「外出自粛」よりも「医療体制の見直し」が先だ 令和3年8月26日
(令和4年1月11日に記入・メールに関する重要なお知らせ)
小林農場のメールのアドレスが変更します。詳しくはこちらをクリックしてご覧ください。
現在の小林農場の新たなメールのアドレスは、 kobayashikazaie@gmail.com です。
旧アドレス(kobayashi7kazahiko@yahoo.co.jp)のメールは、現在は使用できません。
--------------------
野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「外出自粛」よりも「医療体制の見直し」が先だ 令和3年8月26日
暑さもようやく峠を越えたようです。皆さま、いかがおすごしでしょうか。
新型コロナウイルス感染拡大のため栃木県では3回目の緊急事態宣言が発令されて、他に20の都道府県でも9月12日まで緊急事態宣言が発令されました。国民には外出の自粛が要請されて、学校が閉じられたり登校時間が短縮されたりして、祭りも中止されます。
この夏、国内での新型コロナウイルスの感染者数は急増していますが、感染によって死亡する人が急増しているわけではなく、多くの感染者は無事に回復しています。ただ、感染者急増によって医療が逼迫していることが緊急事態宣言の発令の理由となっています。
欧米諸国では日本よりもたくさんの新型コロナウイルス感染症の患者が発生していますが、医療は維持されています。海外と比べて患者数の少ない日本で医療が逼迫したり崩壊したりするのはおかしいです。複数の医師などからは「日本での医療逼迫は日本の医療が誤って引き起こした人災であり、政府や医師会が早急に医療体制を見直すことによって解消すべき問題であり、国民が外出を自粛して解消できる問題ではない。」と指摘されています。
現在、日本政府は新型コロナウイルスを特別に危険なウイルスと判断して「指定感染症」に指定して、施設が整っている病院のみで新型コロナウイルス感染症の患者の治療を行うようにしていますが、その他多くの一般の病院では患者を受け入れていません。ほんの一部の病院しか患者を受け入れていないので、患者が急増すれば受け入れられる病床はすぐに満員になり、すぐに入院できない患者は病床が空くまで自宅で待機をすることになりますが、待機中に病状が悪化して重症者が増えて、医療がさらに逼迫してゆく状況です。
一般の病院でも新型コロナウイルス感染症の患者を受け入れられる環境を整えるべきだと、複数の医療関係者が訴えています。重症者への治療は施設の整った大きな病院でしか行えませんが、軽症者への治療は一般の小さな病院でも可能で、感染者が軽症のうちに一般の病院で治療しておけば医療の負担は激減します。一部の病院しか患者を受け入れていない今の歪んだ状況を見直して、全ての病院が新型コロナウイルス感染症の治療に参加して、「風邪の症状が出た人はかかりつけの病院にすぐに通院する」という今まで当たり前だったことを行えるようにすれば、私達は過度に新型コロナウイルスを恐れなくてもよくなります。
私達が外出を自粛してみてもそれでこの新型ウイルスが日本から消滅するわけではなく、今後も流行と収束を繰り返すでしょう。流行する度に学校を閉じたり祭りを中止したり経済活動を止めたりしていては社会も経済も文化も壊れて、私達の日常生活も壊れます。
政府や医師会は、医療体制を見直すことよりも国民に外出を自粛させることに力を注いでいます。私達が医療崩壊を防ぐためにやるべきことは政府からの自粛要請に従うことではなく、政府や医師会に早く医療体制を見直すように強く訴え続けてゆくことです。小林農場は緊急事態宣言が発令されても通常通りに野菜セットを皆さんのお宅に配送いたします。私達の生活を維持するためにも、私達は外出して人と接触して交流する必要があります。
ーーーーーーーーー
追記(1月22日記入)
新型コロナウイルスの感染が流行する度に様々なイベントの開催が中止されていますが、イベントが中止されると社会が暗くなります。イベントの主催者は安易にイベントを中止したりしないでください。
普通の風邪やインフルエンザなどの場合と同じように、オミクロン株に感染した人の多くが無事に回復しています。普通の風邪やインフルエンザなどでクラスターが発生した時と同じように、イベントなどでオミクロン株のクラスターが発生しても、ほとんどの感染者は無事に回復すると考えられます。
日本国内では、今までインフルエンザが流行すると、1日に5万人以上、多い日には1日に数十万人のインフルエンザの患者が発生していましたが、日本の医療は崩壊しませんでした。新型コロナウイルスの感染が流行した時もインフルエンザ流行期と同じように対処すれば、医療は崩壊しないと思います。
なのに、新型コロナウイルスが流行する時だけ私達の社会は感染を過度に恐れてしまって、医療従事者もいつもどおりに適切に感染症に対処することができなくなってしまいます。
私達が医療崩壊を防ぐためにやるべきことは外出を自粛することではなく、政府や医師会に今の医療体制をすぐに見直すように強く訴え続けてゆくことです。
そのためにはまず私達自身が新型コロナウイルスを正しく恐れることを心掛けて、過度に恐れることを慎まないといけません。
« 令和4年1月17日の野菜セット・ゴボウについて | トップページ | クサギカメムシ ~小林農場で出会える~~ »
「農場通信」カテゴリの記事
- 令和5年5月22日の野菜セット・家庭菜園の季節(2023.05.25)
- 自然な生活を取り戻せる好機 令和5年3月10日(2023.05.24)
- 人とウイルスの祭典 令和4年12月8日(2023.05.17)
- 声をあげるべき時は今 令和4年12月15日(2023.05.10)
- マスクを着用する自由、着用しない自由 令和4年11月24日(2023.05.09)