少するかもしれないと予測しておりますが、ジャガイモなどの長く貯蔵できる野菜を手元に確保しておくことによって、今後の野菜セットに入れられる野菜の種類数が極端に少なくなることを回避することができます。

  ジャガイモを収穫するのには時間と体力が費やされて大変で、私が近所の農家のジャガイモ畑に出向いていっしょにジャガイモ掘りを手伝うと喜んでくれて、私がジャガイモを仕入れる時にはその値段を安くしてくれました。私がたった一人で年間を通して野菜セットに入れる野菜を全部、栽培し続けてゆくことが難しくなった時には、近所で無農薬栽培を行っている農家から野菜を仕入れさせていただくという手段もあってよいと思いました。

  小林農場の野菜セットには小林農場の畑から採れた野菜を入れてゆくのが基本です。今月より近所の農家から仕入れた無農薬栽培のジャガイモを野菜セットに入れさせていただきますが、来年こそは小林農場産のジャガイモをたくさん収穫して常にお届けできるようにしたいです。自分で作物をしっかりと栽培できる力を身に付けておいて、周りの農家に協力を求められればすかさず手助けできるようにして、周りの農家と手を貸したり借りたりしながら共に自然環境に優しい栽培方法で営んでゆける農業を築いてゆきたいです。

2022年5月13日 (金)

令和4年5月9日の野菜セット・葉物野菜の出荷が終盤へ

5月9日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

カブ、ヤマイモ、新玉ねぎ、大根、サヤエンドウ、玉レタス、赤サンチュ、ホウレン草、小松菜、エシャレット、コールラビ

今後の野菜セットの内容の見通し・・・新玉ねぎを出荷。レタス類やサヤエンドウの出荷は5月末まで、カブの出荷は6月上旬まで。ホウレンソウを含む葉物野菜の出荷は減少へ。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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5月に出荷する予定だった小松菜やチンゲンサイなどの葉物野菜ですが、多くの葉が黄色になってしまっていました。肥料が切れてしまっているのだと思います。このような黄色の葉物野菜は、畑から収穫された後の日持ちが良くない傾向があり、商品としては出荷しにくいです。残念ながら出荷をあきらめます。

(上の写真の山東菜はもともと葉の色が薄い葉物野菜です。出荷できそうな山東菜を写真に納めてみました)

この冬も小松菜などの葉物野菜は大きくならず、ほとんど収穫できませんでした。畑の肥料が切れてきていることを葉物野菜が私に知らせてくれているようです。今年は畑に肥料を施してゆきたいと思います。

ホウレンソウは最も人気の高い葉物野菜ですので、肥沃な畑を選んで種を播いたり、肥料を与えたりしながら、特別に手間をかけて育てました。昨年の10月から半年ほど、野菜セットにホウレンソウを出荷し続けてきました。高温で多湿な環境が苦手なホウレンソウも今の時期は傷みやすくなってゆくので、収穫時期を迎えたばかりの若い状態で収穫してゆくように心掛けています。

間もなく、ホウレンソウも野菜セットから姿を消します。

2022年5月12日 (木)

作物生育追跡撮影・ナス、ピーマンの苗の植え付け

5月10日撮影。

Dscf5118 Dscf5120

畑に植え付ける直前のナスの苗の地上部と、地下部の根の様子。

苗の双葉すでに枯れていて、根はポットの外に飛び出すほど伸びていた。

苗が少し老化していた。あと5日ほど早く、畑に植え付けたかった。

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ピーマンの苗の地上部の様子と、地下部の根の様子。

やはり苗は少し老化気味で、根はポットの外に飛び出していた。頂上にはつぼみも咲き始めている。

あと5日ほど早く、畑に植え付けられればよかった。

2022年5月11日 (水)

ネット活用・情報館 マスク着用の副作用について(いつ、マスクを外せる日が来るのか)

