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2021年10月23日 (土)

農繁期前夜   令和3年4月29日

野菜セットには野菜といっしょに「農場通信」もお配りして、野菜栽培の様子や農場の考え方などをお伝えしてしております。このブログでは、過去の農場通信を公開してまいりたいと思います。

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農繁期前夜   令和3年4月29日

天候定まらぬ季節、皆さま、いかがおすごしでしょうか。

  昨年は初めてキクイモという芋を栽培してみて、今年の3月には野菜セットに入れてみました。春には種イモを畑に植えれば簡単に発芽して、夏には周辺の雑草を蹴散らしながら旺盛に生育して、冬にはそのまま土の中に残していても寒さで凍ってしまうこともなく保存できて、とにかく生命力が強くて勝手に繁殖してくれて、栽培するのが楽な作物でした。

  私は全てのキクイモを掘り出して収穫したつもりでいたのですが、小さなキクイモが畑に掘り残されたままだったみたいです。この春、キクイモを掘り出した後の畑を見渡すと、堀り残されたキクイモから発芽した新芽があちらこちらに生えていました。生命力旺盛な植物なので、これが野生化して雑草として畑に繁殖してしまうとかなり厄介なことになります。キクイモは収穫するまでは楽な作物ですが、収穫後の後始末に注意が必要みたいです。何度も畑をトラクターで耕して、雑草と化したキクイモが繁殖するのを防ごうと思います。

  温暖で水に恵まれた日本列島では草が元気に育って大地を覆い、日本の雑草は世界で一番元気な雑草と言えるかもしれません。5月より夏野菜の苗が次々と畑に植えられてゆき、同時にこれらの苗が雑草に飲み込まれてしまわぬように、除草作業で忙しくなります。

  この春はすでに、5月下旬から収穫を予定していた早生の玉ねぎが雑草に覆われて生育を悪くしてしまったので、おそらく収量は少ないでしょう。6月から収穫される晩生の玉ねぎの畑では適期に除草作業を行ったので、予定通りに6月から出荷できると思います。

  多くの農家は畑に除草剤を散布して手っ取り早く雑草を退治していますが、小林農場では自然環境に配慮して除草剤は使いません。除草作業に手間がかかり、作業が間に合わずに作物が雑草に覆われてつぶされてしまうことが毎年、何回か発生してしまっています。このような惨事を繰り返さぬように、この春は新たな改善策を模索しています。

  先日はキャベツやブロッコリーが生育している畑に「土寄せ機」を走らせて作物の株元に土を寄せて覆っておきました。これで作物の株元には雑草が発芽しにくくなります。今後も土寄せ機には「除草作業のエース」として活躍してもらいます。今年は地元の業者さんより袋詰めされた落ち葉をたくさんいただきましたので、これらを畑まで持ち運んで作物の株元に敷き詰めれば株元に雑草が発芽しにくくなります。どうしても除草作業が間に合わない時は、シルバー人材派遣センターのシルバーの皆さんに応援を要請したいと思います。

  栽培面積を小さくすれば、当然、除草作業も楽になります。欲張らずに今までよりも作付け量を減らし、自分の身の丈に合った栽培面積に慎むことが根本的な改善策となります。

除草作業は体力勝負です。今までの農繁期では夜遅くまで出荷作業をしたりして睡眠時間を削る場合が多かったのですが、それで疲れやすくなって仕事の効率を悪くしてしまったこともあったと思います。除草方法ばかりに気を向けていましたが、睡眠時間をしっかりと確保して疲れを取り除くことこそが最も効率的な改善策かもしれません。これから迎える夏秋は睡眠時間の確保を最優先して、いつもとは違った農繁期にしてゆきたいです。

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後記(10月23日記入)

今は次第に寒くなってゆき、雑草の勢いも衰えて、農繁期も間もなく終わろうとしています。

以上は農繁期が始まろうとしていた4月に「農繁期の乗り切り方」を書いた農場通信ですが、なかなか有言実行できませんでした。

これから年齢を重ねるごとに体力も衰えてゆきます。「除草作業はまだ雑草が小さなうちに早めに終わらせること。除草を他の畑仕事よりも優先すること」「睡眠時間をしっかりと確保する」などの目標を本気で有言実行してゆかなければ農業を続けてゆけなくなると、改めて肝に銘じたいと思います。

一に睡眠、二に除草!

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