「杉山・千の一暦」 一の月・上弦
今宵は新月。
小林農場が独自に作った暦「杉山・千の一暦」では、本日より「一の月・上弦」が始まります。
一の月・上弦
期間:新暦の令和4年1月3日の新月の日から、令和4年1月17日の満月の日の前日まで
この期間に出会えそうな生き物:
キツツキ(コゲラなど)、ハクセキレイ、カモ(マガモなど)、甲虫(カブトムシなど)の幼虫、冬木立の巨木(ケヤキなど)、春草(ハコベなど)、千両・万両
この期間に使われる「言葉」
冬ごもり、冬日和、冬萌え、冬化粧,氷面鏡、短日、虎落笛、枯野、山眠る、日脚伸びる
この期間に写真に収めたい風景
・霜で凍てつく畑と作物
・巨木の周りで積もった落ち葉
・初雪が降ったら、初雪の様子
この期間の祭事:
「干しカボチャや干し大根作り」「「大掃除・断捨離祭」「粥を食べる(七草粥、七種粥)」「どんど焼き」「鏡開き」
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初の月・下弦 の風景
期間:新暦の令和3年12月22日(冬至)から、令和4年1月3日の新月の前日まで
現在の畑の作物の様子を写真に収めてみました(画像をクリックすると画像が拡大されて、もっと見やすくなります)。
左上はカブの葉の様子、右上は人参の葉の様子。どちらも株元にたっぷりと土をかぶせて防寒。
この期間の気温(小林農場に設置している温度計で計測)
最低気温の平均 −6℃くらい
最高気温の平均 7℃くらい
平均気温 1℃くらい
この期間の天候
ずっと晴れ。雨は降らず。大晦日の早朝に、ほんの薄っすらと雪が降って、初雪。
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「杉山・千の一暦」とは
・小林農場が所在する栃木県市貝町杉山地区の自然環境に基づいて作られた、地域限定の暦(小林農場が独自に作成)。
・1年の始まりを冬至の日とする。
・冬至から最初の新月の日を迎えるまでの期間を「初の月」と名付ける。
・冬至から1番最初に迎えた新月の日から次の新月の日を迎えるまでの期間を「一の月」と名付ける。
・以後、新月を迎える度に「二の月」「三の月」・・・と月を切り替える。
・「十一の月」が終わると、その後から再び冬至を迎えるまでの期間を「結の月」と名付けて一年をしめくくる。
・それぞれの月で、お月さまが新月から満月へと満ちてゆく期間を「上弦」、満月から新月へと欠けてゆく期間を「下弦」と名付けて2つに分割する。
・太陽の運行に基づいて1年を24等分した「二十四節気」も独自に修正しながら活用。冬至から数えた日数で24等分する。
・それぞれの季節に見られる植物や動物に基づいた「生物暦」も活用(「桜の花が咲いたら大根の種を播け」など)。
・それぞれの季節にふさわしい「言葉」が選出される。または、それぞれの季節にふさわしい歌が選曲される。
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