私がインターネット上で見つけた気になる情報を、皆さんにもご紹介したいと思います。

今回は「コロナ禍の中の、マスク着用の副作用について。いつ、日本でマスクを外せる日が来るのか」。

TBSがインターネット上に公開していた番組からの抜粋より。以下をクリックしてご覧ください。

「将来重症化の懸念」子供のマスク着用で知っておきたい思わぬ副作用

この番組の司会を務めているアナウンサー達は幼い子供を育てている最中の母親でもあるのですが、マスク着用によって子供達の心身にどのような影響を及ぼしてゆくのか、専門家に詳しくたずねています。

以下は番組全体の詳細です。左側をクリックすると、番組の内容をご覧できます。

00:00 番組スタート
01:00 ゲスト紹介
02:44 小林教授「マスク外すタイミングを模索する時期に入った」
04:28 イギリスのマスク事情「ルールが明確」
05:44 海外は“脱マスク”加速
06:56 「マスク外す議論」について山際大臣が発言
07:59 脱マスクについて日本医師会は?
08:39 コロナ終息しないと・・・マスク外せない?
10:10 中川会長の発言にSNS上で反論
10:59 「オープンエアは感染リスク低い」
12:13 マスクによって得たもの、失ったもの
14:14 不織布マスク 飛沫カット効果あるが故に・・・
15:23 子どものマスク着用 実際の影響は?
18:11 保護者の立場で「マスクさせない」のも難しい
19:23 根強いマスク習慣「対策積み重ねた結果」
20:07 いつ、誰が、どうやって外す?出口戦略
20:53 医師の提言「マスク外すなら7月」
24:03 マスクの同調圧力から解放されるには
24:22 “脱マスク”専門家が提言し、政治判断が望ましい

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以前から「ずっとマスクで口と鼻をふさいでいると、健康に様々な副作用をもたらす(特に子供たちの健康には)」と複数の専門家から指摘されていました。

これから夏を迎えて暑くなり、熱中症の予防をしないといけません。マスクを着用していると体が熱くなってしまうので、積極的にマスクを外していったほうがよさそうです。

花粉のような大きな粒子ならばマスクを通らないので花粉症予防にはマスク着用は有効ですが、ウイルスはもっと小さくてマスクを通ってしまいます。コロナ禍以後、ほとんど全ての日本人がマスクを着用して暮らしましたが、それで新型コロナ感染症の患者数が減ったわけではなく、その予防効果は実証されませんでした。

改めて感染症予防にマスク着用は効果的なのか検証してみて、もしもその予防効果を実証することができないのであれば、すぐに口と鼻をマスクでずっとふさぐような不自然な習慣をやめるべきだと思います。マスク着用にも副作用があることをしっかりと頭にいれておきたいです。

(番組では「同調圧力の起きやすい日本社会と、同調圧力に影響されやすい日本人の国民性」についても語られています)

2022年5月10日 (火)

作物生育追跡撮影・ズッキーニの苗を畑に植え付け 5月8日撮影

Dscf5112 畑に植え付ける直前のズッキーニの苗。

双葉が黄色に変色し始めていて、少し苗が老化している感じだった。少し植え付ける時期が遅れたよう。5日前くらいが植え付けの適期だったと思う。

Dscf5115 ポットから苗を取り出して、苗の根の状態を見る。

根はポットの中で巻き付き、ポットの外にも飛び出していた。

2022年5月 8日 (日)

令和4年5月6日の野菜セット・夏野菜の苗、畑へ巣立ち

5月6日の野菜セットの内容です。

カブ、ヤマイモ、ネギ、新玉ねぎ、サヤエンドウ、玉レタス、サンチュ、ホウレン草、小松菜、ケール

今後の野菜セットの内容の見通し・・・ネギの出荷が終了へ。新玉ねぎの出荷を検討。ホウレンソウやレタス類やサヤエンドウの出荷は5月末まで、カブの出荷は6月上旬まで。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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いい日、巣立ち、いざ、本畑へ!

