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2021年9月21日 (火)

月の満ち欠けの暦・文月の風景(8月8日~9月7日)

古来の日本人に馴染の深かった太陰暦。その暦は月の満ち欠けを基にして成り立っていました。

以下に太陰暦の水無月の頃の小林農場の風景を、写真でつづってゆこうと思います。(写真をクリックすると写真が拡大されて、もっと見やすくなります)

文月(ふみつき)

  期間:今年の場合は8月8日の新月の日から、9月7日の新月の前日まで。

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お盆になるまで猛暑が続いて強烈な日差しにさらされながら暮らしていましたが、お盆が明けた後は天気の様相が一変して、曇天が続きました。雨の日が多かったです。

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あちらこちらに水溜りができて、トノサマガエルどもが楽しそうに群れをなして跳びはねていました。

P1040527 希少となった晴れの日に撮った、入道雲の様子。

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畑の傍らには、バサバサと音をたてながら風に吹かれている、タカの形をしたカイト君。

風が吹けば、歌が流れる。ラル ラリ ラ ラル ラリ ラ・・・

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近所の水田地帯では、稲が収穫間近。穂が熟して黄金色に輝いています。黄金の国・ジパングの本領発揮。

P1040579 白菜の苗の様子。

P1040583_20210914053001 キャベツの苗の様子。

P1040584 発芽したばかりのカブの芽の様子。

数年前までは、ネキリムシやら、シンクイムシやら、ダイコンハムシやら、害虫どもが大暴れして作物がほぼ全滅してしまうことも珍しくありませんでしたが、最近はこれらの害虫がずいぶんと大人しくなり、害虫対策がずいぶんと楽になりました。

去年はキャベツや白菜などの苗には防虫ネットを覆って害虫対策を行いましたが、今年はその手間を省いて、防虫ネットで覆わずに栽培しています。今のところ虫に食われた葉は目立たず、順調に育っているように見えます。

(追記・9月21日記入 9月下旬より害虫が活発に活動し始めて作物への被害が目立ち始めて、今は予断を許さない状況です。)

去年は残暑まで暑い日が続き、畑に植えたキャベツや白菜の苗がカラカラに乾いて枯れてしまうこともありました。今年はお盆が過ぎた後には雨の日が続き、畑はよく湿っていたので、苗を畑に植えた後はかん水することもなく無事に根付いてくれています。

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小林農場では昼も夜も、1日に24時間、途切れることなく何かの虫が鳴いています。

虫の声を録音してみました。よろしかったらお聴きください。

1.ハヤシノウマオイの鳴き声 

右をクリックするとお聴きできます。ウマオイの鳴き声.wav

あまりに録音状態が悪いので心苦しいのですが、よーく耳を澄ませていただくと、「ジー、チョン。ジー、チョン。」とリズム良く繰り返している鳴き声が聞き取れます。

最近、気になっていた鳴き声なので調べてみると、おそらく、ハヤシノウマオイの鳴き声だと思います。

2.ヒグラシの鳴き声 

右をクリックするとお聴きできます。ヒグラシの鳴き声.wav

代表的なセミの1種、ヒグラシ。梅雨の頃から鳴き始めます。

「カナカナかカナ・・・」と涼し気な鳴き声で鳴くことで知られていますが、今年は「ガナガナガナ!」とやかましいくらいに元気に鳴いているように、私の耳には聞こえました。

3・ツクツクボウシの鳴き声 

右をクリックするとお聴きできます。ツクツクボウシの鳴き声.wav

名前のとおりに、「つくつくぼーし、つくつくぼーし」と鳴くセミです。

他のセミよりも鳴き始めるのが遅く、ツクツクボウシの鳴き声を耳にすると「夏の終わりが始まった」という感じがします。

4.ハチの羽音

小林農場では、クマバチやスズメバチなどが羽音をたてて飛んでいる姿をよくみかけます。

有名なクラシック音楽「くまんばちの飛行」は、ハチの羽音を表現しながら作曲されています。歌手の平原綾香が「くまんばちの飛行」を独自に編曲して歌にして歌っていて、それがとてもおもしろくて、私もマネをしてみました。よろしければ下をクリックして、カバー曲をお聴きください。

くまんばちの飛行 .wav

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P1040593

小林農場にはたくさんの虫たちが生息していて、虫に出会わない日はありません。

童謡の「虫の声」のように、生態系が豊かな日本列島では、虫を題材にした歌が数多く生まれています。

私のお気に入りの「虫の歌」をご紹介したいと思います。

「黄金虫」 作詞・野口雨情、 作曲・中山晋平 右をクリックするとカバー曲をお聴きできます。黄金虫2.wav

  野口雨情と中山晋平のゴールデンコンビが生み出した、黄金虫の名曲。

「Hungry Spyder」 作詞・作曲/槙原 敬之 右をクリックするとカバー曲をお聴きできます。ハングリースパイダー.wav
  クモの巣にひかかったチョウに恋をしてしまう、変なクモの物語。
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次の季節は 葉月(はつき)

  期間;今年の場合は9月7日の新月の日から、10月6日の新月の前日まで

     9月21日に満月(中秋の名月)

     9月23日に秋分で、昼夜の長さが逆転する

葉月での小林農場付近の注目すべき風景

・秋分を迎えて、日が暮れるのが早くなる。9月21日には仲秋の名月が見られる。

・近所の水田では稲が収穫時期を迎えて黄金色に輝く。収穫し終えた田んぼには、「ひこばえ」が見られる。

・赤色のトンボ、赤色の木の実などを目にするようになる。

・早朝が冷えて、露が輝く。露をくっつけたクモの巣が見頃。

・キンモクセイの香りが漂う。

・あちらこちらでセイタカアワダチソウが花を咲かす。

・関東平野はこの時期に台風の被害を受けることもある。

 

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