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2021年12月30日 (木)

「医」、「食」よりも前に「菌」があり  令和3年12月29日

「医」、「食」よりも前に「菌」があり  令和3年12月29日

令和3年の歳晩にこの通信を書いています。皆さま、令和4年もよろしくお願いいたします。

  皆さんにお薦めしたい書籍があります。「新型コロナワクチンよりも大切なこと」(講談社ビーシー出版)。著者の本間真二郎さんは、現在は栃木県那須烏山市にある診療所の所長として地域医療に従事していて、ウイルス学やワクチン学に携わってきた経歴もあります。

  新型コロナワクチンは遺伝子操作技術によって早急に開発された「遺伝子ワクチン」であり、従来のワクチンとは全く違う種類のワクチンです。著者はこのワクチンについて「接種後に時間が経ってから表れてくる副作用に関しては全くデータがなく、何が起こっても不思議ではない」と語り、具体的に懸念される副作用について本書で説明しています。

  著者は、「本当はワクチンを接種したくないのだけれども、職場などから接種するべきだと強く言われて、困っている。」という相談を受けることが多いようで、「本書の内容を順序だてて説明すれば、周りの人達からワクチン接種を強要されることはなくなると思う。」と語っています。著者は「新型コロナワクチンを接種するべきではない。」と主張しているわけではなく、「ワクチンを接種する選択も、しない選択も、どちらも尊重されるべきであり、各個人が自由に選択できるようにすることが大切」と主張しています。選択するための判断材料として、ウイルスやワクチンについての基礎知識も本書に書いてくれています。

  著者は、人体が健康を保つには医療よりも前に食事が大切であり、食材となる作物が大切であり、作物の生育に菌の存在が欠かせないと語ります。著者も医療に従事しながら自分の家族が食べる食材を家庭菜園で自給しているようですが、様々な菌が生息しやすいような土作りを心掛けているようです。作物と同じように、人間の体外にも体内にも様々な菌やウイルスが生息していて、それらが体の健康を維持させてくれています。腸内の細菌が食べ物を消化してくれたり、肌に付いている常在菌が雑菌の侵入を防いでくれたりしています。

  ほんの一部の菌やウイルスが人体に病気を引き起こす場合もあるのですが、近年、それらの病原体を排除するために人類は消毒を頻繁に行うようになりました。消毒は病原体だけではなく、あらゆる菌やウイルスを殺します。著者は頻繁な消毒が原因でアレルギー、がん、生活習慣病、発達障害、うつ症などの「現代病」が増加していると分析しています。

  人の目には見えない菌やウイルスはあちらこちらに生息していて、普段から私達はそれらに自然に感染しながら暮らし、感染する度に私達の体はそれらとの付き合い方を学び、自然に免疫を身に付けています。「全ての病気の原因は自然に反した不自然な生活にある。」と著者は強調していますが、頻繁な消毒、ワクチンの接種、外出の自粛、マスクをずっと装着することなど、菌やウイルスと共生することを拒絶してゆくこれらの行為は不自然であり、私達の体に免疫が身につかなくなって、却って病弱になってしまうかもしれません。

  畑の土には特に多様な菌やウイルスが生息していて、私は土に触れてこれらに感染することによってこれらと共生してゆける体質を身に付けています。非常に感染を恐れ、非常にワクチンに依存してゆこうとする私達の社会に一石を投じている本をお薦めいたします。

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追記

厚生労働省によると、今までに日本国内で1400名以上がワクチン接種後に急死していて、それらの死亡はワクチン接種の副作用が原因ではないかと疑われています。大人達だけではなく、子供達がワクチン接種後に急死する事例も出始めています。

新型コロナワクチンの副作用についての報告が出てきているのにも関わらず、大勢の人々がワクチンを接種することを選択しました。それだけ新型コロナウイルスに対して恐れを抱いているのでしょう。

私達は今までずっと、インフルエンザウイルスなどの変異しやすくて多くの人々を殺傷してきた強力な病原ウイルスと共生してきました。それならば私達は新型コロナウイルスとも共生してゆけはずだと、私は思っています。

「新型コロナウイルスは未知のウイルスだから怖い」という人もいますが、発生してから2年も経っているので、もはや「未知のウイルス」ではありません。「基礎疾患のない人達が新型コロナウイルスに感染しても重症化しにくい」「感染しても無症状の人が多い」「特に子供達は新型コロナウイルスに感染しても発症しにくい」などが明確になっています。そして、過度な感染予防対策は私達の社会も経済も文化も壊し、私達の日常生活に甚大な副作用をもたらすことも明確になってきています。

コロナ禍とは天災ではなく、私達が過度にこのウイルスを恐れることによって自ら作り出してしまった人災なのかもしれない。

もしも人災ならば、私達が過度にこのウイルスを恐れることをやめれば、私達はコロナ禍を終わらせることができる。

令和4年、コロナ禍を終わらせる出口を見出してゆきましょう。

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