育苗ハウスの中で育てていた夏野菜の苗を畑へ巣立たせてゆく時がやってきました。まずは第一陣のナス、ピーマン、ズッキーニ、トウモロコシが畑へ巣立ってゆきます。

Dscf5105 ズッキーニの苗

Dscf5109 ナスの苗

Dscf5106 ピーマンの苗

関東平野では5月2日頃の「八十八夜」以降が夏野菜の苗を植える適期となります。4月はまだ寒く、4月に寒さに弱い夏野菜の苗を畑に植えると低温障害を受けて順調に生育しなくなる場合もあり、最悪の場合は凍死します。

それで小林農場は十分に暖かくなる5月下旬になるのを待ってからナスやピーマンの苗を植えていましたが、6月上旬に梅雨入りして天候が悪くなるとナスやピーマンの生育も停滞して全く実がならず、7月下旬に梅雨が明けて天候が回復するまでほとんど実を収穫できませんでした。

梅雨入りする前にある程度、ナスやピーマンの樹の生育をすすめておけば、梅雨の間も実を収穫・出荷できると思います。今年は昨年よりもナスやピーマンの苗を2週間ほど早く植えるようにして、梅雨入り前に大きく育てたいと思います。

ズッキーニは6月に入ってからすぐ、ナスやピーマンは6月中旬頃より出荷できるように栽培してまいりたいと思います。

 

2022年5月 7日 (土)

もっと明るく暮らせるはず   令和3年10月14日

6月5日(日)に小林農場の地元の市貝町で毎年恒例の手作り青空市「SATOYAMAヘルシーマーケット」を開催します。小林農場も出店して農産物を対面販売いたします。よろしければどうぞ里山までくつろぎにいらしてください。

開催の詳細や出店者についての情報など、以下をクリックしてご覧ください。

SATOYAMAヘルシーマーケットのホームページ

テキストのアニメ風の画像のようです写真の説明はありません。
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野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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もっと明るく暮らせるはず   令和3年10月14日

衣替えをして秋の深まりを待つばかりです。皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  小林農場の地元の市貝町にて、秋も深まる11月7日(日)に青空市「SATOYAMAヘルシーマーケット」が開催され、小林農場も出店させていただきます。皆さんもよろしければ、お越しください。開催の詳細はインターネットでも公開しているので、ご検索ください。

この青空市は毎年、春と秋に開催しています。小林農場を含めた生産者と料理人が協力して、この青空市でしか食べられない独創的な料理を作って会場で販売してきました。前回の春に行われた青空市では来場者の数が予想以上に多く、午前中で料理が完売しました。

  青空市の実行委員会はもっとたくさんのボランティアを募集しています。前回の開催では、新型コロナウイルス対策としてボランティアは来場者を一人一人、検温していました。会場は野外で喚起が良く、陽当たりが良くて病原ウイルスが繁殖しにくい環境で行われるのですが、それでも実行委員会は人手をかけてできる限り感染対策を行う方針のようです。

  前回、予想以上の来場者が来てくれた原因の一つとして考えられるのが、他の催しがコロナ禍の影響によって開催を自粛していたからでしょう。どこか人が集まる賑やかな場所に出掛けたいとうずうずしていた方々が、市貝町の青空市まで訪れてくれたのでしょう。

  「新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、人流を抑制する必要がある」と日本政府は国民に呼びかけ、催しを開催して多くの人々が交流できる場を築こうとする者たちは「ウイルス感染を拡大させる危険があるから、開催を自粛するべきだ」と批判を受けることもありました。しかし、「人流の抑制が感染防止に効果がある」ということを証明できる明確な根拠があるわけではなく、人流を抑制しても効果はないと主張する専門家もいます。

  子供達が新型コロナウイルスに感染して亡くなったり重症に陥ったりする事例は極めて稀で、ほとんどの子供達はこのウイルスから被害を受けていません。しかしコロナ禍が発生してから自殺する子供達の数が急に増えて、昨年は子供の自殺者数が過去最多となりました。学校の閉鎖など、感染予防対策による様々な自粛が多くの子供達の心に悪影響を及ぼしていると推測されています。子供達は他者と接触しながら成長してゆくので、他者と接触できる機会を自粛しなくていけなくなれば、心は不安定になりやすいのかもしれません。

  青空市では、自然豊かな会場の景色に誘われるようにして子供達が楽しそうに駆け回っている姿も見られます。私も子供達が楽しんでくれそうなものを用意して出店するように心掛けています。私はケン玉で遊ぶのが少しだけ得意なので、ケン玉を店頭に置いておきます。前回の青空市ではケン玉の得意な少年が現れて、彼と楽しくケン玉で勝負をしました。

