令和3年9月24日の野菜セット・ある配送の日に
9月24日の野菜セット(2000円セット)の内容です。
じゃが芋、キュウリ、オクラ、ミニトマト、トウモロコシ、莢インゲン、モロヘイヤ、クウシンサイ、ニラ、人参の葉、ニンニク、ナスまたはゴーヤ
「食べきれないので野菜の量を少なくしてほしい」「その野菜は好物なのでもっとほしい」「特定の野菜にアレルギー反応があるので、その野菜を除いてほしい」など、野菜セットについてのご要望を個別に承ります。ご要望のある方は、ご連絡ください。
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ある配送の日に
令和3年9月24日、今までずっと小林農場の番犬をつとめてくれていた飼い犬のパンチが、天寿を全うしました。18年間の生涯でした。
どんな人に対してもよく懐き、性格が優しすぎてあまり番犬には向いていない犬でした。
今年に入ってからパンチの身体能力が目に見えて衰えてゆき、最近は寝たきりの状態でした。
今回の野菜セットの配送日の前日の木曜日に苦しそうに呼吸が乱れ始め、「死の兆候」が色濃く現れていました。私も心の準備をしておきました。
金曜日の配送日の早朝にパンチの様子を見にゆくと、パンチは呼吸することをやめて、静かに永眠していました。
とりあえず毛布をかぶせてそのまま安置して、野菜セットに入れる野菜を収穫しに畑へ向かいました。
配送日はとても忙しいので、感傷に浸っている時間はありません。これまでに何度もパンチの体をさすってあげてきたし、声もかけてきました。もうお別れのあいさつはすませてあります。相手が亡くなった後にお別れのあいさつをするのではなく、亡くなる前から日常的にお別れのあいさつをしておけば、亡くなった後に感傷に浸る必要もなくなります。
配送日の翌日の土曜日、我が家の庭に深い穴を掘って、遺体となったパンチの体を抱きかかえて埋葬しました。老いて体が不自由になっても私にはかわいらしい飼い犬でしたが、遺体となった後もなお、私にはかわいらしい飼い犬のままでした。
パンチの呼吸が荒くなって苦しそうな様子を見せていたのは木曜日の1日のみで、その前日まではいつもどおりにエサを食べながら落ち着いて暮らしていました。食欲だけは亡くなる直前まであまり衰えず、ムシャムシャとエサを食べているパンチの姿を眺めながら、心の片隅で「パンチだったら20年も30年も生き延びるかもしれない」と勝手に思っていました。
「生き物は必ず死を迎える」というとても当たり前の真理を飼い主に見せながら、飼い犬が逝きました。
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