月の満ち欠けの暦・葉月の風景(9月7日~10月5日)
古来の日本人に馴染の深かった太陰暦。その暦は月の満ち欠けを基にして成り立っていました。
以下に太陰暦の葉月の頃の小林農場の風景を、写真でつづってゆこうと思います。(写真をクリックすると写真が拡大されて、もっと見やすくなります)
葉月(はつき)
期間:今年の場合は9月7日の新月の日から、10月5日の新月の前日まで。
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9月21日に「中秋の名月」を観賞することができました。
10月18日の「十三夜」を観賞することも、お忘れなく。
コブシの果実。人の握りこぶしのように、ゴツゴツとしています。
アキアカネなどの赤色のトンボの姿もよく見かけるようになり、秋にはいろんなものが赤くなります。
この季節の畑では、メㇶシバ、エノコログサ、チカラシバなどのイネ科の雑草が穂を伸ばしている姿が目立ちます。
アメリカアサガオの花の水色。ホシアサガオの花の桃色。これらのツル性の雑草の花の色は心に染み入るように優しく、私の好きな雑草です。
背を高く伸ばしている雑草は、ホソアオゲイトウです。人の背丈よりも高くなって、草というよりも樹のようになって太くなって、たいしてきれいな花を咲かせるわけでもなく、この雑草が生えると畑の風景が荒地のように荒れます。私の大嫌いな雑草です。
私の指先にあるゴマ粒みたいなのは、ダイコンサルハムシという甲虫の幼虫です。この秋、この幼虫が白菜の苗に発生して、その葉を食べて穴だらけにしてしまいました。1匹1匹、捕まえて、つぶしておきました。
幼虫に葉を穴だらけにされてしまった白菜の苗ですが、今はダイコンサルハムシによる被害も止んで葉も順調に回復してくれたみたいで、葉には食害の痕が目立たなくなりました。
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今年の秋分の翌日、小林農場の飼い犬のパンチが天寿を全うしました。18年間の大往生でした。
生前の頃のパンチ。
体の斑模様が少しだけパンダに似ている、雑種の犬でした。
我が家の庭に埋葬をしました。今後は秋分を迎える度に、パンチのことを思い出すことになるのでしょう。
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この季節に聴きたい曲 クラシック音楽
芸術の秋。秋の夜長に聴きたくなるのが、クラシック音楽。
西洋から日本に渡ってきたクラシック音楽ですが、現代ではテレビ番組やコマーシャルの中でもよく流されているので、多くの日本人にも耳馴染みのある曲が多いです。
私のお気に入りのクラシック音楽を基にした歌をご紹介したいと思います。
「ノクターン」 作曲:フレデリック・ショパン 作詞:史香 編曲:椎名邦仁 このカバー曲を聴くには右をクリック。ノクターン.wav
ショパンによるピアノ曲に歌詞がつけられて、緒形拳などが出演していたテレビドラマの主題歌として歌われていました。
「鱒」 作詞、作曲:フランツ・ペーター・シューベルト
シューベルトによる歌曲に中国語の歌詞がつけられて、サントリー烏龍茶のコマーシャルで歌われていました。サントリー烏龍茶のコマーシャル・ソングのメドレーのカバー曲を作ってみましたので、かなりデタラメな中国語の発音で歌っていますが、よろしければ右をクリックしてお聴きください。サントリー烏龍茶CMソング・メドレー.wav
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次の季節は 長月(ながつき)
期間:今年の場合は、10月6日の新月の日から、11月5日の新月の日の前日まで。
長月での小林農場付近での注目すべき風景
・セイタカアワダチソウの花が咲く。
・ハコベなどの春草の姿が畑で目立つようになる。
・シイタケなどのキノコが生えてくる。
・早ければ霜が降りることもある(夏草が霜枯れする)
・空気が乾燥し始めて、手にあかぎれが生じやすくなる。
・気温が下がってゆき草の生育も弱まり、この時期に畑の周辺の草を刈っておけば来年の5月まで草を刈らなくてもよい。
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