  今後も新型コロナウイルスは流行を繰り返すかもしれませんが、簡単に催しを中止したり学校を閉鎖したりしないで、皆が集って楽しめる場を維持してほしいと思います。人は気分が暗くなれば免疫力が落ちて病気にかかりやすくなり、気分が明るくなれば免疫力が上がって病気にかかりにくくなります。自粛は多くの人々の心を暗くして、病人の数を増やすかもしれません。明るい雰囲気を世の中に築いてゆくことが感染症の予防にもなります。

2022年5月 6日 (金)

作物生育追跡撮影・キャベツの様子~5月上旬に撮影~

Dscf50665月上旬に撮影。

2月に種を播いて育てて、5月末に収穫する予定のキャベツの様子。

キャベツやブロッコリーなどはアオムシなどに葉を食べられることが多いが、この春はほとんど、葉に虫食われ穴は見られず、きれいな状態を保っている。

数年前と比べて今は虫害が減ったように感じる。小林農場では、害虫対策をほとんど何もしていない。

2022年5月 5日 (木)

濃い色をした小麦粉  令和3年11月4日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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濃い色をした小麦粉  令和3年11月4日

行楽の候、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

去年の11月に種を播いて育てた小麦を今年の6月に収穫して脱穀して日干しして乾かして、混ざっているゴミを風で吹き飛ばして取り除いて紙袋に詰めました。私が行う仕事はここまでで、その後は製粉所に小麦を預けて、製粉・製麺をしてもらうようにお願いしました。10月下旬にようやく小麦が小麦粉と乾麺に加工されて、小林農場に戻ってきました。小麦粉や乾麺をご希望されるご家庭に、野菜セットといっしょにお届けしたいと思います。小林農場の小麦粉は中力粉で、強力粉や薄力粉などと比べて用途は多彩で、製麺以外にもお菓子作り、餃子の皮作り、ピザ、すいとん、おやきなどにも利用できて楽しめます。

幸運なことに素敵な製粉所さんが小林農場の近所にあり、そちらでは主に無農薬栽培の小麦を引き受けてくれて、無農薬栽培を行っている農家を応援してくれます。そんなにたくさんの量ではない小麦でも製粉・製麺を引き受けてくれて、小林農場のように小規模で小麦を栽培している小さな農場にとってはありがたいです。こだわりのある製粉所さんです。

  製粉所の中には天井まで届きそうな背の高い製粉機が設置されていて、この中に入れられた小麦が機械内を回りながら粉砕されて篩にかけられて、固い小麦の外皮を取り除きながら製粉されてゆきます。小麦の固い外皮まで粉々に粉砕して粉に混ぜると、出来上がった小麦粉はパサパサとした食感になりやすく、色もくすみます。ただ、外皮の周辺を取り除きすぎてしまうと出来上がる小麦粉の量も減ってしまいますし、小麦の風味や栄養は外皮の周辺にたくさん詰まっているので風味も栄養も取り除かれてしまいます。どの程度に粉砕して取り除くのか製粉所によって違うようで、出来上がる粉の性質も違うようです。

近所の製粉所さんでは外皮の近くまで粉砕して粉にしているので、小麦粉には風味が残り、その小麦粉から製麺された乾麺にも風味があります。そして、乾麺の色は少しだけ黒くなり、私はこの濃い色が好きです。私は米についても真っ白に精白された白米よりも茶色の玄米のほうが好きです。色が濃いのは風味や栄養素が残されている証だと思います。

各地のパン屋さんやうどん屋さんからは「海外から輸入される小麦粉は、生地を作ると粘りが良く、ふんわりと膨らむし、料理するのに扱いやすい。それと比べると国産の小麦粉は料理するのに扱いにくい」という声を聞きます。どうやら温暖多湿な日本列島よりも、寒冷で乾燥している海外で小麦を栽培したほうが「料理するのに扱いやすい小麦粉」を生産しやすいようです。農地が狭い日本よりも広大な農地が広がるアメリカなどのほうが効率的に小麦を大量生産できて、国産小麦よりも販売価格を安くしやすいです。現在、日本で流通されている小麦粉などの小麦製品の多くが国産小麦よりも輸入小麦を原料としています。

