春分・新月の頃の言葉と歌~小林農場周辺の情景(3月18日から4月1日まで)
4月1日に新月を迎えました(ついでに新年度も迎えました)。
3月18日の満月の日から4月1日の新月の日までの小林農場周辺の情景をお伝えします。
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「名残の雪」
最近の関東平野では、以前と比べると真冬に雪が降り積もることが少なくなりましたが、桜が咲く頃に「名残の雪」が降ることが増えてきているような気がします。
今年は桜のつぼみが膨らんでいる頃に雪が降りましたが、数年前には満開の桜の花に雪が降り積もることもありました。
「田打ち桜」
左上の写真は、我が家の側に鎮座しているコブシの巨木が花を咲かせている様子。右上は、近所のハクモクレンの巨木が花を咲かせている様子。
コブシは昔から「田打ち桜」とも呼ばれていて、農家にとって親しみ深い樹でした。コブシの花が咲くと農家は田んぼの土を起こして稲作の準備を始めていたようです。東北地方では「種まき桜」、関東地方では「芋植え花」とも呼ばれていたそうです。
「菜の花」
「菜の花」とは、アブラナ科の植物が咲かす花の総称です。
アブラナ科の植物には、小松菜、油菜、チンゲンサイ、カブ、大根、キャベツ、白菜、ブロッコリー、カリフラワーなど、多数の作物も含まれています。これらはどの花も、4枚の花びらを十字に並べて咲きます。
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季節の歌 昔と今
昭和以前から世代から世代へ歌い継がれてきた「昔ながらの季節の歌」と、平成以降に作成されて現代の日本人の季節感が反映されている「現代の季節の歌」を、私なりに選曲してみました。
( ´∀` )
昔ながらの季節の歌
「ちょうちょ」 ドイツ民謡 訳詞/野村秋足
右をクリックすると、この曲のカバー曲をお聴きになれます。 ちょうちょ.wav
この曲で歌われているとおり、チョウチョと菜の花と桜の花はほぼ同時期に姿を現します。今、小林農場では菜の花が盛んに花を咲かしていて、まだ数は少ないですがモンシロチョウの姿も見られるようになりました。桜の花も咲き始めて、これが満開になる頃に、モンシロチョウもたくさん畑で舞うようになるでしょう。
( ´∀` )
現代の季節の歌
「旅立ちの日に」 作詞:小嶋登,作曲:坂本浩美
右をクリックすると、この曲のカバー曲をお聴きになれます。 旅立ちの日に.wav
平成に入ってから学校の卒業式でよく合唱されるようになった卒業曲。鳥となって勇気を翼にこめて広い大空へと巣立ってゆく卒業生達に贈られた歌詞。
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