販売価格の安さでは負けますが、小林農場の濃い色をした小麦粉や乾麺は風味や栄養や安全性で輸入小麦の製品に負けていません。特に「おやき」や「ナン」などの簡単な料理で小麦粉のその良質な風味を味わえます。国内の農家と製粉所が小麦を栽培して製粉・製麺する技術を後世の日本に遺せるように、私は小麦を栽培して製粉所に預けてゆきたいです。

2022年5月 4日 (水)

令和4年5月2日の野菜セット・新玉ねぎについて

5月2日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

カブ、ネギ、新玉ねぎ、サヤエンドウ、キャベツ、サンチュ、ホウレン草、大根の葉、シュンギク、ニラ、ミツバ

今後の野菜セットの内容の見通し・・・「菜の花」の出荷が終了。葉物野菜やレタス類の出荷が増加。サヤエンドウの出荷が開始。長ネギは間もなく出荷終了。新玉ネギの出荷を検討。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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Dscf5085 現在のタマネギ畑の様子。

Dscf5090

地上部の葉が倒れているタマネギもあります。極早生品種の「ジェットボール(ナント育成)」。

立っていた葉が倒れた時が、タマネギの収穫適期です。ジェットボールは収穫適期を迎えたので、畑から抜き取って、すぐに今回の野菜セットに入れて出荷しました。

通常のタマネギは、畑から収穫された後、数週間ほどしっかりと乾燥させてから貯蔵されます。今回のように収穫されてからすぐに出荷されるタマネギのことを「新タマネギ」と呼び、通常のタマネギとは区別します。

通常のタマネギと比べて新タマネギは柔らかくて、辛味がまだ強くなくてその味は和かで、サラダなどの生食にしてもおいしく食べられます。通常のタマネギと比べて色白で小ぶりなのも特徴的です。

通常のタマネギとは違う特徴があり、早い時期に食べられる新タマネギは、多くの消費者に人気の高い野菜の一つだと言えると思います。ただ、しっかり乾燥している通常のタマネギと比べると新タマネギは日持ちはしませんので、冷蔵庫に入れて冷蔵保存しておくほうがよいと思います。

Dscf5087 早生品種の「スパート(タキイ交配)」。

こちらはまだ葉が倒れていませんが、収穫してもよい大きさにまで生育しています。

葉が倒れていないので、これからもっと可食部の玉の部分は大きくなると思いますが、今の時期はまだ、他に収穫できる野菜の種類が少ないので、タマネギの葉が倒れるのを待たずに収穫して「新タマネギ」として出荷してもよいかもしれません。

タマネギは人気の高い野菜なので、今の時期にタマネギを野菜セットに入れれば、喜んでくださるご家庭もいらっしゃるでしょう。

2022年5月 3日 (火)

穀雨・新月の頃の言葉と歌~小林農場周辺の情景(4月17日~5月1日)~

5月1日に新月を迎えました。

4月17日の満月の日から5月1日の新月の日までの小林農場周辺の情景をお伝えいたします。

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4月17日~5月1日の天候と気温

 ・晴れよりも曇りの日が多かった。雨も多く、畑が湿る。早朝は寒く、上着はまだ必要。

 小林農場に設置されている温度計より

  最低気温は1℃(4月17日。遅霜を確認)。平均最低気温は8℃

  最高気温は29℃(4月27日)。平均最高気温は23℃ 

  全体的な平均温度は16℃

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季節の言葉

「山の幸、野の幸」

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小林農場の周辺で採ってきたシイタケ、タケノコ、カンゾウ。右下の写真は自生しているタラの芽。
4月は畑で収穫できる野菜の種類が1年で最も少なくなる、野菜の端境期(はざかいき)です。しかし、周辺の野山からは、シイタケ、キノコ、山菜などを採取できます。

昔の人たちは、収穫できる野菜が少ない今の時期、野山まで足を運んでこれらの幸を大事に採って大事に下ごしらえをして食べていたのでしょう(現代ではビニール資材を使えば作物の収穫時期を調整できるので、今の時期でも自分の畑から野菜を採って食べられます)。

「新緑」

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冬枯れしていた木々が新芽を生やし始めて萌えてゆく現象を、色に着目して「新緑」と呼びます。

里山の雑木林を代表するコナラの新緑の色は「若葉色」よりも少し白っぽいので、新緑の頃は白っぽく見える雑木林も多いです。

「花吹雪」 

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4月上旬にソメイヨシノが散った後も桜の花を楽しめます。

左上の写真は、我が家から見える風景。桃色の帯は、開花時期を迎えている八重桜の並木道です。

右上の写真のように八重桜の並木道も花を散らして、公道を桃色に染めてゆきました。

ーーーーーーーーー

季節の歌 昔と今

昭和以前から世代から世代へ歌い継がれてきた「昔ながらの季節の歌」と、平成以降に作成されて現代の日本人の季節感が反映されている「現代の季節の歌」を、私なりに選曲してみました。

( ´∀` )

昔ながらの季節の歌

「朧月夜」 作詞/高野 辰之  作曲/岡野 貞一

右をクリックすると、この曲のカバー曲をお聴きになれます。おぼろつきよ.wav

菜の花畑も山の端も、蛙の鳴き声や鐘の音さえも、夕月にかすんでゆく暮色を詠っています。これぞ日本の春、里山の風景。

( ´∀` )

現代の季節の歌

「桜色舞う頃」 作詞・作曲:川江美奈子

右をクリックすると、この曲のカバー曲をお聴きになれます。桜色舞う頃.wav

四季に移ろいゆく桜の木の様子に重ねながら、移ろいゆく人の恋心が描写されています。木は春に花を咲かせて夏に葉を茂らせて、秋に葉を彩り冬に葉を落とし、同じ営みを繰り返しながら数十年も数百年もその場に鎮座して人々の営みを静かに見守っています。

 

 

2022年5月 1日 (日)

令和4年4月29日の野菜セット・ネギの出荷が終了へ

4月29日の野菜セット(2000円セット)の内容です。

カブ、二十日大根、ネギ、サヤエンドウ、キャベツ、サンチュ、ホウレン草、小松菜、大根の葉、菜の花

今後の野菜セットの内容の見通し・・・「菜の花」の出荷が終了へ。葉物野菜やレタス類などの出荷が多くなる。サヤエンドウの出荷が開始。ネギは5月の始めまで出荷。

「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。

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P1050819 現在のネギ畑の様子。先日の強風で横に倒れかかっているネギも目立ちます。

P1050820

多くのネギがつぼみをつけて、花を咲かせる準備を始めています。

花を咲かせる頃には葉は固くなっておいしく食べられなくなります。間もなくネギの出荷を終了いたします。

まだ出荷しきれなかったネギがたくさん畑に残されています。これらは花を咲かせて種を実らせた後、また株元から柔らかな新芽を伸ばし始めます。新芽は夏の頃には柔らかなネギに育って、夏ネギとしておいしく食べられます。ネギは一年草ではなくて多年草です。

ネギ畑に生えてきた雑草をちゃんと取り除いて、夏ネギを育てて出荷したいと思います。

現在、皆さんのお宅にお届けしているネギも、料理しないでしばらく台所に置いたままにしておくと、勝手につぼみを伸ばします。

畑から抜き取られて皆さんのお宅に届けられているネギは死んでいるわけではなく生きているので、皆さんの台所でひっそりと呼吸をしながら、粛々とつぼみを伸ばして花を咲かせようと働いています。

ネギからつぼみが出てきてもまだおいしく食べられますが、つぼみが出てくる前にできるだけ早く料理することをおすすめします。

(ネギのつぼみも、てんぷらなどにして揚げて食べると、おいしいようです)

P1050821 今年の3月下旬に種を播いて育てているネギの苗。

細くて緑色をしたヒモみたいなものが並んで立っていますが、それらがネギの苗です。9月頃には大きくなって出荷される予定です。

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